65 / 66
65.夏が終わってから 【ヴェリュアン】
しおりを挟む
元々、女のようなこの顔はあまり好きではなかった。
女と間違えられて声をかけられることもしばしばあり、男だと言うと舌打ちされ「紛らわしい見た目をするな」と文句を付けられることもあった。
そっちが勝手に勘違いしてきたんだろう、とその度に思ったが、そう言えば無駄な口論になることは目に見えている。
だから、ヴェリュアン・ヴィネハスという少年は、自身が女と見間違えられることには慣れていたが、同じくらいそれを腹立たしいとも思っていた。
『ヴェリュアンは、母さん似だなぁ。美人になるぞ』
父にそう言われるのは、嫌いではなかった。
『ヴェリュアンは、どんな女の子と恋をするんだろうね』
母がそうやって未来に思いを馳せるのも、嫌ではなかった。
その度に少しくすぐったい気持ちになりながららヴェリュアンは十歳までリラントの村で育った。
十を過ぎて、彼は騎士を目指すために、王都に向かうことを決めた。
騎士になりたい、と宣言した彼に当初両親は驚いたようだった。
だが、ヴェリュアンの、一度決めたことはテコでも動かない意志を彼らは知っていたので、反対はしなかった。
幼少期から、ヴェリュアンは小柄ながらも頭が回る──言い方を変えると、小細工が得意な性格だった。
幼少期、彼は女の子のように可愛い顔立ちをし、なおかつ体格も非常に小柄だった。
そのため、彼をばかにする村の子供があとを絶えず、ちょっかいをかけられることもしばしばあったのだが、全てヴェリュアンに返り討ちにされた。
ヴェリュアンは、シドローネが思った通りに気が強く、そして、これは、彼女は気付かなかったようだが──彼は、性格もあまりよくなかった。
勝つためなら、手段を選ばないのである。
正面から向かって勝てないのであれば、木の棒を紐で縛り、簡易武器を作るとそれでつつき回して悪ガキを川に落とす。
あるいは、毒蛇と見せかけた、無害な蛇を相手に投げて攻撃した、と大変陰湿だった。
そして、ことごとくそれを成功させて、自分をいじめる子供たちに痛い目を見せたのだった。
ヴェリュアンの、非常に気の強い性格は、両親も知るところだったので、『その気の強さがあれば……』という思いで、彼の申し出を認めたのだ。
村出身の平民など、王都でばかにされるのが目に見えている。
それに、村から離れ、知り合いが誰もいない環境で、子供が生活するのは寂しさもあり、村の子供は誰も騎士になろうとは思いもしなかった。
しかし、ヴェリュアンは一度自分が言い出したら決して譲らない性格の持ち主だ。
彼なら、と村の人間も思った。
周囲の期待もあり、ヴェリュアンはそうそうに村を旅立った。
十歳の頃の話だ。
村人が予想したように、騎士団での陰湿な嫌がらせは多々あった。特に顔の綺麗なヴェリュアンをやっかむ輩は数多く、あの手この手で彼を潰そうと画策してくる。
しかし、ヴェリュアンは同い年の少年たちを遥かに上回るほどに気が強く、さらには陰湿的で、負けん気が強かった。
つまり、しつこくやり返したのである。
やられる度にしつこくやり返し、しまいには暴力沙汰にまでなった。
相手も、何度やり込めようとしてもその度に虫を仕掛けられたり、悪口を書いた紙を背中に貼られたり、嘘の情報を流されたり、しまいには落とし穴に落ちて全身糞まみれになったりとさんざんだった。
もちろんそれを仕掛けたのはヴェリュアンである。
ヴェリュアンは、一度狙いを定めたら、相手が倒れるまで、攻撃の手を緩めることはまずない。
しかも、相手が罠にはまる度に楽しそうにしているので、性格はお察しの通りだ。
シドローネは、彼のことを困った子供だ、と思っていたが、困ったどころか、教師すらも手の焼く悪ガキだった。
しかし、ヴェリュアンは叱られる時はしゅんとした様子を見せるし、その容姿も相まって、あまり強く注意することはできなかった。
度の過ぎたいたずらは罰されるだろうが、ヴェリュアンの仕掛けるものはどれもギリギリであり、しかも双方問題があることから、彼が処分されることはなかったのだ。
そのギリギリを攻めているあたりが、彼の小賢しいところであり、性格の悪さを示しているようでもあった。
しかし、性格の悪さはともかく、体格の方はどうにもならない。
