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第三章・傾国の王女
291.ある精霊の執着
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「王よ、とても嬉しそうですね」
「もう本っ当に嬉しい。アミィって体温低めなんだけど、それもちゃんと肌で感じられて良かったなあ。あの上目遣いの可愛さといったら!」
「そうですか。いずれ我等が姫君となる御方ですし、一度お会いしたいですね」
「出来る限りお前達には会わせたくないんだけど、これからはそうもいかないし……フィンなら別に会わせても大丈夫か。また今度挨拶の場を設けるよ」
「は、有り難き幸せにて」
エンヴィーと同じく仕事を押し付けていたフィンが、いつも通りの無表情でボクの話に相槌を打つ。
制約の破棄についての上座会議で、既にアミィの事は最上位精霊達に話した。ボクが星王の加護を与えた精霊の愛し子──それを最上位精霊達はボクと同等の地位や存在と認識し、精霊達の姫……星空の一番星と呼ぶようになったのだ。
だからどいつもこいつもアミィをエストレラと呼ぶのである。
まぁ、それはボクの許可無しにお前達がアミィの名を呼ぶなって言いつけたからなんだけどね。
なので最上位精霊達はアミィの存在を知っているし、ボクがあの子の為に破棄したいくつかの制約から、ボクがいずれアミィを精霊界に連れ帰ろうかなーと考えている事も察したらしい。
その為、気が早いと思うけどこうやって姫君と呼んだり、一度会いたいと言い出す奴が増えて来たのだ。勝手に会ったら殺すって脅したから、アミィに勝手に会いに行って迷惑かけるような事にはならないと思うけど。
「まーでも、確かに一度顔合わせの機会は用意しておいた方がいいんじゃないですか? 最上位精霊の中には人間嫌いな奴もいますし、いざ姫さんが精霊界に来た時にじゃなくて、前もって姫さんのいいところを教えておくのはアリだと思いますよ」
濃い隈を引っ提げて、書類をペラペラと捲るエンヴィーが妙案を口にした。
「エンヴィーの案には一理ありますね。少しでも姫君の負担を減らす工夫は凝らすべきでしょう。時に王よ、姫君はいつ頃精霊界にお越しになるのでしょうか? または、いつ頃完全な精霊化を果たすのでしょうか?」
ずい、と目と鼻の先まで詰め寄って、フィンが大真面目に問うてくる。それにボクは、少しだけ視線を泳がせた。
「……そのうちかな。向こう百年以内には、多分、来ると思うよ」
ボクの煮え切らない返事にフィンは眉一つ動かさず、
「具体的な数字を提示して下さいませんと、我々としても準備のしようがないのですが」
ズバッと更に切り込んで来た。こういう空気を読めない所は昔から全然変わらないなこの男!
「……具体的な時期は分からない。いつ頃アミィが精霊化して、精霊界に来るのか……それはあの子次第だから」
「何故です? 王自ら加護をお与えになった相手なのですから把握しきれない、なんて事はまず有り得ないと愚考しますが」
「うっ……」
フィンの放つ正論と不可解の眼差しが、ボクの心に攻撃する。
「……だよ」
「申し訳ございません、王のお言葉を聞き逃すなどという罪を犯してしまいました」
「…………たから……ん……だよ」
「王に二度も同じ言葉を繰り返させただけでも許されざる事だというのに、またもや俺は……」
明らかにボクの声が小さい事が原因なのに、フィンは頑なに非は自分にあると言うしボクを咎めようとは微塵も考えないらしい。
フィンのこういう盲信的なところ、昔からちょっと苦手なんだよね。
「──本人の同意なく勝手に加護を与えたから、バレないように加護が発動しないようにした。それに伴い精霊化もかなり進行が遅れてるんだよ」
気まずくて、彼から完全に目を逸らす。
これにフィンはピタリと体を制止させ、眉を顰めた。
「……まさか、姫君本人の意思を無視して加護を与えたと? 一体貴方は何をなさっているのですか?」
「おいやめろそんな目でボクを見るな。ボクだって当時は必死だったんだよ」
「貴方はご自分の加護をなんだと思ってるのですか? 星王の加護を持つ人間など前代未聞の存在にして、精霊界に新たな時代を吹き込む新星なのですよ? それを王は一時の激情で?」
近い近い近い。そんなにも目を見開いて詰め寄らないでくれ。
フィンの蒸し焼くような圧と視線が、ボクの体に痛く突き刺さる。少しでも身動きすれば、すぐに胸と胸が当たってしまうような距離で……ボクは必死にフィンから顔を逸らしていた。
「そーだそーだ! フィンさんもっと言ってやってくれ!!」
なんだあいつ。もっと仕事増やして欲しいのか、エンヴィーの奴は。
ギンッ、と一度エンヴィーを睨むと、奴は大袈裟に肩を跳ねさせて借りて来た猫のように大人しくなった。
「王よ……本人の同意なく、という事は姫君には精霊化する意思も無いという事ですね? 我々は王より姫君の話をお聞きしてからというもの、一番星の輝きをこの目にする事を心待ちにしておりました。それなのに…………我々は、王に弄ばれていたのでしょうか?」
距離感を見誤った男がそのままの距離で淡々と、されど静かに怒りを蓄えて捲し立てる。
くっ、良心を責めてくるじゃないか……!
「本人の意思は無視したけど、でもいずれ必ず、彼女を精霊界に連れて来る。ボクはあの子を絶対に死なせたくないから。一体そこまでどれだけの年数がかかるかは分からないけど、そこを違えるつもりは無い。必ず、いつか同意を得るつもりだよ」
ぎこちない動きで顔をフィンの方に向ける。彼とは身長も近いので、まさに目と鼻の先。互いの呼吸さえ感じられる程に近く、フィンの空虚な瞳を見つめてボクは言い切った。
この発言にフィンは渋々納得し、「……ならば、問題ありません」と言って一歩後ろに下がった。
いつか……アミィが大人になった時、ボクは彼女に加護の事を伝え、精霊となる事や精霊界に連れ帰る事について同意を得るつもりだ。
ボクが一度加護を与えた時点で精霊化は避けられない。そして精霊が契約も無しに人間界にい続けるのは双方にとってもあまりいい事ではない。
エンヴィーのように人間の規格に自身を落とし込んでいようとも、あまり長期間の滞在は褒められた事ではない。
つまり、アミィはどちらにせよ精霊界に行くしかないのだ。
流石に同意無しでそれは可哀想だと思って、精霊化を極限まで遅らせているけれど……アミィが同意してくれたならば、それもやめてすぐさま彼女を精霊にするつもりだ。
だって、ボクはアミィに死んで欲しくないから。
これからもずっと一緒にいたい。永遠に、未来永劫彼女と一緒にいたい。ボクがアミィを幸せにしたい。
あの子が望む幸せを、他の誰でもないボクが与えてあげたい。
確かに本人の同意はまだ得てないけれど、でも、きっとアミィならボクと一緒にいる事を選んでくれるから。
君が恐れる死を、ボクがなくしてあげる。
君が望む幸せを、ボクが用意してあげる。
だからボクを選んでよ、アミィ。
星は瞬きいずれ消えるものだけど、君の輝きだけは何があろうもこの世から消させない。永遠のものとしてみせるから。
ボクがずっとずっと君に会いたかったように、君だってボクに会いたがってくれてたんだろう?
ならば、きっと──……ボクの想いだって、受け入れてくれるよね?
「もう本っ当に嬉しい。アミィって体温低めなんだけど、それもちゃんと肌で感じられて良かったなあ。あの上目遣いの可愛さといったら!」
「そうですか。いずれ我等が姫君となる御方ですし、一度お会いしたいですね」
「出来る限りお前達には会わせたくないんだけど、これからはそうもいかないし……フィンなら別に会わせても大丈夫か。また今度挨拶の場を設けるよ」
「は、有り難き幸せにて」
エンヴィーと同じく仕事を押し付けていたフィンが、いつも通りの無表情でボクの話に相槌を打つ。
制約の破棄についての上座会議で、既にアミィの事は最上位精霊達に話した。ボクが星王の加護を与えた精霊の愛し子──それを最上位精霊達はボクと同等の地位や存在と認識し、精霊達の姫……星空の一番星と呼ぶようになったのだ。
だからどいつもこいつもアミィをエストレラと呼ぶのである。
まぁ、それはボクの許可無しにお前達がアミィの名を呼ぶなって言いつけたからなんだけどね。
なので最上位精霊達はアミィの存在を知っているし、ボクがあの子の為に破棄したいくつかの制約から、ボクがいずれアミィを精霊界に連れ帰ろうかなーと考えている事も察したらしい。
その為、気が早いと思うけどこうやって姫君と呼んだり、一度会いたいと言い出す奴が増えて来たのだ。勝手に会ったら殺すって脅したから、アミィに勝手に会いに行って迷惑かけるような事にはならないと思うけど。
「まーでも、確かに一度顔合わせの機会は用意しておいた方がいいんじゃないですか? 最上位精霊の中には人間嫌いな奴もいますし、いざ姫さんが精霊界に来た時にじゃなくて、前もって姫さんのいいところを教えておくのはアリだと思いますよ」
濃い隈を引っ提げて、書類をペラペラと捲るエンヴィーが妙案を口にした。
「エンヴィーの案には一理ありますね。少しでも姫君の負担を減らす工夫は凝らすべきでしょう。時に王よ、姫君はいつ頃精霊界にお越しになるのでしょうか? または、いつ頃完全な精霊化を果たすのでしょうか?」
ずい、と目と鼻の先まで詰め寄って、フィンが大真面目に問うてくる。それにボクは、少しだけ視線を泳がせた。
「……そのうちかな。向こう百年以内には、多分、来ると思うよ」
ボクの煮え切らない返事にフィンは眉一つ動かさず、
「具体的な数字を提示して下さいませんと、我々としても準備のしようがないのですが」
ズバッと更に切り込んで来た。こういう空気を読めない所は昔から全然変わらないなこの男!
「……具体的な時期は分からない。いつ頃アミィが精霊化して、精霊界に来るのか……それはあの子次第だから」
「何故です? 王自ら加護をお与えになった相手なのですから把握しきれない、なんて事はまず有り得ないと愚考しますが」
「うっ……」
フィンの放つ正論と不可解の眼差しが、ボクの心に攻撃する。
「……だよ」
「申し訳ございません、王のお言葉を聞き逃すなどという罪を犯してしまいました」
「…………たから……ん……だよ」
「王に二度も同じ言葉を繰り返させただけでも許されざる事だというのに、またもや俺は……」
明らかにボクの声が小さい事が原因なのに、フィンは頑なに非は自分にあると言うしボクを咎めようとは微塵も考えないらしい。
フィンのこういう盲信的なところ、昔からちょっと苦手なんだよね。
「──本人の同意なく勝手に加護を与えたから、バレないように加護が発動しないようにした。それに伴い精霊化もかなり進行が遅れてるんだよ」
気まずくて、彼から完全に目を逸らす。
これにフィンはピタリと体を制止させ、眉を顰めた。
「……まさか、姫君本人の意思を無視して加護を与えたと? 一体貴方は何をなさっているのですか?」
「おいやめろそんな目でボクを見るな。ボクだって当時は必死だったんだよ」
「貴方はご自分の加護をなんだと思ってるのですか? 星王の加護を持つ人間など前代未聞の存在にして、精霊界に新たな時代を吹き込む新星なのですよ? それを王は一時の激情で?」
近い近い近い。そんなにも目を見開いて詰め寄らないでくれ。
フィンの蒸し焼くような圧と視線が、ボクの体に痛く突き刺さる。少しでも身動きすれば、すぐに胸と胸が当たってしまうような距離で……ボクは必死にフィンから顔を逸らしていた。
「そーだそーだ! フィンさんもっと言ってやってくれ!!」
なんだあいつ。もっと仕事増やして欲しいのか、エンヴィーの奴は。
ギンッ、と一度エンヴィーを睨むと、奴は大袈裟に肩を跳ねさせて借りて来た猫のように大人しくなった。
「王よ……本人の同意なく、という事は姫君には精霊化する意思も無いという事ですね? 我々は王より姫君の話をお聞きしてからというもの、一番星の輝きをこの目にする事を心待ちにしておりました。それなのに…………我々は、王に弄ばれていたのでしょうか?」
距離感を見誤った男がそのままの距離で淡々と、されど静かに怒りを蓄えて捲し立てる。
くっ、良心を責めてくるじゃないか……!
「本人の意思は無視したけど、でもいずれ必ず、彼女を精霊界に連れて来る。ボクはあの子を絶対に死なせたくないから。一体そこまでどれだけの年数がかかるかは分からないけど、そこを違えるつもりは無い。必ず、いつか同意を得るつもりだよ」
ぎこちない動きで顔をフィンの方に向ける。彼とは身長も近いので、まさに目と鼻の先。互いの呼吸さえ感じられる程に近く、フィンの空虚な瞳を見つめてボクは言い切った。
この発言にフィンは渋々納得し、「……ならば、問題ありません」と言って一歩後ろに下がった。
いつか……アミィが大人になった時、ボクは彼女に加護の事を伝え、精霊となる事や精霊界に連れ帰る事について同意を得るつもりだ。
ボクが一度加護を与えた時点で精霊化は避けられない。そして精霊が契約も無しに人間界にい続けるのは双方にとってもあまりいい事ではない。
エンヴィーのように人間の規格に自身を落とし込んでいようとも、あまり長期間の滞在は褒められた事ではない。
つまり、アミィはどちらにせよ精霊界に行くしかないのだ。
流石に同意無しでそれは可哀想だと思って、精霊化を極限まで遅らせているけれど……アミィが同意してくれたならば、それもやめてすぐさま彼女を精霊にするつもりだ。
だって、ボクはアミィに死んで欲しくないから。
これからもずっと一緒にいたい。永遠に、未来永劫彼女と一緒にいたい。ボクがアミィを幸せにしたい。
あの子が望む幸せを、他の誰でもないボクが与えてあげたい。
確かに本人の同意はまだ得てないけれど、でも、きっとアミィならボクと一緒にいる事を選んでくれるから。
君が恐れる死を、ボクがなくしてあげる。
君が望む幸せを、ボクが用意してあげる。
だからボクを選んでよ、アミィ。
星は瞬きいずれ消えるものだけど、君の輝きだけは何があろうもこの世から消させない。永遠のものとしてみせるから。
ボクがずっとずっと君に会いたかったように、君だってボクに会いたがってくれてたんだろう?
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