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第二章・監国の王女
登場人物紹介
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今更ながら、物語に関わる主要人物達の紹介コーナーになります。長くなるので、登場人物紹介とかもはや興味無いわー。って人は数話飛ばしてください。
簡単な容姿の設定や、誕生日などあってもなくてもいい設定まで色々と登場順で簡単に紹介していきたいと思います。
第二章終了時点で明らかになっている情報が主になるかと思います。こんな情報も欲しいな、みたいな御要望があれば感想などで教えていただければ随時追加していきます。
年齢は第二章終了時点のものになります。
♢序章♢
〇アミレス・ヘル・フォーロイト
誕生日:二月十六日 魔力:水・(星の加護属性)
年齢:十三歳 種族:人間 性別:女
銀色のゆるふわ長髪に夜空のような寒色の瞳。実は両親の瞳の色が入り交じっているような感じの瞳。
目が覚めたらアミレスになっていた推定享年十七歳の少女。アミレスのように使い棄てられる事が嫌で、生き延びて幸せになると決意する。
魔力量と戦闘能力は血筋故のもの。しかしその記憶力だけは前世からのものである。
実は、本人も知らぬうちに感情や思考がフォーロイトらしくなっていっている。特に愛情というものに対して異常に鈍感。
愛剣の名は『白夜』
備考:近頃、皇帝とフリードルへの態度を改めようと奮闘中。実は音痴。
〇シルフ
誕生日:六月四日(アミィと初めて出会った日だよ)
魔力:精霊王権限で全ての魔力を使用可能(加護属性などは除く)。
年齢:不詳 種族:精霊 性別:無性
精霊体・オーロラのように輝く地に届く程の長髪と、星空を切り取ったような瞳。精霊界で最も美しい顔。
端末体・白金の毛並みの猫。瞳にオーロラ要素が引き継がれる。
精霊達と精霊界の管理者として殊に特別に創られた存在。一万年以上の時を生きる精霊王。彼だけは、何度死のうとも星に成れず、全く同じ存在として生を繰り返す。
アミレスと出会い、ようやく生きる事の楽しさを知った。アミレスから貰ったその名を宝物のように大事にしている。
備考:アミレスの前ではめちゃくちゃ猫を被っている(物理)。本当はかなりのパワハラ上司。
〇フリードル・ヘル・フォーロイト
誕生日:三月二十三日 魔力:氷
年齢:十五歳 種族:人間 性別:男
サラサラな濃い銀色の髪に、海のような青い瞳。
フォーロイト帝国現皇帝の元に生まれた皇太子。そのほとんどが父親の生き写しかのよう。
アンディザ二作目の攻略対象の一人。ヒロインに恋をするまで、誰かを愛する事も誰かに愛される事も理解出来なかった男。
父親が嫌い疎むアミレスを、同じように疎んでいる。殺せるものならとっくに殺していた。それぐらいアミレスが嫌いだった。
文武両道の男。ケイリオルお墨付きの剣の腕を持つ。
備考:最近、自分が自分でなくなる事への恐怖からかかなりの寝不足らしい。
〇ハイラ
(本名:マリエル・シュー・ララルス)
誕生日:三月二十七日 魔力:風
年齢:二十五歳 種族:人間 性別:女
後ろで一つに纏められた柔らかな茶色の長髪に、明るい栗色の瞳。
実家があまりにも嫌で母の葬式の直後に家出をしたマリエルは、偶然出会った女性から紹介状を貰い、皇宮の侍女──ハイラとなった。
その時今一度自分に夢を見させてくれたアミレスの事を強く敬愛し、やがて心酔する。
実家にいた頃に色々と叩き込まれたので、武芸百般から侍女の仕事、更には知識まで何でもござれの万能侍女となった。
現在は侍女を辞め、実家であるララルス侯爵家の当主としてその辣腕を遺憾無く発揮する。
備考:爵位簒奪以降、アミレスに会えないわ当主業があまりにもつまらないわで軽く鬱になりかけていた。
〇エリドル・ヘル・フォーロイト
誕生日:一月十三日 魔力:氷
年齢:三十九歳 種族:人間 性別:男
固めの濃い銀髪に絶対零度の青紫の瞳。
現フォーロイト帝国皇帝。かつて己の兄弟を皆殺しにしてその座に上った、別名無情の皇帝。
ハミルディーヒ王国との戦争ではその身一つで戦場を掻き乱し、敵兵で氷山を作り上げた事から──畏怖をこめて、戦場の怪物とも呼ばれている。
息子は駒であり、娘は使い棄ての道具だと認識している。アミレスの事を心底憎み疎む。
今となっては、ケイリオルの事しか信用していない。
