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第四章・興国の王女
348.帝国議会3
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それが、いつの日か三人の少年少女が約束した事だから。
『───二人がこの国を世界で一番平和で素敵な国にするなら、私は侍女としてそのお手伝いを頑張るね!』
『ふっ、侍女に何が出来るんだか』
『出来るもん! というか、これまでも結構エリドルの事手伝ってきたよね!? 三人で頑張って来たよね! ねっ?』
『なんのことやら』
『あーっ! またそうやって自分に都合の悪い事は忘れたふりする!』
侍女服を着た少女がぷんぷんと怒りながら、憎まれ口を叩く少年に食ってかかる。少年はそれを軽くあしらった。
それをニコニコと眺めるもう一人の少年は、この光景が大好きだった。大好きな彼と大好きな彼女との何気ない平和な日々。今はもう、決して見る事の叶わない遠き夢の景色。
『ねぇ、あなたからもこの頑固者に何か言ってよ!』
『こいつの言う事なんて聞かなくてもいいぞ』
二人が同時にこちらを向いて、もう名乗る日は来ない少年の名を呼ぶ。
『──カラオル!』
『──カラオル』
カラオルと呼ばれた少年は、ヘラヘラとした締りの無い顔で口を開いた。
(あの時僕は、何と言ったんだったか───……)
かけがえのない思い出なのに、ケイリオルには思い出せない。その名を捨てた今の彼に、それを思い出す事は出来ないのだ。
「ケイリオル卿、よく父上から許可をいただけましたね。狩猟大会の件は聞いてましたが、まさかその他の祭りまでとは」
「ええ、それはもう頑張りましたよ。なので是非、フリードル皇太子殿下も祭りを楽しんで下さいね」
「……僕は皇太子ですよ? そのような余裕はありません」
「皇太子だからこそ、ですよ。皇帝になれば確実にそのような余裕が無くなりますので、まだ辛うじて余裕のあるうちに……そうですね、王女殿下と祭りを見て回るなどしてみてはいかがですか?」
「妹と、ですか。それは……………………検討の余地がありますね」
(言ったのは僕ですけど、検討の余地があるんですね)
ケイリオルの口車に乗せられ、アミレスと共に祭りを見て回る事を検討するフリードル。その脳内では、祭りを二人で見て回った場合の会話や空気などの妄想劇場が繰り広げられていた。
それを視て、ケイリオルは思わず頬を緩めた。
誰かを好きになるその時まで感情が凍結されている氷の血筋の人間らしく、人形のようだったフリードルが……この通りアミレスへの愛憎を思い出した事により人間らしくなりつつある様が、ケイリオルにとっても喜ばしいものだったのだ。
(一度好きになれば、その人へと激しく執着するこの血筋らしい変貌っぷりだなぁ。いやぁ、フリードルがアミレスへの愛を思い出してくれてよかった)
その様子はまさにエリドルと同じであった。こと愛する者の話となると途端に目の色が変わる姿なんて、本当に瓜二つで。
在りし日のエリドルの姿をフリードルに重ね、ケイリオルは言葉にならない気持ちを抱く。
(……だからこそ、彼女を殺そうだなんて考えないで欲しいんだけどな。貴方までエリドルのように、愛した者を失い涙して壊れてしまう姿を、僕は見たくないんだが)
僅かに開かれた窓から吹き込む夏のそよ風に、少し色素の抜けた金色の毛先が揺れる。ふわふわと膨らんで小さくも波打つ彼の金髪は、アミレスの銀色の長髪を彷彿とさせた。
「ねぇ、フリードル皇太子殿下。もしも……貴方達が普通の家族のようになれる日が来たら、貴方はどんな事がしたいですか?」
ケイリオルがおもむろに問いかける。フリードルはその問いに小首を傾げつつ、考え込んで。
「……あまり、想像がつかないのですが。旅行やピクニックというものをしてみたいです。以前読んだ本に、仲良しきょうだ──っごほん、家族とはそういう事をするものだと書いてあったので」
「旅行やピクニックですか。いいですね、とても楽しそうです。では、いつの日かそれが実現するように僕も頑張ってみましょうか!」
「何故、ケイリオル卿が頑張るのですか?」
「えっ? あー……まぁ、そうですね。ただ、僕がそうしたいからでしょうか。陛下にも、フリードル皇太子殿下にも、王女殿下にも、可能な限り幸せになって欲しいんですよね」
そよ風に揺れるケイリオルの顔につけられた布。どこか遠くの景色を夢見ているかのような彼の語り口調に、フリードルがその横顔を見上げた時。
それまでよりも強い風が吹き込み、書類が何枚か机から舞い落ちた。だがそれよりも、フリードルの目を奪うものがあったのだ。
(……──父上と、同じ色)
