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第三章・傾国の王女
281.星は流れ落ちる2
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あの時の模擬戦とは違う、本気の戦い。一瞬でも気を抜けば殺されてしまいそうな、死の恐怖との戦い。
相手は騎士団という集団で明らかに不利に思えたが、私の威圧にたじろいだ人達は簡単に倒せたからまだ楽ではあった。
ただやはり、モルスさん達精鋭はそう簡単にいかなかったので……騎士団員十名強を同時に相手にするなんて状況に陥っていた。
相手の攻撃を躱し、いなし、弾き、隙をついて攻撃する。怪我しすぎたら皆に怒られるから、怪我だってしないよう気をつけていた。
かつてない程に全神経を尖らせて、周囲の些細な動きにさえも注視する。気配を感じ、殺気を感じ、死角からの素早い突きも何とか避けた。
今、私は心からフォーロイトでよかったと思った。
フォーロイトじゃなかったら、ここまで戦う事が出来なかっただろうから。
フォーロイトじゃなかったら、死ぬ事以外への恐怖心を捨てられなかっただろうから。
「ッ、何者だ! 何故、我々を同時に相手取れるんだ!」
模擬戦にもいた、団員のカコンさんがくわっと叫ぶ。
私がたった一人で彼等の相手をし、かつ着実に一人ずつ倒していっているからだろう。
「さあ──」
「そりゃお前等よりうちのリーダーのが強いからに決まってんだろ?」
さあな。と答えようとした時、上空から声が降ってきた。まるで、カイルと初めて会ったあの雪の日のように。
「なっ……!?」
あんた怪我してるのに何戻って来てるのよ!? 私が何の為にあんたを逃がしたと思って……!!
「仲間を犠牲に逃げ出したというのに、のこのこ戻ってくるとはな」
「そりゃあ仲間なんでね。応急手当も済んだんで、仲間の援護に来たって訳だ」
華麗に着地したカイルの手には、相変わらず狙撃銃が握られている。相手は近距離戦を得意とする騎士なのに、遠距離の武器は相性が悪い。
それなのにカイルは、モルスさんの前に堂々と立っていた。
「なあ、お前忘れてねーか?」
「は……?」
「俺、チートキャラなんだぜ?」
心配と不安から明らかに動揺する私に向け、カイルがニヤリと笑う。
その瞬間。カイルが目にも止まらぬ速さでモルスさんの後ろ──その後方に控えていた騎士団員達の眼前に躍り出た。彼の背には翼が生えており、それで高速移動を可能にしたのだと分かる。
「残念ながら、俺ァ狙撃手でもただの魔導師でもないんだわ」
カイルはその場で鋼の剣を作り、それに風を纏わせ騎士団員達の前で一薙。
するとそこでは竜巻のような強風が巻き起こり、騎士団員達をいとも容易く空へと吹き飛ばした。
「さっきの仕返しだバーーーカ! お前等も撃ち落とされる痛みと恐怖を味わえ!!」
何とも大人気ない事を大声で叫び、カイルは狙撃銃型サベイランスちゃんを構え、
「よし、今すぐぶっぱなせ!」
《承認。使用制限解除──追尾型魔力圧縮弾、発射》
凄まじい速度と熱を伴う魔力の塊を発射した。なんと四発も。
ねぇ、カイルさん。毎度の事ながら貴方は何を作ってるの?? 本っ当にチートすぎないかしら!?
呆然とする私とモルスさんと副団長のザオラースさん。
遠くの空中では、四名の騎士団員がカイルの放った銃弾に見事撃ち抜かれ、自由落下していく姿が目に入る。
ザオラースさんが落ちてゆく彼等を青ざめた顔で見ていた。しかし、どうやらカイルが死なないように配慮したらしく、彼等は一命を取り留めてはいるようだ。
そんな仲間達の元に駆け出そうとして、どこか躊躇う様子を見せた彼に、モルスさんが「行け。あいつ等を頼んだぞ、ザオラース」と命じる。
ザオラースさんは「っ、はい!」と駆け出して、すれ違いざまにカイルを仇を見るような目で睨んでいた。
ザオラースさんがこの場から離脱し、いよいよ残るはモルスさんと数名の団員だけとなった。
こんな状況でも決して冷静さを欠かないモルスさんの横をカイルは悠然と歩いて、私のすぐ傍まで戻って来た。
「……さて、紅い騎士よ。これ以上我々の邪魔をすると言うのであれば、お前の命だけでは済まなくなるが…………それでも戦うというのか?」
フリードルのような声で、冷酷に語り掛ける。
「当然だ。ローズニカ様と王女殿下を救い出す為ならば、この命惜しくない」
モルスさんは間髪入れずに断言した。団長の言葉に、残りの団員達も覚悟を決める。これから死地に向かうかのごとき面構えで、彼等は真っ直ぐ私達を見据えている。
「そうか、賢明とは言えないな。だがその騎士道は気に入った。この私自ら、お前達の行く道を阻んでやろう」
かつて聞いた、ミシェルちゃんに出会って少し経った頃のフリードルの台詞──。
『そうか、賢明とは言えないな。だがその向上心は気に入った。この僕自ら、お前の能力を見定めてやろう』
それを思い出しながら、私はそっくりの言葉を吐いた。相手はミシェルちゃんではなければ、私だってフリードルではない。
だからこの言葉にはなんの意味もない。ただ、私が私らしく振る舞う事の出来る、魔法の言葉。
目前の彼等にプレッシャーをかける事だけを目的とした威嚇行為なのだ。
「そろそろ行くか」
白夜を構え、モルスさんに突撃する。重量操作を駆使し、師匠から教わった剣術と動きでモルスさんに着実にダメージを与えてゆく。
しかし、流石は騎士団長と言うべきか……五分も経てばモルスさんがこちらの動きに慣れ、攻撃に対応されることが増え始めた。
何より彼の殺意が凄まじく、模擬戦の時とは比べ物にならない強さで攻めて来る。これは大変だと思いつつ、鍔迫り合いをしては火花を散らした。
このままでは私の体力の限界が来て負けるかもしれない……そんな不安が脳裏をよぎった瞬間──耳を劈く爆発音が。
バッと後ろを振り向くと、残りの騎士達を相手にしていたカイルも驚いていた。つまり、この爆発音はカイルではない誰かの仕業という事。
その爆発はどうやら正面から来る本隊の中で発生したようで、場所的に私達のうちの誰かが起こした爆発とも思えない。
そうだ、あの辺りにはイリオーデとアルベルトが……!?
あれ程の衝撃波と爆発音だ。あんなものが直撃してしまっては、さしものイリオーデ達といえども無事では済まない。
サーッと血の気が引いてゆく。もし万が一、彼等に何かあれば……そう考えて、私は恐怖から身動きが取れなくなっていた。
正義を貫く騎士達が、このような場で茫然自失とする敵を見逃す訳もなく。
「っ、おいリーダー!!」
「──あ」
カイルの声を認識した時には遅かった。ギリギリ身を逸らす事が出来て、急所は外れたものの……思い切り腹部を斬られてしまった。
傷口が熱い。じわじわと痛みが広がっていくようだ。
私の腹部を斬った騎士は僅かに嬉しそうな顔をした。しかしカイルが彼を撃ったらしく、騎士は血を流してその場に倒れた。
「大丈夫か!?」
ここぞとばかりに追撃しようとするモルスさんから引き離そうと、カイルは翼の魔力で私を抱えて飛び上がった。
「大丈夫か大丈夫じゃないかで言えば大丈夫。ごめん、こんな初歩的なミスするなんて……自分でも驚いたわ」
「俺だって驚きだっつの。つぅかこんな飛んでる場合じゃねぇよな、どっかに降りて手当しねぇと」
カイルがキョロキョロと辺りを見渡す。
未だ熱を持つ腹部に手を当てると、服に滲む血が手のひらにべっとりとついた。痛み自体はもう慣れたから大丈夫だけど、このまま血が出続けるのは困る。
カイルの言う通りとにかく止血だけでもしなければ。
「わざわざどこかに降りる必要は無いわ。止血だけなら私でも出来るし」
「何言って……」
私は傷口を塞ぐように水の塊を出し、それを凍らせた。かなり腹部が冷たいが、致し方なし。戦場で油断した自分が悪いのだから。
相手は騎士団という集団で明らかに不利に思えたが、私の威圧にたじろいだ人達は簡単に倒せたからまだ楽ではあった。
ただやはり、モルスさん達精鋭はそう簡単にいかなかったので……騎士団員十名強を同時に相手にするなんて状況に陥っていた。
相手の攻撃を躱し、いなし、弾き、隙をついて攻撃する。怪我しすぎたら皆に怒られるから、怪我だってしないよう気をつけていた。
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「ッ、何者だ! 何故、我々を同時に相手取れるんだ!」
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「さあ──」
「そりゃお前等よりうちのリーダーのが強いからに決まってんだろ?」
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「なっ……!?」
あんた怪我してるのに何戻って来てるのよ!? 私が何の為にあんたを逃がしたと思って……!!
「仲間を犠牲に逃げ出したというのに、のこのこ戻ってくるとはな」
「そりゃあ仲間なんでね。応急手当も済んだんで、仲間の援護に来たって訳だ」
華麗に着地したカイルの手には、相変わらず狙撃銃が握られている。相手は近距離戦を得意とする騎士なのに、遠距離の武器は相性が悪い。
それなのにカイルは、モルスさんの前に堂々と立っていた。
「なあ、お前忘れてねーか?」
「は……?」
「俺、チートキャラなんだぜ?」
心配と不安から明らかに動揺する私に向け、カイルがニヤリと笑う。
その瞬間。カイルが目にも止まらぬ速さでモルスさんの後ろ──その後方に控えていた騎士団員達の眼前に躍り出た。彼の背には翼が生えており、それで高速移動を可能にしたのだと分かる。
「残念ながら、俺ァ狙撃手でもただの魔導師でもないんだわ」
カイルはその場で鋼の剣を作り、それに風を纏わせ騎士団員達の前で一薙。
するとそこでは竜巻のような強風が巻き起こり、騎士団員達をいとも容易く空へと吹き飛ばした。
「さっきの仕返しだバーーーカ! お前等も撃ち落とされる痛みと恐怖を味わえ!!」
何とも大人気ない事を大声で叫び、カイルは狙撃銃型サベイランスちゃんを構え、
「よし、今すぐぶっぱなせ!」
《承認。使用制限解除──追尾型魔力圧縮弾、発射》
凄まじい速度と熱を伴う魔力の塊を発射した。なんと四発も。
ねぇ、カイルさん。毎度の事ながら貴方は何を作ってるの?? 本っ当にチートすぎないかしら!?
呆然とする私とモルスさんと副団長のザオラースさん。
遠くの空中では、四名の騎士団員がカイルの放った銃弾に見事撃ち抜かれ、自由落下していく姿が目に入る。
ザオラースさんが落ちてゆく彼等を青ざめた顔で見ていた。しかし、どうやらカイルが死なないように配慮したらしく、彼等は一命を取り留めてはいるようだ。
そんな仲間達の元に駆け出そうとして、どこか躊躇う様子を見せた彼に、モルスさんが「行け。あいつ等を頼んだぞ、ザオラース」と命じる。
ザオラースさんは「っ、はい!」と駆け出して、すれ違いざまにカイルを仇を見るような目で睨んでいた。
ザオラースさんがこの場から離脱し、いよいよ残るはモルスさんと数名の団員だけとなった。
こんな状況でも決して冷静さを欠かないモルスさんの横をカイルは悠然と歩いて、私のすぐ傍まで戻って来た。
「……さて、紅い騎士よ。これ以上我々の邪魔をすると言うのであれば、お前の命だけでは済まなくなるが…………それでも戦うというのか?」
フリードルのような声で、冷酷に語り掛ける。
「当然だ。ローズニカ様と王女殿下を救い出す為ならば、この命惜しくない」
モルスさんは間髪入れずに断言した。団長の言葉に、残りの団員達も覚悟を決める。これから死地に向かうかのごとき面構えで、彼等は真っ直ぐ私達を見据えている。
「そうか、賢明とは言えないな。だがその騎士道は気に入った。この私自ら、お前達の行く道を阻んでやろう」
かつて聞いた、ミシェルちゃんに出会って少し経った頃のフリードルの台詞──。
『そうか、賢明とは言えないな。だがその向上心は気に入った。この僕自ら、お前の能力を見定めてやろう』
それを思い出しながら、私はそっくりの言葉を吐いた。相手はミシェルちゃんではなければ、私だってフリードルではない。
だからこの言葉にはなんの意味もない。ただ、私が私らしく振る舞う事の出来る、魔法の言葉。
目前の彼等にプレッシャーをかける事だけを目的とした威嚇行為なのだ。
「そろそろ行くか」
白夜を構え、モルスさんに突撃する。重量操作を駆使し、師匠から教わった剣術と動きでモルスさんに着実にダメージを与えてゆく。
しかし、流石は騎士団長と言うべきか……五分も経てばモルスさんがこちらの動きに慣れ、攻撃に対応されることが増え始めた。
何より彼の殺意が凄まじく、模擬戦の時とは比べ物にならない強さで攻めて来る。これは大変だと思いつつ、鍔迫り合いをしては火花を散らした。
このままでは私の体力の限界が来て負けるかもしれない……そんな不安が脳裏をよぎった瞬間──耳を劈く爆発音が。
バッと後ろを振り向くと、残りの騎士達を相手にしていたカイルも驚いていた。つまり、この爆発音はカイルではない誰かの仕業という事。
その爆発はどうやら正面から来る本隊の中で発生したようで、場所的に私達のうちの誰かが起こした爆発とも思えない。
そうだ、あの辺りにはイリオーデとアルベルトが……!?
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サーッと血の気が引いてゆく。もし万が一、彼等に何かあれば……そう考えて、私は恐怖から身動きが取れなくなっていた。
正義を貫く騎士達が、このような場で茫然自失とする敵を見逃す訳もなく。
「っ、おいリーダー!!」
「──あ」
カイルの声を認識した時には遅かった。ギリギリ身を逸らす事が出来て、急所は外れたものの……思い切り腹部を斬られてしまった。
傷口が熱い。じわじわと痛みが広がっていくようだ。
私の腹部を斬った騎士は僅かに嬉しそうな顔をした。しかしカイルが彼を撃ったらしく、騎士は血を流してその場に倒れた。
「大丈夫か!?」
ここぞとばかりに追撃しようとするモルスさんから引き離そうと、カイルは翼の魔力で私を抱えて飛び上がった。
「大丈夫か大丈夫じゃないかで言えば大丈夫。ごめん、こんな初歩的なミスするなんて……自分でも驚いたわ」
「俺だって驚きだっつの。つぅかこんな飛んでる場合じゃねぇよな、どっかに降りて手当しねぇと」
カイルがキョロキョロと辺りを見渡す。
未だ熱を持つ腹部に手を当てると、服に滲む血が手のひらにべっとりとついた。痛み自体はもう慣れたから大丈夫だけど、このまま血が出続けるのは困る。
カイルの言う通りとにかく止血だけでもしなければ。
「わざわざどこかに降りる必要は無いわ。止血だけなら私でも出来るし」
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