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19.あの日の記憶を求めて
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デボラとベラードに案内される部屋は、ひとり部屋のようだった。
まだ婚約中で、未婚なのだから当然だ。
ヴェリュアンの部屋が、私の真反対であることには少し苦笑したが。
「ねえ、こんなに離れていなくてもいいのではないかしら。私たちはいずれ、結婚するのだし」
あと一ヶ月もすれば、結婚式だ。
そう思って言うと、しかしデボラはしっかりとした声で否定した。
「いいえ。お嬢様。お嬢様の尊い御身をお預かりする以上、ほんの僅かな懸念も払拭しなければなりません。結婚前に、身を汚されたなどなったら──公爵様が、どれほど嘆かれることか」
「汚さ……」
あまりに直接的な物言いに思わず言葉を失っていると、私の隣を歩くヴェリュアンがおもむろに切り出した。
「それはつまり、私が他人の家で粗相を働くような不躾者に見えると?」
「そうではありません。可能性の話です。お嬢様の身を一番に考えているからこその言葉だと、ご理解ください」
「…………」
ヴェリュアンが、小さくため息を吐く。
私は彼に申し訳なく思いながら、それでも私の部屋が三階で、彼の部屋が一階であるのは──やはり、やりすぎなのでは?と思った。
沈黙していると、ちらちらと前方から視線を感じる。
不思議に思って顔を上げると、ベラードが気遣わしげに私を見ていた。
「……なにか?」
「いえ。お嬢様は、ずいぶんお綺麗になられたと思いまして」
「……そういえば、さっき、ザックスもそう言っていたわね。私は過去、ここを訪れたことがあるのかしら?」
私には過去の記憶がない。
そう思って尋ねると、ベラードが驚いたように目を丸くした。
「覚えていらっしゃらないのですか?」
「……ごめんなさい」
私は、十年前の事件がきっかけで、それ以前の記憶を失っている。
だけどそれは、あまり他言してはならないと医師やお父様に言い含められていた。
そのため素直に謝罪したのだが、ベラードは調子が狂ったような──困惑したような様子を見せた。
恐らく、私が忘れているとは思っていなかったのだろう。
「いや、まあ十年以上前の話ですし……。仕方ないか。お嬢様は、よくリラント地方にいらっしゃっていたのですよ。療養中の母君を見舞って」
「そうだったの」
驚いて言うと、ベラードが悲しげな顔をした。
気の良さそうな青年である彼にそうされると、罪悪感に胸が痛む。
「──ですが、お嬢様がご立派に成長されて、このベラード。それだけでじゅうぶんです。あのお転婆なお嬢様が、こうも嫋やかな淑女に……」
「こほん。私の部屋は三階、だったわね。デボラ、案内してもらえるかしら?」
ヴェリュアンの前で、幼少期はお転婆だったと言われるのは、避けたい。
いや、道中メイドや従僕から聞いているかもしれないが、それでも貴族の娘として、年上の女として、あまり言われたくないというものだ。
見た目と中身に乖離がある、とは昔からよく言われる言葉ではあるが。
それでも、四歳年下の彼に、これ以上子供っぽいところは見せられないと思った。
私は二十を迎えた貴族の娘だ。
社交界で二十を超えているとなれば、一般的に子を持っていておかしくない。
子を持つ母であれば、もっと落ち着きがあるはずだ。
だけど私は──社交界デビューをしたばかりの娘のように、感情に制御が効かない。
これ以上、彼の前で失態を見せる前に、一度離れた方がいい。
そう思って尋ねると、デボラが得心したように頷いた。
「お嬢様のお部屋は、こちらです。兄さんは、ヴィネハス様のお部屋に案内してさしあげて」
「ああ、分かった。ヴィネハス様。部屋はこちらです」
ベラードが頷いて答える。
声をかけられたヴェリュアンは、戸惑いながらも頷いて答えていた。
三階の部屋は、窓からあたたかな陽光が降り注いでいて、とても気持ちのいい空間だった。
