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第三章・傾国の王女
283.星は流れ落ちる4
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♢♢
「あー、えっと。アラン君。ちなむと俺はもう百五十人ぐらい倒したと思うけどそっちはどう?」
(……普段は私の名前を覚えようともしないのに、何故偽名は普通に覚えているんだろうか、この男は)
イリオーデとアルベルトは競い合うように本隊の人間を蹴散らしていた。
その途中で、そっちの様子はどうなんだと、アルベルトがイリオーデに話しかける。二人揃って戦場でも余裕綽々である。
「私もおおよそそれぐらいだ。もっとも、わざわざ倒した敵の数など数えてないが」
「……ふーん、そうなんだ」
アルベルトはにこやかな笑みを作った。しかしその笑みはかなり黒く染まっていて。
(相変わらず言葉の端々に棘があるなぁ……俺が君に何したって言うんだよ。仲良くしないと主君に怒られるから、こうやって仲良くしようとしてるのにさ)
しょうもない苛立ちを覚え、アルベルトはため息を一つ。それに乗せて怒りを外に流そうとしたのだ。
「何でもいいけどさ、俺の邪魔はしないでよ? このまま誰よりも敵を倒してリーダーに褒めて貰うんだから」
戦場に散らばるアルベルトの分身達も、この言葉にうんうんと頷く。
「聞けない相談だな。私とてお……リーダーの騎士として恥じぬ活躍をし、リーダーに我が働きを認めていただくと決めている。お前にくれてやる首など無い」
しかし負けじとイリオーデも応戦する。ここに来て互いに敵を見誤り、二人の間では火花が散っていた。
「寝言は寝て言ってくれるかな。必要があれば眠らせてあげるよ、半永久的に」
「その減らず口を八つ裂きにされたくなければ、早急に口を噤め」
ここに、仁義なき従者達の戦いが始まる──かに思えた。
しかしここで、彼等にとっても予想外の出来事が起きる。五名の領民が前傾姿勢で疾走し、イリオーデとアルベルトの元に突撃する。
当然二人はそれに気づき、返り討ちにしようとした。
(あいつ等、何を持って……──ッ、あの形状……まさか?!)
ここでアルベルトが領民達が抱える何かに気づく。それを理解した瞬間アルベルトの顔は青ざめ、彼から冷静さを奪う。
「アラン君ッ、今すぐこの場を離れないと! あれは──自爆特攻だ!!」
「自爆特攻……!?」
そう。領民達が抱えていたもの……それは爆薬だった。彼等はそれを抱えて特攻し、自らの命を犠牲にイリオーデ達を道づれにしようとしていた。
だが爆薬の存在にアルベルトがいち早く気がついた事で、最悪の展開は免れた。しかしもう既に、領民達とイリオーデ達との距離は三メートルにも満たない。
アルベルトの叫びは領民達にも聞こえていたのだ。
「バレたって構わねェ。ここでオマエ等罪人を道づれに出来るのならなぁ!」
「死ねぇ! 大罪人共!!」
前を突っ走っていた二人の男が、決死の覚悟で今際の怒号をあげた。その瞬間──、
(ッ、間に合え……!!)
(くっ、何とかなるか!?)
