756 / 775
第五章・帝国の王女
672.Side Story:Schwarz
しおりを挟む
堅苦しい衣装は大嫌いだ。
息が詰まるし、動作の一つ一つが重く鈍くなってしまう。まるでこの身が何かに囚われているかのような錯覚すらして、とにかく不愉快極まりない。故に、滅多なことがなければ正装など着ない。そんな理由から、常日頃は楽な服装で過ごしている。
そんな奴が正装を纏う理由など、格好つけたいか、その必要があったか、二つに一つと言えよう。
「はァ……次から次へと面倒事ばかり起こしやがって……」
まどろっこしい手順を踏み一つ一つ衣装を身につけてゆく。部下に手伝わせているとはいえ、やはり変魔法──その内にある換装と比べると、手間暇が大幅にかかる。
しかしこの換装という魔法は、身につけたものをその完成形のまま魔力情報化して、己の記憶領域に保持し任意のタイミングでそれを引き出し、換装という形で現在着ている衣装と入れ替えて具現化する魔法なのだ。入れ替えた衣装もまた同時に魔力情報化され記憶領域に保存されるので、また換装すればいつでもその衣装に戻れるという寸法だ。
換装という魔法はつまるところ──『実体を魔力情報に変え、魔力情報を実体に変える魔法』なのである。
そんな概要の為変魔法に括られるのだが、なればこそ発生する弊害があり、それこそが現在オレサマがちまちまと着替えている理由に該当する。
換装は魔力情報化した衣装しか変換不可能。そしてオレサマは滅多に正装を着ない。更に言えば服装規定に該当するモノが無かった為、この正装は仕立てたばかりで今日初めて着るものである。
とどのつまり。──換装に必要な魔力情報が無いのだ。
我ながらなんという失態。特に何も考えず、『面白そうだしこうしておこう』なんて軽い気持ちで服装規定を定めるんじゃなかった。数千年前の自分の喉を捻り潰してやりたい。
「……おい。着替えはまだか」
「っはい! もう暫くお待ちいただけますと幸甚と存じますれば……! 残すところ御髪を整え装飾品をお付けするだけでございますので……!!」
「そォか。さっさとしてくれ。退屈で死にそうだ」
「「「「はっ!」」」」
部下の一体、悪魔族の男が代表して返事を寄越す。オレサマが物思いに耽る間もヤツ等は仕事をしていたらしい。予想以上に早く終わりそうで、人知れずホッと一息つく。
「──急に正装を仕立てて欲しいだなんて言うから、その嫌味なぐらい整った顔面を張り倒してあげようかしらと思っていたのだけど。想像以上に似合っていて下手に触れたくないわぁ。せっかくのワタシの作品が壊れちゃうもの」
突如として、深い切り込みの入ったドレスを着た女が口を挟んでくる。コツコツと規則正しくヒールの音を響かせて、この衣装の仕立て人──上位悪魔の女、ガーネットが堂々とオレサマの衣装室に侵入してきた。
「……ヒトが着替えてる最中に勝手に部屋に入って来るなよ」
「何を今更。ワタシ達、お互いの裸だって知ってるのに?」
「うるせェ。オレサマは過去は振り返らない主義なんだよ」
「釣れないこと言うじゃないの。──未だに過去を恐れているくせに」
無駄に豊満な胸を大胆に揺らして腕を組み、ガーネットは邪悪な笑みを浮かべた。
「忘れているようだけど、ワタシはアナタより長生きなのよ? あの三百年のことだってちゃんと覚えているわ。その後のアナタのことも、アナタが変わった理由も。だからよぅく知ってるわ。アナタが未だに──……」
「黙れ。それ以上の勝手な発言は許可しねェ。まだ生を謳歌したいのであれば早急に口を噤め、ガーネット」
「…………ほら、やっぱり恐れているじゃないの。昔から素直じゃないわねぇ?」
くつくつと笑うガーネットをひと睨みすると、奴はやれやれと肩を竦めてようやく口を閉ざした。
部下の前で余計な話をされるところだった。コイツ等は何も知らなくていい。コイツ等はただの臣下で、オレサマはただの魔王だ。そこに憐憫や共感なんてものは必要無い。
そもそも。オレサマの過去などわざわざ話す程の価値があるものではないのだ。くだらなくて、つまらなくて、虚無で無意義な記憶。
あんなものは、愚かな悪魔の無様な記録でしかないのだから。
「ところで。ワタシ、アナタの為に三日三晩不眠不休でその衣装を仕立てたのたけれど……そろそろその訳を聞かせてくれてもいいんじゃないの? ワタシの衣装はいったい何に必要なのかしら?」
ガーネットは魔界有数のデザイナーだ。それも、貴族階級の魔族達の多くが彼女の店の太客という、飛ぶ鳥を落とす勢いの大人気っぷり。既製品ですら出せば即完売、特注品ともなれば向こう数十年は予約が埋まる程。そんな女に何も説明せず魔王権限で無理やり発注したものだから、それなりに恨まれているようだ。
「はァ……会議だよ、会議。八柱との軍略会議がある。それに服装規定があるから、仕方なくこうして正装を用立てたんだよ」
「たかが軍略会議に服装規定って……何よ、その馬鹿げた決まり。考えたヒトは馬鹿なのかしら」
遠回しに貶されてるな。
「考案者はバカだと思うけれど、その決まりのおかげで正装嫌いのアナタが正装を着る必要が生じたのだから感謝しないと。花は愛でるもの、美しい男は美しく着飾ってこそだもの、ね♡」
「近寄るな香水臭ェ」
「ひどぉい。本当に女心が分かってないわねぇ、アナタ」
「ほら、もう訳も話してやったんだからさっさと失せろ。さもなくば消すぞ」
「んもう、せっかちなんだから」
口では文句を言いつつも、多忙なガーネットは大人しく退出した。扉を閉める直前に、「また遊びたくなったらいつでも連絡してちょうだい! ワタシ、アナタの顔と体だけは本当に好みなのよ」とふざけた言葉を残して。
「……ガーネット様……なんとお美しい……」
「流石は紅玉の美魔女……踏まれたい……」
「あのお忙しいガーネット様が外出するなんて。魔王様はやはり凄い御方だ……!」
部下共が腑抜けたことを言い始めた。ガーネットが関わるといつもこうなる。あの魔女と関わった男は軒並み魅了されてしまう。淫魔より淫魔らしい上位悪魔、それがあの女だ。
「……喋る暇があるのならさっさと仕事を終わらせろ」
「っ! は、はいっ、只今ッ!!」
「も、申し訳ございません!」
「口を噤みますッッッ!!」
惚ける部下達の尻を叩き、ため息を一つ。
このような些事では決して叱責したり罰を与えたりはしない、寛容なオレサマなのであった。
息が詰まるし、動作の一つ一つが重く鈍くなってしまう。まるでこの身が何かに囚われているかのような錯覚すらして、とにかく不愉快極まりない。故に、滅多なことがなければ正装など着ない。そんな理由から、常日頃は楽な服装で過ごしている。
そんな奴が正装を纏う理由など、格好つけたいか、その必要があったか、二つに一つと言えよう。
「はァ……次から次へと面倒事ばかり起こしやがって……」
まどろっこしい手順を踏み一つ一つ衣装を身につけてゆく。部下に手伝わせているとはいえ、やはり変魔法──その内にある換装と比べると、手間暇が大幅にかかる。
しかしこの換装という魔法は、身につけたものをその完成形のまま魔力情報化して、己の記憶領域に保持し任意のタイミングでそれを引き出し、換装という形で現在着ている衣装と入れ替えて具現化する魔法なのだ。入れ替えた衣装もまた同時に魔力情報化され記憶領域に保存されるので、また換装すればいつでもその衣装に戻れるという寸法だ。
換装という魔法はつまるところ──『実体を魔力情報に変え、魔力情報を実体に変える魔法』なのである。
そんな概要の為変魔法に括られるのだが、なればこそ発生する弊害があり、それこそが現在オレサマがちまちまと着替えている理由に該当する。
換装は魔力情報化した衣装しか変換不可能。そしてオレサマは滅多に正装を着ない。更に言えば服装規定に該当するモノが無かった為、この正装は仕立てたばかりで今日初めて着るものである。
とどのつまり。──換装に必要な魔力情報が無いのだ。
我ながらなんという失態。特に何も考えず、『面白そうだしこうしておこう』なんて軽い気持ちで服装規定を定めるんじゃなかった。数千年前の自分の喉を捻り潰してやりたい。
「……おい。着替えはまだか」
「っはい! もう暫くお待ちいただけますと幸甚と存じますれば……! 残すところ御髪を整え装飾品をお付けするだけでございますので……!!」
「そォか。さっさとしてくれ。退屈で死にそうだ」
「「「「はっ!」」」」
部下の一体、悪魔族の男が代表して返事を寄越す。オレサマが物思いに耽る間もヤツ等は仕事をしていたらしい。予想以上に早く終わりそうで、人知れずホッと一息つく。
「──急に正装を仕立てて欲しいだなんて言うから、その嫌味なぐらい整った顔面を張り倒してあげようかしらと思っていたのだけど。想像以上に似合っていて下手に触れたくないわぁ。せっかくのワタシの作品が壊れちゃうもの」
突如として、深い切り込みの入ったドレスを着た女が口を挟んでくる。コツコツと規則正しくヒールの音を響かせて、この衣装の仕立て人──上位悪魔の女、ガーネットが堂々とオレサマの衣装室に侵入してきた。
「……ヒトが着替えてる最中に勝手に部屋に入って来るなよ」
「何を今更。ワタシ達、お互いの裸だって知ってるのに?」
「うるせェ。オレサマは過去は振り返らない主義なんだよ」
「釣れないこと言うじゃないの。──未だに過去を恐れているくせに」
無駄に豊満な胸を大胆に揺らして腕を組み、ガーネットは邪悪な笑みを浮かべた。
「忘れているようだけど、ワタシはアナタより長生きなのよ? あの三百年のことだってちゃんと覚えているわ。その後のアナタのことも、アナタが変わった理由も。だからよぅく知ってるわ。アナタが未だに──……」
「黙れ。それ以上の勝手な発言は許可しねェ。まだ生を謳歌したいのであれば早急に口を噤め、ガーネット」
「…………ほら、やっぱり恐れているじゃないの。昔から素直じゃないわねぇ?」
くつくつと笑うガーネットをひと睨みすると、奴はやれやれと肩を竦めてようやく口を閉ざした。
部下の前で余計な話をされるところだった。コイツ等は何も知らなくていい。コイツ等はただの臣下で、オレサマはただの魔王だ。そこに憐憫や共感なんてものは必要無い。
そもそも。オレサマの過去などわざわざ話す程の価値があるものではないのだ。くだらなくて、つまらなくて、虚無で無意義な記憶。
あんなものは、愚かな悪魔の無様な記録でしかないのだから。
「ところで。ワタシ、アナタの為に三日三晩不眠不休でその衣装を仕立てたのたけれど……そろそろその訳を聞かせてくれてもいいんじゃないの? ワタシの衣装はいったい何に必要なのかしら?」
ガーネットは魔界有数のデザイナーだ。それも、貴族階級の魔族達の多くが彼女の店の太客という、飛ぶ鳥を落とす勢いの大人気っぷり。既製品ですら出せば即完売、特注品ともなれば向こう数十年は予約が埋まる程。そんな女に何も説明せず魔王権限で無理やり発注したものだから、それなりに恨まれているようだ。
「はァ……会議だよ、会議。八柱との軍略会議がある。それに服装規定があるから、仕方なくこうして正装を用立てたんだよ」
「たかが軍略会議に服装規定って……何よ、その馬鹿げた決まり。考えたヒトは馬鹿なのかしら」
遠回しに貶されてるな。
「考案者はバカだと思うけれど、その決まりのおかげで正装嫌いのアナタが正装を着る必要が生じたのだから感謝しないと。花は愛でるもの、美しい男は美しく着飾ってこそだもの、ね♡」
「近寄るな香水臭ェ」
「ひどぉい。本当に女心が分かってないわねぇ、アナタ」
「ほら、もう訳も話してやったんだからさっさと失せろ。さもなくば消すぞ」
「んもう、せっかちなんだから」
口では文句を言いつつも、多忙なガーネットは大人しく退出した。扉を閉める直前に、「また遊びたくなったらいつでも連絡してちょうだい! ワタシ、アナタの顔と体だけは本当に好みなのよ」とふざけた言葉を残して。
「……ガーネット様……なんとお美しい……」
「流石は紅玉の美魔女……踏まれたい……」
「あのお忙しいガーネット様が外出するなんて。魔王様はやはり凄い御方だ……!」
部下共が腑抜けたことを言い始めた。ガーネットが関わるといつもこうなる。あの魔女と関わった男は軒並み魅了されてしまう。淫魔より淫魔らしい上位悪魔、それがあの女だ。
「……喋る暇があるのならさっさと仕事を終わらせろ」
「っ! は、はいっ、只今ッ!!」
「も、申し訳ございません!」
「口を噤みますッッッ!!」
惚ける部下達の尻を叩き、ため息を一つ。
このような些事では決して叱責したり罰を与えたりはしない、寛容なオレサマなのであった。
20
お気に入りに追加
633
あなたにおすすめの小説
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
皆で異世界転移したら、私だけがハブかれてイケメンに囲まれた
愛丸 リナ
恋愛
少女は綺麗過ぎた。
整った顔、透き通るような金髪ロングと薄茶と灰色のオッドアイ……彼女はハーフだった。
最初は「可愛い」「綺麗」って言われてたよ?
でも、それは大きくなるにつれ、言われなくなってきて……いじめの対象になっちゃった。
クラス一斉に異世界へ転移した時、彼女だけは「醜女(しこめ)だから」と国外追放を言い渡されて……
たった一人で途方に暮れていた時、“彼ら”は現れた
それが後々あんな事になるなんて、その時の彼女は何も知らない
______________________________
ATTENTION
自己満小説満載
一話ずつ、出来上がり次第投稿
急亀更新急チーター更新だったり、不定期更新だったりする
文章が変な時があります
恋愛に発展するのはいつになるのかは、まだ未定
以上の事が大丈夫な方のみ、ゆっくりしていってください
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる