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第四章・興国の王女
306,5.青い星を君へ 番外編
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平静を装い部屋を出る。気を紛らわすかのように、何度も愛剣の柄を撫でた。
──ああ、それでも頭から消えない。
どれだけ無心になろうとしても、心臓の鼓動がそれを許してくれない。
「……っ、あぁ、もう……!」
逃げ出すように早足で廊下を進み、ある程度彼女の部屋を離れた所で、壁に手をつきしゃがみ込む。
演技と意地で必死に隠していた恥ずかしさやら興奮やらが、その必要を失い解き放たれるのだ。心臓が素早く鼓動して、顔に熱が集まる。
「くそ……本当に、可愛いかったなぁ…………」
オレの言葉になんの疑問も抱かず、彼女は目蓋を閉じた。青い瞳の深みを底上げするような、長く美しい白銀の睫毛。瞳を閉じていればその長さが顕著になり、彼女の美しさの一要素である事を実感させた。
気が緩んでいたのか下げられた眉尻や、僅かに空気を取り込む小さく開いた口元も相まって……オレはあの時、劣情を抱いてしまっていた。
だ、だってあれ……いわゆる、きっ──キス待ち顔と言うものなのでは?!
ただでさえ、下心…………というか少しでも彼女と時間を共にしたいが故に、適当な言い訳をしては同行を申し出たのに。
アミレスからまた『貴方はとっても強いんだから!』と言って貰えて嬉しくなっていたのに。今日が元気な日で本当に良かったと心から喜びを噛み締めていたのに。
自分から目を閉じろと言い出した癖に、いざ実際に目と鼻の先に最愛の女性の無防備な顔があれば。オレの意思一つで如何様にも出来てしまう無防備な顔があれば。年頃の男として、何も思わない筈がない。
例え、今のオレがどうしようもない出来損ないであったとしても……それとこれとは話が別だったのだ。
正直、いやかなり、危なかった。
彼女への贖罪が無ければ、手を出してしまっていたかもしれない。
白玉のような透明感のある肌に、淡い花のような小ぶりの薄紅の唇。一度見たら忘れられない端正な顔立ち…………そこに初恋の人かつ最愛の女性と言う前提が加われば。オレのような理性の弱い男なんて、すぐに欲情に飲み込まれてしまう。
オレの弱い理性の代わりに、生きる意味たる贖罪が何とかオレを押し止めてくれたのだ。
ありがとう、贖罪。
思わず、意味の分からない感謝をあの時胸に抱いたぐらいだ。
「はぁ──……危なかったぁ、よく耐えた、オレ…………」
なんかいい匂いもしたな。とふと思い出し、煩悩よ吹き飛べとばかりにゴンッと額を壁にぶつけると、
「別にキスの一つや二つ、挨拶程度のノリでやっても怒られねぇと思うけどなァ」
いつの間にか隣にカイルが座っていた。その上でなんとも恐ろしい事を宣ったのだ、この男は。
「なっ、何言って……というか、まさか独り言を聞いてたのか…………っ!?」
オレが慌てて立ち上がると、カイルもニヤニヤと笑いながらゆっくり立ち上がった。
「マクベスタの事だから、絶対にさっきの事で悶々としてるだろうなーと思って。そんなの見に行かなきゃ損だろ? で。どうだったんよ、好きな人の無防備な姿をゼロ距離で見──っいてぇ!?」
「五月蝿い」
放っておくとペラペラと余計な事ばかりを口にしてくれよるから、思い切りカイルの脛を蹴ってやった。すると、憎き天才と言えども脛への攻撃はどうしようもなかったようで、脛を擦りながら廊下でのたうち回っている。
「うぅ、マクベスタ容赦ない……まさかのドS……でもあり寄りのありだわ好き」
気持ち悪いな、こいつ。
本当に何なんだ……男相手に何を言って──はっ、まさか……?!
「お前、もしかして男色の気があるのか……?! 悪いがオレは、アミレス以外に心をやるつもりは無い」
嫌な想像をしてしまい、手足に鳥肌が立つ。背筋に走る悪寒に表情を歪め、唾棄するかのように言い捨てた。
「アッ、俺の推し相変わらず真面目一途で惚れる……じゃなくて! 俺は確かに女が嫌いだけど、かと言って男が好きな訳ではないから! そりゃあ顔の良い男は好きだよ? 鑑賞対象としてな!!」
「何を言ってるんだお前は」
慌てふためくカイルの必死の弁明に、素で相槌を打ってしまった。本当に、この男が何を言っているのか分からない。
「だから~~えっと、あれだ。人間、出来の良い芸術品は愛でるだろ?」
「まぁ……そうだが、それとこれになんの関係がある」
「お前達みたいな顔の良い人間はな、顔面国宝なんだよ」
「顔面国宝」
思わず言葉を繰り返したが、全く意味が分からない。
「俺はな、そんな国宝級顔面の男を鑑賞するのが好きなんだ。その中でもマクベスタ、お前の顔が特に好きなんだよ。あっ、勿論人柄とかも込みだからな!」
頼んでもないのに、カイルは不必要な謎の補足をした。先程まで脛を抱えてのたうち回っていたのに、今や随分とすました顔で親指を立てている。妙に鼻につく男だな、本当に。
……こんなのに、オレは負けてるのか。そう思うと酷く自分が小さく虚しい存在に思えてくる。
「オレはお前の事が嫌いだがな」
世の不公平から来る八つ当たりと、先程から感じる悪寒から、オレの口からはついつい本音がまろび出てしまった。
初めてこれを面と向かってカイルに伝えた後、結局カイルにそれについて謝れたのは三ヶ月後とかだった。だがカイルはそんなの忘れていたかのようにケロッと謝罪を受け入れ、その上で『そういうところもお前らしさじゃん。素直になるのはいい事だし、気にすんなよ』とか宣ったから。
それ以来、オレはカイルに率直な気持ちを伝えるようにしている。気色悪い事に、カイルはそれで喜ぶので……多分問題は無いのだろう。
果たして友人との距離感がこれで合っているのか、中々に疑問ではあるが。
「嫌よ嫌よも好きのうちって言うし、無関心じゃないだけ全然いーよ。そうだマクベスタ、俺結構恋バナとか好きなんだけど……どうよ、恋愛相談乗ろうか?」
「何故お前にオレの色恋について相談しなくてはならないんだ。そもそも、オレは彼女に気持ちを伝えるつもりなど無い」
「えー、なんでさぁー。絶対伝えた方がいいって。俺実はお前の事めちゃくちゃ応援してんだけどー」
また変な事を言い出した男に呆れを覚え、オレは踵を返し歩き出した。すると、カイルは当然のようについて来る。
「うるさい。だいたいお前はどうしてそこまでオレに構うんだ?」
ピタリと足を止め、振り向く。オレのすぐ後ろで目を丸くしているカイルに、問いかけた。
「……そりゃあ、お前の事が人として好きだからだよ。好きだからこそ、お前には後悔して欲しくない。大事な事を何も言えないまま相手が死んだりいなくなったりすると、結構辛いモンだぜ?」
まるで自分にもその経験があるかのように、カイルはぎこちなく笑う。
そう言えば、以前にもシュヴァルツから似たような事を言われたな。言いたい事は言えるうちに言っておけ、とか。
……──何度も何度も見た、彼女が死ぬ悪夢。あれのいずれかがもしも現実になったとして、オレは果たして自分を保てるだろうか。
気持ちを伝えていた伝えていないに関わらず、きっとオレは、悲しみと懺悔の中迷わず後を追うだろう。
オレが未だに生きているのは彼女の存在あってこそ。彼女のいない世界など、もはや意味が無い。オレが存在する必要性も無い。
だからこそ、カイルの意見には賛成しかねる。何故ならそもそも──彼女が死んだ時点で、もう全てが終わりだから。
「仮に、もしそうなったとして。オレは気持ちを伝えていなかった事よりも、彼女を守れない無価値な存在だった事の方が辛いだろうな」
「あー……お前はそういう人間だったなぁ。悪ぃ、さっきのは忘れてくれ」
カイルはあっさりと引き下がった。しかしその後、鮮やかに片目のみ閉じて、
「あぁでも、恋愛相談ならいつでも受け付けてるから! 困った事があればいつでもウェルカム、俺が力になるぜ!」
またしたり顔で親指を立てている。情緒不安定だな、カイルは。
やはり……この男の相手など真面目にしてはいけないのだ。真面目に相手にしてはこちらが負ける。否が応でも相手のペースに飲み込まれてしまう。
「はぁ…………」
距離感や付き合い方が分からない異色の男を前に、様々な感情から来るため息が漏れ出る。
それを目敏く聞いた件の男は前のめりになり、「どしたん、話聞こうか?」と言ってはどんどん首を突っ込んでくる。
お前の所為なんだけどな。という言葉はぐっと飲み込み、オレはカイルを無視して早足に歩き始めた。
「ちょっ、ちょぉっと待ってくださいよぅ~!」
癪に障るふざけた口調で、カイルは後ろを追いかけて来る。
さて。早く戻って、シュヴァルツに突然呼び出されて中断されてしまった、親善使節としての仕事を片付けなければ。
せっかく昼からは彼女と出かけられるんだ……何が何でも、仕事を片付けないと。
──ふっ……こんなにもやる気が湧いてくるのは、果たしていつぶりだろうか。
──ああ、それでも頭から消えない。
どれだけ無心になろうとしても、心臓の鼓動がそれを許してくれない。
「……っ、あぁ、もう……!」
逃げ出すように早足で廊下を進み、ある程度彼女の部屋を離れた所で、壁に手をつきしゃがみ込む。
演技と意地で必死に隠していた恥ずかしさやら興奮やらが、その必要を失い解き放たれるのだ。心臓が素早く鼓動して、顔に熱が集まる。
「くそ……本当に、可愛いかったなぁ…………」
オレの言葉になんの疑問も抱かず、彼女は目蓋を閉じた。青い瞳の深みを底上げするような、長く美しい白銀の睫毛。瞳を閉じていればその長さが顕著になり、彼女の美しさの一要素である事を実感させた。
気が緩んでいたのか下げられた眉尻や、僅かに空気を取り込む小さく開いた口元も相まって……オレはあの時、劣情を抱いてしまっていた。
だ、だってあれ……いわゆる、きっ──キス待ち顔と言うものなのでは?!
ただでさえ、下心…………というか少しでも彼女と時間を共にしたいが故に、適当な言い訳をしては同行を申し出たのに。
アミレスからまた『貴方はとっても強いんだから!』と言って貰えて嬉しくなっていたのに。今日が元気な日で本当に良かったと心から喜びを噛み締めていたのに。
自分から目を閉じろと言い出した癖に、いざ実際に目と鼻の先に最愛の女性の無防備な顔があれば。オレの意思一つで如何様にも出来てしまう無防備な顔があれば。年頃の男として、何も思わない筈がない。
例え、今のオレがどうしようもない出来損ないであったとしても……それとこれとは話が別だったのだ。
正直、いやかなり、危なかった。
彼女への贖罪が無ければ、手を出してしまっていたかもしれない。
白玉のような透明感のある肌に、淡い花のような小ぶりの薄紅の唇。一度見たら忘れられない端正な顔立ち…………そこに初恋の人かつ最愛の女性と言う前提が加われば。オレのような理性の弱い男なんて、すぐに欲情に飲み込まれてしまう。
オレの弱い理性の代わりに、生きる意味たる贖罪が何とかオレを押し止めてくれたのだ。
ありがとう、贖罪。
思わず、意味の分からない感謝をあの時胸に抱いたぐらいだ。
「はぁ──……危なかったぁ、よく耐えた、オレ…………」
なんかいい匂いもしたな。とふと思い出し、煩悩よ吹き飛べとばかりにゴンッと額を壁にぶつけると、
「別にキスの一つや二つ、挨拶程度のノリでやっても怒られねぇと思うけどなァ」
いつの間にか隣にカイルが座っていた。その上でなんとも恐ろしい事を宣ったのだ、この男は。
「なっ、何言って……というか、まさか独り言を聞いてたのか…………っ!?」
オレが慌てて立ち上がると、カイルもニヤニヤと笑いながらゆっくり立ち上がった。
「マクベスタの事だから、絶対にさっきの事で悶々としてるだろうなーと思って。そんなの見に行かなきゃ損だろ? で。どうだったんよ、好きな人の無防備な姿をゼロ距離で見──っいてぇ!?」
「五月蝿い」
放っておくとペラペラと余計な事ばかりを口にしてくれよるから、思い切りカイルの脛を蹴ってやった。すると、憎き天才と言えども脛への攻撃はどうしようもなかったようで、脛を擦りながら廊下でのたうち回っている。
「うぅ、マクベスタ容赦ない……まさかのドS……でもあり寄りのありだわ好き」
気持ち悪いな、こいつ。
本当に何なんだ……男相手に何を言って──はっ、まさか……?!
「お前、もしかして男色の気があるのか……?! 悪いがオレは、アミレス以外に心をやるつもりは無い」
嫌な想像をしてしまい、手足に鳥肌が立つ。背筋に走る悪寒に表情を歪め、唾棄するかのように言い捨てた。
「アッ、俺の推し相変わらず真面目一途で惚れる……じゃなくて! 俺は確かに女が嫌いだけど、かと言って男が好きな訳ではないから! そりゃあ顔の良い男は好きだよ? 鑑賞対象としてな!!」
「何を言ってるんだお前は」
慌てふためくカイルの必死の弁明に、素で相槌を打ってしまった。本当に、この男が何を言っているのか分からない。
「だから~~えっと、あれだ。人間、出来の良い芸術品は愛でるだろ?」
「まぁ……そうだが、それとこれになんの関係がある」
「お前達みたいな顔の良い人間はな、顔面国宝なんだよ」
「顔面国宝」
思わず言葉を繰り返したが、全く意味が分からない。
「俺はな、そんな国宝級顔面の男を鑑賞するのが好きなんだ。その中でもマクベスタ、お前の顔が特に好きなんだよ。あっ、勿論人柄とかも込みだからな!」
頼んでもないのに、カイルは不必要な謎の補足をした。先程まで脛を抱えてのたうち回っていたのに、今や随分とすました顔で親指を立てている。妙に鼻につく男だな、本当に。
……こんなのに、オレは負けてるのか。そう思うと酷く自分が小さく虚しい存在に思えてくる。
「オレはお前の事が嫌いだがな」
世の不公平から来る八つ当たりと、先程から感じる悪寒から、オレの口からはついつい本音がまろび出てしまった。
初めてこれを面と向かってカイルに伝えた後、結局カイルにそれについて謝れたのは三ヶ月後とかだった。だがカイルはそんなの忘れていたかのようにケロッと謝罪を受け入れ、その上で『そういうところもお前らしさじゃん。素直になるのはいい事だし、気にすんなよ』とか宣ったから。
それ以来、オレはカイルに率直な気持ちを伝えるようにしている。気色悪い事に、カイルはそれで喜ぶので……多分問題は無いのだろう。
果たして友人との距離感がこれで合っているのか、中々に疑問ではあるが。
「嫌よ嫌よも好きのうちって言うし、無関心じゃないだけ全然いーよ。そうだマクベスタ、俺結構恋バナとか好きなんだけど……どうよ、恋愛相談乗ろうか?」
「何故お前にオレの色恋について相談しなくてはならないんだ。そもそも、オレは彼女に気持ちを伝えるつもりなど無い」
「えー、なんでさぁー。絶対伝えた方がいいって。俺実はお前の事めちゃくちゃ応援してんだけどー」
また変な事を言い出した男に呆れを覚え、オレは踵を返し歩き出した。すると、カイルは当然のようについて来る。
「うるさい。だいたいお前はどうしてそこまでオレに構うんだ?」
ピタリと足を止め、振り向く。オレのすぐ後ろで目を丸くしているカイルに、問いかけた。
「……そりゃあ、お前の事が人として好きだからだよ。好きだからこそ、お前には後悔して欲しくない。大事な事を何も言えないまま相手が死んだりいなくなったりすると、結構辛いモンだぜ?」
まるで自分にもその経験があるかのように、カイルはぎこちなく笑う。
そう言えば、以前にもシュヴァルツから似たような事を言われたな。言いたい事は言えるうちに言っておけ、とか。
……──何度も何度も見た、彼女が死ぬ悪夢。あれのいずれかがもしも現実になったとして、オレは果たして自分を保てるだろうか。
気持ちを伝えていた伝えていないに関わらず、きっとオレは、悲しみと懺悔の中迷わず後を追うだろう。
オレが未だに生きているのは彼女の存在あってこそ。彼女のいない世界など、もはや意味が無い。オレが存在する必要性も無い。
だからこそ、カイルの意見には賛成しかねる。何故ならそもそも──彼女が死んだ時点で、もう全てが終わりだから。
「仮に、もしそうなったとして。オレは気持ちを伝えていなかった事よりも、彼女を守れない無価値な存在だった事の方が辛いだろうな」
「あー……お前はそういう人間だったなぁ。悪ぃ、さっきのは忘れてくれ」
カイルはあっさりと引き下がった。しかしその後、鮮やかに片目のみ閉じて、
「あぁでも、恋愛相談ならいつでも受け付けてるから! 困った事があればいつでもウェルカム、俺が力になるぜ!」
またしたり顔で親指を立てている。情緒不安定だな、カイルは。
やはり……この男の相手など真面目にしてはいけないのだ。真面目に相手にしてはこちらが負ける。否が応でも相手のペースに飲み込まれてしまう。
「はぁ…………」
距離感や付き合い方が分からない異色の男を前に、様々な感情から来るため息が漏れ出る。
それを目敏く聞いた件の男は前のめりになり、「どしたん、話聞こうか?」と言ってはどんどん首を突っ込んでくる。
お前の所為なんだけどな。という言葉はぐっと飲み込み、オレはカイルを無視して早足に歩き始めた。
「ちょっ、ちょぉっと待ってくださいよぅ~!」
癪に障るふざけた口調で、カイルは後ろを追いかけて来る。
さて。早く戻って、シュヴァルツに突然呼び出されて中断されてしまった、親善使節としての仕事を片付けなければ。
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