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起源から世界を思う神、樹海と祀るエルフ。
冥王、驚くアイナノアと元勇者
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慌てふためくアイナノアは、ノーライフキングに睨みつけた視線を俺に向けてくる。
フェルトは唖然、妹のリフィーナとフィルがアイナノアに若干引き気味の様子。
「ない、ないないないないなぁぁぁいっ」
「全員、全種族揃ったかんじ」
「リフィーナ! 少し落ち着きなさいっ」
「なっ?」
頭を抱え今にも発狂しそうな顔をし騒ぎながら、手を合わせ何かに祈っているアイナノア。
――――お前が落ち着けよ。
俺の冷ややかな視線はアイナノアにむけている。当然、落ち着いているリフィーナは『落ち着きなさい』って言ってきたアイナノアに冷たい目を向けていた。
「いや、せっかく。 骸骨……ノーライフキングが手を挙げてくれたのだ。 ここは彼の胸を借りて」
「蔑まされる美人の目にドキッとしてしまいますね。 あっ決して男の為に手を挙げた訳ではないぞ」
俺に告げてくるノーライフキングの暴露にここにいる全員沈黙が走る。
「ノーライフキング。 何故あなたは手を挙げたの?」
「それは、美人のアイナノアさんがお困りだった様子で」
「そ、そういう事……ええ、困ってましたわ。 でも、やはりノーライフキングが魔族といえど、あなた達の仲間でなければこの世界樹のダンジョンは行かせられないわ」
「それは、困ったな」
「いやいや、ハーデスさん?」
「ちょっとお姉ちゃん。 いいじゃない、魔族がいて平和的に行けるんだし」
「そうです」
ユカリ達がアイナノアに言いよる。
だが、目をキリッとしたアイナノアは腕をクロスさせ唇を尖らせる。
「ぶっ、ブー。 です。 ダメです。 仲間じゃなければダメです」
――――あんなにお淑やかなアイナノアが、幼く見えてしまう。リフィーナの姉だからこうなのか?
ニヤリとするリフィーナは、ノーライフキングに向かい手を差し出す。
「それなら、ノーライフキング。 私たちの仲間になってよ」
「リフィーナ、それは……ユカリはどうなの?」
「フェルト、これが最前の策よ。 敵意が出ない魔族が目の前に。 それなら仲間になった方が得策よ」
「でも、ユカリ?」
「世界樹のダンジョンに行くのなら、是非お願いしたいわ」
「もぅ、魔族なのよ」
「むしろ、フェルトが良いって言うと思った」
「へ?」
「人族と魔族の隔たりを無くすとか言ってなかった?」
ハッとするフェルトは頷き、ノーライフキングに頭を下げている。
「すみません。 協力お願いします」
「こんな、可愛いお嬢さんに頼まれるなら――――このノーライフキング。 手でもなんでも貸します。 あっ、男には貸さんぞ」
一言多いノーライフキングは、胸を張って満足そうな雰囲気だ。
その状況にアイナノアが、さらに慌てふためき頭を抱える。
「いやいや、ノーライフキングさん。 あなた魔族なのですよ。 魔族……わかってます?」
「ええ、わかってますとも。 この私もこの世界に来た時は『勇者』でしたから」
一同静まり返る。ノーライフキングは朗らかに笑っているが、俺以外止まってしまったみたいに口を開け驚いているみたいだ。
その状況に笑っていたノーライフキングが、軽く手を叩く。
我に返る皆に、そおっと口を開き話し出す。
「まぁ、かなり昔ですよ。 私が勇者をやっていたことは」
そう語りだしたノーライフキングは続けて昔の話をしだす。黙って聞いている者が俺以外全員。
「私が、魔王を倒して直ぐに人族の神エウラロノースに呼ばれましたが。 なんせ現世では芸人を目指していましたからねぇ。 戻る前にこの世界の事をしってネタの肥やしにしたかったんですよ」
上を見上げるノーライフキングは、思いにふけっているし、アイナノアでさえその声に耳を傾けているしまつ。それにノーライフキングは、ノリに乗ってきたのか目を光らせ語りを続ける。
「だが、エウラロノースにしつこく追いかけられた。その時、昔勇者で同じ故郷からきた阿久津弘樹さんと出会い、彼はこの俺をかくまってくれたんだがな」
その名『阿久津弘樹』皇帝の良き友であり人族の神エウラロノースが人族に植え付けた呪いを解いた者だ。その名が出てユカリは更に驚いている。
――――阿久津弘樹。ユカリの父である人物だからな。
「だが、俺は捕まって勇者として培った力、魔力、そして肉体全て奪われ魔族に生まれ変わったんだ。 その時エウラロノースに頼んだお笑いのスキルを得たんだ」
「私の父に……父に会ったのですね?」
「父? そうか、君が阿久津さんが言っていた娘って君か?」
一歩前に出ているユカリが口を開いたままのノーライフキングに近づいている。
アイナノアが、目を泳がせているが何を思ってのことか周りも気にすることない程に。
他の者も未だに黙ったままにノーライフキングがユカリに事告げる。
「そういえば、阿久津さんが君に会えたら言いたかったと」
「なんですか? お、教えてくださいっ」
「確か……『元気でいてくれ。 後悔する生き方をするな。そして愛している』と言っていたな」
「!!」
目をうるわ涙がこぼれるユカリは口を動かすも声になっていない。
そこにリフィーナとフェルトが口を挟む。
「なら、ユカリのお父さんに助けてくれたなら、今度はノーライフキング貴方が」
「ユカリを助ける番ですわ」
「そうだな。 魔族で再びこの地にいる意味がわかったような気がする」
「ダメよっ!!」
ものすごい剣幕で割って入るアイナノア。
「共に旅をし、命を預ける仲間が魔族でないといけません。 それにノーライフキング! お笑いはどうしたのです!?」
その言葉にノーライフキングが口を大きく開け立ち尽くす。まさに愕然とした面持ちだ。
アイナノアの言葉にリフィーナが、目くじらをたて突っかかる。
「お姉ちゃん! 何言っているの? この上に居る地母神様にあってユカリを救うの……帰れるようにするの」
「そうです、アイナノア様。 ハーデスさんが地母神様にあえばユカリさんが助かるかもしれません」
俺はリフィーナの言葉で一瞬、いつの間にか話が変わっていると思っていたが、フィルの付け足しで理解した。
だが負けじとアイナノアがノーライフキングを詰め寄る。
「全然、笑いを取っていない人が元勇者なんて信用できません。 そんな方でしたらこの地での演芸を取り消します」
「そ、それは困りますっ」
見えないが冷や汗をかいていそうなノーライフキングは両手を揉み込み、アイナノアにごまを擂っている。
「それなら」
「笑いを届けるのが、この私の使命! 危険な場所へと進めるわけにはいかない――――」
目に力がはいるノーライフキングはユカリ達にむけ説得を開始する。
「アイナノアさまの言葉でこの私ノーライフキング。 阿久津さんに助けられた恩義、娘さんを危険な道を歩ませる訳にはいきません。 なので今回は諦めて下さい」
手を胸に当て頭を下げるノーライフキング、その先には困るユカリ。
今となっては元の世界に戻すことができるこの世界の存在は母と言われる地母神のみ。ユカリの願いのためにここまで来ているはず。
「で、でも」
「すみません。 魔王を倒した勇者である貴女でも、この先は危険でしょう」
ユカリを諭すように低く穏やかな声を発するノーライフキング。
その真剣な声にリフィーナ達も戸惑いをみせる。
そして、安心しきるアイナノアが胸をなで下ろしていたその時。
「――――ここにいたのね」
「王よ。ここにいたのか」
世界樹に入ってくるペルセポネと三つの影。
黒い挑発の髪に夜間に桜が描かれた着物で肩を出しているヘカテー。
そして、赤い着物に白絹の羽衣を踊らせ、刃を光らせる薙刀をもつイザナミ。
紫色の長髪で艶やかというか露出が大きい格好のエレシュキガルがいる。
「いそうだと思ったけど。 偶然にエルフの国にいただなんて」
エレシュキガルが満面に笑みで俺にむけ言葉を発する。
「この樹、ダンジョンになっているんだって? 私行くぞ」
この部屋に反響するほど大きな声をだしたエレシュキガルが、その言葉のあとに驚きの大声。
「えっ! なんなんだ! お前っ」
「ダンジョン行きましょぉぉおっ。 お、お供します」
エレシュキガルの前には両手会わせ手を握り目を輝かせるノーライフキングが、鼻の下を伸ばしている。
