459 / 786
第四章・興国の王女
414.国際交流舞踏会8
しおりを挟む
「カイル・ディ・ハミル……って、もしかしてあの時の声の?」
数年前、オセロマイト王国が王城に滞在していた際に聞こえた謎の声。それを思い出したロアクリードが顎に手を当ててボソリと零した。
アミレスが、声ってなんの事? と疑問符を浮かべているうちに、話は進んでいく。
「あー……もしや、あの時オセロマイト王国の城に?」
どこかで見た事があるような、そんな漠然とした既視感を抱きつつカイルが驚いたように反応すると、ロアクリードは軽く頷き更に続けた。
「そうですね。ああ、私はロアクリード=ラソル=リューテーシー。よろしく、元気な王子様」
「こちらこそよろしくお願いしま──……」
お互いに手を差し出して握手をした時、カイルの表情が一瞬にして固まる。
(ん? ロアクリードって……──っぁあああああああ?! そうだ、そうじゃんか!!)
その時ミカリアの顔が視界に入り、カイルはその心当たりに辿り着いた。
頬に冷や汗を浮かべながらくるりとアミレスの方を向いては、カイルは彼女の両肩を思い切り掴んで勢いのまま日本語を口にした。
「『おいアミレス! あれッ、あの人! ミカリアルートのラスボスじゃねぇか!? なんでそんな人とミカリアが同じ場所にいるんだよ!!』」
カイルが何かを叫んでいるものの、それは、この場の人間のほとんどが聞き取る事の出来ない、粗末な耳鳴りとなった。
以前にもこれを体験し多少の理由も聞かされていたマクベスタは、カイルの奴近いな……と思う程度に留まったのだが、他の者達は違う。
ミカリアも、アンヘルも、ロアクリードも、ベールも。その場にいた何も知らない者達は、等しくカイルの迫真の表情に目を奪われた。
(なに、今の音?)
聖人が未だかつて無い事態に動揺する。
(ッ、うるさ……!)
吸血鬼が頭を刺す耳鳴りに顔を歪める。
(何か喋ったんだよ、ね? 何も聞こえなかったけど、どういう事なんだろうか……これは)
教皇が疑うように瞳を何度も瞬かせる。
(竜種の言葉でも、人類の言葉でも、神々の言葉でもない。これは、私達が認識出来ない──……いいえ。認識してはいけない高次の言葉なのかしら)
白の竜が考察したそれが見事的を射る。
だが、その考察の答え合わせは不可能だった。
何故ならそれは──この世界にあってはならない、未知の概念だから。
それを理解する事が出来ないこの世界の住人には、きっと、永遠に答え合わせの時は来ない。その言葉も、知識も……この世界とその住人にとっては毒に他ならないのだ。
「『──あ。そう言えば、確かにそんな名前だった気が……?! え、リードさんがラスボス?! あのリードさんが、ミカリアを瀕死に追い込むリンデア教の生物兵器なの!?』」
「『お前今まで気づいてなかったん!? ゲームの立ち絵は顔隠してたから顔見ても分からないのはわかるけど、あんな特徴的な名前そうそう忘れないだろ!! お前さては世界史苦手なタイプだな!』」
「『失礼ね! 私だって万能じゃないんだから、何でも覚えられる訳ないじゃない!! というか、私だってさっき初めてリードさんの名前を聞いたばかりなんだから!』」
「『そうなのかそれはすまん……ってか、知り合いなのか、あの人とも』」
「『うん。すごくいい人だよ、リードさん』」
「『お前がそう言うなら、まあ……安心か?』」
そう言いながらため息を吐き出して、カイルはアミレスから離れた。
そして二人はようやく気づく。自分達がずっと日本語で会話していた事に。
声にならない叫び声をあげながら二人は揃って青ざめる。その後、アミレス達が恐る恐るミカリア達の方を振り向くと、
「……姫君。色々とお尋ねしたい事があるのですが、とりあえず今は一つだけ。姫君は──……そちらの彼と親しいのですか?」
作り物のような真顔。色を失った聖人のご尊顔が真っ直ぐ彼女達を見据える。
それにひゅっ……と喉笛を鳴らし、アミレスはカイルの後ろに隠れた。
何せアミレスという存在にとってミカリアは死因の一つ。今までのやけに好意的な彼ならともかく、このように冷徹な彼は恐怖の対象になってしまったらしい。
なので、つい反射的に隠れてしまったのだ。それがミカリアの琴線に触れるとも知らずに……。
「わ、私のびび、美徳……なのです! 初対面の人とも仲良くなるという事は!」
「へぇ。僕と初めて会った時はあんなにも遠慮がちだったのに、あまり良い仲とは言えない隣国の王子様とは出会って数分もしないうちに打ち解け、そうやって触れ合うんですね」
「は、はははは……」
普段温厚な人が怒ると怖い。美人が怒ると怖い──そのような風説があるが、二人はミカリアによる詰問でそれを身をもって体感する事となった。
何に、どうして怒っているのかは分からないが……アミレス達は揃ってミカリアへの恐怖で震えていた。
そんな彼女等を見て。ミカリアから守る為、というよりかはただカイルから引き離したかっただけなのだが……マクベスタがおもむろに彼女の手を引いて「アイツよりオレの傍にいた方がマシだろう」と告げる。
どういう事? と思いながらも大人しく従い、アミレスがマクベスタの傍に移動すると、ミカリアの怒りの矛先はマクベスタにも向けられて。
(……この子供達、さっきから姫君と近いなあ)
「──マクベスタ王子。まだ、姫君への質問が終わってませんので……姫君をこちらに引き渡していただけますか?」
僕は全然姫君と触れ合えないのに。と嫉妬混じりの怒りで、ミカリアがマクベスタ──の、隣にいるアミレスに向けて手を差し出すと、
「嫌ですよ。彼女が怯えている姿が目に入りませんか? 聖人様ともあろう方が、まさか嫌がる少女に無理やり……なんて事はありませんよね」
「っ……無理やりだなんて、人聞きが悪いですよ。僕はただ、姫君と少しお話したいだけですから」
「少しでいいのなら、もう充分では?」
「い・い・え。まだ、ま~ったく話し足りてませんので」
マクベスタはミカリアから目を逸らす事無くアミレスの肩を抱き、守るように自身にくっつけた。その距離の近さに、さしものミカリアと言えども苛立ちを露わにする。
その光景に、先程までの無様な様子が嘘のようにカイルは興奮した。
(ッスー……ここを墓場とする)
興奮の癖が強い。あまりの推しカプの尊さに、この限界オタクは薄らと涙を浮かべていた。
その後。叫ぶ事が出来ないぶん、噛み締めるように体を震えさせて何度もガッツポーズを作っては、アンヘルに変なものを見るような目でドン引きされていたのだが……カイルは推しの活躍に夢中で気づく様子はない。
「貴方はどう思いますか、ロアクリード様。アミレスは間違いなく、聖人様の威圧に怯えていると思うんですが……」
(──オレの知っている彼ならきっと、アミレスの為になる行動を取ってくれるだろう)
そんなマクベスタの思惑など知る筈もないが、ロアクリードは突然の飛び火にも爽やかな笑顔で対応した。
「ああ、そうだね! 私達のような一般人からすれば近づく事すらも畏れ多い存在……そんな方に詰め寄られて、王女殿下のように幼い少女が怯えない訳がない。あの聖人様ならば当然、お分かりかとは思いますけどね~~」
この時、ロアクリードとミカリア以外の全員が、一般人? と小首を傾げた。大規模な宗教の教皇ともあろう男が一般人を自称した事に驚いているようだ。
数年前、オセロマイト王国が王城に滞在していた際に聞こえた謎の声。それを思い出したロアクリードが顎に手を当ててボソリと零した。
アミレスが、声ってなんの事? と疑問符を浮かべているうちに、話は進んでいく。
「あー……もしや、あの時オセロマイト王国の城に?」
どこかで見た事があるような、そんな漠然とした既視感を抱きつつカイルが驚いたように反応すると、ロアクリードは軽く頷き更に続けた。
「そうですね。ああ、私はロアクリード=ラソル=リューテーシー。よろしく、元気な王子様」
「こちらこそよろしくお願いしま──……」
お互いに手を差し出して握手をした時、カイルの表情が一瞬にして固まる。
(ん? ロアクリードって……──っぁあああああああ?! そうだ、そうじゃんか!!)
その時ミカリアの顔が視界に入り、カイルはその心当たりに辿り着いた。
頬に冷や汗を浮かべながらくるりとアミレスの方を向いては、カイルは彼女の両肩を思い切り掴んで勢いのまま日本語を口にした。
「『おいアミレス! あれッ、あの人! ミカリアルートのラスボスじゃねぇか!? なんでそんな人とミカリアが同じ場所にいるんだよ!!』」
カイルが何かを叫んでいるものの、それは、この場の人間のほとんどが聞き取る事の出来ない、粗末な耳鳴りとなった。
以前にもこれを体験し多少の理由も聞かされていたマクベスタは、カイルの奴近いな……と思う程度に留まったのだが、他の者達は違う。
ミカリアも、アンヘルも、ロアクリードも、ベールも。その場にいた何も知らない者達は、等しくカイルの迫真の表情に目を奪われた。
(なに、今の音?)
聖人が未だかつて無い事態に動揺する。
(ッ、うるさ……!)
吸血鬼が頭を刺す耳鳴りに顔を歪める。
(何か喋ったんだよ、ね? 何も聞こえなかったけど、どういう事なんだろうか……これは)
教皇が疑うように瞳を何度も瞬かせる。
(竜種の言葉でも、人類の言葉でも、神々の言葉でもない。これは、私達が認識出来ない──……いいえ。認識してはいけない高次の言葉なのかしら)
白の竜が考察したそれが見事的を射る。
だが、その考察の答え合わせは不可能だった。
何故ならそれは──この世界にあってはならない、未知の概念だから。
それを理解する事が出来ないこの世界の住人には、きっと、永遠に答え合わせの時は来ない。その言葉も、知識も……この世界とその住人にとっては毒に他ならないのだ。
「『──あ。そう言えば、確かにそんな名前だった気が……?! え、リードさんがラスボス?! あのリードさんが、ミカリアを瀕死に追い込むリンデア教の生物兵器なの!?』」
「『お前今まで気づいてなかったん!? ゲームの立ち絵は顔隠してたから顔見ても分からないのはわかるけど、あんな特徴的な名前そうそう忘れないだろ!! お前さては世界史苦手なタイプだな!』」
「『失礼ね! 私だって万能じゃないんだから、何でも覚えられる訳ないじゃない!! というか、私だってさっき初めてリードさんの名前を聞いたばかりなんだから!』」
「『そうなのかそれはすまん……ってか、知り合いなのか、あの人とも』」
「『うん。すごくいい人だよ、リードさん』」
「『お前がそう言うなら、まあ……安心か?』」
そう言いながらため息を吐き出して、カイルはアミレスから離れた。
そして二人はようやく気づく。自分達がずっと日本語で会話していた事に。
声にならない叫び声をあげながら二人は揃って青ざめる。その後、アミレス達が恐る恐るミカリア達の方を振り向くと、
「……姫君。色々とお尋ねしたい事があるのですが、とりあえず今は一つだけ。姫君は──……そちらの彼と親しいのですか?」
作り物のような真顔。色を失った聖人のご尊顔が真っ直ぐ彼女達を見据える。
それにひゅっ……と喉笛を鳴らし、アミレスはカイルの後ろに隠れた。
何せアミレスという存在にとってミカリアは死因の一つ。今までのやけに好意的な彼ならともかく、このように冷徹な彼は恐怖の対象になってしまったらしい。
なので、つい反射的に隠れてしまったのだ。それがミカリアの琴線に触れるとも知らずに……。
「わ、私のびび、美徳……なのです! 初対面の人とも仲良くなるという事は!」
「へぇ。僕と初めて会った時はあんなにも遠慮がちだったのに、あまり良い仲とは言えない隣国の王子様とは出会って数分もしないうちに打ち解け、そうやって触れ合うんですね」
「は、はははは……」
普段温厚な人が怒ると怖い。美人が怒ると怖い──そのような風説があるが、二人はミカリアによる詰問でそれを身をもって体感する事となった。
何に、どうして怒っているのかは分からないが……アミレス達は揃ってミカリアへの恐怖で震えていた。
そんな彼女等を見て。ミカリアから守る為、というよりかはただカイルから引き離したかっただけなのだが……マクベスタがおもむろに彼女の手を引いて「アイツよりオレの傍にいた方がマシだろう」と告げる。
どういう事? と思いながらも大人しく従い、アミレスがマクベスタの傍に移動すると、ミカリアの怒りの矛先はマクベスタにも向けられて。
(……この子供達、さっきから姫君と近いなあ)
「──マクベスタ王子。まだ、姫君への質問が終わってませんので……姫君をこちらに引き渡していただけますか?」
僕は全然姫君と触れ合えないのに。と嫉妬混じりの怒りで、ミカリアがマクベスタ──の、隣にいるアミレスに向けて手を差し出すと、
「嫌ですよ。彼女が怯えている姿が目に入りませんか? 聖人様ともあろう方が、まさか嫌がる少女に無理やり……なんて事はありませんよね」
「っ……無理やりだなんて、人聞きが悪いですよ。僕はただ、姫君と少しお話したいだけですから」
「少しでいいのなら、もう充分では?」
「い・い・え。まだ、ま~ったく話し足りてませんので」
マクベスタはミカリアから目を逸らす事無くアミレスの肩を抱き、守るように自身にくっつけた。その距離の近さに、さしものミカリアと言えども苛立ちを露わにする。
その光景に、先程までの無様な様子が嘘のようにカイルは興奮した。
(ッスー……ここを墓場とする)
興奮の癖が強い。あまりの推しカプの尊さに、この限界オタクは薄らと涙を浮かべていた。
