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第五章・帝国の王女
657,5.Interlude Story:Others
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「あ……」
「あっ」
人々が寝静まった夜更け頃。決して安全とは言えない、宵闇の中でも一等薄暗い路地にて。二人の男がばったりと出くわしていた。
(ジスガランド教皇がこんな所で何を……?)
(ルティさん? 王女の執事がこんな時間に路地裏に……?)
というか。と、二人はそれぞれその心中で続けた。
((気配がまったく無くて、気付かなかった……))
偶然にも彼等は全く同じ言葉を浮かべ、生唾を呑んだ。
薄暗い路地の中。片や小さな夜空を見上げ、片や狭い地面を見下ろす。互いに訝しみ、互いに冷や汗を浮かべる。まるで自分のバイト先に兄弟姉妹とその友人が偶然来てしまったような、そんな気まずさが、初夏の夜風と共に彼等の間を吹き抜ける。
「……や、やあ。ルティさん。こんな所で会うとは、奇遇……だね。あはは……」
「……そう、ですね。奇遇、ですね。はは……」
先に行動したのは、闇夜に紛れる黒いローブに身を隠すロアクリードだった。彼はこの気まずさを打破すべく口火を切ったのだが、さしものロアクリードでも微笑みが引き攣り、ぎこちなさが浮き彫りになっている。その影響を受けたのか、燕尾服を夜風に預けるアルベルトの表情も、心なしか固くなってしまった。
((いや、気まずいって……!!))
またもや二人の心は一致する。
(どうしよう。まさかこんな所でジスガランド教皇に会うなんて。主君に報告……いや、もうすぐ就寝される主君に、就寝直前になってこんなよくわからない報告をするわけには……)
「──あ、貴方は……どうして、こんな寂れた路地に? 迷い込んだ、とかには見えませんが……」
逡巡の後。今度はアルベルトが切り出す。
「えっ? ええと……その、調べ物をしていて」
(──私の国で問題を起こした連中がいたから、この国で問題を起こす前に潰そうとしてる。なんて言えるわけないよね! 確実にアミレスさんに報告されるだろうし……)
アルベルトがどちらかと言えば、主人至上主義の忠実な従僕であると見抜かれているではないか。
(調べ物? こんな時間にこんな所で? 怪しすぎる…………)
「──そうですか。でも、他国の要人である貴方が夜更けに一人で、というのはよろしくないかと。建国祭期間で帝都の警備も強化されているとはいえ、万が一ということもあるので」
(ものすごく怪しまれてるな……)
「──それもそうだね。時に君はどうしてそんな所にいるんだい? 私の知る執事は、真夜中に民家の屋根で身を隠さないと思うのだけど」
ごもっともな意見だ。
「……調べ物を、していただけです」
「へ、へぇ。君も調べ物を。奇遇だね」
「そう、ですね……」
「「…………」」
「ちなみに、どんな調べ物か聞いても差し支えはないかい?」
「それはちょっと……守秘義務がありますので」
「それもそうだね。無理を言ってごめんよ」
「……こんな場所で得られる情報は限られてると思いますが、貴方こそ何をお調べに……?」
「え? まあ、うん。大したことではないよ」
「そうですか…………」
「「…………」」
再び流れだす居心地の悪い空気。曇天のような灰の瞳と、雨中の湖面のような褪せた青の瞳が、じとりとした猜疑心をぶら下げて互いを睨みつける。
それはまさに、達人の間合いであった。それぞれ目的があるからかどちらも一歩も退かず、なんとも絶妙な距離感にてその睨み合いは続いた……。
♢♢♢♢
あれから五分。互いに一言も発さず、ただひたすらに黙って視線を送り合っていただけの彼等は、『……とりあえず、場所を変えない?』『……そう、ですね』と移動することに。両者共に、この場を切り抜けたとしてもまた出くわす予感しかせず。これはもうしょうがないと割り切り、腹を割って話すことにしたのだ。
「こんな夜更けにあんな場所で調べ物とくれば──と、その可能性も一応考慮してはいたが。まさか本当にターゲットが同じだったとは……」
「そうですね。奴等が異端教徒であることから、貴方も何かしら憂慮している可能性を検討してみるべきでした。そしたら、あそこまで気まずい思いをすることも……」
「なかったのにねぇ……」
建国祭の期間に関わらず、様々な商いが盛んな帝都南部地区では朝までやっている酒場や飲食店が多く存在している。そのうちの一つ、特に繁盛している酒場に入り麦酒片手にテーブルを囲んで、彼等は乾いた笑いをこぼす。
ぐびっと木製グラスに注がれた麦酒を飲み干し、物足りなそうに眉を顰めたロアクリードは、酒場の看板娘を呼び止めて「酒樽を一つ持ってきてくれないかな?」と注文した。それに看板娘とアルベルトがギョッとし、
「さ、酒樽ですか……? しかしウチではそんなことはしてなくて……」
看板娘が困ったように返すと、
「これでどうかな?」
とロアクリードはにこやかに彼女の手を取り、氷金貨を七枚(ロイツ換算で七十万ロイツ)握らせた。ちなみにこの酒場では麦酒一杯、氷銅貨十五枚(ロイツ換算で百五十ロイツ)である。
「き、ききき、金ッ……!? しょ、少々お待ちくださいっ! オヤジさんに確認してきますぅううううううっ!!」
とんでもない袖の下を握らされ、看板娘は全速力で店の奥へ駆け込んで行く。
程なくして店の奥から、恰幅の良い男が酒樽を両脇に一つずつ抱え、その後ろを若い男が一つ、看板娘が一つ、計四つの酒樽を抱え酒場の主人達が現れた。これにはどんちゃん騒ぎの他の客達も、なんだなんだと興味津々。
すぐ傍に置かれた四つの酒樽を凝視して、アルベルトは固まっていた。
「お待たせしやした、お客様! 大変申し訳ないんだが、今ウチの店には酒樽が四つしか残ってなくてな、アンタが払ってくれたカネには到底及ばない量しか酒を出せねェんだ。だから、残りは耳揃えて返金させてほしい」
「いやいや、全然構わないよ。元はと言えば無理を通す為の賄賂として渡した物だから。私が酒を占領したことで発生するであろう数日分の臨時休業の補填として、それは受け取ってほしい」
「アンタ……!」
律儀に謝罪する店主に向け、ロアクリードはニコリと笑って続けた。
「その代わり。この酒樽四つは、全て私がいただいてもいいかい?」
この大酒家、ちゃっかりしている。
「勿論だ! おい野郎共! 今日からしばらくウチは酒を出せねェからな!!」
酒場中から不平不満と野次が飛ぶ。そんな中で、酒場の酒を買い占めたロアクリードは上機嫌に樽を開け、グラスに注ぐのも面倒と思ったのか直接酒樽をあおった。
喉仏が逞しく上下に動き、彼の体に大量の酒を巡らせてゆく。あまりにも気持ちのいい飲みっぷりだったものだから、
「~~~~っぷはぁ! やっぱりフォーロイトの酒は美味しいなぁ!」
酒樽の三分の一程の酒を一気に飲み、爽やかな笑顔で酒樽を下ろす彼に向け、「うぉおおおおおおおお!」「やるなァあんちゃん!」「く~っ! すげぇうまそうに飲みやがる!!」と、酔っ払い達からの声援が飛び交いはじめる。
その後もぐびぐびと酒を飲み続け、平然と酒樽を空にしていくロアクリードを見て。アルベルトはしっかりと心の底からドン引きしていた。
(……涼しい顔で酒樽を二つ、いや三つ空にしようとしてる。酒豪とかそんなちゃちなものじゃないよ。この人、怪物だ……!)
