71 / 71
エピローグ
キャラ紹介 (最終話時点)
しおりを挟むリリネリア・ブライシフィック(エリザベート)
一月生まれ。
二十歳。豪奢な金髪にエメラルド色の瞳をしている。色味の強い金髪。気の強そうな目元に、猫っ毛のふわふわとした髪。八歳までは見た目通り気が強く、少しワガママな一面もあった。その反面人を気遣うことができ、使用人とも仲が良かった。
事件後からは打って変わって壊れた人形のような性格になった。病んでる。リスカする癖がある。左手の親指の付け根にホクロがある。僻地、ユレイスピアに七年ほど滞在していた。
甘酸っぱいレアチーズケーキが好きだったけどエリザベートになってからはハイカカオのモノをすすんで食べていた。だけどそれはエリザベートを演じている上での好みであり実際の食の好みや嗜好は変わっていない。可愛いものが好き。兎とか。
レジナルド・リームヴ
五月生まれ。
二十二歳。背は高いがどこか線が細く、その腰もまた細い。腰の位置が高い。涙ボクロがある。
まつ毛が長くかっこいいと言うよりも美しいという言葉が当てはまる王太子。金髪碧眼だが髪色はリリネリアよりも色味の薄い白金色。まつ毛はどちらかというと雪のような色をしている。リリーナローゼへの責任感や王太子の責務とかで身動きが取れなかったが色々と吹っ切った人。
ハーブティーをよく飲む。薬草みたいな味がするから嫌だとリリネリアは言っていたがレジナルドに色々とおすすめの紅茶を飲ませられるうちに少しだけ好きになったりする。
エレン・セサムス
最後まで苗字が出なかった人。セサムス公爵家次男。
二十五歳。八月生まれ。
橙味の強い茶髪を襟足まで伸ばし、それを前で結んでいる。身長はレジナルドと同じくらい。女性と割り切った関係ばかりを続けていて、本命を作ったことがない。そろそろ親に身を固めろと言われるのが最近の悩みの種。
レジナルドとは長い付き合いだがレジナルドが守秘義務派なところもありリリネリアのことを引き摺っているとは知らなかったが、色々と明かされてからは協力体制に入った。まるで物語みたいな話だなとは思っていたが口には出していない。チーズとワインが好き。よくお酒を飲む。自宅で飲む時はバカバカ飲むが外ではセーブして数杯でやめている。
ガーネリア
8月生まれ。二十八歳。ふわふわとした赤毛をひとつでまとめている。結構な美人。背は平均よりは高めで170cm前後。
胸はリリネリアよりはある。ブライシフィック公爵家からリリネリアについていくよう指示を受けた人。代々近衛騎士を排出している名家の生まれで、剣に覚えがある。好きな食べ物はラズベリー。見た目に似合わず可愛いものが好きなことが本人のコンプレックス。実はこの後エレンと恋仲になったりするかもしれない。
カイ
黒髪の青年。身長体重共に平均。あまり顔を見せないが、顔もまた特筆することの無い平凡顔。そのどこにでもいそうな風体をレジナルドに買われてレジナルドの《影》となった。平凡顔は言い換えれば人の記憶に残りにくいからである。文学小説を読む趣味が実はある。表情が薄いけれど町娘といい感じになったら面白そうだなと思ったり。
リリーナローゼ・トランビタン
4月生まれ。19歳。
トランビタン帝国から嫁いできた王女様。
黒髪に碧眼。深窓の令嬢を地で行くタイプで、リリネリアとは性格もまた真逆。控えめで男に尽くすタイプ。
感想欄でリリーナローゼ黒幕説がまことしやかに囁かれていたけど実は何も関係なかった。婚約者を失ったレジナルドの話を聞いてちょうどいいと言わんばかりに送り込まれた哀れな王女様。豆腐や豆乳が好き。
将来的にはきっと幸せになるはず。母国で、王女付きの騎士と、とか。幸せになる。
ガディアス
最近結婚したばかりのユレイスピアの薬師。エリザベートの素性について何も知らないからこそ助言することが出来た。黒髪に穏やかな顔をしている。無骨で粗野で大柄な見た目に反して結婚指輪を大切にしているギャップおじさん。左手の薬指に結婚指輪を填めている。ステーキが好き。食うならレアだろ。
ガシフィット・リームヴ
リームヴ王国前国王。今は離宮にいる。レジナルド同様白金の髪に碧眼。レジナルドの顔の良さは親譲り。レジナルドとは違いがっしりとした体躯をしている。
カイゼル・ヴェルグ
レジナルドの側近。ヴェルグ候爵の爵位を継いでいる。黒髪を撫で付け額が顕になっている。黒縁のメガネをしている。真面目。本人は知らないが冷徹の貴公子というあだ名がある。レジナルドとエレンは知ってる。密かにスナック菓子にハマっている。気位の高い高位令嬢となんやかんや上手くいきそうではある。
ゲティバーグ・ブライシフィック
リリネリアの父親。貴族らしい考え方の持ち主。赤みがかった茶髪に青眼。セトボロスに飛ばされた。
55
お気に入りに追加
3,540
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(158件)
あなたにおすすめの小説
【完結】愛してるなんて言うから
空原海
恋愛
「メアリー、俺はこの婚約を破棄したい」
婚約が決まって、三年が経とうかという頃に切り出された婚約破棄。
婚約の理由は、アラン様のお父様とわたしのお母様が、昔恋人同士だったから。
――なんだそれ。ふざけてんのか。
わたし達は婚約解消を前提とした婚約を、互いに了承し合った。
第1部が恋物語。
第2部は裏事情の暴露大会。親世代の愛憎確執バトル、スタートッ!
※ 一話のみ挿絵があります。サブタイトルに(※挿絵あり)と表記しております。
苦手な方、ごめんなさい。挿絵の箇所は、するーっと流してくださると幸いです。
愛なんてどこにもないと知っている
紫楼
恋愛
私は親の選んだ相手と政略結婚をさせられた。
相手には長年の恋人がいて婚約時から全てを諦め、貴族の娘として割り切った。
白い結婚でも社交界でどんなに噂されてもどうでも良い。
結局は追い出されて、家に帰された。
両親には叱られ、兄にはため息を吐かれる。
一年もしないうちに再婚を命じられた。
彼は兄の親友で、兄が私の初恋だと勘違いした人。
私は何も期待できないことを知っている。
彼は私を愛さない。
主人公以外が愛や恋に迷走して暴走しているので、主人公は最後の方しか、トキメキがないです。
作者の脳内の世界観なので現実世界の法律や常識とは重ねないでお読むください。
誤字脱字は多いと思われますので、先にごめんなさい。
他サイトにも載せています。
全てを捨てて、わたしらしく生きていきます。
彩華(あやはな)
恋愛
3年前にリゼッタお姉様が風邪で死んだ後、お姉様の婚約者であるバルト様と結婚したわたし、サリーナ。バルト様はお姉様の事を愛していたため、わたしに愛情を向けることはなかった。じっと耐えた3年間。でも、人との出会いはわたしを変えていく。自由になるために全てを捨てる覚悟を決め、わたしはわたしらしく生きる事を決意する。
不遇な王妃は国王の愛を望まない
ゆきむらさり
恋愛
稚拙ながらも投稿初日(11/21)から📝HOTランキングに入れて頂き、本当にありがとうございます🤗 今回初めてHOTランキングの5位(11/23)を頂き感無量です🥲 そうは言いつつも間違ってランキング入りしてしまった感が否めないのも確かです💦 それでも目に留めてくれた読者様には感謝致します✨
〔あらすじ〕📝ある時、クラウン王国の国王カルロスの元に、自ら命を絶った王妃アリーヤの訃報が届く。王妃アリーヤを冷遇しておきながら嘆く国王カルロスに皆は不思議がる。なにせ国王カルロスは幼馴染の側妃ベリンダを寵愛し、政略結婚の為に他国アメジスト王国から輿入れした不遇の王女アリーヤには見向きもしない。はたから見れば哀れな王妃アリーヤだが、実は他に愛する人がいる王妃アリーヤにもその方が都合が良いとも。彼女が真に望むのは愛する人と共に居られる些細な幸せ。ある時、自国に囚われの身である愛する人の訃報を受け取る王妃アリーヤは絶望に駆られるも……。主人公の舞台は途中から変わります。
※設定などは独自の世界観で、あくまでもご都合主義。断罪あり。ハピエン🩷
お二人共、どうぞお幸せに……もう二度と勘違いはしませんから
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【もう私は必要ありませんよね?】
私には2人の幼なじみがいる。一人は美しくて親切な伯爵令嬢。もう一人は笑顔が素敵で穏やかな伯爵令息。
その一方、私は貴族とは名ばかりのしがない男爵家出身だった。けれど2人は身分差に関係なく私に優しく接してくれるとても大切な存在であり、私は密かに彼に恋していた。
ある日のこと。病弱だった父が亡くなり、家を手放さなければならない
自体に陥る。幼い弟は父の知り合いに引き取られることになったが、私は住む場所を失ってしまう。
そんな矢先、幼なじみの彼に「一生、面倒をみてあげるから家においで」と声をかけられた。まるで夢のような誘いに、私は喜んで彼の元へ身を寄せることになったのだが――
※ 他サイトでも投稿中
途中まで鬱展開続きます(注意)
さよなら、皆さん。今宵、私はここを出ていきます
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【復讐の為、今夜私は偽の家族と婚約者に別れを告げる―】
私は伯爵令嬢フィーネ・アドラー。優しい両親と18歳になったら結婚する予定の婚約者がいた。しかし、幸せな生活は両親の突然の死により、もろくも崩れ去る。私の後見人になると言って城に上がり込んできた叔父夫婦とその娘。私は彼らによって全てを奪われてしまった。愛する婚約者までも。
もうこれ以上は限界だった。復讐する為、私は今夜皆に別れを告げる決意をした―。
※マークは残酷シーン有り
※(他サイトでも投稿中)
婚約破棄を望むなら〜私の愛した人はあなたじゃありません〜
みおな
恋愛
王家主催のパーティーにて、私の婚約者がやらかした。
「お前との婚約を破棄する!!」
私はこの馬鹿何言っているんだと思いながらも、婚約破棄を受け入れてやった。
だって、私は何ひとつ困らない。
困るのは目の前でふんぞり返っている元婚約者なのだから。
理想の女性を見つけた時には、運命の人を愛人にして白い結婚を宣言していました
ぺきぺき
恋愛
王家の次男として生まれたヨーゼフには幼い頃から決められていた婚約者がいた。兄の補佐として育てられ、兄の息子が立太子した後には臣籍降下し大公になるよていだった。
このヨーゼフ、優秀な頭脳を持ち、立派な大公となることが期待されていたが、幼い頃に見た絵本のお姫様を理想の女性として探し続けているという残念なところがあった。
そしてついに貴族学園で絵本のお姫様とそっくりな令嬢に出会う。
ーーーー
若気の至りでやらかしたことに苦しめられる主人公が最後になんとか幸せになる話。
作者別作品『二人のエリーと遅れてあらわれるヒーローたち』のスピンオフになっていますが、単体でも読めます。
完結まで執筆済み。毎日四話更新で4/24に完結予定。
第一章 無計画な婚約破棄
第二章 無計画な白い結婚
第三章 無計画な告白
第四章 無計画なプロポーズ
第五章 無計画な真実の愛
エピローグ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
最初ムーンで読んでいたのですが、こちらに掲載されてあるのを見つけて一気に読みました!
色々な人の意見がありますが、自分としては2人が結ばれてよかったと思います
出来れば、2人や妹を含む家族、事件の関係者のその後が読みたいです
あらすじからすると無理ゲーみたいな内容なのに、主役2人が想いを貫いてのエンディング、素敵でした!
ご都合話なら最初の事件は未遂だったろうし後半の(ふっきれた)彼の動きはもっと緩かったと思いますが、作者様が考え抜かれた展開に称賛しかありません。本当、無理ゲーすぎるあらすじ…。
元妃の待遇は、また別のお話が出来そうですが全員が丸く収まる話はどなたかに投げて仕舞えばよろしいと思います。
作者様がどこに重きを置いているか、それがブレてないので話が追いやすく、ご都合すぎず、とても読み応えがありました。
もしもし、番外やらこの後の話がありましたらゆるっと幸せな2人が見てみたいと思います。
素敵なお花ありがとうございました!
ぶっちゃけ王太子が元妃にした事を考えるとコイツら2人の幸福は全く祝福出来ないな。少なくとも自分には公爵夫婦と同等の下衆に見えますよこの王太子。リリネリアもリリーナローゼの扱いに関して王太子を強く非難しないあたり同類。
さんざん振り回されたリリーナローゼには幸福になって欲しい。