すれ違いのその先に

ごろごろみかん。

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だけどそれも 2

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ぐちゅぐちゅと抜き差ししていたそれはいつの間にか奥をぐるぐると撹拌していた。目もくらむような快感と刺激の中、私は途切れ途切れの声を上げた。
怖くない。怖いはずがない。むしろ、それを期待してしまった自分がいるーーー。そんなことは、口が裂けても言えないけれど。

「本当に?俺があなたを監禁して、嫌というほど犯して、朝も昼も夜もないくらいに抱き潰してもあなたは受け入れてくれるの?」

その言葉にはさすがに背筋が寒くなった。朝も昼も夜もなんてさすがに死んでしまう。私は思わずレイルの肩に手を回して首を振った。

「やっ…いやっ………朝も昼も夜も、なんて、おかしくなっちゃ、」

「おかしくしたいんだよ。俺以外必要なくなればいい」

「あっあっ、レイル、だめ、もう、」

「いいよ。いくらでもイって。そして俺の子を孕んで、リーフェ」

腰を強く掴まれて、そのまま持ち上げられる。激しく中を穿たれて下生えが絡み合う。レイルの下腹に突起が不意に潰されるから、その衝撃も相まって私は息を殺してたってしまった。

「ーーーーっ!!」

「あ、は。可愛い。もっと可愛い顔見せて。リーフェ、大丈夫。たくさん愛してあげるから。だから受け入れて。俺はあなたがいないと生きていけないんだ。だから、受け入れて、リーフェ。俺を否定しないで」

願うような、乞うような声で言われて、私はふわふわとした視界の中レイルの首にすがった。しかしレイルはすぐにまたぐちゅぐちゅとなかを撹拌してきたから、またもや息を殺す。

「うう…………」

「いきそう?いいよ。たくさんイって。リーフェ、声をきかせて。あなたを抱いてるのだと教えて」

「あっ、あっ、やだ、だめ、レイル、また、もうっ………っ………ひ、ぁあっ………!」

気がつけばまたもや私の視界は天井を見上げていて、レイルは私の首筋に顔を埋めていた。好きで好きでたまらない、いとしい人。
ふと私の首から顔を上げたレイルは匂い立つような色気を漂わせていた。白金の髪は額に張り付き、白い肌に汗が滲む。シャツが乱れているせいでくっきりと浮き出た鎖骨がやけに目について、目のやり場に困った。レイルのまつ毛は汗のせいで濡れていて、それがまた彼の色気をいっそう煽る。この世のものとは思えないほど整った顔立ちのレイルがこうも色欲に溺れている様は、一種の禁忌を犯しているような気分になってきて背筋がムズムズした。
とても、きれいな人。真っ青な青空のような瞳は薄暗い明かりのせいで今は色濃く見える。

見る人全てを魅了するような危うい色気を振りまくレイルにあてられて、思わず胸がぎゅう、となった。それにレイルがちいさく呻く。

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