備考:いつかの誰かが行きたいと語った場所を巡っているも、全て無価値に思えて仕方がない。もう、全てがどうでもよくなっている。
〇ケイリオル
誕生日:不詳 魔力:不詳
年齢:三十九歳 種族:人間 性別:男
少しクセのある明るい金髪に、魔導具の一種と思しき布を常に顔につけている。その為、瞳の色は不明。
エリドルに唯一信頼され、最も近い場所にいる男。エリドルとはもう三十年以上の仲。
本人曰く、兄弟がいたとの事。しかしそれ以上の詳細は分からない。
皇帝の側近兼各部統括責任者という帝国一多忙な男。ワーカーホリック。皇帝の側近でありながら、アミレスの事をとても気にかける変わり者。
備考:実は、ケイリオルはエリドルよりも強い。戦場の怪物たるエリドルもそれを認めている。
♢第一章♢
〇エンヴィー
誕生日:六月十二日(姫さんと初めて会った日っすね)
魔力:火
年齢:千二百七歳 種族:精霊 性別:男
精霊体・真っ直ぐ流れる真紅の長髪に、赤い瞳。
人間体・三つ編みにされた紅色の長髪に、赤い瞳。
火の最上位精霊。アミレスとマクベスタに剣を教えていて、二人の事をいたく気に入ってる。
彼が好き好んでいつも着ている服は人間界において、タランテシア帝国でしか見られない服装だ。数百年前にそれを見たエンヴィーは『かっけー!』とか言って、それ以来その系統の服しか着ていない。
気さくで気前のいいあんちゃんだが、実はかなり好戦的で精霊界でもトップクラスの実力を持つ。
備考:アミレスの仕事が忙しくなり、半年近くあまり特訓が出来ていなくて密かに拗ねていた。
〇マクベスタ・オセロマイト
誕生日:四月二十九日 魔力:雷
年齢:十五歳 種族:人間 性別:男
黄土色のアップバングの髪に、宝石のような翠色の瞳。
フォーロイト帝国の隣国たるオセロマイト王国の第二王子。その割にずっと帝国に滞在している。
アンディザ二作目の攻略対象の一人。誰よりも甘酸っぱい初恋をする筈だった男。
元々アミレスには好感を抱いていたものの、草死病の一件で彼女に命を懸けさせてしまった事への強い後悔と自責の念から、一生涯を懸けて贖う事を決める。
それと同時にアミレスへの恋心を自覚した。重すぎる純愛を持つ男。
備考:アミレスに告白するつもりは無いものの、最近どんどんアミレスに心酔する人が増えて謎の危機感を覚えている。
♢奴隷商編♢
〇リード
(本名:ロアクリード=ラソル=リューテーシー)
誕生日:三月三日 魔力:光
年齢:二十一歳 種族:人間 性別:男
深緑の三つ編みの長髪に、オールドブルーの瞳。
大陸の東側にある大国、連邦国家ジスガランドの国教として定められるリンデア教の教皇、オルゴシウス=ラソル=リューテーシーの息子にして教皇代理の大主教。
天空教を崇拝する異教徒国教会の聖人を超える為にその人生を費やす事を強要されて来た青年。聖人と比較され続け、誰かの期待に応える事が怖くなってしまった。
アミレスの事は護るべき相手と認識している。恋とか愛とかではなく、純然たる思いでアミレスを護り幸せにしてあげたいと思っているのだ。
備考:当然だが聖人ミカリア・ディア・ラ・セイレーンの事が大嫌い。オセロマイトで顔を合わせた時なんかは、密かに(殺してぇ~~~!)と思っていたりもした。
〇メイシア・シャンパージュ
誕生日:六月十七日 魔力:火
年齢:十二歳 種族:人間 性別:女
藍色の腰まで伸びた長髪に、延焼の魔眼と爆裂の魔眼による赤と朱のオッドアイ。生まれつき右肩より先が無く、その膨大な魔力を抑える目的も兼ねて魔導具の義手をつけている。
フォーロイト帝国の中でも異質なシャンパージュ伯爵家の一人娘。生まれた時に母親を殺しかけた事が原因で、世間から後ろ指を指されるようになった。
家族さえいればいいと狭い世界で生きていたのだが、物語の勇者のように助けてくれたアミレスに……ニセモノの魔女を恐れる事無く、自分の為に泣いてくれた初めての友達に心を開き、やがて心酔する。
備考:エンヴィー指導の元、魔眼の扱いを覚えて来たので戦闘能力が急成長している。やろうと思えば氷の城も溶かせるかも………。
〇シュヴァルツ
誕生日:十三月三十一日(魔界暦)
誕生日:一月一日(人間界暦) 魔力:魔(悪魔専用魔力)
年齢:不詳 種族:悪魔 性別:男
悪魔時・内側が純白に染る漆黒の長髪に、黒い眼球に紫水晶のような鋭い瞳孔。背が高い。
人間時・所々黒いメッシュの入ったふわふわの白髪に、満月のような金色の瞳。背は低い。
退屈のあまり、わざわざ人間に擬態してまで人間界に遊びに来た偉大なる悪魔。たまたま面白半分で奴隷商に捕まってみた所、精霊に気に入られているアミレスを見つけ、彼もまたアミレスに執心するように。
悪魔なので精神干渉もお手の物。しかしアミレスの深層心理にだけは干渉出来ないのだが……それすらも楽しんでいる。
何事も楽しければいい。なんて悪魔らしい性格をしている。
備考:本来人間に擬態する必要は無かったものの、少しでも人間界を楽しむ為にも趣味と実益を兼ねて人間に擬態している。
〇ディオリストラス
誕生日:八月二十六日 魔力:風
年齢:二十四歳 種族:人間 性別:男
暗い紫色の髪に、濃紺色の右目。左目の眼帯は生まれつきある傷跡を隠す為のもの。
生まれも育ちも貧民街。そこで有名な悪ガキ集団のリーダー的存在で、かつて自分達がされたように貧民街の子供達に少しでも楽をさせてやりたい。と奮闘する内に『子供好き』と噂されるように。
ぶっきらぼうな態度で少し顔つきも怖いものの、実の所かなり面倒見がよく家族思い。何ならアミレスの事を歳の離れた妹のように思っている節がある。
アミレスの私兵団の団長を務めている。
備考:事故でアミレスに上裸姿を見られた際何の反応も無かった事を地味に引きずっていて、フォーロイト帝国に戻って来てからは毎日筋トレを欠かさないようになった。
〇エリニティ
誕生日:十月十一日 魔力:土
年齢:十八歳 種族:人間 性別:男
明るい亜麻色の短髪に、橙色の猫目。背が低い。
生まれも育ちも貧民街。とても人懐っこい性格のムードメーカー。ディオリストラス達年長組の事をアニキやイリ兄と呼んだりする。
奴隷商事件の夜に出会ったメイシアに完璧に一目惚れし、それ以降狂ったようにメイシアへの愛を毎日叫んでいる。それは全くメイシアに届かないし、家族には割とウザがられている。
こう見えて実は計算とかが得意。頭の回転が早いのだが、ラークやイリオーデやユーキが頭がいい為、あまり活躍の機会が無い。
備考:未だにメイシアの誕生日を教えて貰えなくて、かなりショックを受けている。
〇バドール
誕生日:九月三十一日 魔力:鋼
年齢:二十二歳 種族:人間 性別:男
筋骨隆々で、茶色の短髪に緑の瞳。
生まれも育ちも貧民街。図体の大きさに反して、家事炊事が得意で料理が趣味の男。他の誰もやらなかったから、自分がやるしかないか………となっていつの間にかのめり込んでいた。
ラークがママならバドールはパパ。そんなポジションにあるこの家族の保護者。ヤンチャな子供達の子守りをよく任される。
クラリスとはかれこれ六年近く恋人を続けていて、いずれは結婚したいと考えている。
備考:アミレスの計らいでシャンパー商会の菓子店で働けるようになり、日々を楽しんでいる。菓子店と私兵団の給料でクラリスへの指輪を買おうとしている。
〇メアリード
誕生日:三月十三日 魔力:土
年齢:十六歳 種族:人間 性別:女
レモン色のセミロングの髪に、茶色のつり目の少女。少し体が小さい。
生まれも育ちも貧民街。一つ歳下の弟ルーシアンと共にディオリストラス達の元に預けられ、随分と貴族を嫌う我儘な性格に育つ。
貴族は貴族でも、イリオーデとアミレスは違うと思うようになった。何なら、たくさん美味しいものを食べさせてくれるし変わっているアミレスに結構懐きつつある。
見た目がとても可愛いので、貧民街や帝都でもそこそこ人気の少女。しかし周りの保護者達が怖くて誰も手を出せない。
備考:自分よりもアミレスの方が歳下であると常々忘れていて、アミレスに会う度に凄く甘えている。なんやかんやで素直な子。
〇ルーシアン
誕生日:十二月十九日 魔力:土
年齢:十五歳 種族:人間 性別:男
レモン色の髪を後ろで一つに結わえる、焦げ茶のつり目。姉同様体が小さめ。
生まれも育ちも貧民街。姉と共にディオリストラス達の元に預けられ、姉に比べると大人びていて落ち着きのある成長を遂げた少年。
しかしメアリードと同じく貴族を嫌う姿勢を見せていたが、やはりこちらもなんやかんやで絆されてアミレスの事は認めつつある。
「メアリ姉も、王女様は悪い貴族じゃないって言ってたから………別に僕は認めるとか認めないとかじゃないし」との事。結構ツンデレ気味。
備考:いつも率先して前を行く姉の後ろを着いて回っていたのだが、そろそろ僕がメアリ姉を守れるようにならないと。と決意し、ディオリストラスと共に筋トレに励むように。
〇ジェジ
誕生日:八月八日 魔力:火
年齢:二十歳 種族:人狼(獣人) 性別:男
艶のあるよくハネた黒髪に褐色肌、そして灰色の鋭い瞳。その頭部には一対の獣耳が、その尾てい骨の辺りではフサフサの尻尾が揺れている。
出身はタランテシア帝国なのだが、人身売買を生業とする奴隷商に誘拐され、やがて奴隷としてフォーロイト帝国にまで連れて来られた。
同じ檻にいたユーキと共に脱走し、ディオリストラス達に拾われ一命を取り留めた。
いつも馬鹿みたいに明るく、空気を読まないやかましさを発揮するが……満月の夜だけは。故郷を想い、人知れず声を殺して泣いているのだ。
備考:獣人なので強い人が好き。初めて会った時からアミレスが強い人間だと本能で悟り、仲良くなろうとアプローチしている。下心とかは特に無いらしい。
〇ユーキ
誕生日:五月十四日 魔力:変
年齢:二十歳 種族:ハーフエルフ 性別:男
薄桃色の肩にかかるぐらいの長髪で、美しい顔と長い耳を隠している。その隙間から覗くは真紅の宝石眼。普段は、変の魔力で普通の目に見えるようにしている。
出身はエルフの森なのだが、フォーロイト帝国の奴隷商に高く売りつけようとしたどこかの国の商人達に誘拐され、親友と引き離された。
ジェジと共に脱走してからは平穏無事に生きる事が出来ているが、実の所、未だに人間を信用しきれない。彼の毒舌は人間への抑えきれない猜疑心から来るものなのかもしれない。
備考:本来、付与魔法の類は光の魔力を持つ者にしか扱えないが、魔法の扱いに秀でるハーフエルフのユーキは、割とずるい方法で擬似的な付与魔法を可能にしている。
〇シャルルギル
誕生日:五月九日 魔力:毒
年齢:二十三歳 種族:人間 性別:男
ダークグレーのくせっ毛の髪に、橙色の切れ長の瞳。目が非常に悪く、常に眉間に皺を作って目を凝らしている。アミレスから眼鏡を貰ってからはそれもなくなった。
生まれも育ちも貧民街。あまりにも天然で、馬鹿みたいに素直な男。ディオリストラス達の言う事は大体何でも聞くし、そもそも人を疑うという事を知らない純粋っぷり。
私兵団の中で唯一、ただの一度も怒った事の無い平和主義の権化のような存在──と、ディオリストラス達は思っているが……彼等の知らない所で彼等の為にシャルルギルが怒った事が一度だけある。まぁ、彼等は知らないが。
備考:「王女様のお陰で色んな事が上手くいくようになった。特にイリオーデが毎日楽しそうで、俺も嬉しい」と、誰よりも純粋に家族の事で喜んでいる。
〇ラーク
誕生日:十月二十七日 魔力:火
年齢:二十四歳 種族:人間 性別:男
赤茶色の髪に同色のタレ目の柔らかな雰囲気の男。
ディオリストラスと共に秘密基地を作ったり、この集団の面倒を見てきた皆のママ的存在。ディオリストラスの右腕とも言える。
穏やかで紳士的。といった印象を受けるが、割とすぐに手は出るし足癖がそこそこ悪い。何せ、幼い頃はディオリストラスと共に悪ガキとして貧民街に名を馳せていたのだから。
いつまでもずっと、この大事な場所に皆でいられたらいいのに。そう、毎年星に願っているらしい。
備考:長年片想いしている相手がいるとか、いないとか。やたらと女性に言い寄られるのでそれ避けの為の嘘かも……?
〇クラリス
誕生日:十月二十八日 魔力:風
年齢:二十二歳 種族:人間 性別:女
濃い赤色のショートヘアーに、桃色の瞳のスタイル抜群な美女。しかし男所帯で暮らして来た影響か、かなり男勝り。
昔からバドールに可愛がられていて、いつの間にか流れで恋人になっていた。しかしクラリスもバドールの事はちゃんと好きなので問題はありません。
よくメアリードとルーシアンと共にいる為、二人と仲がいい。二人もまた、クラリスの事を実の姉のように特に慕っている。
イリオーデ直々に教わった剣術の腕もかなりのもので、騎士団入団試験を受ければ一発合格出来そうな程。
備考:赤髪連続殺人事件の関係で暫く皇宮に滞在して以降、価値観が崩れ去り感覚が狂いつつある。
〇イリオーデ・ドロシー・ランディグランジュ
誕生日:十一月二十九日 魔力:風
年齢:二十二歳 種族:人間 性別:男
肩下程まで伸びた青色の髪を後ろで一つに結わえ、切れ長の浅葱色の瞳を持つ。
フォーロイト帝国が四大侯爵家、帝国の剣たるランディグランジュ家出身。
兄の爵位簒奪の際、自分も殺されてしまうやもしれないと家を飛び出て、やがてディオリストラス達の元に辿り着く。彼等に読み書きや勉学、そして剣術を教えた。
幼い頃、己の生きる意味となりその身命も剣も捧げると誓ったアミレスの為ならば本当に何だってする男。アミレス至上主義過激派。
アミレスに対する感情は一言に言い表せない。要するにクソデカ感情。
備考:アミレスに騎士の誓いをしてからはあの悪夢も見なくなった。
簡単な容姿の設定や、誕生日などあってもなくてもいい設定まで色々と登場順で簡単に紹介していきたいと思います。
第二章終了時点で明らかになっている情報が主になるかと思います。こんな情報も欲しいな、みたいな御要望があれば感想などで教えていただければ随時追加していきます。
年齢は第二章終了時点のものになります。
♢序章♢
〇アミレス・ヘル・フォーロイト
誕生日:二月十六日 魔力:水・(星の加護属性)
年齢:十三歳 種族:人間 性別:女
銀色のゆるふわ長髪に夜空のような寒色の瞳。実は両親の瞳の色が入り交じっているような感じの瞳。
目が覚めたらアミレスになっていた推定享年十七歳の少女。アミレスのように使い棄てられる事が嫌で、生き延びて幸せになると決意する。
魔力量と戦闘能力は血筋故のもの。しかしその記憶力だけは前世からのものである。
実は、本人も知らぬうちに感情や思考がフォーロイトらしくなっていっている。特に愛情というものに対して異常に鈍感。
愛剣の名は『白夜』
備考:近頃、皇帝とフリードルへの態度を改めようと奮闘中。実は音痴。
〇シルフ
誕生日:六月四日(アミィと初めて出会った日だよ)
魔力:精霊王権限で全ての魔力を使用可能(加護属性などは除く)。
年齢:不詳 種族:精霊 性別:無性
精霊体・オーロラのように輝く地に届く程の長髪と、星空を切り取ったような瞳。精霊界で最も美しい顔。
端末体・白金の毛並みの猫。瞳にオーロラ要素が引き継がれる。
精霊達と精霊界の管理者として殊に特別に創られた存在。一万年以上の時を生きる精霊王。彼だけは、何度死のうとも星に成れず、全く同じ存在として生を繰り返す。
アミレスと出会い、ようやく生きる事の楽しさを知った。アミレスから貰ったその名を宝物のように大事にしている。
備考:アミレスの前ではめちゃくちゃ猫を被っている(物理)。本当はかなりのパワハラ上司。
〇フリードル・ヘル・フォーロイト
誕生日:三月二十三日 魔力:氷
年齢:十五歳 種族:人間 性別:男
サラサラな濃い銀色の髪に、海のような青い瞳。
フォーロイト帝国現皇帝の元に生まれた皇太子。そのほとんどが父親の生き写しかのよう。
アンディザ二作目の攻略対象の一人。ヒロインに恋をするまで、誰かを愛する事も誰かに愛される事も理解出来なかった男。
父親が嫌い疎むアミレスを、同じように疎んでいる。殺せるものならとっくに殺していた。それぐらいアミレスが嫌いだった。
文武両道の男。ケイリオルお墨付きの剣の腕を持つ。
備考:最近、自分が自分でなくなる事への恐怖からかかなりの寝不足らしい。
〇ハイラ
(本名:マリエル・シュー・ララルス)
誕生日:三月二十七日 魔力:風
年齢:二十五歳 種族:人間 性別:女
後ろで一つに纏められた柔らかな茶色の長髪に、明るい栗色の瞳。
実家があまりにも嫌で母の葬式の直後に家出をしたマリエルは、偶然出会った女性から紹介状を貰い、皇宮の侍女──ハイラとなった。
その時今一度自分に夢を見させてくれたアミレスの事を強く敬愛し、やがて心酔する。
実家にいた頃に色々と叩き込まれたので、武芸百般から侍女の仕事、更には知識まで何でもござれの万能侍女となった。
現在は侍女を辞め、実家であるララルス侯爵家の当主としてその辣腕を遺憾無く発揮する。
備考:爵位簒奪以降、アミレスに会えないわ当主業があまりにもつまらないわで軽く鬱になりかけていた。
〇エリドル・ヘル・フォーロイト
誕生日:一月十三日 魔力:氷
年齢:三十九歳 種族:人間 性別:男
固めの濃い銀髪に絶対零度の青紫の瞳。
現フォーロイト帝国皇帝。かつて己の兄弟を皆殺しにしてその座に上った、別名無情の皇帝。
ハミルディーヒ王国との戦争ではその身一つで戦場を掻き乱し、敵兵で氷山を作り上げた事から──畏怖をこめて、戦場の怪物とも呼ばれている。
息子は駒であり、娘は使い棄ての道具だと認識している。アミレスの事を心底憎み疎む。
今となっては、ケイリオルの事しか信用していない。
備考:いつかの誰かが行きたいと語った場所を巡っているも、全て無価値に思えて仕方がない。もう、全てがどうでもよくなっている。
〇ケイリオル
誕生日:不詳 魔力:不詳
年齢:三十九歳 種族:人間 性別:男
少しクセのある明るい金髪に、魔導具の一種と思しき布を常に顔につけている。その為、瞳の色は不明。
エリドルに唯一信頼され、最も近い場所にいる男。エリドルとはもう三十年以上の仲。
本人曰く、兄弟がいたとの事。しかしそれ以上の詳細は分からない。
皇帝の側近兼各部統括責任者という帝国一多忙な男。ワーカーホリック。皇帝の側近でありながら、アミレスの事をとても気にかける変わり者。
備考:実は、ケイリオルはエリドルよりも強い。戦場の怪物たるエリドルもそれを認めている。
♢第一章♢
〇エンヴィー
誕生日:六月十二日(姫さんと初めて会った日っすね)
魔力:火
年齢:千二百七歳 種族:精霊 性別:男
精霊体・真っ直ぐ流れる真紅の長髪に、赤い瞳。
人間体・三つ編みにされた紅色の長髪に、赤い瞳。
火の最上位精霊。アミレスとマクベスタに剣を教えていて、二人の事をいたく気に入ってる。
彼が好き好んでいつも着ている服は人間界において、タランテシア帝国でしか見られない服装だ。数百年前にそれを見たエンヴィーは『かっけー!』とか言って、それ以来その系統の服しか着ていない。
気さくで気前のいいあんちゃんだが、実はかなり好戦的で精霊界でもトップクラスの実力を持つ。
備考:アミレスの仕事が忙しくなり、半年近くあまり特訓が出来ていなくて密かに拗ねていた。
〇マクベスタ・オセロマイト
誕生日:四月二十九日 魔力:雷
年齢:十五歳 種族:人間 性別:男
黄土色のアップバングの髪に、宝石のような翠色の瞳。
フォーロイト帝国の隣国たるオセロマイト王国の第二王子。その割にずっと帝国に滞在している。
アンディザ二作目の攻略対象の一人。誰よりも甘酸っぱい初恋をする筈だった男。
元々アミレスには好感を抱いていたものの、草死病の一件で彼女に命を懸けさせてしまった事への強い後悔と自責の念から、一生涯を懸けて贖う事を決める。
それと同時にアミレスへの恋心を自覚した。重すぎる純愛を持つ男。
備考:アミレスに告白するつもりは無いものの、最近どんどんアミレスに心酔する人が増えて謎の危機感を覚えている。
♢奴隷商編♢
〇リード
(本名:ロアクリード=ラソル=リューテーシー)
誕生日:三月三日 魔力:光
年齢:二十一歳 種族:人間 性別:男
深緑の三つ編みの長髪に、オールドブルーの瞳。
大陸の東側にある大国、連邦国家ジスガランドの国教として定められるリンデア教の教皇、オルゴシウス=ラソル=リューテーシーの息子にして教皇代理の大主教。
天空教を崇拝する異教徒国教会の聖人を超える為にその人生を費やす事を強要されて来た青年。聖人と比較され続け、誰かの期待に応える事が怖くなってしまった。
アミレスの事は護るべき相手と認識している。恋とか愛とかではなく、純然たる思いでアミレスを護り幸せにしてあげたいと思っているのだ。
備考:当然だが聖人ミカリア・ディア・ラ・セイレーンの事が大嫌い。オセロマイトで顔を合わせた時なんかは、密かに(殺してぇ~~~!)と思っていたりもした。
〇メイシア・シャンパージュ
誕生日:六月十七日 魔力:火
年齢:十二歳 種族:人間 性別:女
藍色の腰まで伸びた長髪に、延焼の魔眼と爆裂の魔眼による赤と朱のオッドアイ。生まれつき右肩より先が無く、その膨大な魔力を抑える目的も兼ねて魔導具の義手をつけている。
フォーロイト帝国の中でも異質なシャンパージュ伯爵家の一人娘。生まれた時に母親を殺しかけた事が原因で、世間から後ろ指を指されるようになった。
家族さえいればいいと狭い世界で生きていたのだが、物語の勇者のように助けてくれたアミレスに……ニセモノの魔女を恐れる事無く、自分の為に泣いてくれた初めての友達に心を開き、やがて心酔する。
備考:エンヴィー指導の元、魔眼の扱いを覚えて来たので戦闘能力が急成長している。やろうと思えば氷の城も溶かせるかも………。
〇シュヴァルツ
誕生日:十三月三十一日(魔界暦)
誕生日:一月一日(人間界暦) 魔力:魔(悪魔専用魔力)
年齢:不詳 種族:悪魔 性別:男
悪魔時・内側が純白に染る漆黒の長髪に、黒い眼球に紫水晶のような鋭い瞳孔。背が高い。
人間時・所々黒いメッシュの入ったふわふわの白髪に、満月のような金色の瞳。背は低い。
退屈のあまり、わざわざ人間に擬態してまで人間界に遊びに来た偉大なる悪魔。たまたま面白半分で奴隷商に捕まってみた所、精霊に気に入られているアミレスを見つけ、彼もまたアミレスに執心するように。
悪魔なので精神干渉もお手の物。しかしアミレスの深層心理にだけは干渉出来ないのだが……それすらも楽しんでいる。
何事も楽しければいい。なんて悪魔らしい性格をしている。
備考:本来人間に擬態する必要は無かったものの、少しでも人間界を楽しむ為にも趣味と実益を兼ねて人間に擬態している。
〇ディオリストラス
誕生日:八月二十六日 魔力:風
年齢:二十四歳 種族:人間 性別:男
暗い紫色の髪に、濃紺色の右目。左目の眼帯は生まれつきある傷跡を隠す為のもの。
生まれも育ちも貧民街。そこで有名な悪ガキ集団のリーダー的存在で、かつて自分達がされたように貧民街の子供達に少しでも楽をさせてやりたい。と奮闘する内に『子供好き』と噂されるように。
ぶっきらぼうな態度で少し顔つきも怖いものの、実の所かなり面倒見がよく家族思い。何ならアミレスの事を歳の離れた妹のように思っている節がある。
アミレスの私兵団の団長を務めている。
備考:事故でアミレスに上裸姿を見られた際何の反応も無かった事を地味に引きずっていて、フォーロイト帝国に戻って来てからは毎日筋トレを欠かさないようになった。
〇エリニティ
誕生日:十月十一日 魔力:土
年齢:十八歳 種族:人間 性別:男
明るい亜麻色の短髪に、橙色の猫目。背が低い。
生まれも育ちも貧民街。とても人懐っこい性格のムードメーカー。ディオリストラス達年長組の事をアニキやイリ兄と呼んだりする。
奴隷商事件の夜に出会ったメイシアに完璧に一目惚れし、それ以降狂ったようにメイシアへの愛を毎日叫んでいる。それは全くメイシアに届かないし、家族には割とウザがられている。
こう見えて実は計算とかが得意。頭の回転が早いのだが、ラークやイリオーデやユーキが頭がいい為、あまり活躍の機会が無い。
備考:未だにメイシアの誕生日を教えて貰えなくて、かなりショックを受けている。
〇バドール
誕生日:九月三十一日 魔力:鋼
年齢:二十二歳 種族:人間 性別:男
筋骨隆々で、茶色の短髪に緑の瞳。
生まれも育ちも貧民街。図体の大きさに反して、家事炊事が得意で料理が趣味の男。他の誰もやらなかったから、自分がやるしかないか………となっていつの間にかのめり込んでいた。
ラークがママならバドールはパパ。そんなポジションにあるこの家族の保護者。ヤンチャな子供達の子守りをよく任される。
クラリスとはかれこれ六年近く恋人を続けていて、いずれは結婚したいと考えている。
備考:アミレスの計らいでシャンパー商会の菓子店で働けるようになり、日々を楽しんでいる。菓子店と私兵団の給料でクラリスへの指輪を買おうとしている。
〇メアリード
誕生日:三月十三日 魔力:土
年齢:十六歳 種族:人間 性別:女
レモン色のセミロングの髪に、茶色のつり目の少女。少し体が小さい。
生まれも育ちも貧民街。一つ歳下の弟ルーシアンと共にディオリストラス達の元に預けられ、随分と貴族を嫌う我儘な性格に育つ。
貴族は貴族でも、イリオーデとアミレスは違うと思うようになった。何なら、たくさん美味しいものを食べさせてくれるし変わっているアミレスに結構懐きつつある。
見た目がとても可愛いので、貧民街や帝都でもそこそこ人気の少女。しかし周りの保護者達が怖くて誰も手を出せない。
備考:自分よりもアミレスの方が歳下であると常々忘れていて、アミレスに会う度に凄く甘えている。なんやかんやで素直な子。
〇ルーシアン
誕生日:十二月十九日 魔力:土
年齢:十五歳 種族:人間 性別:男
レモン色の髪を後ろで一つに結わえる、焦げ茶のつり目。姉同様体が小さめ。
生まれも育ちも貧民街。姉と共にディオリストラス達の元に預けられ、姉に比べると大人びていて落ち着きのある成長を遂げた少年。
しかしメアリードと同じく貴族を嫌う姿勢を見せていたが、やはりこちらもなんやかんやで絆されてアミレスの事は認めつつある。
「メアリ姉も、王女様は悪い貴族じゃないって言ってたから………別に僕は認めるとか認めないとかじゃないし」との事。結構ツンデレ気味。
備考:いつも率先して前を行く姉の後ろを着いて回っていたのだが、そろそろ僕がメアリ姉を守れるようにならないと。と決意し、ディオリストラスと共に筋トレに励むように。
〇ジェジ
誕生日:八月八日 魔力:火
年齢:二十歳 種族:人狼(獣人) 性別:男
艶のあるよくハネた黒髪に褐色肌、そして灰色の鋭い瞳。その頭部には一対の獣耳が、その尾てい骨の辺りではフサフサの尻尾が揺れている。
出身はタランテシア帝国なのだが、人身売買を生業とする奴隷商に誘拐され、やがて奴隷としてフォーロイト帝国にまで連れて来られた。
同じ檻にいたユーキと共に脱走し、ディオリストラス達に拾われ一命を取り留めた。
いつも馬鹿みたいに明るく、空気を読まないやかましさを発揮するが……満月の夜だけは。故郷を想い、人知れず声を殺して泣いているのだ。
備考:獣人なので強い人が好き。初めて会った時からアミレスが強い人間だと本能で悟り、仲良くなろうとアプローチしている。下心とかは特に無いらしい。
〇ユーキ
誕生日:五月十四日 魔力:変
年齢:二十歳 種族:ハーフエルフ 性別:男
薄桃色の肩にかかるぐらいの長髪で、美しい顔と長い耳を隠している。その隙間から覗くは真紅の宝石眼。普段は、変の魔力で普通の目に見えるようにしている。
出身はエルフの森なのだが、フォーロイト帝国の奴隷商に高く売りつけようとしたどこかの国の商人達に誘拐され、親友と引き離された。
ジェジと共に脱走してからは平穏無事に生きる事が出来ているが、実の所、未だに人間を信用しきれない。彼の毒舌は人間への抑えきれない猜疑心から来るものなのかもしれない。
備考:本来、付与魔法の類は光の魔力を持つ者にしか扱えないが、魔法の扱いに秀でるハーフエルフのユーキは、割とずるい方法で擬似的な付与魔法を可能にしている。
〇シャルルギル
誕生日:五月九日 魔力:毒
年齢:二十三歳 種族:人間 性別:男
ダークグレーのくせっ毛の髪に、橙色の切れ長の瞳。目が非常に悪く、常に眉間に皺を作って目を凝らしている。アミレスから眼鏡を貰ってからはそれもなくなった。
生まれも育ちも貧民街。あまりにも天然で、馬鹿みたいに素直な男。ディオリストラス達の言う事は大体何でも聞くし、そもそも人を疑うという事を知らない純粋っぷり。
私兵団の中で唯一、ただの一度も怒った事の無い平和主義の権化のような存在──と、ディオリストラス達は思っているが……彼等の知らない所で彼等の為にシャルルギルが怒った事が一度だけある。まぁ、彼等は知らないが。
備考:「王女様のお陰で色んな事が上手くいくようになった。特にイリオーデが毎日楽しそうで、俺も嬉しい」と、誰よりも純粋に家族の事で喜んでいる。
〇ラーク
誕生日:十月二十七日 魔力:火
年齢:二十四歳 種族:人間 性別:男
赤茶色の髪に同色のタレ目の柔らかな雰囲気の男。
ディオリストラスと共に秘密基地を作ったり、この集団の面倒を見てきた皆のママ的存在。ディオリストラスの右腕とも言える。
穏やかで紳士的。といった印象を受けるが、割とすぐに手は出るし足癖がそこそこ悪い。何せ、幼い頃はディオリストラスと共に悪ガキとして貧民街に名を馳せていたのだから。
いつまでもずっと、この大事な場所に皆でいられたらいいのに。そう、毎年星に願っているらしい。
備考:長年片想いしている相手がいるとか、いないとか。やたらと女性に言い寄られるのでそれ避けの為の嘘かも……?
〇クラリス
誕生日:十月二十八日 魔力:風
年齢:二十二歳 種族:人間 性別:女
濃い赤色のショートヘアーに、桃色の瞳のスタイル抜群な美女。しかし男所帯で暮らして来た影響か、かなり男勝り。
昔からバドールに可愛がられていて、いつの間にか流れで恋人になっていた。しかしクラリスもバドールの事はちゃんと好きなので問題はありません。
よくメアリードとルーシアンと共にいる為、二人と仲がいい。二人もまた、クラリスの事を実の姉のように特に慕っている。
イリオーデ直々に教わった剣術の腕もかなりのもので、騎士団入団試験を受ければ一発合格出来そうな程。
備考:赤髪連続殺人事件の関係で暫く皇宮に滞在して以降、価値観が崩れ去り感覚が狂いつつある。
〇イリオーデ・ドロシー・ランディグランジュ
誕生日:十一月二十九日 魔力:風
年齢:二十二歳 種族:人間 性別:男
肩下程まで伸びた青色の髪を後ろで一つに結わえ、切れ長の浅葱色の瞳を持つ。
フォーロイト帝国が四大侯爵家、帝国の剣たるランディグランジュ家出身。
兄の爵位簒奪の際、自分も殺されてしまうやもしれないと家を飛び出て、やがてディオリストラス達の元に辿り着く。彼等に読み書きや勉学、そして剣術を教えた。
幼い頃、己の生きる意味となりその身命も剣も捧げると誓ったアミレスの為ならば本当に何だってする男。アミレス至上主義過激派。
アミレスに対する感情は一言に言い表せない。要するにクソデカ感情。
備考:アミレスに騎士の誓いをしてからはあの悪夢も見なくなった。
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