ほんの一瞬の出来事だった。風に揺れた僅かな布の隙間から、とても見覚えのある青紫の瞳が見えた気がしたのだ。
「書類、落ちましたよ。しかし……この様子では議論もままなりませんね。今日はこの辺りが潮時では?」
「っええ、そうですね」
ありがとうございます。と言ってケイリオルから書類を受け取りつつ、フリードルは議会を終わらせるべく立ち上がった。
「──諸君。本日の議会はこれにて解散とする。各自、己の役目を全うするように」
『はっ!!』
突然の解散ではあったが、貴族達は張り切って議会場を後にした。様々な問題への対応に加え、祭りやパーティー開催の為にこれから奔走しては嬉しい悲鳴をあげる事になるというのにだ。
それ程に、帝国民にとって祭りというものの存在がとても大きい事が分かる。
「では、僕も仕事に戻りますね」
「お疲れ様です、頑張って下さい」
「はい」
貴族達のほとんどが退場し、しんと静かになった議会場。そこで軽く一礼し、ケイリオルは歩き出した。しかし扉に手をかけようとした時、くるりと踵を返してフリードルの元に早足で戻り、
「本来の目的を忘れておりました。こちらでも改めて魔物の行進について調べ、専門家の意見を仰いだところ──……近いうちに、確実に魔物の行進は発生するそうです」
「──っ!」
背を曲げて耳打ちする。万が一にも、誰にもこれが聞かれないようにという配慮であった。
これを聞き、フリードルは目を見開いた。
「既にディジェル領及び南部の各領には早馬でこの旨を通達し、魔物の行進に備えるよう促しております。他にも、以前より魔物の出現報告のあった地域では魔物の動きが活性化する恐れもある為、南部の各領と諸地域へ帝都より兵団や騎士団を派遣する運びとなっております」
しかしケイリオルは既に動き始めていた。それを聞き、フリードルも少し肩を撫で下ろす。
それも束の間。フリードルは真剣な面持ちで顎に手を当てて思い悩む。
「雪花宮の移動は魔物の行進の前に早々に済ませた方がいいでしょうね。魔導師達も魔物の行進の対応に回したいので」
「そうですね。早く済ませるに越した事はないでしょう。魔物の行進の具体的な日時については現在進行形で調査し、予測をいくらか立てておりますが……早くても一ヶ月以内、遅くても三ヶ月以内ではと。最悪の場合、国際交流舞踏会までに解決しない可能性すらもあります」
「……せめて具体的な日時が分かればいいんですが、こればかりはどうしようもないか。魔物の軍勢はこちらの都合など考えてくれないですし」
「ははは。魔物がこちらの都合を考えてくれるのなら、そもそも侵攻などして来ないでしょう。本当に傍迷惑な話ですよねぇ」
二人の重いため息が重なる。
この国の未来を背負う者と現在この国を背負う者として、フリードルとケイリオルは目先の危機に頭を抱えるのであった……。
『───二人がこの国を世界で一番平和で素敵な国にするなら、私は侍女としてそのお手伝いを頑張るね!』
『ふっ、侍女に何が出来るんだか』
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『なんのことやら』
『あーっ! またそうやって自分に都合の悪い事は忘れたふりする!』
侍女服を着た少女がぷんぷんと怒りながら、憎まれ口を叩く少年に食ってかかる。少年はそれを軽くあしらった。
それをニコニコと眺めるもう一人の少年は、この光景が大好きだった。大好きな彼と大好きな彼女との何気ない平和な日々。今はもう、決して見る事の叶わない遠き夢の景色。
『ねぇ、あなたからもこの頑固者に何か言ってよ!』
『こいつの言う事なんて聞かなくてもいいぞ』
二人が同時にこちらを向いて、もう名乗る日は来ない少年の名を呼ぶ。
『──カラオル!』
『──カラオル』
カラオルと呼ばれた少年は、ヘラヘラとした締りの無い顔で口を開いた。
(あの時僕は、何と言ったんだったか───……)
かけがえのない思い出なのに、ケイリオルには思い出せない。その名を捨てた今の彼に、それを思い出す事は出来ないのだ。
「ケイリオル卿、よく父上から許可をいただけましたね。狩猟大会の件は聞いてましたが、まさかその他の祭りまでとは」
「ええ、それはもう頑張りましたよ。なので是非、フリードル皇太子殿下も祭りを楽しんで下さいね」
「……僕は皇太子ですよ? そのような余裕はありません」
「皇太子だからこそ、ですよ。皇帝になれば確実にそのような余裕が無くなりますので、まだ辛うじて余裕のあるうちに……そうですね、王女殿下と祭りを見て回るなどしてみてはいかがですか?」
「妹と、ですか。それは……………………検討の余地がありますね」
(言ったのは僕ですけど、検討の余地があるんですね)
ケイリオルの口車に乗せられ、アミレスと共に祭りを見て回る事を検討するフリードル。その脳内では、祭りを二人で見て回った場合の会話や空気などの妄想劇場が繰り広げられていた。
それを視て、ケイリオルは思わず頬を緩めた。
誰かを好きになるその時まで感情が凍結されている氷の血筋の人間らしく、人形のようだったフリードルが……この通りアミレスへの愛憎を思い出した事により人間らしくなりつつある様が、ケイリオルにとっても喜ばしいものだったのだ。
(一度好きになれば、その人へと激しく執着するこの血筋らしい変貌っぷりだなぁ。いやぁ、フリードルがアミレスへの愛を思い出してくれてよかった)
その様子はまさにエリドルと同じであった。こと愛する者の話となると途端に目の色が変わる姿なんて、本当に瓜二つで。
在りし日のエリドルの姿をフリードルに重ね、ケイリオルは言葉にならない気持ちを抱く。
(……だからこそ、彼女を殺そうだなんて考えないで欲しいんだけどな。貴方までエリドルのように、愛した者を失い涙して壊れてしまう姿を、僕は見たくないんだが)
僅かに開かれた窓から吹き込む夏のそよ風に、少し色素の抜けた金色の毛先が揺れる。ふわふわと膨らんで小さくも波打つ彼の金髪は、アミレスの銀色の長髪を彷彿とさせた。
「ねぇ、フリードル皇太子殿下。もしも……貴方達が普通の家族のようになれる日が来たら、貴方はどんな事がしたいですか?」
ケイリオルがおもむろに問いかける。フリードルはその問いに小首を傾げつつ、考え込んで。
「……あまり、想像がつかないのですが。旅行やピクニックというものをしてみたいです。以前読んだ本に、仲良しきょうだ──っごほん、家族とはそういう事をするものだと書いてあったので」
「旅行やピクニックですか。いいですね、とても楽しそうです。では、いつの日かそれが実現するように僕も頑張ってみましょうか!」
「何故、ケイリオル卿が頑張るのですか?」
「えっ? あー……まぁ、そうですね。ただ、僕がそうしたいからでしょうか。陛下にも、フリードル皇太子殿下にも、王女殿下にも、可能な限り幸せになって欲しいんですよね」
そよ風に揺れるケイリオルの顔につけられた布。どこか遠くの景色を夢見ているかのような彼の語り口調に、フリードルがその横顔を見上げた時。
それまでよりも強い風が吹き込み、書類が何枚か机から舞い落ちた。だがそれよりも、フリードルの目を奪うものがあったのだ。
(……──父上と、同じ色)
ほんの一瞬の出来事だった。風に揺れた僅かな布の隙間から、とても見覚えのある青紫の瞳が見えた気がしたのだ。
「書類、落ちましたよ。しかし……この様子では議論もままなりませんね。今日はこの辺りが潮時では?」
「っええ、そうですね」
ありがとうございます。と言ってケイリオルから書類を受け取りつつ、フリードルは議会を終わらせるべく立ち上がった。
「──諸君。本日の議会はこれにて解散とする。各自、己の役目を全うするように」
『はっ!!』
突然の解散ではあったが、貴族達は張り切って議会場を後にした。様々な問題への対応に加え、祭りやパーティー開催の為にこれから奔走しては嬉しい悲鳴をあげる事になるというのにだ。
それ程に、帝国民にとって祭りというものの存在がとても大きい事が分かる。
「では、僕も仕事に戻りますね」
「お疲れ様です、頑張って下さい」
「はい」
貴族達のほとんどが退場し、しんと静かになった議会場。そこで軽く一礼し、ケイリオルは歩き出した。しかし扉に手をかけようとした時、くるりと踵を返してフリードルの元に早足で戻り、
「本来の目的を忘れておりました。こちらでも改めて魔物の行進について調べ、専門家の意見を仰いだところ──……近いうちに、確実に魔物の行進は発生するそうです」
「──っ!」
背を曲げて耳打ちする。万が一にも、誰にもこれが聞かれないようにという配慮であった。
これを聞き、フリードルは目を見開いた。
「既にディジェル領及び南部の各領には早馬でこの旨を通達し、魔物の行進に備えるよう促しております。他にも、以前より魔物の出現報告のあった地域では魔物の動きが活性化する恐れもある為、南部の各領と諸地域へ帝都より兵団や騎士団を派遣する運びとなっております」
しかしケイリオルは既に動き始めていた。それを聞き、フリードルも少し肩を撫で下ろす。
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「そうですね。早く済ませるに越した事はないでしょう。魔物の行進の具体的な日時については現在進行形で調査し、予測をいくらか立てておりますが……早くても一ヶ月以内、遅くても三ヶ月以内ではと。最悪の場合、国際交流舞踏会までに解決しない可能性すらもあります」
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