アルベルトとイリオーデは互いを庇うように動き、魔法を発動させた。
自分は多分大丈夫だと過信し、その上で相手を守らないとアミレスが後で悲しむから……と考え、何と互いに気に入らない相手を庇おうとしたのだ。
目が焼かれてしまいそうな程の熱量を伴った、眩い光。二つの自爆特攻を皮切りにその場で連鎖的に爆発が起こり、大爆発となる。
それは人はおろか地面さえも吹き飛ばし、爆風と黒煙は凄まじい勢いで戦場を包み込む。付近にいた者達は等しくその被害を受け、命や意識を失った。ただし、ある一方向を除いて。
──爆心地の目と鼻の先。そこには、爆風とその衝撃波を別方向へと受け流した暴風の壁と、爆発による熱と光を吸収した影のドームが在った。
そのどちらか一方が欠けていたならば、無事では済まなかった事だろう。二人同時に魔法を使用したからこそ、彼等は無事だったのだ。
「……──助かった、のか」
「一応そうみたいだ。しかし自爆特攻なんてとんでもない事を考えるな」
アルベルトが影のドームを解除すると、辺りは黒煙に包まれ真っ黒だった。目の前では人体が消し炭と成っており、人だったものから火が上がる。
イリオーデが風の魔力で軽く煙を吹き飛ばし、二人は周囲に広がる惨憺たる光景を目の当たりにして言葉を失ったのだった……。
♢♢
「……──それから二人で周囲の索敵をしていた所で、我々を呼ぶ声が聞こえたと彼が走り出したのです。その背を追って行った結果、こうして貴女様の元に辿り着く事が出来ました」
イリオーデの話を聞いて、私は気持ちが沈んだ。
二人の無事を聞いて安堵したのも束の間、自爆特攻なんて言葉と事実を突きつけられ、平然としてられなかった。
「そっか……何人、死んじゃったんだろうね」
死者は出さないと決めていたのに。絶対に、誰一人殺さないと決めていたのに。
まさか、自爆特攻を仕掛けてくるなんて。私達では簡単に阻止出来ないような、そんな命懸けの行動に出られてはもうどうしようもない。
私達の決意なんて、領民達の決死の特攻の前では無意味なのだ。
「……俺達が確認しただけでも、ざっと百人近く。かなり強力な爆薬だったようで、広範囲にその被害が出た模様です。俺達がこうして無事に生き残った事が奇跡に近いでしょう」
「そんなにも…………どうして、彼等はそんな暴挙に出たのかしら」
あのレオがそんな無慈悲な作戦を立てる筈が無い。ならば何故、彼等は自爆特攻を行ったのか。
「それは俺達にも分かりません」
「ですが、第二波第三波が無いとも言いきれぬ以上、早急にこの場から離れるべきと具申します」
確かにここは視界が悪い。何より足元には大量の死体があり、地面だって抉れている。こんな場所でまた自爆特攻を仕掛けられたら……どうなるか分かったものじゃない。
とりあえずここから離れましょう。と言って立ち上がる。
恐らく先の爆発で本隊もかなり陣形が崩れていると思うし、そもそもイリオーデとアルベルトの活躍もあってかなりの人数が削られている筈だ。だから少しの間は攻めて来ないだろう。
一人でモルスさんの相手をしているカイルが心配だ。イリオーデ達の無事は確認出来たし、ローズの事もあるから一度要塞に戻ろう。
そう決めて歩き出した時。何か、おぞましいものに背筋を撫でられたような……そんな悪寒を覚えた。
まだ何も終わってない──そう言いたげな強い殺意が、私達を襲う。
「後ろ!!」
「またか……!?」
「しつこいな!」
後方からやって来たのは、何かを抱えた男。恐らくあの袋が、アルベルトの見たという爆薬なのだろう。
どうにかして爆発を止める事は出来ないのか。水をかけたらいい? それとも凍らせたらいい? どうすれば、そもそも爆発を止められるの?
逡巡する。どうにかして爆発を止めるか、爆発から身を守る方を選ぶか。
ほんの僅かな、一秒にも満たない時間でそれを考え、私は。
「っ、目の前で爆発四散とか夢見が悪いじゃないの!!」
例の影のドームとやらを展開しようとしていたアルベルトを押し退けて、自爆特攻男を水の塊に閉じ込め凍らせた。
地から生える氷柱。その中に閉じ込められた男と爆薬は、何も起こさずただ凍てつく。
「よかった。これで爆発は──」
もう大丈夫だとホッとした瞬間。そんな私を嘲笑うかのように、黒煙から一斉に、爆薬を抱えた人達が出て来た。
しかも今度は男だけでなく、女子供までいる。
「主君ッ!」
「王女殿下!!」
もう、導火線には火がついていた。今から水を出して、一瞬で凍らせても間に合わない。
そう頭で理解した時、二人が私を守るように魔法を使おうとしていた。だけど、もう間に合わない。
絶対にこの場で私達を殺す。そんな狂気じみた強い意思に、私はここで死ぬのかと……恐怖と無念を抱く。
導火線の火が爆薬に辿り着く。その瞬間──……あまりにも眩い、七色に瞬く光が私達の視界を奪った。
「あー、えっと。アラン君。ちなむと俺はもう百五十人ぐらい倒したと思うけどそっちはどう?」
(……普段は私の名前を覚えようともしないのに、何故偽名は普通に覚えているんだろうか、この男は)
イリオーデとアルベルトは競い合うように本隊の人間を蹴散らしていた。
その途中で、そっちの様子はどうなんだと、アルベルトがイリオーデに話しかける。二人揃って戦場でも余裕綽々である。
「私もおおよそそれぐらいだ。もっとも、わざわざ倒した敵の数など数えてないが」
「……ふーん、そうなんだ」
アルベルトはにこやかな笑みを作った。しかしその笑みはかなり黒く染まっていて。
(相変わらず言葉の端々に棘があるなぁ……俺が君に何したって言うんだよ。仲良くしないと主君に怒られるから、こうやって仲良くしようとしてるのにさ)
しょうもない苛立ちを覚え、アルベルトはため息を一つ。それに乗せて怒りを外に流そうとしたのだ。
「何でもいいけどさ、俺の邪魔はしないでよ? このまま誰よりも敵を倒してリーダーに褒めて貰うんだから」
戦場に散らばるアルベルトの分身達も、この言葉にうんうんと頷く。
「聞けない相談だな。私とてお……リーダーの騎士として恥じぬ活躍をし、リーダーに我が働きを認めていただくと決めている。お前にくれてやる首など無い」
しかし負けじとイリオーデも応戦する。ここに来て互いに敵を見誤り、二人の間では火花が散っていた。
「寝言は寝て言ってくれるかな。必要があれば眠らせてあげるよ、半永久的に」
「その減らず口を八つ裂きにされたくなければ、早急に口を噤め」
ここに、仁義なき従者達の戦いが始まる──かに思えた。
しかしここで、彼等にとっても予想外の出来事が起きる。五名の領民が前傾姿勢で疾走し、イリオーデとアルベルトの元に突撃する。
当然二人はそれに気づき、返り討ちにしようとした。
(あいつ等、何を持って……──ッ、あの形状……まさか?!)
ここでアルベルトが領民達が抱える何かに気づく。それを理解した瞬間アルベルトの顔は青ざめ、彼から冷静さを奪う。
「アラン君ッ、今すぐこの場を離れないと! あれは──自爆特攻だ!!」
「自爆特攻……!?」
そう。領民達が抱えていたもの……それは爆薬だった。彼等はそれを抱えて特攻し、自らの命を犠牲にイリオーデ達を道づれにしようとしていた。
だが爆薬の存在にアルベルトがいち早く気がついた事で、最悪の展開は免れた。しかしもう既に、領民達とイリオーデ達との距離は三メートルにも満たない。
アルベルトの叫びは領民達にも聞こえていたのだ。
「バレたって構わねェ。ここでオマエ等罪人を道づれに出来るのならなぁ!」
「死ねぇ! 大罪人共!!」
前を突っ走っていた二人の男が、決死の覚悟で今際の怒号をあげた。その瞬間──、
(ッ、間に合え……!!)
(くっ、何とかなるか!?)
アルベルトとイリオーデは互いを庇うように動き、魔法を発動させた。
自分は多分大丈夫だと過信し、その上で相手を守らないとアミレスが後で悲しむから……と考え、何と互いに気に入らない相手を庇おうとしたのだ。
目が焼かれてしまいそうな程の熱量を伴った、眩い光。二つの自爆特攻を皮切りにその場で連鎖的に爆発が起こり、大爆発となる。
それは人はおろか地面さえも吹き飛ばし、爆風と黒煙は凄まじい勢いで戦場を包み込む。付近にいた者達は等しくその被害を受け、命や意識を失った。ただし、ある一方向を除いて。
──爆心地の目と鼻の先。そこには、爆風とその衝撃波を別方向へと受け流した暴風の壁と、爆発による熱と光を吸収した影のドームが在った。
そのどちらか一方が欠けていたならば、無事では済まなかった事だろう。二人同時に魔法を使用したからこそ、彼等は無事だったのだ。
「……──助かった、のか」
「一応そうみたいだ。しかし自爆特攻なんてとんでもない事を考えるな」
アルベルトが影のドームを解除すると、辺りは黒煙に包まれ真っ黒だった。目の前では人体が消し炭と成っており、人だったものから火が上がる。
イリオーデが風の魔力で軽く煙を吹き飛ばし、二人は周囲に広がる惨憺たる光景を目の当たりにして言葉を失ったのだった……。
♢♢
「……──それから二人で周囲の索敵をしていた所で、我々を呼ぶ声が聞こえたと彼が走り出したのです。その背を追って行った結果、こうして貴女様の元に辿り着く事が出来ました」
イリオーデの話を聞いて、私は気持ちが沈んだ。
二人の無事を聞いて安堵したのも束の間、自爆特攻なんて言葉と事実を突きつけられ、平然としてられなかった。
「そっか……何人、死んじゃったんだろうね」
死者は出さないと決めていたのに。絶対に、誰一人殺さないと決めていたのに。
まさか、自爆特攻を仕掛けてくるなんて。私達では簡単に阻止出来ないような、そんな命懸けの行動に出られてはもうどうしようもない。
私達の決意なんて、領民達の決死の特攻の前では無意味なのだ。
「……俺達が確認しただけでも、ざっと百人近く。かなり強力な爆薬だったようで、広範囲にその被害が出た模様です。俺達がこうして無事に生き残った事が奇跡に近いでしょう」
「そんなにも…………どうして、彼等はそんな暴挙に出たのかしら」
あのレオがそんな無慈悲な作戦を立てる筈が無い。ならば何故、彼等は自爆特攻を行ったのか。
「それは俺達にも分かりません」
「ですが、第二波第三波が無いとも言いきれぬ以上、早急にこの場から離れるべきと具申します」
確かにここは視界が悪い。何より足元には大量の死体があり、地面だって抉れている。こんな場所でまた自爆特攻を仕掛けられたら……どうなるか分かったものじゃない。
とりあえずここから離れましょう。と言って立ち上がる。
恐らく先の爆発で本隊もかなり陣形が崩れていると思うし、そもそもイリオーデとアルベルトの活躍もあってかなりの人数が削られている筈だ。だから少しの間は攻めて来ないだろう。
一人でモルスさんの相手をしているカイルが心配だ。イリオーデ達の無事は確認出来たし、ローズの事もあるから一度要塞に戻ろう。
そう決めて歩き出した時。何か、おぞましいものに背筋を撫でられたような……そんな悪寒を覚えた。
まだ何も終わってない──そう言いたげな強い殺意が、私達を襲う。
「後ろ!!」
「またか……!?」
「しつこいな!」
後方からやって来たのは、何かを抱えた男。恐らくあの袋が、アルベルトの見たという爆薬なのだろう。
どうにかして爆発を止める事は出来ないのか。水をかけたらいい? それとも凍らせたらいい? どうすれば、そもそも爆発を止められるの?
逡巡する。どうにかして爆発を止めるか、爆発から身を守る方を選ぶか。
ほんの僅かな、一秒にも満たない時間でそれを考え、私は。
「っ、目の前で爆発四散とか夢見が悪いじゃないの!!」
例の影のドームとやらを展開しようとしていたアルベルトを押し退けて、自爆特攻男を水の塊に閉じ込め凍らせた。
地から生える氷柱。その中に閉じ込められた男と爆薬は、何も起こさずただ凍てつく。
「よかった。これで爆発は──」
もう大丈夫だとホッとした瞬間。そんな私を嘲笑うかのように、黒煙から一斉に、爆薬を抱えた人達が出て来た。
しかも今度は男だけでなく、女子供までいる。
「主君ッ!」
「王女殿下!!」
もう、導火線には火がついていた。今から水を出して、一瞬で凍らせても間に合わない。
そう頭で理解した時、二人が私を守るように魔法を使おうとしていた。だけど、もう間に合わない。
絶対にこの場で私達を殺す。そんな狂気じみた強い意思に、私はここで死ぬのかと……恐怖と無念を抱く。
導火線の火が爆薬に辿り着く。その瞬間──……あまりにも眩い、七色に瞬く光が私達の視界を奪った。
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