685 / 786
第五章・帝国の王女
番外編 ある王女の嘘
しおりを挟む
エイプリルフールになろうで更新した番外編になります。
時系列的には狩猟大会編のほんの少し前。同月の四月一日になります。
***
エイプリルフール。それは、その日だけは“嘘”が許されるという特別な日。
……なのだが。乙女ゲー厶『UnbalanceDesire』通称アンディザの世界はあくまで西洋風ファンタジーな世界観。
季節ごとのイベントなんて、数年前に私がうっかり広めてしまったハロウィン擬きぐらいしか無いのが現状だ。
そんな、狩猟大会を後日に控えた四月一日の朝。モーニングルーティーンの素振りと軽い筋トレを終え汗を流していた私は、ふと思い出したのだ。
──今日ってエイプリルフールじゃん。と。
今になって突然エイプリルフールに勤しむなど、中々に意味不明な話ではあるが……まあ、たまにはこういった戯れも一興であろう。
「王女殿下、こちらの香油をお使いしても?」
「いいよー」
「ではここぞとばかりにマッサージを」
「いいよー」
「アミレス殿下がぼーっとしていらっしゃる……これはつまり、普段中々させていただけない諸々のチャンスでは!!」
「いいよー」
我が東宮の貴重な侍女の筆頭トリオ。ネア、スルーノ、ケイジー。彼女達が嬉々として湯浴みを手伝ってくれるので、その間私は黄昏つつ物思いに耽ける。
さて。嘘をつくと言っても、問題は内容だ。
何せ私の身内は揃いも揃って冗談が通じない純粋で実直な人達。下手な嘘をついた日には、身内で大犯罪者打線を組めるようになってしまう恐れがある。
なので適度にゆるく、しかして真実味のある嘘を用意しなければならないのだ…………。
♢♢♢♢
あれから一時間半。ネア達に身を任せていたところ、爪垢から髪の一本まで丁寧に全身をお手入れされました。達成感溢れる表情の侍女トリオに見送られて部屋の外に出ると、
「お疲れ様です、王女殿下。──本日も輝く星のようなお美しさで。貴女様のお傍に控えられるこの身はなんと幸福なのでしょうか」
「わあ……! 主君、今日はいつもと少し雰囲気が違いますね。普段の主君も勿論素敵ですが、今日の主君も素敵です」
扉の前で待っていた大型犬系の従者二人が、にこやかに褒めてくれた。いつもの事だが、可愛い耳と揺れる尻尾の幻覚が見えてしまう。
思わず撫で回したくなる気持ちをぐっと堪え、私は予定通り“嘘”をつく。
「ありがとう、二人共。あ、そうだ! あのね、実は私──お慕いしている人がいるの」
さてさて彼等の反応はいかなるものか。『ついに婚約者を……!!』『未来の主ですか……気になりますね』とか言われるのかな。
人生初エイプリルフールに舞い上がる気分。誰も傷つけない嘘っていいわね、凄く気が楽だわ。気が楽エイプリルフールだわ!
「はは、ははは。主君。そういった冗談は面白みに欠けますよ。主君にそのような影が無い事ぐらい、ずっと見ていた俺には分かっておりますので」
「え?」
「………………我が身は貴女様の剣。どうか、どうかご命令下さい王女殿下。貴女様を誑かし唆す悪を──その首を落とせ、と」
「そ、それだと好きな人が死んじゃうじゃない」
「…………」
「黙り込まないで!?」
あれれぇ? なんだか想像してた反応と百八十度違うぞぅ……。
大型犬の幻覚は見る影もなく。成人男性二人の圧に負け、私はほんの数分でネタばらしをしてしまった。
「──嘘を許される日、ですか。他国には馬鹿げた文化があるのですね」
「だからこその四月馬鹿だからね。まさかあんな嘘で、あそこまで詰め寄られるとは思わなかったけど」
「当たり前ですよ。主君のお相手なんて、俺達にとっては非常に重要な問題なんですから」
「私、婚約者不在の王女だからねー……」
「「…………」」
はぁ。とため息を零す二人と並んで歩きつつ、エイプリルフールについて説明する。
これでも悩みに悩んで捻り出した誰も傷つけない“嘘”なのだけど、初っ端から不評だ。……難しいなぁ、エイプリルフール。エイプリルフールのプロがいたらアドバイスして欲しいぐらいだわ。
「……──あら、今日はカイルもいるのね。おはよう、カイル、マクベスタ」
「おはやっふ~~。今日も美少女だなァ、親友っ」
「ん。おはよう、アミレス。……シトラス系の香料を使っているのか。綺麗なお前によく似合っているよ」
「ふふ、お世辞でも嬉しいわ」
食堂に行くと、そこには既にカイルとマクベスタが居た。一人だと食事を忘れがちなマクベスタの為に、近頃は一緒に食事をすることが多くなったのである。……カイルは、まあ、いつも通りの気まぐれ不法侵入だろう。
あ、そうだ。せっかくだから彼等にも嘘をついてみよう!
「ねぇ、折り入って相談があるんだけど……」
「どしたん、話聞くで?」
「オレで良ければ相談に乗ろう」
上座に腰を下ろし、背後に控えるイリオーデからのやめておけオーラを後頭部に受けつつ、真に迫った演技で切り出す。
わくわく。今度こそ上手くいくかな。『おっ、恋バナktkr』『そうか、お前もそんな歳か……』とか言われるのかな。ドキドキ。
「実は……私、好きな人が出来たの」
「────は」
「…………え?」
カイルは無表情でピタリと固まり、マクベスタの精悍な顔からは色が抜け落ちる。
うーーむ。なんだかまた失敗の香りが……。
「あ、アミレス……ほ、本当に、好きな人が……出来たのか……?」
「そうなの。お恥ずかしながら」
「そう、なのか。そう……なんだな」
……おかしい。誰も傷つけない嘘を選んだ筈なのに、どうしてマクベスタは悲痛に沈んだ表情で俯いているの?
「…………アミレス。嘘をつくにしても、相手と内容を選べよ。マジで洒落にならねぇぞ」
「う、嘘ってなんのことかしら?」
「お前、好きな男なんていないだろ。見りゃ分かる。恋する人間ってのはもっとギラついてんだよ、目が」
茶化すでもなく、カイルは至って真面目に説教を繰り広げてきた。彼も元日本人だからか、私がエイプリルフールに興じていると気づいたのだろう。
カイルから飛び出した『嘘』『好きな男なんていない』という発言に反応し、マクベスタが「そうなのか……?」と縋るような表情で顔を上げたので、またもや早々にネタばらしをする羽目に。
「──そ、そうだったのか。“嘘をつく”という行為そのものに意味がある異国の催事とは……己が無知であるばかりに真に受けてしまい、すまなかったなアミレス」
「貴方は何も悪くないわよ。悪いのは嘘をついた私だけなので」
「……そう思うのなら、今後はそういった──『好きな人がいる』なんて嘘は控えてくれると助かる」
「? 分かったわ」
大真面目なマクベスタは、事情を話すとどこかホッとした様子で謝ってきた。その緩んだ表情を見ていると、此度の諸悪の根源たる私としては、たいへん胸を締め付けられるといいますか。
嘘って、精神衛生にあまりよろしくないんだなぁ……。イリオーデから放たれる言わんこっちゃないオーラが身に染みるよ。
「エイプリルフールを楽しむのはいいが、とにかくその手の嘘だけはやめておけよ。特に人外達相手はマジで気をつけろ。アイツ等冗談通じねぇからな」
「はぁーい」
「ちゃんと聞きなさい」
「いてっ」
カイルに軽いチョップを決められたところで、丁度アルベルトが入室。侍女達と共に朝食を配膳してくれた。
皆で談笑しながら美味しく朝食を食べ、あれから数時間も経てば私はエイプリルフールの事をすっかり忘れていて。
結局人外さん達にはこれといって嘘をつかず、私はとても平和にエイプリルフールを終えたのであった……。
時系列的には狩猟大会編のほんの少し前。同月の四月一日になります。
***
エイプリルフール。それは、その日だけは“嘘”が許されるという特別な日。
……なのだが。乙女ゲー厶『UnbalanceDesire』通称アンディザの世界はあくまで西洋風ファンタジーな世界観。
季節ごとのイベントなんて、数年前に私がうっかり広めてしまったハロウィン擬きぐらいしか無いのが現状だ。
そんな、狩猟大会を後日に控えた四月一日の朝。モーニングルーティーンの素振りと軽い筋トレを終え汗を流していた私は、ふと思い出したのだ。
──今日ってエイプリルフールじゃん。と。
今になって突然エイプリルフールに勤しむなど、中々に意味不明な話ではあるが……まあ、たまにはこういった戯れも一興であろう。
「王女殿下、こちらの香油をお使いしても?」
「いいよー」
「ではここぞとばかりにマッサージを」
「いいよー」
「アミレス殿下がぼーっとしていらっしゃる……これはつまり、普段中々させていただけない諸々のチャンスでは!!」
「いいよー」
我が東宮の貴重な侍女の筆頭トリオ。ネア、スルーノ、ケイジー。彼女達が嬉々として湯浴みを手伝ってくれるので、その間私は黄昏つつ物思いに耽ける。
さて。嘘をつくと言っても、問題は内容だ。
何せ私の身内は揃いも揃って冗談が通じない純粋で実直な人達。下手な嘘をついた日には、身内で大犯罪者打線を組めるようになってしまう恐れがある。
なので適度にゆるく、しかして真実味のある嘘を用意しなければならないのだ…………。
♢♢♢♢
あれから一時間半。ネア達に身を任せていたところ、爪垢から髪の一本まで丁寧に全身をお手入れされました。達成感溢れる表情の侍女トリオに見送られて部屋の外に出ると、
「お疲れ様です、王女殿下。──本日も輝く星のようなお美しさで。貴女様のお傍に控えられるこの身はなんと幸福なのでしょうか」
「わあ……! 主君、今日はいつもと少し雰囲気が違いますね。普段の主君も勿論素敵ですが、今日の主君も素敵です」
扉の前で待っていた大型犬系の従者二人が、にこやかに褒めてくれた。いつもの事だが、可愛い耳と揺れる尻尾の幻覚が見えてしまう。
思わず撫で回したくなる気持ちをぐっと堪え、私は予定通り“嘘”をつく。
「ありがとう、二人共。あ、そうだ! あのね、実は私──お慕いしている人がいるの」
さてさて彼等の反応はいかなるものか。『ついに婚約者を……!!』『未来の主ですか……気になりますね』とか言われるのかな。
人生初エイプリルフールに舞い上がる気分。誰も傷つけない嘘っていいわね、凄く気が楽だわ。気が楽エイプリルフールだわ!
「はは、ははは。主君。そういった冗談は面白みに欠けますよ。主君にそのような影が無い事ぐらい、ずっと見ていた俺には分かっておりますので」
「え?」
「………………我が身は貴女様の剣。どうか、どうかご命令下さい王女殿下。貴女様を誑かし唆す悪を──その首を落とせ、と」
「そ、それだと好きな人が死んじゃうじゃない」
「…………」
「黙り込まないで!?」
あれれぇ? なんだか想像してた反応と百八十度違うぞぅ……。
大型犬の幻覚は見る影もなく。成人男性二人の圧に負け、私はほんの数分でネタばらしをしてしまった。
「──嘘を許される日、ですか。他国には馬鹿げた文化があるのですね」
「だからこその四月馬鹿だからね。まさかあんな嘘で、あそこまで詰め寄られるとは思わなかったけど」
「当たり前ですよ。主君のお相手なんて、俺達にとっては非常に重要な問題なんですから」
「私、婚約者不在の王女だからねー……」
「「…………」」
はぁ。とため息を零す二人と並んで歩きつつ、エイプリルフールについて説明する。
これでも悩みに悩んで捻り出した誰も傷つけない“嘘”なのだけど、初っ端から不評だ。……難しいなぁ、エイプリルフール。エイプリルフールのプロがいたらアドバイスして欲しいぐらいだわ。
「……──あら、今日はカイルもいるのね。おはよう、カイル、マクベスタ」
「おはやっふ~~。今日も美少女だなァ、親友っ」
「ん。おはよう、アミレス。……シトラス系の香料を使っているのか。綺麗なお前によく似合っているよ」
「ふふ、お世辞でも嬉しいわ」
食堂に行くと、そこには既にカイルとマクベスタが居た。一人だと食事を忘れがちなマクベスタの為に、近頃は一緒に食事をすることが多くなったのである。……カイルは、まあ、いつも通りの気まぐれ不法侵入だろう。
あ、そうだ。せっかくだから彼等にも嘘をついてみよう!
「ねぇ、折り入って相談があるんだけど……」
「どしたん、話聞くで?」
「オレで良ければ相談に乗ろう」
上座に腰を下ろし、背後に控えるイリオーデからのやめておけオーラを後頭部に受けつつ、真に迫った演技で切り出す。
わくわく。今度こそ上手くいくかな。『おっ、恋バナktkr』『そうか、お前もそんな歳か……』とか言われるのかな。ドキドキ。
「実は……私、好きな人が出来たの」
「────は」
「…………え?」
カイルは無表情でピタリと固まり、マクベスタの精悍な顔からは色が抜け落ちる。
うーーむ。なんだかまた失敗の香りが……。
「あ、アミレス……ほ、本当に、好きな人が……出来たのか……?」
「そうなの。お恥ずかしながら」
「そう、なのか。そう……なんだな」
……おかしい。誰も傷つけない嘘を選んだ筈なのに、どうしてマクベスタは悲痛に沈んだ表情で俯いているの?
「…………アミレス。嘘をつくにしても、相手と内容を選べよ。マジで洒落にならねぇぞ」
「う、嘘ってなんのことかしら?」
「お前、好きな男なんていないだろ。見りゃ分かる。恋する人間ってのはもっとギラついてんだよ、目が」
茶化すでもなく、カイルは至って真面目に説教を繰り広げてきた。彼も元日本人だからか、私がエイプリルフールに興じていると気づいたのだろう。
カイルから飛び出した『嘘』『好きな男なんていない』という発言に反応し、マクベスタが「そうなのか……?」と縋るような表情で顔を上げたので、またもや早々にネタばらしをする羽目に。
「──そ、そうだったのか。“嘘をつく”という行為そのものに意味がある異国の催事とは……己が無知であるばかりに真に受けてしまい、すまなかったなアミレス」
「貴方は何も悪くないわよ。悪いのは嘘をついた私だけなので」
「……そう思うのなら、今後はそういった──『好きな人がいる』なんて嘘は控えてくれると助かる」
「? 分かったわ」
大真面目なマクベスタは、事情を話すとどこかホッとした様子で謝ってきた。その緩んだ表情を見ていると、此度の諸悪の根源たる私としては、たいへん胸を締め付けられるといいますか。
嘘って、精神衛生にあまりよろしくないんだなぁ……。イリオーデから放たれる言わんこっちゃないオーラが身に染みるよ。
「エイプリルフールを楽しむのはいいが、とにかくその手の嘘だけはやめておけよ。特に人外達相手はマジで気をつけろ。アイツ等冗談通じねぇからな」
「はぁーい」
「ちゃんと聞きなさい」
「いてっ」
カイルに軽いチョップを決められたところで、丁度アルベルトが入室。侍女達と共に朝食を配膳してくれた。
皆で談笑しながら美味しく朝食を食べ、あれから数時間も経てば私はエイプリルフールの事をすっかり忘れていて。
結局人外さん達にはこれといって嘘をつかず、私はとても平和にエイプリルフールを終えたのであった……。
40
お気に入りに追加
638
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
婚約したら幼馴染から絶縁状が届きました。
黒蜜きな粉
恋愛
婚約が決まった翌日、登校してくると机の上に一通の手紙が置いてあった。
差出人は幼馴染。
手紙には絶縁状と書かれている。
手紙の内容は、婚約することを発表するまで自分に黙っていたから傷ついたというもの。
いや、幼馴染だからって何でもかんでも報告しませんよ。
そもそも幼馴染は親友って、そんなことはないと思うのだけど……?
そのうち機嫌を直すだろうと思っていたら、嫌がらせがはじまってしまった。
しかも、婚約者や周囲の友人たちまで巻き込むから大変。
どうやら私の評判を落として婚約を破談にさせたいらしい。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
困りました。縦ロールにさよならしたら、逆ハーになりそうです。《改訂版》
新 星緒
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢アニエス(悪質ストーカー)に転生したと気づいたけれど、心配ないよね。だってフラグ折りまくってハピエンが定番だもの。
趣味の悪い縦ロールはやめて性格改善して、ストーカーしなければ楽勝楽勝!
……って、あれ?
楽勝ではあるけれど、なんだか思っていたのとは違うような。
想定外の逆ハーレムを解消するため、イケメンモブの大公令息リュシアンと協力関係を結んでみた。だけどリュシアンは、「惚れた」と言ったり「からかっただけ」と言ったり、意地悪ばかり。嫌なヤツ!
でも実はリュシアンは訳ありらしく……
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
3年前にも召喚された聖女ですが、仕事を終えたので早く帰らせてもらえますか?
せいめ
恋愛
女子大生の莉奈は、高校生だった頃に異世界に聖女として召喚されたことがある。
大量に発生した魔物の討伐と、国に強力な結界を張った後、聖女の仕事を無事に終えた莉奈。
親しくなった仲間達に引き留められて、別れは辛かったが、元の世界でやりたい事があるからと日本に戻ってきた。
「だって私は、受験の為に今まで頑張ってきたの。いい大学に入って、そこそこの企業に就職するのが夢だったんだから。治安が良くて、美味しい物が沢山ある日本の方が最高よ。」
その後、無事に大学生になった莉奈はまた召喚されてしまう。
召喚されたのは、高校生の時に召喚された異世界の国と同じであった。しかし、あの時から3年しか経ってないはずなのに、こっちの世界では150年も経っていた。
「聖女も2回目だから、さっさと仕事を終わらせて、早く帰らないとね!」
今回は無事に帰れるのか…?
ご都合主義です。
誤字脱字お許しください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
モブはモブらしく生きたいのですっ!
このの
恋愛
公爵令嬢のローゼリアはある日前世の記憶を思い出す
そして自分は友人が好きだった乙女ゲームのたった一文しか出てこないモブだと知る!
「私は死にたくない!そして、ヒロインちゃんの恋愛を影から見ていたい!」
死亡フラグを無事折って、身分、容姿を隠し、学園に行こう!
そんなモブライフをするはずが…?
「あれ?攻略対象者の皆様、ナゼ私の所に?」
ご都合主義です。初めての投稿なので、修正バンバンします!
感想めっちゃ募集中です!
他の作品も是非見てね!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる