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第五章・帝国の王女
466.手が冷たい人は心が温かいらしい
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「二人共、プレゼントありがとうございます。それじゃあ、私はこれで!」
気を取り直し、彼等に手を振ってケイリオルさんの元に向かう。
彼はその時、フリードルとランディグランジュ侯爵と話していたのだが、あまり重大そうな話ではなかったので、申し訳ないが話に割って入る。
「あの、ケイリオル卿。折り入って話がありまして」
絵本片手に話し掛けると、ランディグランジュ侯爵が「お先に失礼致します」と言って抜けていき、フリードルがずいっと一歩前に出て愛想の無い態度で口を切った。
「僕にはないのか、その折り入った話とやらは」
「ケイリオル卿と二人で話したいだけなので……兄様は少し、席を外していただけませんか? 後で兄様の所にも向かいますので」
「……チッ。その言葉、必ず守れ」
眉間に皺を寄せ、踵を返してフリードルは立ち去った。気が触れた我がお兄様の扱い方も少し分かってきた気がする。
その背を見送ってから、改めてケイリオルさんを見上げると、彼は静かにこちらを見下ろしていた。
「すみません、ご歓談中にお邪魔してしまって」
「ただの世間話でしたので大丈夫ですよ。しかし、とてもお可愛らしいものをお召しになられてますね」
「あっ、すみません馬鹿げてますよね外します!!」
「そんな。本当にお可愛らしかったのに」
ケイリオルさんの視線は私の体に掛けられた本日の主役たすきに釘付けだった。そう言えばこれ付けっぱなしだった恥ずかしい! と慌ててたすきを外して絵本にぐるぐると巻き付ける。
「ごほん。時に王女殿下は僕に折り入った話があるとか…………少し、場所を移しましょうか」
何かを察してか、ケイリオルさんは人集りから少し外れた公園の端の方に足を向けた。その後ろを親鳥の後ろを進む雛鳥のようについて行く。
周囲に人がいないのを確認し、一呼吸置いてから私はおもむろに切り出した。
「──もし、良ければ……ケイリオル卿の事を教えていただけませんか? 以前は好きな食べ物とかしか聞けなかったので、幼い頃の事とか、他にもたくさん。私、貴方の事が知りたいんです」
その布の下から唖然とした息を吐く音が僅かに聞こえた。
不自然なぐらい暖かいこの空間でも、彼の傍にいるとどうしてか肌寒く感じる。
「……僕の事、ですか。こう言ってはなんですが、あまり人に言えたような人生は送ってなくて。デリアルド伯爵から何を言われたのか知りませんが、僕の話など本当につまらないですよ」
アンヘルから少しだけ話を聞いた事がバレている。彼との会話がきっかけで話を聞きに来たと気づかれたようだ。
だがここで引き下がる訳にはいかない。きっと、こうして問い詰めでもしなければ彼は永遠に話してくれない気がする。だから、今ここで可能な限り食い下がらないと。
その為には──、
「アンヘルからは貴方がクソガキだったと聞きました。それが本当なのか、確認したいです」
ちょっとアンヘルには犠牲になってもらおう!
「クソガキ…………あの人、まだ僕の事を子供扱いしてるんですね。長命の吸血鬼からすれば、たかだか四十歳の人間なんて子供も同然という事でしょうか」
「つまり、お二人が知り合いというのは事実で間違いないと?」
「──はぁ。今日の王女殿下はあの女性に似て頑固ですね。分かりました、少しだけ昔話をさせていただきますね」
やった勝った!
心の中でガッツポーズを作り、ため息混じりに口を開いたケイリオルさんを見上げる。
「結論から言いますと、確かに僕は世に言うクソガキでしたね。手の付けられない問題児として好き勝手暴れ回っておりました」
「えぇぇ……」
アンヘルの話、マジだった。
いざ本人の口から聞くと驚愕より困惑が勝ってしまう。
「雑魚くせに意見するな。頭脳でも武力でも子供に負けて恥ずかしくないの? 邪魔だから死んで。等々、常日頃より周囲に暴言を吐き、お目付け役無しでは野に放ってはいけない狂犬とまで言われていた始末です」
「それは、また……想像以上というかなんというか」
「ふふ、そうでしょうね。気に食わない者がいれば後でこっそり殺しましたし、ある少女に危害を加えようものならその者は一族郎党皆殺しにしました。大事な人達を貶した者は喉を潰し、口を裂き、最後に頭を割って殺しました。相手に己の罪を償わせる為ならば、僕はどんな手段も厭いませんでした」
相槌を打とうとしたのだが、出来なかった。
想像以上どころではない、想像を絶する彼の過去に……言葉を失っていた。彼が無情の皇帝の側近である事を考えれば別におかしくはないのだけど、それでも、少しだけ怖いと感じてしまった。
私の知るケイリオルさんは──とても、善い人だから。
「はじめての殺人は三歳頃でした。余所者が僕の大事な家族を馬鹿にしたので、煮えくり返る腸を鎮める為にも相手の体じゅうを滅多刺しにして殺しました。それからも僕は私情で何人もの人間を嬲り、殺しました。欲しいものがあれば金にものを言わせるか、強奪するか、持ち主を殺して手に入れました」
淡々と、議事録を読み上げるかのごとく彼は語る。
相変わらず言葉が出てこなくて、私は黙り込むしかなかった。
「……この通り、僕はデリアルド伯爵が言うようなろくでもない人間です。貴女のような優しい少女には聞かせられないような、極悪非道な半生を送ってきました。貴女には嫌われたくなくて、今まで隠して来たのですが……却って貴女の好奇心を掻き立ててしまいましたね。これは失敗です」
顎を引いて彼は少しだけ頭を下げる。
「確かに、驚き……ました。どう相槌を打てばいいのか分からなくて、今も正直、理解が追いついていません」
「無理に全てを理解せずともいいのですよ。僕が非道な人間であった事だけ理解していただければ、じゅうぶんなので」
「…………ケイリオル卿が非道な人であったとしても、私にはそれを批難する資格なんてないですよ。だって私も──たくさん人間を殺しましたから」
「──ッ!?」
ケイリオルさんが息を呑む。もしかしたら、彼は私が人を殺した事があると知らないのかもしれない。情報通な彼の事だから、諜報部辺りから報告されてとっくに知られていると思っていた。
「それはディジェル領での一件の事ですか? しかしあの件は、王女殿下は誘拐され巻き込まれただけの被害者だと……」
「違います。一昨年、ルーシェで海賊一味が殺害された事件……あれは、私がやったものです」
「あの犯人不明の事件──それが、貴女によるものだと?」
「はい。あの時訳あってルーシェにいて、目障りだったので海賊船を沈め、海賊を殲滅しました。でも、私の心は全く動かされませんでした」
私も氷の血筋の人間なのだと強く実感した一件。
あの時、私はなんの躊躇いもなく人を殺していた。
海賊達が救いようの無い悪人だったからだろうか? 死んでも生まれ変われると身をもって体験しているからだろうか?
その理由はまだ分からないけれど、人を殺した後──私が何も感じなかったのは、私が氷の血筋らしいイカれた心と頭になったからだろう。
「そう、だったのですか。貴女は……本当に、誰よりも氷の血筋の人間らしいですね」
寧ろ私の方が引かれたんじゃないかと不安になっていたのだが、ケイリオルさんは様々な感情が入り交じる声を僅かに震えさせ、呟いた。
「……──だから、貴女は僕を嫌わないでいてくれるのか。これを嬉しいと思ってしまうなんて、相変わらずどうしようもない人間のクズですね、僕は」
「でしたら私も同じように人間のクズですかね? クズ同士、これからは腹を割ってお話しましょう!」
ちょっとズレているかもしれないが、場の空気を和ませようと励んでみる。
気を取り直し、彼等に手を振ってケイリオルさんの元に向かう。
彼はその時、フリードルとランディグランジュ侯爵と話していたのだが、あまり重大そうな話ではなかったので、申し訳ないが話に割って入る。
「あの、ケイリオル卿。折り入って話がありまして」
絵本片手に話し掛けると、ランディグランジュ侯爵が「お先に失礼致します」と言って抜けていき、フリードルがずいっと一歩前に出て愛想の無い態度で口を切った。
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「ケイリオル卿と二人で話したいだけなので……兄様は少し、席を外していただけませんか? 後で兄様の所にも向かいますので」
「……チッ。その言葉、必ず守れ」
眉間に皺を寄せ、踵を返してフリードルは立ち去った。気が触れた我がお兄様の扱い方も少し分かってきた気がする。
その背を見送ってから、改めてケイリオルさんを見上げると、彼は静かにこちらを見下ろしていた。
「すみません、ご歓談中にお邪魔してしまって」
「ただの世間話でしたので大丈夫ですよ。しかし、とてもお可愛らしいものをお召しになられてますね」
「あっ、すみません馬鹿げてますよね外します!!」
「そんな。本当にお可愛らしかったのに」
ケイリオルさんの視線は私の体に掛けられた本日の主役たすきに釘付けだった。そう言えばこれ付けっぱなしだった恥ずかしい! と慌ててたすきを外して絵本にぐるぐると巻き付ける。
「ごほん。時に王女殿下は僕に折り入った話があるとか…………少し、場所を移しましょうか」
何かを察してか、ケイリオルさんは人集りから少し外れた公園の端の方に足を向けた。その後ろを親鳥の後ろを進む雛鳥のようについて行く。
周囲に人がいないのを確認し、一呼吸置いてから私はおもむろに切り出した。
「──もし、良ければ……ケイリオル卿の事を教えていただけませんか? 以前は好きな食べ物とかしか聞けなかったので、幼い頃の事とか、他にもたくさん。私、貴方の事が知りたいんです」
その布の下から唖然とした息を吐く音が僅かに聞こえた。
不自然なぐらい暖かいこの空間でも、彼の傍にいるとどうしてか肌寒く感じる。
「……僕の事、ですか。こう言ってはなんですが、あまり人に言えたような人生は送ってなくて。デリアルド伯爵から何を言われたのか知りませんが、僕の話など本当につまらないですよ」
アンヘルから少しだけ話を聞いた事がバレている。彼との会話がきっかけで話を聞きに来たと気づかれたようだ。
だがここで引き下がる訳にはいかない。きっと、こうして問い詰めでもしなければ彼は永遠に話してくれない気がする。だから、今ここで可能な限り食い下がらないと。
その為には──、
「アンヘルからは貴方がクソガキだったと聞きました。それが本当なのか、確認したいです」
ちょっとアンヘルには犠牲になってもらおう!
「クソガキ…………あの人、まだ僕の事を子供扱いしてるんですね。長命の吸血鬼からすれば、たかだか四十歳の人間なんて子供も同然という事でしょうか」
「つまり、お二人が知り合いというのは事実で間違いないと?」
「──はぁ。今日の王女殿下はあの女性に似て頑固ですね。分かりました、少しだけ昔話をさせていただきますね」
やった勝った!
心の中でガッツポーズを作り、ため息混じりに口を開いたケイリオルさんを見上げる。
「結論から言いますと、確かに僕は世に言うクソガキでしたね。手の付けられない問題児として好き勝手暴れ回っておりました」
「えぇぇ……」
アンヘルの話、マジだった。
いざ本人の口から聞くと驚愕より困惑が勝ってしまう。
「雑魚くせに意見するな。頭脳でも武力でも子供に負けて恥ずかしくないの? 邪魔だから死んで。等々、常日頃より周囲に暴言を吐き、お目付け役無しでは野に放ってはいけない狂犬とまで言われていた始末です」
「それは、また……想像以上というかなんというか」
「ふふ、そうでしょうね。気に食わない者がいれば後でこっそり殺しましたし、ある少女に危害を加えようものならその者は一族郎党皆殺しにしました。大事な人達を貶した者は喉を潰し、口を裂き、最後に頭を割って殺しました。相手に己の罪を償わせる為ならば、僕はどんな手段も厭いませんでした」
相槌を打とうとしたのだが、出来なかった。
想像以上どころではない、想像を絶する彼の過去に……言葉を失っていた。彼が無情の皇帝の側近である事を考えれば別におかしくはないのだけど、それでも、少しだけ怖いと感じてしまった。
私の知るケイリオルさんは──とても、善い人だから。
「はじめての殺人は三歳頃でした。余所者が僕の大事な家族を馬鹿にしたので、煮えくり返る腸を鎮める為にも相手の体じゅうを滅多刺しにして殺しました。それからも僕は私情で何人もの人間を嬲り、殺しました。欲しいものがあれば金にものを言わせるか、強奪するか、持ち主を殺して手に入れました」
淡々と、議事録を読み上げるかのごとく彼は語る。
相変わらず言葉が出てこなくて、私は黙り込むしかなかった。
「……この通り、僕はデリアルド伯爵が言うようなろくでもない人間です。貴女のような優しい少女には聞かせられないような、極悪非道な半生を送ってきました。貴女には嫌われたくなくて、今まで隠して来たのですが……却って貴女の好奇心を掻き立ててしまいましたね。これは失敗です」
顎を引いて彼は少しだけ頭を下げる。
「確かに、驚き……ました。どう相槌を打てばいいのか分からなくて、今も正直、理解が追いついていません」
「無理に全てを理解せずともいいのですよ。僕が非道な人間であった事だけ理解していただければ、じゅうぶんなので」
「…………ケイリオル卿が非道な人であったとしても、私にはそれを批難する資格なんてないですよ。だって私も──たくさん人間を殺しましたから」
「──ッ!?」
ケイリオルさんが息を呑む。もしかしたら、彼は私が人を殺した事があると知らないのかもしれない。情報通な彼の事だから、諜報部辺りから報告されてとっくに知られていると思っていた。
「それはディジェル領での一件の事ですか? しかしあの件は、王女殿下は誘拐され巻き込まれただけの被害者だと……」
「違います。一昨年、ルーシェで海賊一味が殺害された事件……あれは、私がやったものです」
「あの犯人不明の事件──それが、貴女によるものだと?」
「はい。あの時訳あってルーシェにいて、目障りだったので海賊船を沈め、海賊を殲滅しました。でも、私の心は全く動かされませんでした」
私も氷の血筋の人間なのだと強く実感した一件。
あの時、私はなんの躊躇いもなく人を殺していた。
海賊達が救いようの無い悪人だったからだろうか? 死んでも生まれ変われると身をもって体験しているからだろうか?
その理由はまだ分からないけれど、人を殺した後──私が何も感じなかったのは、私が氷の血筋らしいイカれた心と頭になったからだろう。
「そう、だったのですか。貴女は……本当に、誰よりも氷の血筋の人間らしいですね」
寧ろ私の方が引かれたんじゃないかと不安になっていたのだが、ケイリオルさんは様々な感情が入り交じる声を僅かに震えさせ、呟いた。
「……──だから、貴女は僕を嫌わないでいてくれるのか。これを嬉しいと思ってしまうなんて、相変わらずどうしようもない人間のクズですね、僕は」
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