その後。叫ぶ事が出来ないぶん、噛み締めるように体を震えさせて何度もガッツポーズを作っては、アンヘルに変なものを見るような目でドン引きされていたのだが……カイルは推しの活躍に夢中で気づく様子はない。
「貴方はどう思いますか、ロアクリード様。アミレスは間違いなく、聖人様の威圧に怯えていると思うんですが……」
(──オレの知っている彼ならきっと、アミレスの為になる行動を取ってくれるだろう)
そんなマクベスタの思惑など知る筈もないが、ロアクリードは突然の飛び火にも爽やかな笑顔で対応した。
「ああ、そうだね! 私達のような一般人からすれば近づく事すらも畏れ多い存在……そんな方に詰め寄られて、王女殿下のように幼い少女が怯えない訳がない。あの聖人様ならば当然、お分かりかとは思いますけどね~~」
この時、ロアクリードとミカリア以外の全員が、一般人? と小首を傾げた。大規模な宗教の教皇ともあろう男が一般人を自称した事に驚いているようだ。
32
お気に入りに追加
638
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
婚約したら幼馴染から絶縁状が届きました。
黒蜜きな粉
恋愛
婚約が決まった翌日、登校してくると机の上に一通の手紙が置いてあった。
差出人は幼馴染。
手紙には絶縁状と書かれている。
手紙の内容は、婚約することを発表するまで自分に黙っていたから傷ついたというもの。
いや、幼馴染だからって何でもかんでも報告しませんよ。
そもそも幼馴染は親友って、そんなことはないと思うのだけど……?
そのうち機嫌を直すだろうと思っていたら、嫌がらせがはじまってしまった。
しかも、婚約者や周囲の友人たちまで巻き込むから大変。
どうやら私の評判を落として婚約を破談にさせたいらしい。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
困りました。縦ロールにさよならしたら、逆ハーになりそうです。《改訂版》
新 星緒
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢アニエス(悪質ストーカー)に転生したと気づいたけれど、心配ないよね。だってフラグ折りまくってハピエンが定番だもの。
趣味の悪い縦ロールはやめて性格改善して、ストーカーしなければ楽勝楽勝!
……って、あれ?
楽勝ではあるけれど、なんだか思っていたのとは違うような。
想定外の逆ハーレムを解消するため、イケメンモブの大公令息リュシアンと協力関係を結んでみた。だけどリュシアンは、「惚れた」と言ったり「からかっただけ」と言ったり、意地悪ばかり。嫌なヤツ!
でも実はリュシアンは訳ありらしく……
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
3年前にも召喚された聖女ですが、仕事を終えたので早く帰らせてもらえますか?
せいめ
恋愛
女子大生の莉奈は、高校生だった頃に異世界に聖女として召喚されたことがある。
大量に発生した魔物の討伐と、国に強力な結界を張った後、聖女の仕事を無事に終えた莉奈。
親しくなった仲間達に引き留められて、別れは辛かったが、元の世界でやりたい事があるからと日本に戻ってきた。
「だって私は、受験の為に今まで頑張ってきたの。いい大学に入って、そこそこの企業に就職するのが夢だったんだから。治安が良くて、美味しい物が沢山ある日本の方が最高よ。」
その後、無事に大学生になった莉奈はまた召喚されてしまう。
召喚されたのは、高校生の時に召喚された異世界の国と同じであった。しかし、あの時から3年しか経ってないはずなのに、こっちの世界では150年も経っていた。
「聖女も2回目だから、さっさと仕事を終わらせて、早く帰らないとね!」
今回は無事に帰れるのか…?
ご都合主義です。
誤字脱字お許しください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
モブはモブらしく生きたいのですっ!
このの
恋愛
公爵令嬢のローゼリアはある日前世の記憶を思い出す
そして自分は友人が好きだった乙女ゲームのたった一文しか出てこないモブだと知る!
「私は死にたくない!そして、ヒロインちゃんの恋愛を影から見ていたい!」
死亡フラグを無事折って、身分、容姿を隠し、学園に行こう!
そんなモブライフをするはずが…?
「あれ?攻略対象者の皆様、ナゼ私の所に?」
ご都合主義です。初めての投稿なので、修正バンバンします!
感想めっちゃ募集中です!
他の作品も是非見てね!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる