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第四章・興国の王女
437.ドロップ・アウト・スター4
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奏者陣が小さく序曲を奏でる。
私達は頭の中で拍をとり、その時が来るとアイドルスマイルを作って口を開いた。
(笑え)
《どんな戦場でも》
(笑え)
《どんな現状でも》
《──最後に笑ってた方が勝ちだから》
打楽器担当がリズムを刻む。それに合わせて弦楽器やピアノが奏でられる。そして私達は衣装をはためかせて優雅にされど軽快に踊る。当然、笑顔も欠かさずに。
今までに無かった未知の音楽に、誰もが目を丸くして耳を澄ましていた。
《生まれた意味がなくたって
生きる理由が見つからなくたって
ここに生きてる
今を生きてる
生きたいと願ったから》
まずは私のパート。軽く踊りながら歌い、ソロ交代の際には振り向きざまにカイルとハイタッチして、前後入れ替わる。
《生まれた土地や生まれた環境
何もかもが違ってたって
俺達はきっと
何度だって
出会えると信じてる》
カイルのパートが終わると私も前に出て、並んで二人でシンメトリーダンスを踊る。
《艱難辛苦も飲み込んで》
《全力前進突き進もう》
《夢と幸福に溢れた理想郷へ》
《だって……俺達は》
《──目指せハッピーエンド同盟!》
腕をコツンと合わせ、その勢いでピストルのようにした手を外側目掛けて横に振った。
《──俺と私とで紡ぐこの物語》
《綺麗事では片付けられない》
《泥臭い日々だけど》
《いつか読み返した時に》
《きっと笑えるような》
《──そんな結末を描くよ》
シルフ&シュヴァルツの演出班によるスポットライトや謎の光の粒子が舞う。それを浴びて、私達はアイドルらしく笑顔全開で歌い続ける。
《泣いて笑って怒って喜んで》
《叱ってへこんで落ち込んで褒められ》
《──人間らしく人間として
この物語を紡いでいこう》
一番のサビが終わり間奏に移る。
理解が追いついていないなか、招待客の皆様方は怪訝な顔を作りながらも自分なりに楽しもうとしてくれているようだ。
中にはリズムに乗っている人や、蔑むように見てくる人もいる。
まさに賛否両論の状況ではあるが……私達が始めた物語なのだから、最後までやり遂げるとも。
《誰かを頼れなくたって
甘える事を知らなくたって
俺達がいる
だからいつでも
利用すればいいさ》
カイルがアンニュイな瞳で微笑むと、女性達の黄色い悲鳴が各所から沸き起こった。
《私の傍にいてくれて
本当にいつもありがとう
見限らないで
嫌いにならないで
ひとりぼっちは嫌だ》
負けじと私もウインクをする。
すると、たまたまその先にいたアンヘルがスイーツを頬張りながらも手を振ってくれ、その隣にいたミカリアは突然心臓を抑えてよろめいた。
更に、そんなミカリアを見て彼の後ろにいたラフィリアが呆然と立ち尽くしているように窺える。
《弱音も全部飲み込んで》
《ハピエン目指して頑張ろう》
《バドエンなんか地雷だ》
《だって……俺達は》
《──目指せハッピーエンド同盟!》
それぞれのパートを歌い、そしてまたサビが始まる。
《──俺と私とで紡ぐこの物語》
《キラキラと輝く天体観測》
《どんな景色が見えるのだろう》
《かつて愛したあの世界?》
《私の生きるこの世界?》
《──いつか思い出した時に
きっと笑えるような
そんな結末に変えていこう》
カイルとのハモリが上手くいき、内心でガッツポーズを作りながら踊り続ける。
《歩いて走って立ち止まったって》
《決して誰にも責められはしないからさ》
《私達らしく?》
《トンチキいっぱい!》
《──そんな最期を目指していこう》
二番を終えた頃には招待客達もこのノリに慣れてきたのか、楽しそうな笑顔を浮かべている人も多くなっていた。
共通語という世界的に見ても第二の言語と呼ばれる程の言語。私達の世界で言う英語並の普及率のそれで作られた歌詞は、世界各地から訪れた人達の心にも響いた事だろう。
《たとえどんな困難があろうとも》
《必ず活路は見つかるからさ》
《私は私の》
《俺は俺の》
《──物語の主人公だから!》
さあ、ラストスパートだ。
転調からのラスサビで締めくくろう。
《──君と僕らで紡ぐこの世界》
《期待した明日が来なくたって》
《まだこの日々は終わらないんだから》
《──手と手を取り合っていこう》
《満員御礼幕切れ目指せ》
《いつまでも思い出に残る》
《──特別でとびきり素敵な
そんな人生を歩もう》
前世の私が目をキラキラと輝かせていた、アイドルという存在。真似事とは言え、今私はそれになっているのだと思うと……なんだか、胸が熱くなる。
《──泣いて笑って怒って喜んで
皆となら思い出になるから》
《アンバランス?》
《そうだとしても》
《──この物語を愛していこう》
私達のありったけの思いを詰め込んだ歌。それは、いよいよ終わりを迎える。
(笑おう)
《幸福の糸を結び》
(笑おう)
《世界中の人々に》
《──最高のハッピーエンドを!》
歌の終わりに続くように、オーケストラのような美しい音色も余韻を残しつつ消えゆく。
私達は勿論、堂々と決めポーズをしているのだが……内心かなりドキドキしている。ちゃんと驚いて貰えたかな、楽しんで貰えたかな。
そんな不安からか胸が大きく上下する。だが、それに気づいたカイルが「大丈夫だって。ほぼぶっつけ本番の割に完璧だったじゃん、俺等」と言って気を和らげてくれた。
その時、会場のどこかから拍手が。音が聞こえて来た方に視線を送ると、そこにメイシアとシャンパージュ夫妻、更にはリードさんとベールさんとマクベスタがいた。
メイシア達が拍手をしてくれたお陰か、会場中から喝采の声と共に拍手が聞こえて来る。
「珍しい音楽だったが、中々に気分が良くなるではないか」
「そうですわね。なんだか頭に残る歌でしたわ」
「あんな踊りは見た事がない」
「初めて見るがかっこいいダンスだったな……」
「素晴らしい演目でしたな!!」
もっとずっと否定的な意見があると思っていたから、世界中の人達に受け入れて貰えて本当に嬉しい。
横に立つカイルを見上げてみたところ、彼も同じように喜びを噛み締めているようで、少しその口角が上がっている。
お礼の意味を込めて二人でお辞儀をすると、改めて大きな拍手が沸き起こる。
くるりと振り返り、やり切った面持ちの奏者陣に向けて「ありがとう、皆。お疲れ様!」と告げると、精霊さん達は揃ってピースを作って笑った。
弦楽器やピアノを演奏してくれていたレオとローズも、笑顔の横でぐっと親指を立てていた。どうやら、私の真似をしているらしい。
「アミィもお疲れさまっ。すっごく可愛いかったよ~」
「シルフ! ありがとう、スポットライト完璧だった!」
「まあね。ボクにかかればこんなの虫を踏み潰すより簡単な事さ」
後ろから抱き着いてきたシルフにもお礼の言葉を述べる。
その時……というか、この数日間で幾度となく見たのだが、視界の端にある精霊さん達の唖然とした顔が気になって仕方無い。
何で毎回あんな顔してるんだろう、精霊さん達は。
「おいアミレス、オレサマも褒めろ。ついでに頭も撫でろ」
「シュヴァルツもありがとう、素敵な演出だったよ」
「当たり前だろ? 何せオレサマだからな」
わざわざ撫でやすい位置にまで頭を下げてくれたので、契約に則り頭を撫でてあげる。すると彼は満足気に頬を緩めた。
それを見た招待客達がまたもや黄色い歓声をあげる。
シルフもシュヴァルツも、いつものラフな格好ではなく気品漂う真面目な格好をしている。
そこに彼等の美しい顔が合わさると──老若男女問わず、無差別に魅了する生物兵器となってしまうようだ。
私達は頭の中で拍をとり、その時が来るとアイドルスマイルを作って口を開いた。
(笑え)
《どんな戦場でも》
(笑え)
《どんな現状でも》
《──最後に笑ってた方が勝ちだから》
打楽器担当がリズムを刻む。それに合わせて弦楽器やピアノが奏でられる。そして私達は衣装をはためかせて優雅にされど軽快に踊る。当然、笑顔も欠かさずに。
今までに無かった未知の音楽に、誰もが目を丸くして耳を澄ましていた。
《生まれた意味がなくたって
生きる理由が見つからなくたって
ここに生きてる
今を生きてる
生きたいと願ったから》
まずは私のパート。軽く踊りながら歌い、ソロ交代の際には振り向きざまにカイルとハイタッチして、前後入れ替わる。
《生まれた土地や生まれた環境
何もかもが違ってたって
俺達はきっと
何度だって
出会えると信じてる》
カイルのパートが終わると私も前に出て、並んで二人でシンメトリーダンスを踊る。
《艱難辛苦も飲み込んで》
《全力前進突き進もう》
《夢と幸福に溢れた理想郷へ》
《だって……俺達は》
《──目指せハッピーエンド同盟!》
腕をコツンと合わせ、その勢いでピストルのようにした手を外側目掛けて横に振った。
《──俺と私とで紡ぐこの物語》
《綺麗事では片付けられない》
《泥臭い日々だけど》
《いつか読み返した時に》
《きっと笑えるような》
《──そんな結末を描くよ》
シルフ&シュヴァルツの演出班によるスポットライトや謎の光の粒子が舞う。それを浴びて、私達はアイドルらしく笑顔全開で歌い続ける。
《泣いて笑って怒って喜んで》
《叱ってへこんで落ち込んで褒められ》
《──人間らしく人間として
この物語を紡いでいこう》
一番のサビが終わり間奏に移る。
理解が追いついていないなか、招待客の皆様方は怪訝な顔を作りながらも自分なりに楽しもうとしてくれているようだ。
中にはリズムに乗っている人や、蔑むように見てくる人もいる。
まさに賛否両論の状況ではあるが……私達が始めた物語なのだから、最後までやり遂げるとも。
《誰かを頼れなくたって
甘える事を知らなくたって
俺達がいる
だからいつでも
利用すればいいさ》
カイルがアンニュイな瞳で微笑むと、女性達の黄色い悲鳴が各所から沸き起こった。
《私の傍にいてくれて
本当にいつもありがとう
見限らないで
嫌いにならないで
ひとりぼっちは嫌だ》
負けじと私もウインクをする。
すると、たまたまその先にいたアンヘルがスイーツを頬張りながらも手を振ってくれ、その隣にいたミカリアは突然心臓を抑えてよろめいた。
更に、そんなミカリアを見て彼の後ろにいたラフィリアが呆然と立ち尽くしているように窺える。
《弱音も全部飲み込んで》
《ハピエン目指して頑張ろう》
《バドエンなんか地雷だ》
《だって……俺達は》
《──目指せハッピーエンド同盟!》
それぞれのパートを歌い、そしてまたサビが始まる。
《──俺と私とで紡ぐこの物語》
《キラキラと輝く天体観測》
《どんな景色が見えるのだろう》
《かつて愛したあの世界?》
《私の生きるこの世界?》
《──いつか思い出した時に
きっと笑えるような
そんな結末に変えていこう》
カイルとのハモリが上手くいき、内心でガッツポーズを作りながら踊り続ける。
《歩いて走って立ち止まったって》
《決して誰にも責められはしないからさ》
《私達らしく?》
《トンチキいっぱい!》
《──そんな最期を目指していこう》
二番を終えた頃には招待客達もこのノリに慣れてきたのか、楽しそうな笑顔を浮かべている人も多くなっていた。
共通語という世界的に見ても第二の言語と呼ばれる程の言語。私達の世界で言う英語並の普及率のそれで作られた歌詞は、世界各地から訪れた人達の心にも響いた事だろう。
《たとえどんな困難があろうとも》
《必ず活路は見つかるからさ》
《私は私の》
《俺は俺の》
《──物語の主人公だから!》
さあ、ラストスパートだ。
転調からのラスサビで締めくくろう。
《──君と僕らで紡ぐこの世界》
《期待した明日が来なくたって》
《まだこの日々は終わらないんだから》
《──手と手を取り合っていこう》
《満員御礼幕切れ目指せ》
《いつまでも思い出に残る》
《──特別でとびきり素敵な
そんな人生を歩もう》
前世の私が目をキラキラと輝かせていた、アイドルという存在。真似事とは言え、今私はそれになっているのだと思うと……なんだか、胸が熱くなる。
《──泣いて笑って怒って喜んで
皆となら思い出になるから》
《アンバランス?》
《そうだとしても》
《──この物語を愛していこう》
私達のありったけの思いを詰め込んだ歌。それは、いよいよ終わりを迎える。
(笑おう)
《幸福の糸を結び》
(笑おう)
《世界中の人々に》
《──最高のハッピーエンドを!》
歌の終わりに続くように、オーケストラのような美しい音色も余韻を残しつつ消えゆく。
私達は勿論、堂々と決めポーズをしているのだが……内心かなりドキドキしている。ちゃんと驚いて貰えたかな、楽しんで貰えたかな。
そんな不安からか胸が大きく上下する。だが、それに気づいたカイルが「大丈夫だって。ほぼぶっつけ本番の割に完璧だったじゃん、俺等」と言って気を和らげてくれた。
その時、会場のどこかから拍手が。音が聞こえて来た方に視線を送ると、そこにメイシアとシャンパージュ夫妻、更にはリードさんとベールさんとマクベスタがいた。
メイシア達が拍手をしてくれたお陰か、会場中から喝采の声と共に拍手が聞こえて来る。
「珍しい音楽だったが、中々に気分が良くなるではないか」
「そうですわね。なんだか頭に残る歌でしたわ」
「あんな踊りは見た事がない」
「初めて見るがかっこいいダンスだったな……」
「素晴らしい演目でしたな!!」
もっとずっと否定的な意見があると思っていたから、世界中の人達に受け入れて貰えて本当に嬉しい。
横に立つカイルを見上げてみたところ、彼も同じように喜びを噛み締めているようで、少しその口角が上がっている。
お礼の意味を込めて二人でお辞儀をすると、改めて大きな拍手が沸き起こる。
くるりと振り返り、やり切った面持ちの奏者陣に向けて「ありがとう、皆。お疲れ様!」と告げると、精霊さん達は揃ってピースを作って笑った。
弦楽器やピアノを演奏してくれていたレオとローズも、笑顔の横でぐっと親指を立てていた。どうやら、私の真似をしているらしい。
「アミィもお疲れさまっ。すっごく可愛いかったよ~」
「シルフ! ありがとう、スポットライト完璧だった!」
「まあね。ボクにかかればこんなの虫を踏み潰すより簡単な事さ」
後ろから抱き着いてきたシルフにもお礼の言葉を述べる。
その時……というか、この数日間で幾度となく見たのだが、視界の端にある精霊さん達の唖然とした顔が気になって仕方無い。
何で毎回あんな顔してるんだろう、精霊さん達は。
「おいアミレス、オレサマも褒めろ。ついでに頭も撫でろ」
「シュヴァルツもありがとう、素敵な演出だったよ」
「当たり前だろ? 何せオレサマだからな」
わざわざ撫でやすい位置にまで頭を下げてくれたので、契約に則り頭を撫でてあげる。すると彼は満足気に頬を緩めた。
それを見た招待客達がまたもや黄色い歓声をあげる。
シルフもシュヴァルツも、いつものラフな格好ではなく気品漂う真面目な格好をしている。
そこに彼等の美しい顔が合わさると──老若男女問わず、無差別に魅了する生物兵器となってしまうようだ。
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