その言葉にユカリ達は、ノーライフキングの動きに驚いているが、そのノーライフキングの変わりようにアイナノアが、この中で一番、驚愕の顔になっていた。
フェルトは唖然、妹のリフィーナとフィルがアイナノアに若干引き気味の様子。
「ない、ないないないないなぁぁぁいっ」
「全員、全種族揃ったかんじ」
「リフィーナ! 少し落ち着きなさいっ」
「なっ?」
頭を抱え今にも発狂しそうな顔をし騒ぎながら、手を合わせ何かに祈っているアイナノア。
――――お前が落ち着けよ。
俺の冷ややかな視線はアイナノアにむけている。当然、落ち着いているリフィーナは『落ち着きなさい』って言ってきたアイナノアに冷たい目を向けていた。
「いや、せっかく。 骸骨……ノーライフキングが手を挙げてくれたのだ。 ここは彼の胸を借りて」
「蔑まされる美人の目にドキッとしてしまいますね。 あっ決して男の為に手を挙げた訳ではないぞ」
俺に告げてくるノーライフキングの暴露にここにいる全員沈黙が走る。
「ノーライフキング。 何故あなたは手を挙げたの?」
「それは、美人のアイナノアさんがお困りだった様子で」
「そ、そういう事……ええ、困ってましたわ。 でも、やはりノーライフキングが魔族といえど、あなた達の仲間でなければこの世界樹のダンジョンは行かせられないわ」
「それは、困ったな」
「いやいや、ハーデスさん?」
「ちょっとお姉ちゃん。 いいじゃない、魔族がいて平和的に行けるんだし」
「そうです」
ユカリ達がアイナノアに言いよる。
だが、目をキリッとしたアイナノアは腕をクロスさせ唇を尖らせる。
「ぶっ、ブー。 です。 ダメです。 仲間じゃなければダメです」
――――あんなにお淑やかなアイナノアが、幼く見えてしまう。リフィーナの姉だからこうなのか?
ニヤリとするリフィーナは、ノーライフキングに向かい手を差し出す。
「それなら、ノーライフキング。 私たちの仲間になってよ」
「リフィーナ、それは……ユカリはどうなの?」
「フェルト、これが最前の策よ。 敵意が出ない魔族が目の前に。 それなら仲間になった方が得策よ」
「でも、ユカリ?」
「世界樹のダンジョンに行くのなら、是非お願いしたいわ」
「もぅ、魔族なのよ」
「むしろ、フェルトが良いって言うと思った」
「へ?」
「人族と魔族の隔たりを無くすとか言ってなかった?」
ハッとするフェルトは頷き、ノーライフキングに頭を下げている。
「すみません。 協力お願いします」
「こんな、可愛いお嬢さんに頼まれるなら――――このノーライフキング。 手でもなんでも貸します。 あっ、男には貸さんぞ」
一言多いノーライフキングは、胸を張って満足そうな雰囲気だ。
その状況にアイナノアが、さらに慌てふためき頭を抱える。
「いやいや、ノーライフキングさん。 あなた魔族なのですよ。 魔族……わかってます?」
「ええ、わかってますとも。 この私もこの世界に来た時は『勇者』でしたから」
一同静まり返る。ノーライフキングは朗らかに笑っているが、俺以外止まってしまったみたいに口を開け驚いているみたいだ。
その状況に笑っていたノーライフキングが、軽く手を叩く。
我に返る皆に、そおっと口を開き話し出す。
「まぁ、かなり昔ですよ。 私が勇者をやっていたことは」
そう語りだしたノーライフキングは続けて昔の話をしだす。黙って聞いている者が俺以外全員。
「私が、魔王を倒して直ぐに人族の神エウラロノースに呼ばれましたが。 なんせ現世では芸人を目指していましたからねぇ。 戻る前にこの世界の事をしってネタの肥やしにしたかったんですよ」
上を見上げるノーライフキングは、思いにふけっているし、アイナノアでさえその声に耳を傾けているしまつ。それにノーライフキングは、ノリに乗ってきたのか目を光らせ語りを続ける。
「だが、エウラロノースにしつこく追いかけられた。その時、昔勇者で同じ故郷からきた阿久津弘樹さんと出会い、彼はこの俺をかくまってくれたんだがな」
その名『阿久津弘樹』皇帝の良き友であり人族の神エウラロノースが人族に植え付けた呪いを解いた者だ。その名が出てユカリは更に驚いている。
――――阿久津弘樹。ユカリの父である人物だからな。
「だが、俺は捕まって勇者として培った力、魔力、そして肉体全て奪われ魔族に生まれ変わったんだ。 その時エウラロノースに頼んだお笑いのスキルを得たんだ」
「私の父に……父に会ったのですね?」
「父? そうか、君が阿久津さんが言っていた娘って君か?」
一歩前に出ているユカリが口を開いたままのノーライフキングに近づいている。
アイナノアが、目を泳がせているが何を思ってのことか周りも気にすることない程に。
他の者も未だに黙ったままにノーライフキングがユカリに事告げる。
「そういえば、阿久津さんが君に会えたら言いたかったと」
「なんですか? お、教えてくださいっ」
「確か……『元気でいてくれ。 後悔する生き方をするな。そして愛している』と言っていたな」
「!!」
目をうるわ涙がこぼれるユカリは口を動かすも声になっていない。
そこにリフィーナとフェルトが口を挟む。
「なら、ユカリのお父さんに助けてくれたなら、今度はノーライフキング貴方が」
「ユカリを助ける番ですわ」
「そうだな。 魔族で再びこの地にいる意味がわかったような気がする」
「ダメよっ!!」
ものすごい剣幕で割って入るアイナノア。
「共に旅をし、命を預ける仲間が魔族でないといけません。 それにノーライフキング! お笑いはどうしたのです!?」
その言葉にノーライフキングが口を大きく開け立ち尽くす。まさに愕然とした面持ちだ。
アイナノアの言葉にリフィーナが、目くじらをたて突っかかる。
「お姉ちゃん! 何言っているの? この上に居る地母神様にあってユカリを救うの……帰れるようにするの」
「そうです、アイナノア様。 ハーデスさんが地母神様にあえばユカリさんが助かるかもしれません」
俺はリフィーナの言葉で一瞬、いつの間にか話が変わっていると思っていたが、フィルの付け足しで理解した。
だが負けじとアイナノアがノーライフキングを詰め寄る。
「全然、笑いを取っていない人が元勇者なんて信用できません。 そんな方でしたらこの地での演芸を取り消します」
「そ、それは困りますっ」
見えないが冷や汗をかいていそうなノーライフキングは両手を揉み込み、アイナノアにごまを擂っている。
「それなら」
「笑いを届けるのが、この私の使命! 危険な場所へと進めるわけにはいかない――――」
目に力がはいるノーライフキングはユカリ達にむけ説得を開始する。
「アイナノアさまの言葉でこの私ノーライフキング。 阿久津さんに助けられた恩義、娘さんを危険な道を歩ませる訳にはいきません。 なので今回は諦めて下さい」
手を胸に当て頭を下げるノーライフキング、その先には困るユカリ。
今となっては元の世界に戻すことができるこの世界の存在は母と言われる地母神のみ。ユカリの願いのためにここまで来ているはず。
「で、でも」
「すみません。 魔王を倒した勇者である貴女でも、この先は危険でしょう」
ユカリを諭すように低く穏やかな声を発するノーライフキング。
その真剣な声にリフィーナ達も戸惑いをみせる。
そして、安心しきるアイナノアが胸をなで下ろしていたその時。
「――――ここにいたのね」
「王よ。ここにいたのか」
世界樹に入ってくるペルセポネと三つの影。
黒い挑発の髪に夜間に桜が描かれた着物で肩を出しているヘカテー。
そして、赤い着物に白絹の羽衣を踊らせ、刃を光らせる薙刀をもつイザナミ。
紫色の長髪で艶やかというか露出が大きい格好のエレシュキガルがいる。
「いそうだと思ったけど。 偶然にエルフの国にいただなんて」
エレシュキガルが満面に笑みで俺にむけ言葉を発する。
「この樹、ダンジョンになっているんだって? 私行くぞ」
この部屋に反響するほど大きな声をだしたエレシュキガルが、その言葉のあとに驚きの大声。
「えっ! なんなんだ! お前っ」
「ダンジョン行きましょぉぉおっ。 お、お供します」
エレシュキガルの前には両手会わせ手を握り目を輝かせるノーライフキングが、鼻の下を伸ばしている。
その言葉にユカリ達は、ノーライフキングの動きに驚いているが、そのノーライフキングの変わりようにアイナノアが、この中で一番、驚愕の顔になっていた。
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