654 / 766
第五章・帝国の王女
586.Yummis VS Macbethta,Kile 2
しおりを挟む
「……あの男の動きは時が経つにつれ、鋭さを増している。このままでは、いずれオレ達の手には負えなくなるぞ」
「えー? 何それ、アイツってスロースターターなん?」
実際に対峙したマクベスタは、ユーミスの強さのからくりに気付いていた。
彼の固有奇跡、凡夫礼賛は、戦闘時間が長くなればなる程、身体能力を底上げする奇跡を起こすのである。
「そんじゃ、まぁ……さっさと殺さんとな」
「ああ。手を付けられなくなる前に、急ごう」
と、聖剣ゼースを手にマクベスタが駆け出そうとすると、
「待ってくれ、マクベスタ。頼みがあるんだけど、その剣、ちょっと貸してくれねぇか?」
そう言ってカイルが引き止めた。彼の視線は、マクベスタの腰に据えられた長剣に向けられている。
「別に構わないが……剣を扱えたのか」
「お前やフォーロイト兄妹程ではないけどな」
「……愛剣なんだ。壊さないでくれ」
「モチのロンよ」
マクベスタから長剣を受け取り、カイルはニッと笑った。そして剣を構え、二人の王子は決着をつけるべく動き出す。
──その時。ヒトリの男は、奥歯を噛み締めていた。
(……最悪だ。どうして俺がこんな目に遭わなきゃならないんだ)
絶え間なく降り注ぐ殺意の雨の中。その大元たる魔法使いの男と、非常に厄介な剣士の男が、雨に負けず劣らずの殺意を放っている。
(俺はただ、アイツを守ろうとしただけなのに。アイツを守る為に、やれる限りの事をしてきただけなのに)
逃げ回りながら、彼は何度も歯軋りする。……ああ、それも仕方の無い事なのかもしれない。
何故ならユーミスは──……もう、奇跡を起こせないのだ。
元より彼は、己の持つ奇跡力の半分程を他者に譲渡していた。その為奇跡力の総量がそもそも少なく、度重なる純白の落雷と魔法の爆撃により、凄まじい勢いで奇跡力の消耗を促された。
もはや、“死の回避”すらままならない程に。
種明かしをすると。凡夫礼賛は、とうに解除されている。奇跡を起こす火種、奇跡力が無いのだから当然のことだ。
それこそ──カイルが奇跡串刺す虹の雫を発動するよりも前に、その奇跡は解除された。残る奇跡力の全てを“死の回避”に費やす為に。
彼がどんどん強くなっているとマクベスタが感じたのは、いわゆる火事場の馬鹿力だった。ユーミスの持つただ一つの未練が、奇跡力も無しに、ある種の奇跡を起こしてみせたのだろう。
(……ここまで気合いで躱し続けたが、流石にもう、無理だ。魔法を避ければ人間どもに殺され、人間どもを迎え撃てば魔法に殺される。これが……絶体絶命ってヤツなんだろうなァ──……)
悔しげな表情で死を悟ったユーミスの脳裏に、思い出の数々が浮かび上がる。
『───見て見てユーミス! ウチ、また告白されちゃったの!』
『なにっ? どこの馬の骨っ……じゃない、今度はどのような方が告白してきたのですか?』
『───ねぇちょっと! ウチとアンタの服、一緒に洗わないでって言ったじゃん!』
『だ、駄目でしたか……?』
『ユーミス、服を洗い分けるとかしてくれないから服がすぐ駄目になるってこの前も言ったの、忘れたの?』
『ごめんなさい…………』
『───何言われたって、ウチの意思は変わんないから。ウチも、近衛隊に入る』
『ですがっ──、マーミュにもしもの事があればわたくしは……!』
『~~うるさいうるさいっ!! ウチがどうしようがウチの勝手なの! 馬鹿ユーミスには関係ないっっっ!!』
まるで、いい親子関係とは言えない、喧嘩ばかりの日々だったけれど。
(……それでも。けっこう、ずっと楽しかった)
押し付けられて始めた子育ても、案外いいものだった。──そう心から思えたからだろうか。こんな時なのに、彼の口元は僅かに笑みを象る。
(ちくしょう……マーミュに一度も、『お父さん』って呼んで貰えなかったな。マーミュがこれからもありのままの自分で過ごせるよう、守ってやりたかったな)
溢れ出る未練の数々。それが叶わない事を一番理解しているのは、他ならない彼自身だ。
──だとしても。
「……最後まで、俺はアイツの父親で在りてェんだよ!!」
その時が来るまで足掻くと、ユーミスは決めた。『マーミュの親でいたい』と夢を見た。見てしまった。
目を見開き、歯を食いしばって。奇跡も起こせぬ凡夫に成り下がってもなお諦める事はなく、彼は二人の男を迎え撃たんとする。
「俺が隙を作る。マクベスタ、決めてくれ!」
「任せろ。一撃で仕留める」
先に行動したのは、マクベスタの愛剣を構えるカイル。
普段は好みの問題で魔法ばかりを扱うカイルであるが、彼にとってそもそも魔法とは『最高の趣味』なのだ。
今でこそ、その趣味が文明を破壊可能な域に達しているが……彼の最も得意とする武器は、別にあった。そして今──カイルにとっての武器と趣味が、最高の形で結びつく。
(オタクなら、誰もが一度は憧れちまうよな)
おもむろに剣を掲げ、カイルはニヤリと笑う。
剣に集束するのは、延々と降り注ぐ魔力弾。それはやがて形を得て、天をも貫く光の柱となった。
「いけっ、男の浪漫アターーーーック!!」
技名を叫ぶのはまずいと思ったのだろう。カイルは当たり障りのない言葉を叫びつつ、ユーミスの方向へと剣を振り下ろした。すると当然、剣が纏っていた光の柱が倒れるというもの。
魔力弾をなんとか避けていたユーミスには、それを避ける余力などなく。なんと、カイルの男の浪漫アタックはユーミスに直撃した。
(ぁ……くそ、なんなんだよ、アイツら)
最後の意地だろうか。即死は免れ、ふらふらと揺れながらも、彼は決して倒れない。
しかし。現実は、理不尽なものである。
「これにて終いだ、妖精」
(──恨むなら、オレ達の心を弄んだ己を恨め)
カイルの攻撃の間、ずっと機を窺っていたマクベスタが、ついに動く。
瞬く間に肉薄し、彼は剣の柄に手を掛けた。力強く弾ける、鞘から漏れ出た雷の音に耳を傾け──刹那。
「春之青雷」
マクベスタが、アミレスより教わった居合切りを放つ!
だがそれはただの居合切りにあらず。青い雷を纏う聖剣による、文字通りの必殺技であった。
(青い、光……あの子と、同じ、色──……)
青白い閃光がユーミスの首を焼き、そして斬り落とす。彼が最期に見た景色は、最愛を象徴する色によく似た眩い光だった……。
「さっすがマクベスタ! 有言実行とかマジでかっこよすぎるだろ!」
「……ああ、そうだな」
(──最後の一撃。あれだけ、妙に手応えがなかったが……まさかここに来て奇跡力を使わなかったのか、この男は?)
今しがた落とした首を見下ろしつつ、マクベスタは血振して納刀する。
「さて。強そうなのは倒せたし、他のペアの手助けにでも向かうか」
「アミレス……のところは問題無いだろうな。残念だ」
「堕天使モードのマクベスタ、中々に素直だな??」
それもまたイイ! とカイルは満面の笑みで頷く。
その様子にまた呆れたのか、マクベスタはカイルを置いて先々進む。その背を追って、カイルは奇跡串刺す虹の雫を解除してから駆け出した。
「えー? 何それ、アイツってスロースターターなん?」
実際に対峙したマクベスタは、ユーミスの強さのからくりに気付いていた。
彼の固有奇跡、凡夫礼賛は、戦闘時間が長くなればなる程、身体能力を底上げする奇跡を起こすのである。
「そんじゃ、まぁ……さっさと殺さんとな」
「ああ。手を付けられなくなる前に、急ごう」
と、聖剣ゼースを手にマクベスタが駆け出そうとすると、
「待ってくれ、マクベスタ。頼みがあるんだけど、その剣、ちょっと貸してくれねぇか?」
そう言ってカイルが引き止めた。彼の視線は、マクベスタの腰に据えられた長剣に向けられている。
「別に構わないが……剣を扱えたのか」
「お前やフォーロイト兄妹程ではないけどな」
「……愛剣なんだ。壊さないでくれ」
「モチのロンよ」
マクベスタから長剣を受け取り、カイルはニッと笑った。そして剣を構え、二人の王子は決着をつけるべく動き出す。
──その時。ヒトリの男は、奥歯を噛み締めていた。
(……最悪だ。どうして俺がこんな目に遭わなきゃならないんだ)
絶え間なく降り注ぐ殺意の雨の中。その大元たる魔法使いの男と、非常に厄介な剣士の男が、雨に負けず劣らずの殺意を放っている。
(俺はただ、アイツを守ろうとしただけなのに。アイツを守る為に、やれる限りの事をしてきただけなのに)
逃げ回りながら、彼は何度も歯軋りする。……ああ、それも仕方の無い事なのかもしれない。
何故ならユーミスは──……もう、奇跡を起こせないのだ。
元より彼は、己の持つ奇跡力の半分程を他者に譲渡していた。その為奇跡力の総量がそもそも少なく、度重なる純白の落雷と魔法の爆撃により、凄まじい勢いで奇跡力の消耗を促された。
もはや、“死の回避”すらままならない程に。
種明かしをすると。凡夫礼賛は、とうに解除されている。奇跡を起こす火種、奇跡力が無いのだから当然のことだ。
それこそ──カイルが奇跡串刺す虹の雫を発動するよりも前に、その奇跡は解除された。残る奇跡力の全てを“死の回避”に費やす為に。
彼がどんどん強くなっているとマクベスタが感じたのは、いわゆる火事場の馬鹿力だった。ユーミスの持つただ一つの未練が、奇跡力も無しに、ある種の奇跡を起こしてみせたのだろう。
(……ここまで気合いで躱し続けたが、流石にもう、無理だ。魔法を避ければ人間どもに殺され、人間どもを迎え撃てば魔法に殺される。これが……絶体絶命ってヤツなんだろうなァ──……)
悔しげな表情で死を悟ったユーミスの脳裏に、思い出の数々が浮かび上がる。
『───見て見てユーミス! ウチ、また告白されちゃったの!』
『なにっ? どこの馬の骨っ……じゃない、今度はどのような方が告白してきたのですか?』
『───ねぇちょっと! ウチとアンタの服、一緒に洗わないでって言ったじゃん!』
『だ、駄目でしたか……?』
『ユーミス、服を洗い分けるとかしてくれないから服がすぐ駄目になるってこの前も言ったの、忘れたの?』
『ごめんなさい…………』
『───何言われたって、ウチの意思は変わんないから。ウチも、近衛隊に入る』
『ですがっ──、マーミュにもしもの事があればわたくしは……!』
『~~うるさいうるさいっ!! ウチがどうしようがウチの勝手なの! 馬鹿ユーミスには関係ないっっっ!!』
まるで、いい親子関係とは言えない、喧嘩ばかりの日々だったけれど。
(……それでも。けっこう、ずっと楽しかった)
押し付けられて始めた子育ても、案外いいものだった。──そう心から思えたからだろうか。こんな時なのに、彼の口元は僅かに笑みを象る。
(ちくしょう……マーミュに一度も、『お父さん』って呼んで貰えなかったな。マーミュがこれからもありのままの自分で過ごせるよう、守ってやりたかったな)
溢れ出る未練の数々。それが叶わない事を一番理解しているのは、他ならない彼自身だ。
──だとしても。
「……最後まで、俺はアイツの父親で在りてェんだよ!!」
その時が来るまで足掻くと、ユーミスは決めた。『マーミュの親でいたい』と夢を見た。見てしまった。
目を見開き、歯を食いしばって。奇跡も起こせぬ凡夫に成り下がってもなお諦める事はなく、彼は二人の男を迎え撃たんとする。
「俺が隙を作る。マクベスタ、決めてくれ!」
「任せろ。一撃で仕留める」
先に行動したのは、マクベスタの愛剣を構えるカイル。
普段は好みの問題で魔法ばかりを扱うカイルであるが、彼にとってそもそも魔法とは『最高の趣味』なのだ。
今でこそ、その趣味が文明を破壊可能な域に達しているが……彼の最も得意とする武器は、別にあった。そして今──カイルにとっての武器と趣味が、最高の形で結びつく。
(オタクなら、誰もが一度は憧れちまうよな)
おもむろに剣を掲げ、カイルはニヤリと笑う。
剣に集束するのは、延々と降り注ぐ魔力弾。それはやがて形を得て、天をも貫く光の柱となった。
「いけっ、男の浪漫アターーーーック!!」
技名を叫ぶのはまずいと思ったのだろう。カイルは当たり障りのない言葉を叫びつつ、ユーミスの方向へと剣を振り下ろした。すると当然、剣が纏っていた光の柱が倒れるというもの。
魔力弾をなんとか避けていたユーミスには、それを避ける余力などなく。なんと、カイルの男の浪漫アタックはユーミスに直撃した。
(ぁ……くそ、なんなんだよ、アイツら)
最後の意地だろうか。即死は免れ、ふらふらと揺れながらも、彼は決して倒れない。
しかし。現実は、理不尽なものである。
「これにて終いだ、妖精」
(──恨むなら、オレ達の心を弄んだ己を恨め)
カイルの攻撃の間、ずっと機を窺っていたマクベスタが、ついに動く。
瞬く間に肉薄し、彼は剣の柄に手を掛けた。力強く弾ける、鞘から漏れ出た雷の音に耳を傾け──刹那。
「春之青雷」
マクベスタが、アミレスより教わった居合切りを放つ!
だがそれはただの居合切りにあらず。青い雷を纏う聖剣による、文字通りの必殺技であった。
(青い、光……あの子と、同じ、色──……)
青白い閃光がユーミスの首を焼き、そして斬り落とす。彼が最期に見た景色は、最愛を象徴する色によく似た眩い光だった……。
「さっすがマクベスタ! 有言実行とかマジでかっこよすぎるだろ!」
「……ああ、そうだな」
(──最後の一撃。あれだけ、妙に手応えがなかったが……まさかここに来て奇跡力を使わなかったのか、この男は?)
今しがた落とした首を見下ろしつつ、マクベスタは血振して納刀する。
「さて。強そうなのは倒せたし、他のペアの手助けにでも向かうか」
「アミレス……のところは問題無いだろうな。残念だ」
「堕天使モードのマクベスタ、中々に素直だな??」
それもまたイイ! とカイルは満面の笑みで頷く。
その様子にまた呆れたのか、マクベスタはカイルを置いて先々進む。その背を追って、カイルは奇跡串刺す虹の雫を解除してから駆け出した。
1
お気に入りに追加
622
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界にオタクが放り込まれました
かたつむり
恋愛
主人公の本条 まつりはある日目覚めたら男女比が40:1の世界に転生してしまっていた。
「日本」とは似てるようで違う世界。なんてったって私の推しキャラが存在してない。生きていけるのか????私。無理じゃね?
周りの溺愛具合にちょっぴり引きつつ、なんだかんだで楽しく過ごしたが、高校に入学するとそこには前世の推しキャラそっくりの男の子。まじかよやったぜ。
※この作品の人物および設定は完全フィクションです
※特に内容に影響が無ければサイレント編集しています。
※一応短編にはしていますがノープランなのでどうなるかわかりません。(2021/8/16 長編に変更しました。)
※処女作ですのでご指摘等頂けると幸いです。
※作者の好みで出来ておりますのでご都合展開しかないと思われます。ご了承下さい。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
【R18】転生先のハレンチな世界で閨授業を受けて性感帯を増やしていかなければいけなくなった件
yori
恋愛
【番外編も随時公開していきます】
性感帯の開発箇所が多ければ多いほど、結婚に有利になるハレンチな世界へ転生してしまった侯爵家令嬢メリア。
メイドや執事、高級娼館の講師から閨授業を受けることになって……。
◇予告無しにえちえちしますのでご注意ください
◇恋愛に発展するまで時間がかかります
◇初めはGL表現がありますが、基本はNL、一応女性向け
◇不特定多数の人と関係を持つことになります
◇キーワードに苦手なものがあればご注意ください
ガールズラブ 残酷な描写あり 異世界転生 女主人公 西洋 逆ハーレム ギャグ スパンキング 拘束 調教 処女 無理やり 不特定多数 玩具 快楽堕ち 言葉責め ソフトSM ふたなり
◇ムーンライトノベルズへ先行公開しています
気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。
sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる