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爆誕!殿下と側近のハートフルを目指せ!②
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しかし成長するとカルロスもだんだん青年らしく、そうしてくると今度は妖しい魅力が出てくる。クラリスは死ぬかと思った。毎日不埒な妄想をしてはカルロスを脳内でとても口にはできないようなことを(他の者の手で)していた。カルロスには口が裂けても言えないが、妄想するだけなら自由だ。許して欲しい。
しかし…………………クラリスは出会ってしまった。
カルロスの側近のアルヴェン。彼は褐色の肌に黒髪、鋭利な黒い瞳を持つ、硬派な男だった。カルロスとは真反対の男を見た瞬間、攻めだわ。と思った。
その時クラリスはアルヴェン×カルロスというCPを激誕させた。何度も言うがクラリスは雑食である。受けがカルロスであればなんでもいい。だけどあれこれされたカルロスにお仕置きと称してイチャイチャするのはもっといい…………!!!と妄想をヒートアップさせていた。哀れカルロスはそんなクラリスの妄想の被害者になったのだと知ることは無かった。知ったらクラリスは死んでいる。
だけど…………………世の中には『出られない部屋』というものが(前世には)あった。
人々ではどうしようもない神々の策略………と言うなのイチャイチャタイム。
クラリスはその神になろうとした。少しくらいお膳立てするのはいいのでは?そうよね。それでくっつけば万々歳。私は涙を飲んで喜ぶ。
クラリスはその爆烈した思いを秘め、誰にも言わなかったせいか暴走させていた。
そしてこうなっている。
今の状況を端的に言うと、閉じ込められた。
学園の体育館倉庫に閉じ込められたのだ。
クラリス、アルヴェン、カルロスの三人が。
ちなみに三人とも同い年で今年十七になる。
おかしい。こんなはずじゃなかった。なぜ私がここにいるのか………!?
それは二人を閉じ込めてから鍵を閉める予定だったのに二人を押し込んだタイミングで偶然、中に人がいたことに気づかなかった教師に外から鍵をかけられてしまったからだ。
クラリスは泣きたくなった。軽く絶望した。なのでこの後に起きることを忘れていた。
何か機械音が聞こえる。クラリスのあまりの錯乱ぷりに呆然していたカルロスとアルヴェンがはっと動き出す。カルロスが腰の剣に手をかけ、音のするほうを睨む。アルヴェンも同様に剣に手をかけながら鋭く周りを見渡していた。
ああ、そうよ………これよ………これが見たかったのだわ……………
クラリスは涙に濡れながら高揚していた。完全なる不審者である。そして、クラリスもはっとした。
しかし…………………クラリスは出会ってしまった。
カルロスの側近のアルヴェン。彼は褐色の肌に黒髪、鋭利な黒い瞳を持つ、硬派な男だった。カルロスとは真反対の男を見た瞬間、攻めだわ。と思った。
その時クラリスはアルヴェン×カルロスというCPを激誕させた。何度も言うがクラリスは雑食である。受けがカルロスであればなんでもいい。だけどあれこれされたカルロスにお仕置きと称してイチャイチャするのはもっといい…………!!!と妄想をヒートアップさせていた。哀れカルロスはそんなクラリスの妄想の被害者になったのだと知ることは無かった。知ったらクラリスは死んでいる。
だけど…………………世の中には『出られない部屋』というものが(前世には)あった。
人々ではどうしようもない神々の策略………と言うなのイチャイチャタイム。
クラリスはその神になろうとした。少しくらいお膳立てするのはいいのでは?そうよね。それでくっつけば万々歳。私は涙を飲んで喜ぶ。
クラリスはその爆烈した思いを秘め、誰にも言わなかったせいか暴走させていた。
そしてこうなっている。
今の状況を端的に言うと、閉じ込められた。
学園の体育館倉庫に閉じ込められたのだ。
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ちなみに三人とも同い年で今年十七になる。
おかしい。こんなはずじゃなかった。なぜ私がここにいるのか………!?
それは二人を閉じ込めてから鍵を閉める予定だったのに二人を押し込んだタイミングで偶然、中に人がいたことに気づかなかった教師に外から鍵をかけられてしまったからだ。
クラリスは泣きたくなった。軽く絶望した。なのでこの後に起きることを忘れていた。
何か機械音が聞こえる。クラリスのあまりの錯乱ぷりに呆然していたカルロスとアルヴェンがはっと動き出す。カルロスが腰の剣に手をかけ、音のするほうを睨む。アルヴェンも同様に剣に手をかけながら鋭く周りを見渡していた。
ああ、そうよ………これよ………これが見たかったのだわ……………
クラリスは涙に濡れながら高揚していた。完全なる不審者である。そして、クラリスもはっとした。
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