酷い言い様だが、是非もない。目の前で酒樽が三つも空になったのだ。これで引くなという方が無理がある。
諜報員として表情と感情を制御出来るよう訓練を受けた経験があるアルベルトが、それすらもままならない程に、主関連以外のことで動揺していた。
青ざめて小刻みに震える執事をよそに、生臭聖職者は四つ目の酒樽に手を出しているではないか。
「ルティさんも飲みなよ。樽、いるかい?」
「いや……いらないです……」
「そうかぁ、それは残念だ」
丁重にお断りされてしょんぼりしたロアクリードは、その悲しみを埋めるようにまた酒樽を抱え込む。
その光景にまたもや酒場が盛り上がり、またもやアルベルトが目を逸らしたのは、言うまでもない……。
「あっ」
人々が寝静まった夜更け頃。決して安全とは言えない、宵闇の中でも一等薄暗い路地にて。二人の男がばったりと出くわしていた。
(ジスガランド教皇がこんな所で何を……?)
(ルティさん? 王女の執事がこんな時間に路地裏に……?)
というか。と、二人はそれぞれその心中で続けた。
((気配がまったく無くて、気付かなかった……))
偶然にも彼等は全く同じ言葉を浮かべ、生唾を呑んだ。
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「……や、やあ。ルティさん。こんな所で会うとは、奇遇……だね。あはは……」
「……そう、ですね。奇遇、ですね。はは……」
先に行動したのは、闇夜に紛れる黒いローブに身を隠すロアクリードだった。彼はこの気まずさを打破すべく口火を切ったのだが、さしものロアクリードでも微笑みが引き攣り、ぎこちなさが浮き彫りになっている。その影響を受けたのか、燕尾服を夜風に預けるアルベルトの表情も、心なしか固くなってしまった。
((いや、気まずいって……!!))
またもや二人の心は一致する。
(どうしよう。まさかこんな所でジスガランド教皇に会うなんて。主君に報告……いや、もうすぐ就寝される主君に、就寝直前になってこんなよくわからない報告をするわけには……)
「──あ、貴方は……どうして、こんな寂れた路地に? 迷い込んだ、とかには見えませんが……」
逡巡の後。今度はアルベルトが切り出す。
「えっ? ええと……その、調べ物をしていて」
(──私の国で問題を起こした連中がいたから、この国で問題を起こす前に潰そうとしてる。なんて言えるわけないよね! 確実にアミレスさんに報告されるだろうし……)
アルベルトがどちらかと言えば、主人至上主義の忠実な従僕であると見抜かれているではないか。
(調べ物? こんな時間にこんな所で? 怪しすぎる…………)
「──そうですか。でも、他国の要人である貴方が夜更けに一人で、というのはよろしくないかと。建国祭期間で帝都の警備も強化されているとはいえ、万が一ということもあるので」
(ものすごく怪しまれてるな……)
「──それもそうだね。時に君はどうしてそんな所にいるんだい? 私の知る執事は、真夜中に民家の屋根で身を隠さないと思うのだけど」
ごもっともな意見だ。
「……調べ物を、していただけです」
「へ、へぇ。君も調べ物を。奇遇だね」
「そう、ですね……」
「「…………」」
「ちなみに、どんな調べ物か聞いても差し支えはないかい?」
「それはちょっと……守秘義務がありますので」
「それもそうだね。無理を言ってごめんよ」
「……こんな場所で得られる情報は限られてると思いますが、貴方こそ何をお調べに……?」
「え? まあ、うん。大したことではないよ」
「そうですか…………」
「「…………」」
再び流れだす居心地の悪い空気。曇天のような灰の瞳と、雨中の湖面のような褪せた青の瞳が、じとりとした猜疑心をぶら下げて互いを睨みつける。
それはまさに、達人の間合いであった。それぞれ目的があるからかどちらも一歩も退かず、なんとも絶妙な距離感にてその睨み合いは続いた……。
♢♢♢♢
あれから五分。互いに一言も発さず、ただひたすらに黙って視線を送り合っていただけの彼等は、『……とりあえず、場所を変えない?』『……そう、ですね』と移動することに。両者共に、この場を切り抜けたとしてもまた出くわす予感しかせず。これはもうしょうがないと割り切り、腹を割って話すことにしたのだ。
「こんな夜更けにあんな場所で調べ物とくれば──と、その可能性も一応考慮してはいたが。まさか本当にターゲットが同じだったとは……」
「そうですね。奴等が異端教徒であることから、貴方も何かしら憂慮している可能性を検討してみるべきでした。そしたら、あそこまで気まずい思いをすることも……」
「なかったのにねぇ……」
建国祭の期間に関わらず、様々な商いが盛んな帝都南部地区では朝までやっている酒場や飲食店が多く存在している。そのうちの一つ、特に繁盛している酒場に入り麦酒片手にテーブルを囲んで、彼等は乾いた笑いをこぼす。
ぐびっと木製グラスに注がれた麦酒を飲み干し、物足りなそうに眉を顰めたロアクリードは、酒場の看板娘を呼び止めて「酒樽を一つ持ってきてくれないかな?」と注文した。それに看板娘とアルベルトがギョッとし、
「さ、酒樽ですか……? しかしウチではそんなことはしてなくて……」
看板娘が困ったように返すと、
「これでどうかな?」
とロアクリードはにこやかに彼女の手を取り、氷金貨を七枚(ロイツ換算で七十万ロイツ)握らせた。ちなみにこの酒場では麦酒一杯、氷銅貨十五枚(ロイツ換算で百五十ロイツ)である。
「き、ききき、金ッ……!? しょ、少々お待ちくださいっ! オヤジさんに確認してきますぅううううううっ!!」
とんでもない袖の下を握らされ、看板娘は全速力で店の奥へ駆け込んで行く。
程なくして店の奥から、恰幅の良い男が酒樽を両脇に一つずつ抱え、その後ろを若い男が一つ、看板娘が一つ、計四つの酒樽を抱え酒場の主人達が現れた。これにはどんちゃん騒ぎの他の客達も、なんだなんだと興味津々。
すぐ傍に置かれた四つの酒樽を凝視して、アルベルトは固まっていた。
「お待たせしやした、お客様! 大変申し訳ないんだが、今ウチの店には酒樽が四つしか残ってなくてな、アンタが払ってくれたカネには到底及ばない量しか酒を出せねェんだ。だから、残りは耳揃えて返金させてほしい」
「いやいや、全然構わないよ。元はと言えば無理を通す為の賄賂として渡した物だから。私が酒を占領したことで発生するであろう数日分の臨時休業の補填として、それは受け取ってほしい」
「アンタ……!」
律儀に謝罪する店主に向け、ロアクリードはニコリと笑って続けた。
「その代わり。この酒樽四つは、全て私がいただいてもいいかい?」
この大酒家、ちゃっかりしている。
「勿論だ! おい野郎共! 今日からしばらくウチは酒を出せねェからな!!」
酒場中から不平不満と野次が飛ぶ。そんな中で、酒場の酒を買い占めたロアクリードは上機嫌に樽を開け、グラスに注ぐのも面倒と思ったのか直接酒樽をあおった。
喉仏が逞しく上下に動き、彼の体に大量の酒を巡らせてゆく。あまりにも気持ちのいい飲みっぷりだったものだから、
「~~~~っぷはぁ! やっぱりフォーロイトの酒は美味しいなぁ!」
酒樽の三分の一程の酒を一気に飲み、爽やかな笑顔で酒樽を下ろす彼に向け、「うぉおおおおおおおお!」「やるなァあんちゃん!」「く~っ! すげぇうまそうに飲みやがる!!」と、酔っ払い達からの声援が飛び交いはじめる。
その後もぐびぐびと酒を飲み続け、平然と酒樽を空にしていくロアクリードを見て。アルベルトはしっかりと心の底からドン引きしていた。
(……涼しい顔で酒樽を二つ、いや三つ空にしようとしてる。酒豪とかそんなちゃちなものじゃないよ。この人、怪物だ……!)
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諜報員として表情と感情を制御出来るよう訓練を受けた経験があるアルベルトが、それすらもままならない程に、主関連以外のことで動揺していた。
青ざめて小刻みに震える執事をよそに、生臭聖職者は四つ目の酒樽に手を出しているではないか。
「ルティさんも飲みなよ。樽、いるかい?」
「いや……いらないです……」
「そうかぁ、それは残念だ」
丁重にお断りされてしょんぼりしたロアクリードは、その悲しみを埋めるようにまた酒樽を抱え込む。
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