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第二の魔王と氷雪の魔女
冥王、希望溢れるドラゴン戦、だが俺の言葉聞いてた?
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首を斬り倒したブラウンドラゴンが、魔王ノライフの力で今、ドラゴンゾンビとして復活し大きな口を開き耳障りな叫び声を上げる。
その復活が、起きる前俺とペルセポネは、馬車に寄りかかりユカリ達の戦いを案じて観ていたが、後ろにいたコベソとトンドが、ドラゴンゾンビになる光景を見て落ち着きを無くしていた。
「おいおい、まじか? ありゃぁ、まじだなぁ。 あーっ!折角のドラゴンの素材がぁっ」
「ドラゴン、ブラウンだとしても腐ってもドラゴン。 それが腐りきったらぁっ。 全てゴミとなる、希少な素材がぁぁっ」
慌てふためくコベソにペルセポネは、しかめっ面をしながら疑問を投げ掛ける。
「えっ、全てって魔石も?」
「えぇ。 寧ろ魔石がヤバい」
「魔石が……。ヤバい……」
ヌッと深刻な顔をしながら話すコベソの言葉にペルセポネが、唾を飲み込む。
「ドラゴンゾンビ。 ゾンビとなったドラゴンは腐敗の進みが早い。 しかも、状態を維持するのに魔石のエネルギーが使われていき――――」
ドラゴンゾンビの鱗が、抜け落ち皮膚がドロっと爛れていく。それを見ながら俺とペルセポネは、続くコベソの話に耳を傾ける。
「――――体型維持で魔石が使われ、何故か魔石が小さくなっていくんです。よぉぉぉっ!!」
「おい、動くなぁって。 素材がぁぁっ」
コベソとトンドが、歩み始めようとするドラゴンゾンビを見てあたふたしている。
「早くドラゴンゾンビの魔石を壊すかって――――」
言いかけのトンドの胸ぐらを掴む険しい顔をするペルセポネにトンドは、青ざめている。
「って何よっ。 魔石壊すのなんて無いわよ」
「――――魔石にまとわりつく肉体を切り刻むか」
「それよっ。 それぇっ」
トンド胸ぐらから払うように手を離すペルセポネは、俺の目と視線を合わせ直ぐに魔王ノライフを睨む。
俺も、その視線の先にある魔王ノライフとドラゴンゾンビの状況を見回すと、突如魔王ノライフと左手が切断され血飛沫を上げる。
剣を振るっていたペルセポネは、避けられた事に舌打ちと一言呟いている。
そして、今この俺は、ハルバードを持ち魔王ノライフではなくドラゴンゾンビと対峙している。
更に言えばペルセポネは、魔王ノライフと戦っているんだが。
――――ドラゴン討伐は、してみたかったのは本音だが。ペルセポネよ、何故魔王ノライフと戦っている?ドラゴンゾンビでは無いのか?
俺は、心の中でそう考えている。
ドラゴンゾンビが、やかましい咆哮を上げユカリ達三人を威嚇している所に俺は、足を踏み入れる。
「ハーデス……さん」
「あぁ。 コイツは俺が、倒そう」
俺は、ドラゴンゾンビに向け身構えると両脇からユカリとリフィーナが、ドラゴンゾンビへと駆ける。
――――俺が、倒そうと言ったんだが。聞こえなかったか?
ドラゴンゾンビが、振るう鋭い爪を躱し斬撃を入れ肉片と撒き散らす二人。
目の前を動く二人に当たらない攻撃に苛立ちを見せるドラゴンゾンビは、尻尾を振り回し地面を擦りまとわりつく二人攻撃を退ける。
ユカリとリフィーナの斬撃に次々とドラゴンゾンビの体を削り取り、その削り取った肉片が、腐敗臭のする煙を噴き上げ消えていく。
大きく口を開けこの辺り一帯が、吸い込まれそうな程息を吸い込むドラゴンゾンビから、バックステップで遠ざかるユカリとリフィーナ。
――――よし、俺の……。
俺は、ハルバードの柄を再び握り締め、ドラゴンゾンビに駆けろうと走り出す。すると、そのドラゴンゾンビは、吸い込んだ息を俺やユカリ達がいる方向へ勢い良く吐き出す。
――――臭い……。臭すぎる。
俺とユカリ達を包み込んだドラゴンゾンビの悪臭のブレスが、薄まってくるとユカリ達は、むせている。
「ゴホッ……ゴホッ」
「くっさぁ~」
「ムッゥ」
ドラゴンゾンビが、横に一回転し風を切りながら迫る尻尾に俺は、ユカリ達に注意を促す。
「横から来るぞ」
「ちくしょー。 臭すぎて目が、痛いんだけどぉっ」
「受身を取ってっ」
防御に徹するユカリ達だが、迫る尻尾に対し俺は身構えている。
ハルバードをクルリと一回転させ、斧部の刃を立てに尻尾に袈裟斬りを入れる。
俺たちを避け切断される尻尾は、クネクネと気持ち悪い動きをしながら徐々に腐敗臭を漂わせ消えていく。
それに、ドラゴンゾンビは、斬られた尻尾の切断から血とは言えないヘドロのような奇妙な液体を垂らしながら、本体は苦痛の叫び声を上げている。
俺に睨むドラゴンゾンビは、苦痛の叫びを止め体を俺たちの方へ体勢を取り、再び口を大きく開く。
ドラゴンゾンビの胸部が、大きく光り出す。
開く口に弾ける音に、迸る光の玉。
首を一旦後ろへと引くドラゴンゾンビを見たリフィーナが、焦りの言葉を放つ。
「コイツ、電撃の魔法使うわっ」
「ミミン、どう?」
「むーっ。 放て爆炎の魔法……インフェルノォォォッ!!」
ミミンが、空に向け杖先を掲げると、ドラゴンゾンビの足元から爆発と共に渦を巻く炎が大きく燃え盛りドラゴンゾンビを包み込み、更に中で炎とは思えない破裂音が炸裂する。
「ドラゴンゾンビは、どうなった?」
「あの臭いのが、鼻から離れない。 だからソンビ嫌いっ」
「むーっ、リフィーナ言わないで……それ」
燃え上がる炎の中からドラゴンゾンビの苦痛の鳴き声が、爆炎の渦の音と混ざり合う。
次第に止む爆炎魔法インフェルノ。
立ち込める煙からうっすらと見えるドラゴンゾンビの影は、ピクリとも動かない。だが、立ち込める煙からドラゴンゾンビの焼かれ崩れ落ちる数々の肉片の腐敗臭と焦げる臭いが、合わさり余計に臭い。
そして、煙が晴れるとドラゴンゾンビは、所々残る肉片と大部分骨のみになる。胸部には微かに光る魔石が見える。
「あれば魔石。 ドラゴンゾンビは、魔石を破壊すれば倒せるってチョー昔聞いた事ある」
「それなら」
「むーっ。 魔法で狙うぅっ」
大きく口を開け咆哮するドラゴンゾンビ。
武器を構え魔石を破壊しようとするユカリ達。
――――魔石破壊されたら、ペルセポネの悲しむ。それは何人たりとも許せん。
とハルバードを強めに握り締めると、俺はある事実に直面する。
――――また、ドラゴンに攻撃をしていないでは無いか?対峙はしたが倒す事すらしていない。更にユカリ達が、ドラゴンゾンビを攻め推しているのでは?
俺は、自分自身に怒りだす。
魔王ノライフと戦っているペルセポネの声が、微かだが聴こえる中、ゆっくりとドラゴンゾンビに向け歩み寄る。
『魔石は残してぇっ』
ドラゴンゾンビは、骨とかした腕を上げ鋭利な爪を立てて俺に振り下ろす。
防ぐようにハルバードを振る。
防ぐ訳ない、防ぐ必要がない。
振り下ろす爪や腕が、粉砕し砂のように風に流れ消えていく。
汚い声で叫ぶドラゴンゾンビは、次に逆側の腕を振り下ろしてくるが、俺に向けられた爪は、一瞬にして粉々になり消え去る。
「見えない……」
「もしかしたら……。 あっさり倒しちゃうのかも」
「むーっ。 なんか私、手出し出来なさそう……」
武器を下ろすユカリ達は、俺の振るうハルバードがドラゴンゾンビの腕を一瞬にして破壊しているのが見えないみたいだ。
俺は、降りかかる火の粉を振り払うかのようにハルバードを振るっているだけ。
微かに光る魔石を強く光らせ口を開くドラゴンゾンビ。再び口に集まる弾ける音をする帯電する玉。
――――魔石は貰う。ペルセポネ、我が妻を悲しませる訳にはいかない。
俺は、ハルバードを片手に持ちドラゴンゾンビに駆ける。
迫る俺に、凝視し弾ける音が激しくなった帯電している玉を放とうとするドラゴンゾンビだが、その玉が飛散していく。
俺は、ハルバードをクルリと一回転し石突を軽く地面に当てる。
ドラゴンゾンビは、崩れ落ちる。白煙を舞いあげ粉骨し風に流れ消えていく。残された肉片も直ぐに消えていた。
そして、俺は、人の目玉ぐらいの大きさがある黄色魔石を手にしていた。
その復活が、起きる前俺とペルセポネは、馬車に寄りかかりユカリ達の戦いを案じて観ていたが、後ろにいたコベソとトンドが、ドラゴンゾンビになる光景を見て落ち着きを無くしていた。
「おいおい、まじか? ありゃぁ、まじだなぁ。 あーっ!折角のドラゴンの素材がぁっ」
「ドラゴン、ブラウンだとしても腐ってもドラゴン。 それが腐りきったらぁっ。 全てゴミとなる、希少な素材がぁぁっ」
慌てふためくコベソにペルセポネは、しかめっ面をしながら疑問を投げ掛ける。
「えっ、全てって魔石も?」
「えぇ。 寧ろ魔石がヤバい」
「魔石が……。ヤバい……」
ヌッと深刻な顔をしながら話すコベソの言葉にペルセポネが、唾を飲み込む。
「ドラゴンゾンビ。 ゾンビとなったドラゴンは腐敗の進みが早い。 しかも、状態を維持するのに魔石のエネルギーが使われていき――――」
ドラゴンゾンビの鱗が、抜け落ち皮膚がドロっと爛れていく。それを見ながら俺とペルセポネは、続くコベソの話に耳を傾ける。
「――――体型維持で魔石が使われ、何故か魔石が小さくなっていくんです。よぉぉぉっ!!」
「おい、動くなぁって。 素材がぁぁっ」
コベソとトンドが、歩み始めようとするドラゴンゾンビを見てあたふたしている。
「早くドラゴンゾンビの魔石を壊すかって――――」
言いかけのトンドの胸ぐらを掴む険しい顔をするペルセポネにトンドは、青ざめている。
「って何よっ。 魔石壊すのなんて無いわよ」
「――――魔石にまとわりつく肉体を切り刻むか」
「それよっ。 それぇっ」
トンド胸ぐらから払うように手を離すペルセポネは、俺の目と視線を合わせ直ぐに魔王ノライフを睨む。
俺も、その視線の先にある魔王ノライフとドラゴンゾンビの状況を見回すと、突如魔王ノライフと左手が切断され血飛沫を上げる。
剣を振るっていたペルセポネは、避けられた事に舌打ちと一言呟いている。
そして、今この俺は、ハルバードを持ち魔王ノライフではなくドラゴンゾンビと対峙している。
更に言えばペルセポネは、魔王ノライフと戦っているんだが。
――――ドラゴン討伐は、してみたかったのは本音だが。ペルセポネよ、何故魔王ノライフと戦っている?ドラゴンゾンビでは無いのか?
俺は、心の中でそう考えている。
ドラゴンゾンビが、やかましい咆哮を上げユカリ達三人を威嚇している所に俺は、足を踏み入れる。
「ハーデス……さん」
「あぁ。 コイツは俺が、倒そう」
俺は、ドラゴンゾンビに向け身構えると両脇からユカリとリフィーナが、ドラゴンゾンビへと駆ける。
――――俺が、倒そうと言ったんだが。聞こえなかったか?
ドラゴンゾンビが、振るう鋭い爪を躱し斬撃を入れ肉片と撒き散らす二人。
目の前を動く二人に当たらない攻撃に苛立ちを見せるドラゴンゾンビは、尻尾を振り回し地面を擦りまとわりつく二人攻撃を退ける。
ユカリとリフィーナの斬撃に次々とドラゴンゾンビの体を削り取り、その削り取った肉片が、腐敗臭のする煙を噴き上げ消えていく。
大きく口を開けこの辺り一帯が、吸い込まれそうな程息を吸い込むドラゴンゾンビから、バックステップで遠ざかるユカリとリフィーナ。
――――よし、俺の……。
俺は、ハルバードの柄を再び握り締め、ドラゴンゾンビに駆けろうと走り出す。すると、そのドラゴンゾンビは、吸い込んだ息を俺やユカリ達がいる方向へ勢い良く吐き出す。
――――臭い……。臭すぎる。
俺とユカリ達を包み込んだドラゴンゾンビの悪臭のブレスが、薄まってくるとユカリ達は、むせている。
「ゴホッ……ゴホッ」
「くっさぁ~」
「ムッゥ」
ドラゴンゾンビが、横に一回転し風を切りながら迫る尻尾に俺は、ユカリ達に注意を促す。
「横から来るぞ」
「ちくしょー。 臭すぎて目が、痛いんだけどぉっ」
「受身を取ってっ」
防御に徹するユカリ達だが、迫る尻尾に対し俺は身構えている。
ハルバードをクルリと一回転させ、斧部の刃を立てに尻尾に袈裟斬りを入れる。
俺たちを避け切断される尻尾は、クネクネと気持ち悪い動きをしながら徐々に腐敗臭を漂わせ消えていく。
それに、ドラゴンゾンビは、斬られた尻尾の切断から血とは言えないヘドロのような奇妙な液体を垂らしながら、本体は苦痛の叫び声を上げている。
俺に睨むドラゴンゾンビは、苦痛の叫びを止め体を俺たちの方へ体勢を取り、再び口を大きく開く。
ドラゴンゾンビの胸部が、大きく光り出す。
開く口に弾ける音に、迸る光の玉。
首を一旦後ろへと引くドラゴンゾンビを見たリフィーナが、焦りの言葉を放つ。
「コイツ、電撃の魔法使うわっ」
「ミミン、どう?」
「むーっ。 放て爆炎の魔法……インフェルノォォォッ!!」
ミミンが、空に向け杖先を掲げると、ドラゴンゾンビの足元から爆発と共に渦を巻く炎が大きく燃え盛りドラゴンゾンビを包み込み、更に中で炎とは思えない破裂音が炸裂する。
「ドラゴンゾンビは、どうなった?」
「あの臭いのが、鼻から離れない。 だからソンビ嫌いっ」
「むーっ、リフィーナ言わないで……それ」
燃え上がる炎の中からドラゴンゾンビの苦痛の鳴き声が、爆炎の渦の音と混ざり合う。
次第に止む爆炎魔法インフェルノ。
立ち込める煙からうっすらと見えるドラゴンゾンビの影は、ピクリとも動かない。だが、立ち込める煙からドラゴンゾンビの焼かれ崩れ落ちる数々の肉片の腐敗臭と焦げる臭いが、合わさり余計に臭い。
そして、煙が晴れるとドラゴンゾンビは、所々残る肉片と大部分骨のみになる。胸部には微かに光る魔石が見える。
「あれば魔石。 ドラゴンゾンビは、魔石を破壊すれば倒せるってチョー昔聞いた事ある」
「それなら」
「むーっ。 魔法で狙うぅっ」
大きく口を開け咆哮するドラゴンゾンビ。
武器を構え魔石を破壊しようとするユカリ達。
――――魔石破壊されたら、ペルセポネの悲しむ。それは何人たりとも許せん。
とハルバードを強めに握り締めると、俺はある事実に直面する。
――――また、ドラゴンに攻撃をしていないでは無いか?対峙はしたが倒す事すらしていない。更にユカリ達が、ドラゴンゾンビを攻め推しているのでは?
俺は、自分自身に怒りだす。
魔王ノライフと戦っているペルセポネの声が、微かだが聴こえる中、ゆっくりとドラゴンゾンビに向け歩み寄る。
『魔石は残してぇっ』
ドラゴンゾンビは、骨とかした腕を上げ鋭利な爪を立てて俺に振り下ろす。
防ぐようにハルバードを振る。
防ぐ訳ない、防ぐ必要がない。
振り下ろす爪や腕が、粉砕し砂のように風に流れ消えていく。
汚い声で叫ぶドラゴンゾンビは、次に逆側の腕を振り下ろしてくるが、俺に向けられた爪は、一瞬にして粉々になり消え去る。
「見えない……」
「もしかしたら……。 あっさり倒しちゃうのかも」
「むーっ。 なんか私、手出し出来なさそう……」
武器を下ろすユカリ達は、俺の振るうハルバードがドラゴンゾンビの腕を一瞬にして破壊しているのが見えないみたいだ。
俺は、降りかかる火の粉を振り払うかのようにハルバードを振るっているだけ。
微かに光る魔石を強く光らせ口を開くドラゴンゾンビ。再び口に集まる弾ける音をする帯電する玉。
――――魔石は貰う。ペルセポネ、我が妻を悲しませる訳にはいかない。
俺は、ハルバードを片手に持ちドラゴンゾンビに駆ける。
迫る俺に、凝視し弾ける音が激しくなった帯電している玉を放とうとするドラゴンゾンビだが、その玉が飛散していく。
俺は、ハルバードをクルリと一回転し石突を軽く地面に当てる。
ドラゴンゾンビは、崩れ落ちる。白煙を舞いあげ粉骨し風に流れ消えていく。残された肉片も直ぐに消えていた。
そして、俺は、人の目玉ぐらいの大きさがある黄色魔石を手にしていた。
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♡十王の皆さま♡
罰当たりでごめんなさい。
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※読者の皆さま※
ご覧いただいてありがとうございます。
このお話はフィクションです。
死んだらどうなるかは誰にも分かりません。
死後の世界は、本作みたいに楽しくはないはず。
絶対に足を踏み入れないでください……!
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