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エピローグ

キャラ紹介 (最終話時点)

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リリネリア・ブライシフィック(エリザベート)
一月生まれ。
二十歳。豪奢な金髪にエメラルド色の瞳をしている。色味の強い金髪。気の強そうな目元に、猫っ毛のふわふわとした髪。八歳までは見た目通り気が強く、少しワガママな一面もあった。その反面人を気遣うことができ、使用人とも仲が良かった。
事件後からは打って変わって壊れた人形のような性格になった。病んでる。リスカする癖がある。左手の親指の付け根にホクロがある。僻地、ユレイスピアに七年ほど滞在していた。
甘酸っぱいレアチーズケーキが好きだったけどエリザベートになってからはハイカカオのモノをすすんで食べていた。だけどそれはエリザベートを演じている上での好みであり実際の食の好みや嗜好は変わっていない。可愛いものが好き。兎とか。

レジナルド・リームヴ
五月生まれ。
二十二歳。背は高いがどこか線が細く、その腰もまた細い。腰の位置が高い。涙ボクロがある。
まつ毛が長くかっこいいと言うよりも美しいという言葉が当てはまる王太子。金髪碧眼だが髪色はリリネリアよりも色味の薄い白金色。まつ毛はどちらかというと雪のような色をしている。リリーナローゼへの責任感や王太子の責務とかで身動きが取れなかったが色々と吹っ切った人。
ハーブティーをよく飲む。薬草みたいな味がするから嫌だとリリネリアは言っていたがレジナルドに色々とおすすめの紅茶を飲ませられるうちに少しだけ好きになったりする。

エレン・セサムス
最後まで苗字が出なかった人。セサムス公爵家次男。
二十五歳。八月生まれ。
橙味の強い茶髪を襟足まで伸ばし、それを前で結んでいる。身長はレジナルドと同じくらい。女性と割り切った関係ばかりを続けていて、本命を作ったことがない。そろそろ親に身を固めろと言われるのが最近の悩みの種。
レジナルドとは長い付き合いだがレジナルドが守秘義務派なところもありリリネリアのことを引き摺っているとは知らなかったが、色々と明かされてからは協力体制に入った。まるで物語みたいな話だなとは思っていたが口には出していない。チーズとワインが好き。よくお酒を飲む。自宅で飲む時はバカバカ飲むが外ではセーブして数杯でやめている。

ガーネリア
8月生まれ。二十八歳。ふわふわとした赤毛をひとつでまとめている。結構な美人。背は平均よりは高めで170cm前後。
胸はリリネリアよりはある。ブライシフィック公爵家からリリネリアについていくよう指示を受けた人。代々近衛騎士を排出している名家の生まれで、剣に覚えがある。好きな食べ物はラズベリー。見た目に似合わず可愛いものが好きなことが本人のコンプレックス。実はこの後エレンと恋仲になったりするかもしれない。

カイ
黒髪の青年。身長体重共に平均。あまり顔を見せないが、顔もまた特筆することの無い平凡顔。そのどこにでもいそうな風体をレジナルドに買われてレジナルドの《影》となった。平凡顔は言い換えれば人の記憶に残りにくいからである。文学小説を読む趣味が実はある。表情が薄いけれど町娘といい感じになったら面白そうだなと思ったり。

リリーナローゼ・トランビタン
4月生まれ。19歳。
トランビタン帝国から嫁いできた王女様。
黒髪に碧眼。深窓の令嬢を地で行くタイプで、リリネリアとは性格もまた真逆。控えめで男に尽くすタイプ。
感想欄でリリーナローゼ黒幕説がまことしやかに囁かれていたけど実は何も関係なかった。婚約者を失ったレジナルドの話を聞いてちょうどいいと言わんばかりに送り込まれた哀れな王女様。豆腐や豆乳が好き。
将来的にはきっと幸せになるはず。母国で、王女付きの騎士と、とか。幸せになる。

ガディアス
最近結婚したばかりのユレイスピアの薬師。エリザベートの素性について何も知らないからこそ助言することが出来た。黒髪に穏やかな顔をしている。無骨で粗野で大柄な見た目に反して結婚指輪を大切にしているギャップおじさん。左手の薬指に結婚指輪を填めている。ステーキが好き。食うならレアだろ。

ガシフィット・リームヴ
リームヴ王国前国王。今は離宮にいる。レジナルド同様白金の髪に碧眼。レジナルドの顔の良さは親譲り。レジナルドとは違いがっしりとした体躯をしている。

カイゼル・ヴェルグ
レジナルドの側近。ヴェルグ候爵の爵位を継いでいる。黒髪を撫で付け額が顕になっている。黒縁のメガネをしている。真面目。本人は知らないが冷徹の貴公子というあだ名がある。レジナルドとエレンは知ってる。密かにスナック菓子にハマっている。気位の高い高位令嬢となんやかんや上手くいきそうではある。

ゲティバーグ・ブライシフィック
リリネリアの父親。貴族らしい考え方の持ち主。赤みがかった茶髪に青眼。セトボロスに飛ばされた。





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感想 158

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みんなの感想(158件)

晴月
2024.06.01 晴月

最初ムーンで読んでいたのですが、こちらに掲載されてあるのを見つけて一気に読みました!
色々な人の意見がありますが、自分としては2人が結ばれてよかったと思います

出来れば、2人や妹を含む家族、事件の関係者のその後が読みたいです

解除
とーこ
2021.02.17 とーこ

あらすじからすると無理ゲーみたいな内容なのに、主役2人が想いを貫いてのエンディング、素敵でした!
ご都合話なら最初の事件は未遂だったろうし後半の(ふっきれた)彼の動きはもっと緩かったと思いますが、作者様が考え抜かれた展開に称賛しかありません。本当、無理ゲーすぎるあらすじ…。
元妃の待遇は、また別のお話が出来そうですが全員が丸く収まる話はどなたかに投げて仕舞えばよろしいと思います。
作者様がどこに重きを置いているか、それがブレてないので話が追いやすく、ご都合すぎず、とても読み応えがありました。
もしもし、番外やらこの後の話がありましたらゆるっと幸せな2人が見てみたいと思います。
素敵なお花ありがとうございました!

解除
KCLA
2020.12.24 KCLA

ぶっちゃけ王太子が元妃にした事を考えるとコイツら2人の幸福は全く祝福出来ないな。少なくとも自分には公爵夫婦と同等の下衆に見えますよこの王太子。リリネリアもリリーナローゼの扱いに関して王太子を強く非難しないあたり同類。

さんざん振り回されたリリーナローゼには幸福になって欲しい。

解除

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