十五歳を過ぎ、成長期が訪れても、彼に劇的な変化は起きなかった。
平均程度に身長は伸びたが、筋肉は付きにくい体質のようだ。
それから、騎士を目指すのは諦めた方がいいと同期や、先輩、教師にも言われたが、それでもヴェリュアンは諦めなかった。
両親が思ったとおり、彼は一度決めたことはそう簡単に覆さない。
そして、それ以上に──彼は、彼女との約束を果たしたいと思った。
村から出て、五年が経過してなお、彼が大切に持ち続けている、彼女の所持品。
あの、夏の日。
ヴェリュアンは生きてきて初めて、後悔というものをした。
悪巧みが得意だった少年は、それまで後悔らしい後悔といったものをしたことがなかったのだ。
だけどあの日。
あの、夏の夜。
彼は初めて──悔しい、と思ったし、自分の無力さを痛感した。
自分のちいさな手では、彼女を守れない。
大人の手ひとつ、振りほどくことが出来なかった。
大人にいいように殴られ、蹴られ、それでも持ち前の意志の強さで意識だけは保っていたものの、それもようやくのことだった。
ヴェリュアンの怪我が全快したのは、ひと月後の話だ。
近くの大きな街から医者が呼ばれて、ヴェリュアンはしばらくベッドの上から動くことが出来なかった。
それでも彼女の話を聞こうと何度も医者や両親に尋ねたが、彼らは首を振って知らない、と答えた。
今思えば、あれはシャロン公爵の指示だったのだろう。
片田舎の、辺境の村にリラントでもっとも大きな街の医者がすぐに呼ばれたのだ。
おまけに、ヴェリュアンのために怪我が治るまで付きっきりで診てくれた。
当時は気が付かなかったが、おそらくシャロン公爵が手配したのだと思う。
でなければ、わざわざ村の子供のためだけに大きな街に住む医者が、ひと月もかかりきりでそばにいるはずがない。
ヴェリュアンの怪我が完全に治り、彼女とよく会っていた草原に向かう。
しかし、どれほど待っても、季節がいくつ巡ろうとも、彼女は現れなかった。
アリアドネは、消えてしまったのだ。
あの約束を交わした、直後に。
ずっと、探していた。
彼女を。アリアドネを。
言いたかった。
守れなくてごめん、と。
そして今度はそばにいさせてほしい、と。
きみのために、俺は聖竜騎士になったから。
ブランとの再会は、彼が騎士試験に合格した直後だった。
騎士試験に合格したことを伝えに、村に向かった時、不意に白竜が降りてきたのだ。
ブランは、ヴェリュアンがふたたびこの村を訪れることを知っていたようだった。
彼女の第一声は、
『遅い。死んだかと思ったわ』
だった。
ブランは、十にも満たない人間の子供が大人に立ち向かった姿を見て、彼に関心を抱いたようだった。
そして、彼が聖竜騎士を目指すことを知ると、いずれ村を訪れることを予期し、彼を待つことにしたようだった。ブランはゆったりとした動作でヴェリュアンを睥睨すると、さらに文句を言った。
『あと少し来るのが遅ければ、我は眠りにつくところだった』
つまり、ヴェリュアンは間に合ったのだ。
それから、ヴェリュアンはブランと契約し、正式に聖竜騎士となった。
ブランは、聖竜の中でももっとも気難しいと言われる白竜だが、ヴェリュアンとの相性はいいようだった。
女と間違えられて声をかけられることもしばしばあり、男だと言うと舌打ちされ「紛らわしい見た目をするな」と文句を付けられることもあった。
そっちが勝手に勘違いしてきたんだろう、とその度に思ったが、そう言えば無駄な口論になることは目に見えている。
だから、ヴェリュアン・ヴィネハスという少年は、自身が女と見間違えられることには慣れていたが、同じくらいそれを腹立たしいとも思っていた。
『ヴェリュアンは、母さん似だなぁ。美人になるぞ』
父にそう言われるのは、嫌いではなかった。
『ヴェリュアンは、どんな女の子と恋をするんだろうね』
母がそうやって未来に思いを馳せるのも、嫌ではなかった。
その度に少しくすぐったい気持ちになりながららヴェリュアンは十歳までリラントの村で育った。
十を過ぎて、彼は騎士を目指すために、王都に向かうことを決めた。
騎士になりたい、と宣言した彼に当初両親は驚いたようだった。
だが、ヴェリュアンの、一度決めたことはテコでも動かない意志を彼らは知っていたので、反対はしなかった。