窓辺には、薄水色の花が活けられている。
恐らくあれはブルースターだろう。
一ヶ月後に結婚を控えている私のために選んだのだと思う。
室内は甘い、ラベンダーの香りがした。
まるで、いつも私の使っている香水のようだ。
そう思ってくん、と嗅いでいると、デボラが私を見て言った。
「お気に召しましたか?お嬢様がお好きだとお聞きしている、ラベンダーの香を焚いております」
「……ええ、ありがとう」
見たところ、デボラは私よりも年下のようだ。
であれば、ザックスか、ベラードか、彼らのどちらかから聞いたのだろう。
私の好みは、幼い時からあまり変わっていないようだった。
思えば、私が香水作りに手を出したのも、思うような香水になかなか巡り会えず、それならば自分で作った方が早い、と思ったからだった。
そして、この部屋は私の作った香水の香りとよく似ている。
もしかしたら、私は無意識に──記憶が無いながらも、この香りを再現したかったのかもしれない。
私は、落ち着く、甘いラベンダーの香りを吸い込みながらデボラに尋ねた。
「これは、誰が調合したの?」
「調合は、父が雇った調合師が。もとは、奥様──公爵夫人がハーブをお気に召して、お嬢様も、お母様の好みに感化されたのだと聞き及んでいます」
「……そう。お母様は、ハーブがお好きなのね」
母は、手元の肖像画と、手紙でしかやり取りしたことがない。
だけど、幼い頃、私は母に会いに行っていたのだ。
それも、何度も。
母はどんなひとなのだろう。
幼い私は、母とどんな会話をしたのだろう。
思い出そうとすると、頭痛がして記憶を辿ることを遮る。
幼い頃はそれでも何度となく記憶を辿ろうして、その度に痛みを覚え、ついには発熱してしまったこともあった。
それから父は、私に過去を思い出すことをやめるよう言ったのだ。
でも──このまま、私は幼少期のことを思い出せずに、日々を過ごし、やがて死ぬのだろうか。
母との思い出も。
あの日、何が起きたのか──真実を知らないまま。
考え込んでいた時だった。
デボラがふと、窓の外を見て言った。
「あら……。向こうの山の方で、雨が降っていますね。天気が崩れるわ」
まだ婚約中で、未婚なのだから当然だ。
ヴェリュアンの部屋が、私の真反対であることには少し苦笑したが。
「ねえ、こんなに離れていなくてもいいのではないかしら。私たちはいずれ、結婚するのだし」
あと一ヶ月もすれば、結婚式だ。
そう思って言うと、しかしデボラはしっかりとした声で否定した。
「いいえ。お嬢様。お嬢様の尊い御身をお預かりする以上、ほんの僅かな懸念も払拭しなければなりません。結婚前に、身を汚されたなどなったら──公爵様が、どれほど嘆かれることか」
「汚さ……」
あまりに直接的な物言いに思わず言葉を失っていると、私の隣を歩くヴェリュアンがおもむろに切り出した。
「それはつまり、私が他人の家で粗相を働くような不躾者に見えると?」
「そうではありません。可能性の話です。お嬢様の身を一番に考えているからこその言葉だと、ご理解ください」
「…………」
ヴェリュアンが、小さくため息を吐く。
私は彼に申し訳なく思いながら、それでも私の部屋が三階で、彼の部屋が一階であるのは──やはり、やりすぎなのでは?と思った。
沈黙していると、ちらちらと前方から視線を感じる。
不思議に思って顔を上げると、ベラードが気遣わしげに私を見ていた。
「……なにか?」
「いえ。お嬢様は、ずいぶんお綺麗になられたと思いまして」
「……そういえば、さっき、ザックスもそう言っていたわね。私は過去、ここを訪れたことがあるのかしら?」
私には過去の記憶がない。
そう思って尋ねると、ベラードが驚いたように目を丸くした。
「覚えていらっしゃらないのですか?」
「……ごめんなさい」
私は、十年前の事件がきっかけで、それ以前の記憶を失っている。
だけどそれは、あまり他言してはならないと医師やお父様に言い含められていた。
そのため素直に謝罪したのだが、ベラードは調子が狂ったような──困惑したような様子を見せた。
恐らく、私が忘れているとは思っていなかったのだろう。
「いや、まあ十年以上前の話ですし……。仕方ないか。お嬢様は、よくリラント地方にいらっしゃっていたのですよ。療養中の母君を見舞って」
「そうだったの」
驚いて言うと、ベラードが悲しげな顔をした。
気の良さそうな青年である彼にそうされると、罪悪感に胸が痛む。
「──ですが、お嬢様がご立派に成長されて、このベラード。それだけでじゅうぶんです。あのお転婆なお嬢様が、こうも嫋やかな淑女に……」
「こほん。私の部屋は三階、だったわね。デボラ、案内してもらえるかしら?」
ヴェリュアンの前で、幼少期はお転婆だったと言われるのは、避けたい。
いや、道中メイドや従僕から聞いているかもしれないが、それでも貴族の娘として、年上の女として、あまり言われたくないというものだ。
見た目と中身に乖離がある、とは昔からよく言われる言葉ではあるが。
それでも、四歳年下の彼に、これ以上子供っぽいところは見せられないと思った。
私は二十を迎えた貴族の娘だ。
社交界で二十を超えているとなれば、一般的に子を持っていておかしくない。
子を持つ母であれば、もっと落ち着きがあるはずだ。
だけど私は──社交界デビューをしたばかりの娘のように、感情に制御が効かない。
これ以上、彼の前で失態を見せる前に、一度離れた方がいい。
そう思って尋ねると、デボラが得心したように頷いた。
「お嬢様のお部屋は、こちらです。兄さんは、ヴィネハス様のお部屋に案内してさしあげて」
「ああ、分かった。ヴィネハス様。部屋はこちらです」
ベラードが頷いて答える。
声をかけられたヴェリュアンは、戸惑いながらも頷いて答えていた。
三階の部屋は、窓からあたたかな陽光が降り注いでいて、とても気持ちのいい空間だった。
窓辺には、薄水色の花が活けられている。
恐らくあれはブルースターだろう。
一ヶ月後に結婚を控えている私のために選んだのだと思う。
室内は甘い、ラベンダーの香りがした。
まるで、いつも私の使っている香水のようだ。
そう思ってくん、と嗅いでいると、デボラが私を見て言った。
「お気に召しましたか?お嬢様がお好きだとお聞きしている、ラベンダーの香を焚いております」
「……ええ、ありがとう」
見たところ、デボラは私よりも年下のようだ。
であれば、ザックスか、ベラードか、彼らのどちらかから聞いたのだろう。
私の好みは、幼い時からあまり変わっていないようだった。
思えば、私が香水作りに手を出したのも、思うような香水になかなか巡り会えず、それならば自分で作った方が早い、と思ったからだった。
そして、この部屋は私の作った香水の香りとよく似ている。
もしかしたら、私は無意識に──記憶が無いながらも、この香りを再現したかったのかもしれない。
私は、落ち着く、甘いラベンダーの香りを吸い込みながらデボラに尋ねた。
「これは、誰が調合したの?」
「調合は、父が雇った調合師が。もとは、奥様──公爵夫人がハーブをお気に召して、お嬢様も、お母様の好みに感化されたのだと聞き及んでいます」
「……そう。お母様は、ハーブがお好きなのね」
母は、手元の肖像画と、手紙でしかやり取りしたことがない。
だけど、幼い頃、私は母に会いに行っていたのだ。
それも、何度も。
母はどんなひとなのだろう。
幼い私は、母とどんな会話をしたのだろう。
思い出そうとすると、頭痛がして記憶を辿ることを遮る。
幼い頃はそれでも何度となく記憶を辿ろうして、その度に痛みを覚え、ついには発熱してしまったこともあった。
それから父は、私に過去を思い出すことをやめるよう言ったのだ。
でも──このまま、私は幼少期のことを思い出せずに、日々を過ごし、やがて死ぬのだろうか。
母との思い出も。
あの日、何が起きたのか──真実を知らないまま。
考え込んでいた時だった。
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