幼少期から、ヴェリュアンは小柄ながらも頭が回る──言い方を変えると、小細工が得意な性格だった。
幼少期、彼は女の子のように可愛い顔立ちをし、なおかつ体格も非常に小柄だった。
そのため、彼をばかにする村の子供があとを絶えず、ちょっかいをかけられることもしばしばあったのだが、全てヴェリュアンに返り討ちにされた。
ヴェリュアンは、シドローネが思った通りに気が強く、そして、これは、彼女は気付かなかったようだが──彼は、性格もあまりよくなかった。
勝つためなら、手段を選ばないのである。
正面から向かって勝てないのであれば、木の棒を紐で縛り、簡易武器を作るとそれでつつき回して悪ガキを川に落とす。
あるいは、毒蛇と見せかけた、無害な蛇を相手に投げて攻撃した、と大変陰湿だった。
そして、ことごとくそれを成功させて、自分をいじめる子供たちに痛い目を見せたのだった。
ヴェリュアンの、非常に気の強い性格は、両親も知るところだったので、『その気の強さがあれば……』という思いで、彼の申し出を認めたのだ。
村出身の平民など、王都でばかにされるのが目に見えている。
それに、村から離れ、知り合いが誰もいない環境で、子供が生活するのは寂しさもあり、村の子供は誰も騎士になろうとは思いもしなかった。
しかし、ヴェリュアンは一度自分が言い出したら決して譲らない性格の持ち主だ。
彼なら、と村の人間も思った。
周囲の期待もあり、ヴェリュアンはそうそうに村を旅立った。
十歳の頃の話だ。
村人が予想したように、騎士団での陰湿な嫌がらせは多々あった。特に顔の綺麗なヴェリュアンをやっかむ輩は数多く、あの手この手で彼を潰そうと画策してくる。
しかし、ヴェリュアンは同い年の少年たちを遥かに上回るほどに気が強く、さらには陰湿的で、負けん気が強かった。
つまり、しつこくやり返したのである。
やられる度にしつこくやり返し、しまいには暴力沙汰にまでなった。
相手も、何度やり込めようとしてもその度に虫を仕掛けられたり、悪口を書いた紙を背中に貼られたり、嘘の情報を流されたり、しまいには落とし穴に落ちて全身糞まみれになったりとさんざんだった。
もちろんそれを仕掛けたのはヴェリュアンである。
ヴェリュアンは、一度狙いを定めたら、相手が倒れるまで、攻撃の手を緩めることはまずない。
しかも、相手が罠にはまる度に楽しそうにしているので、性格はお察しの通りだ。
シドローネは、彼のことを困った子供だ、と思っていたが、困ったどころか、教師すらも手の焼く悪ガキだった。
しかし、ヴェリュアンは叱られる時はしゅんとした様子を見せるし、その容姿も相まって、あまり強く注意することはできなかった。
度の過ぎたいたずらは罰されるだろうが、ヴェリュアンの仕掛けるものはどれもギリギリであり、しかも双方問題があることから、彼が処分されることはなかったのだ。
そのギリギリを攻めているあたりが、彼の小賢しいところであり、性格の悪さを示しているようでもあった。
しかし、性格の悪さはともかく、体格の方はどうにもならない。
十五歳を過ぎ、成長期が訪れても、彼に劇的な変化は起きなかった。
平均程度に身長は伸びたが、筋肉は付きにくい体質のようだ。
それから、騎士を目指すのは諦めた方がいいと同期や、先輩、教師にも言われたが、それでもヴェリュアンは諦めなかった。
両親が思ったとおり、彼は一度決めたことはそう簡単に覆さない。
そして、それ以上に──彼は、彼女との約束を果たしたいと思った。
村から出て、五年が経過してなお、彼が大切に持ち続けている、彼女の所持品。
あの、夏の日。
ヴェリュアンは生きてきて初めて、後悔というものをした。
悪巧みが得意だった少年は、それまで後悔らしい後悔といったものをしたことがなかったのだ。
だけどあの日。
あの、夏の夜。
彼は初めて──悔しい、と思ったし、自分の無力さを痛感した。
自分のちいさな手では、彼女を守れない。
大人の手ひとつ、振りほどくことが出来なかった。
大人にいいように殴られ、蹴られ、それでも持ち前の意志の強さで意識だけは保っていたものの、それもようやくのことだった。
ヴェリュアンの怪我が全快したのは、ひと月後の話だ。
近くの大きな街から医者が呼ばれて、ヴェリュアンはしばらくベッドの上から動くことが出来なかった。
それでも彼女の話を聞こうと何度も医者や両親に尋ねたが、彼らは首を振って知らない、と答えた。
今思えば、あれはシャロン公爵の指示だったのだろう。
片田舎の、辺境の村にリラントでもっとも大きな街の医者がすぐに呼ばれたのだ。
おまけに、ヴェリュアンのために怪我が治るまで付きっきりで診てくれた。
当時は気が付かなかったが、おそらくシャロン公爵が手配したのだと思う。
でなければ、わざわざ村の子供のためだけに大きな街に住む医者が、ひと月もかかりきりでそばにいるはずがない。
ヴェリュアンの怪我が完全に治り、彼女とよく会っていた草原に向かう。
しかし、どれほど待っても、季節がいくつ巡ろうとも、彼女は現れなかった。
アリアドネは、消えてしまったのだ。
あの約束を交わした、直後に。
ずっと、探していた。
彼女を。アリアドネを。
言いたかった。
守れなくてごめん、と。
そして今度はそばにいさせてほしい、と。
きみのために、俺は聖竜騎士になったから。
ブランとの再会は、彼が騎士試験に合格した直後だった。
騎士試験に合格したことを伝えに、村に向かった時、不意に白竜が降りてきたのだ。
ブランは、ヴェリュアンがふたたびこの村を訪れることを知っていたようだった。
彼女の第一声は、
『遅い。死んだかと思ったわ』
だった。
ブランは、十にも満たない人間の子供が大人に立ち向かった姿を見て、彼に関心を抱いたようだった。
そして、彼が聖竜騎士を目指すことを知ると、いずれ村を訪れることを予期し、彼を待つことにしたようだった。ブランはゆったりとした動作でヴェリュアンを睥睨すると、さらに文句を言った。
『あと少し来るのが遅ければ、我は眠りにつくところだった』
つまり、ヴェリュアンは間に合ったのだ。
それから、ヴェリュアンはブランと契約し、正式に聖竜騎士となった。
ブランは、聖竜の中でももっとも気難しいと言われる白竜だが、ヴェリュアンとの相性はいいようだった。
357
お気に入りに追加
2,383
あなたにおすすめの小説
愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。
「君の為の時間は取れない」と告げた旦那様の意図を私はちゃんと理解しています。
あおくん
恋愛
憧れの人であった旦那様は初夜が終わったあと私にこう告げた。
「君の為の時間は取れない」と。
それでも私は幸せだった。だから、旦那様を支えられるような妻になりたいと願った。
そして騎士団長でもある旦那様は次の日から家を空け、旦那様と入れ違いにやって来たのは旦那様の母親と見知らぬ女性。
旦那様の告げた「君の為の時間は取れない」という言葉はお二人には別の意味で伝わったようだ。
あなたは愛されていない。愛してもらうためには必要なことだと過度な労働を強いた結果、過労で倒れた私は記憶喪失になる。
そして帰ってきた旦那様は、全てを忘れていた私に困惑する。
※35〜37話くらいで終わります。
【完結】大好きな幼馴染には愛している人がいるようです。だからわたしは頑張って仕事に生きようと思います。
たろ
恋愛
幼馴染のロード。
学校を卒業してロードは村から街へ。
街の警備隊の騎士になり、気がつけば人気者に。
ダリアは大好きなロードの近くにいたくて街に出て子爵家のメイドとして働き出した。
なかなか会うことはなくても同じ街にいるだけでも幸せだと思っていた。いつかは終わらせないといけない片思い。
ロードが恋人を作るまで、夢を見ていようと思っていたのに……何故か自分がロードの恋人になってしまった。
それも女避けのための(仮)の恋人に。
そしてとうとうロードには愛する女性が現れた。
ダリアは、静かに身を引く決意をして………
★ 短編から長編に変更させていただきます。
すみません。いつものように話が長くなってしまいました。
【完結】記憶が戻ったら〜孤独な妻は英雄夫の変わらぬ溺愛に溶かされる〜
凛蓮月
恋愛
【完全完結しました。ご愛読頂きありがとうございます!】
公爵令嬢カトリーナ・オールディスは、王太子デーヴィドの婚約者であった。
だが、カトリーナを良く思っていなかったデーヴィドは真実の愛を見つけたと言って婚約破棄した上、カトリーナが最も嫌う醜悪伯爵──ディートリヒ・ランゲの元へ嫁げと命令した。
ディートリヒは『救国の英雄』として知られる王国騎士団副団長。だが、顔には数年前の戦で負った大きな傷があった為社交界では『醜悪伯爵』と侮蔑されていた。
嫌がったカトリーナは逃げる途中階段で足を踏み外し転げ落ちる。
──目覚めたカトリーナは、一切の記憶を失っていた。
王太子命令による望まぬ婚姻ではあったが仲良くするカトリーナとディートリヒ。
カトリーナに想いを寄せていた彼にとってこの婚姻は一生に一度の奇跡だったのだ。
(記憶を取り戻したい)
(どうかこのままで……)
だが、それも長くは続かず──。
【HOTランキング1位頂きました。ありがとうございます!】
※このお話は、以前投稿したものを大幅に加筆修正したものです。
※中編版、短編版はpixivに移動させています。
※小説家になろう、ベリーズカフェでも掲載しています。
※ 魔法等は出てきませんが、作者独自の異世界のお話です。現実世界とは異なります。(異世界語を翻訳しているような感覚です)
【完結】もう結構ですわ!
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
恋愛
どこぞの物語のように、夜会で婚約破棄を告げられる。結構ですわ、お受けしますと返答し、私シャルリーヌ・リン・ル・フォールは微笑み返した。
愚かな王子を擁するヴァロワ王家は、あっという間に追い詰められていく。逆に、ル・フォール公国は独立し、豊かさを享受し始めた。シャルリーヌは、豊かな国と愛する人、両方を手に入れられるのか!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/11/29……完結
2024/09/12……小説家になろう 異世界日間連載 7位 恋愛日間連載 11位
2024/09/12……エブリスタ、恋愛ファンタジー 1位
2024/09/12……カクヨム恋愛日間 4位、週間 65位
2024/09/12……アルファポリス、女性向けHOT 42位
2024/09/11……連載開始
公爵令嬢の辿る道
ヤマナ
恋愛
公爵令嬢エリーナ・ラナ・ユースクリフは、迎えた5度目の生に絶望した。
家族にも、付き合いのあるお友達にも、慕っていた使用人にも、思い人にも、誰からも愛されなかったエリーナは罪を犯して投獄されて凍死した。
それから生を繰り返して、その度に自業自得で凄惨な末路を迎え続けたエリーナは、やがて自分を取り巻いていたもの全てからの愛を諦めた。
これは、愛されず、しかし愛を求めて果てた少女の、その先の話。
※暇な時にちょこちょこ書いている程度なので、内容はともかく出来についてはご了承ください。
追記
六十五話以降、タイトルの頭に『※』が付いているお話は、流血表現やグロ表現がございますので、閲覧の際はお気を付けください。
公爵閣下に嫁いだら、「お前を愛することはない。その代わり好きにしろ」と言われたので好き勝手にさせていただきます
柴野
恋愛
伯爵令嬢エメリィ・フォンストは、親に売られるようにして公爵閣下に嫁いだ。
社交界では悪女と名高かったものの、それは全て妹の仕業で実はいわゆるドアマットヒロインなエメリィ。これでようやく幸せになると思っていたのに、彼女は夫となる人に「お前を愛することはない。代わりに好きにしろ」と言われたので、言われた通り好き勝手にすることにした――。
※本編&後日談ともに完結済み。ハッピーエンドです。
※主人公がめちゃくちゃ腹黒になりますので要注意!
※小説家になろう、カクヨムにも重複投稿しています。
【完結】婚約者が好きなのです
maruko
恋愛
リリーベルの婚約者は誰にでも優しいオーラン・ドートル侯爵令息様。
でもそんな優しい婚約者がたった一人に対してだけ何故か冷たい。
冷たくされてるのはアリー・メーキリー侯爵令嬢。
彼の幼馴染だ。
そんなある日。偶然アリー様がこらえきれない涙を流すのを見てしまった。見つめる先には婚約者の姿。
私はどうすればいいのだろうか。
全34話(番外編含む)
※他サイトにも投稿しております
※1話〜4話までは文字数多めです
注)感想欄は全話読んでから閲覧ください(汗)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる