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夢と野望の街アテルレナスへ
冥王、新しい冒険者と出会う。
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コベソの叫び声が、世界を震撼させる程響く。
魔族の遺品やらカツオフィレ兵士の遺品等回収した物を運び入れているトンドは、コベソの声に驚き、作業の手を止め、慌ててつまづきながら駆けている。
ユカリも驚きながらも慎重に馬車から降りる。
で、俺とペルセポネは普段通り、気にせずに馬車から降りている。
国境の街ゼレヌ、その街にあるヒロックアクツ商事の支店。建物も高い上に敷地が広い。
国境付近と言うことで在庫拠点として利用しているとか前にトンドが、話してくれた。
俺達は支店の入口に入ると、奥から怒鳴り声と項垂れる声がひっきりなしに聞こえる。
「ねぇ、あんなに声出して疲れないのかしら」
「そうだな、いつも声大きいからな」
冷静にその場を見るペルセポネは、支店の社員が出してくれたお茶を飲む。
すると、コベソの声が次第に大きく、こちらに向かってきているとわかる程に大きくなる。
「どぅなってるんだっ!! 経ったの四日だぞ。 四日っ」
「コベソ、仕方がない」
「確かに、仕方がないが丸々全部だっ。 ここが広いからまだしもっ」
ドアを開け奥の方に多くの荷物が積み重なったのが見え倉庫と思える場所から紅潮した顔をし怒るコベソを宥めるかのように話すトンドと、後ろから着いてくる二人。
コベソは、その二人に何かを言っているが、俺とペルセポネは、椅子に座り体を休めている。
「いいか、それは仕方がないが。 何故連絡しなかった?」
「そ、それは」
会話の中でその二人は何処かの支店長みたいな感じだ。
その二人の後ろから、コベソに向けて怒鳴る。
「うっ、うるさいわねっ」
「はっ?」
「『はっ?』じゃないわよ」
奥から現れる青みがかった銀発のぺたっとした長髪、肌白い顔に目尻が上がっている大きい目と瞳
の女性が、現れる。
その女性、いかにも冒険者と言う格好で、襟のある薄緑の服に軽装備で、特に印象的なのが薄青緑が混じった銀色の胸当てに、髪からはみ出る尖った耳だ。
「何でここにいる。 リフィーナ!?」
「はぁ、なんでって行商の護衛だからでしょ」
「ランドベルクに来る予定の行商は無いはずだ」
「無いわよ。 無い――――けど、あったから今ここに居るの。 カツオフィレが国境封鎖したの知らないの?」
「知るわけ……って、マジか?」
「クエンツ到着した途端、あの支店長が慌ててさアテルレナスに戻れば良いもの、こっちに来たのよ」
赤い二又のとんがり帽子を被り髪の襟足が赤茶色い女性が、自分の赤いローブの裾を持ち上げ、倉庫の扉を遮る様に立っていた微かな青い銀髪で尖った耳をしたリフィーナに対ししかめっ面しながら出てくると、続いて、群青色し耳が隠れる程の短い髪をし、フルプレートとまで行かないが鎧を身につけた戦士タイプの女性が来る。
「リフィーナ、邪魔」
「止まってないで、さっさと出て!!」
「あっ、ごめん。 その扉が狭いのよ」
コベソと話してたリフィーナが、二人に押されこちらにやってくると、何も見向きもせずに真っ直ぐコベソに突っかかっていく。
「コベソ! 私達アテルレナス戻りたいのよ。 どうっ責任とるの?」
「国境封鎖か……でもなんで物資全部なのか?」
「ちょっと聞いてるの?」
コベソとトンドは、二人の支店長から話を聞いていると、頷くコベソとトンドは、納得いく説明を貰ったようだ。
「ふん、【青銀の戦乙女】もヒグマクスが怖いのか?」
「ヒグマクス怖くないけど、カツオフィレ通るより遠回りなのよ!!」
お茶を啜る俺とペルセポネにユカリは、この会話を聞きながら呆然としている事に気づくリフィーナ達三人とコベソとトンド。
「済まない、皆さん」
「トンド。 なになに、その人たち?」
「リフィーナ! この人達は」
「わっ、私ユカリ……です。 勇者やってます」
「ちょっと、ちょっと」
トンドとリフィーナの間をかき分けながら前に出てくる二又とんがり帽子の女性。
「私、【青銀の戦乙女】の魔道士やってますミミン。 勇者のユカリちゃん、よろしくね」
ギューってユカリに抱きつくミミンは、抱きついた後もユカリの腹部で頬擦りしている。
「あ~、ミミン!! ユカリちゃん美少女だからって初対面だぞ!! 印象悪くなるぞ」
群青色の髪をした女戦士が、そう呟くとギョッとしユカリから素早く離れお辞儀するミミン。
「良いんですよ、気にしないで」
「あぁ、そう言ってくれると嬉しい。 私は同じく【青銀の戦乙女】の戦士やってるフェルトだ。 よろしく」
「はいっ」
ユカリの元気な声に、【青銀の戦乙女】の三人は握手や笑みを零しているがリフィーナが、俺とペルセポネを睨みながらコベソに声かける。
「おい、コベソ。 コイツらは何なんだ?」
「はっ? コイツらとは失礼だ。 この方は俺達の専属護衛をかってもらった冒険者だ」
「ふーん。 冒険者ねぇ」
リフィーナは、睨んだ目を俺とペルセポネに向け、そのままヅカヅカと座っている俺たちの前に仁王立ちして強い目力で睨みを効かせる。
「あんた達、冒険者なら私達【青銀の戦乙女】知っているでしょ」
――――俺は初耳だな。
「……」
「何か言ったら?」
「知らないわ」
「し、知らない……。 プップップッ――――、だっかぁあぁら田舎の冒険者は!!」
俺達を嘲笑うリフィーナに、とんがり帽子のミミンと女戦士のフェルトが、リフィーナの襟元や袖を引っ張って奥に連れ戻し、俺達に何度も頭を下げる。
「なんなのみんな? 私達は、ランクBの冒険者何だから」
「そんな自慢どうでもいいから」
「自慢して恥ずかしい!! その性格治せよ」
「うるさい、礼儀をだなっ」
「はいはい、コベソさん、トンドさん。 私達、裏で休ませて貰います」
「あぁ、そうだ俺ら、この勇者ユカリをアテルレナスに送るんだ、だからアテルレナスに向かう」
裏に消えていきそうな【青銀の戦乙女】三人にコベソが、止める訳でも無いが報告程度に伝えると、その言葉に乗っかるリフィーナ。
「アテルレナスだと!! なら……」
「そうだ。 ヒグマクスを通る。 それしか方法無いからな」
「なら、私達も共に行く。 護衛になるなら金貰うけどなっ」
「もぅ、リフィーナっ! がめつ過ぎ」
「大勢の方が好きだからと、何故素直に慣れないっ」
「うっうるさぁぁ……」
ビシャりっ!
倉庫へと通じる扉が閉まると、リフィーナの叫び声が遮断される。
扉が閉まったのを確認しコベソが俺たちに向かってきて声をかけると、俺も何故か立ち上がる。
「済まない、ハーデスさん、ペルセポネさん。 あんなやつだが良い奴なんだ」
「そうだ、今の女……エルフか?」
「ハーデスさん。 えぇリフィーナは、エルフです」
「あの高飛車女のリフィーナさん。 あのファンタジーの中に出て来るエルフなの!?」
「……そうだな。アレがエルフだと思わない方が……」
「エルフか……まぁ、超寿命なんだろからあぁなるわな」
「そうかもね。永い月日生きているとあぁなるのかもね」
俺はペルセポネの顔を見るとすました顔をし飲み干したコップをそおっと置く。その置き方は、まるで作法のような手つきだった。
ユカリがコベソに、話を変えていく。
「そう、コベソさん。 明日出発で良いですか?」
「えぇ、俺らは大丈夫だよな?」
「勿論だ」
コベソもトンドも頷き、明日出発する事になると、首を鳴らしてコベソは、トンドを連れて二人の支店長と共に倉庫へと足を運ぶ。
「ペルセポネ、それにしてもエルフだぞ。 エルフ」
「……浮気……なの?」
「えっ? はぁぁ。 なわっけぇっ、痛ぇっ」
「ん、ハーデスさん?」
ユカリの気付かない所でペルセポネは、つま先で俺のスネを蹴り上げる。
俺は、人間からやその世界の存在から暴行を受けても全く痛くも痒くもないが、ペルセポネいや俺と同じ存在から暴行受けれは、やはり痛い。
――――初エルフ……エルフと言えばもっと奥ゆかしい存在かと思っていたら、結構性格がキツイんだな。
それよりも、ペルセポネから受けた脛蹴りがじんわりと痛ーくて、キツい。その傷みが長く続いて我慢していると言う事を、ここに居る人、誰も知らない。
魔族の遺品やらカツオフィレ兵士の遺品等回収した物を運び入れているトンドは、コベソの声に驚き、作業の手を止め、慌ててつまづきながら駆けている。
ユカリも驚きながらも慎重に馬車から降りる。
で、俺とペルセポネは普段通り、気にせずに馬車から降りている。
国境の街ゼレヌ、その街にあるヒロックアクツ商事の支店。建物も高い上に敷地が広い。
国境付近と言うことで在庫拠点として利用しているとか前にトンドが、話してくれた。
俺達は支店の入口に入ると、奥から怒鳴り声と項垂れる声がひっきりなしに聞こえる。
「ねぇ、あんなに声出して疲れないのかしら」
「そうだな、いつも声大きいからな」
冷静にその場を見るペルセポネは、支店の社員が出してくれたお茶を飲む。
すると、コベソの声が次第に大きく、こちらに向かってきているとわかる程に大きくなる。
「どぅなってるんだっ!! 経ったの四日だぞ。 四日っ」
「コベソ、仕方がない」
「確かに、仕方がないが丸々全部だっ。 ここが広いからまだしもっ」
ドアを開け奥の方に多くの荷物が積み重なったのが見え倉庫と思える場所から紅潮した顔をし怒るコベソを宥めるかのように話すトンドと、後ろから着いてくる二人。
コベソは、その二人に何かを言っているが、俺とペルセポネは、椅子に座り体を休めている。
「いいか、それは仕方がないが。 何故連絡しなかった?」
「そ、それは」
会話の中でその二人は何処かの支店長みたいな感じだ。
その二人の後ろから、コベソに向けて怒鳴る。
「うっ、うるさいわねっ」
「はっ?」
「『はっ?』じゃないわよ」
奥から現れる青みがかった銀発のぺたっとした長髪、肌白い顔に目尻が上がっている大きい目と瞳
の女性が、現れる。
その女性、いかにも冒険者と言う格好で、襟のある薄緑の服に軽装備で、特に印象的なのが薄青緑が混じった銀色の胸当てに、髪からはみ出る尖った耳だ。
「何でここにいる。 リフィーナ!?」
「はぁ、なんでって行商の護衛だからでしょ」
「ランドベルクに来る予定の行商は無いはずだ」
「無いわよ。 無い――――けど、あったから今ここに居るの。 カツオフィレが国境封鎖したの知らないの?」
「知るわけ……って、マジか?」
「クエンツ到着した途端、あの支店長が慌ててさアテルレナスに戻れば良いもの、こっちに来たのよ」
赤い二又のとんがり帽子を被り髪の襟足が赤茶色い女性が、自分の赤いローブの裾を持ち上げ、倉庫の扉を遮る様に立っていた微かな青い銀髪で尖った耳をしたリフィーナに対ししかめっ面しながら出てくると、続いて、群青色し耳が隠れる程の短い髪をし、フルプレートとまで行かないが鎧を身につけた戦士タイプの女性が来る。
「リフィーナ、邪魔」
「止まってないで、さっさと出て!!」
「あっ、ごめん。 その扉が狭いのよ」
コベソと話してたリフィーナが、二人に押されこちらにやってくると、何も見向きもせずに真っ直ぐコベソに突っかかっていく。
「コベソ! 私達アテルレナス戻りたいのよ。 どうっ責任とるの?」
「国境封鎖か……でもなんで物資全部なのか?」
「ちょっと聞いてるの?」
コベソとトンドは、二人の支店長から話を聞いていると、頷くコベソとトンドは、納得いく説明を貰ったようだ。
「ふん、【青銀の戦乙女】もヒグマクスが怖いのか?」
「ヒグマクス怖くないけど、カツオフィレ通るより遠回りなのよ!!」
お茶を啜る俺とペルセポネにユカリは、この会話を聞きながら呆然としている事に気づくリフィーナ達三人とコベソとトンド。
「済まない、皆さん」
「トンド。 なになに、その人たち?」
「リフィーナ! この人達は」
「わっ、私ユカリ……です。 勇者やってます」
「ちょっと、ちょっと」
トンドとリフィーナの間をかき分けながら前に出てくる二又とんがり帽子の女性。
「私、【青銀の戦乙女】の魔道士やってますミミン。 勇者のユカリちゃん、よろしくね」
ギューってユカリに抱きつくミミンは、抱きついた後もユカリの腹部で頬擦りしている。
「あ~、ミミン!! ユカリちゃん美少女だからって初対面だぞ!! 印象悪くなるぞ」
群青色の髪をした女戦士が、そう呟くとギョッとしユカリから素早く離れお辞儀するミミン。
「良いんですよ、気にしないで」
「あぁ、そう言ってくれると嬉しい。 私は同じく【青銀の戦乙女】の戦士やってるフェルトだ。 よろしく」
「はいっ」
ユカリの元気な声に、【青銀の戦乙女】の三人は握手や笑みを零しているがリフィーナが、俺とペルセポネを睨みながらコベソに声かける。
「おい、コベソ。 コイツらは何なんだ?」
「はっ? コイツらとは失礼だ。 この方は俺達の専属護衛をかってもらった冒険者だ」
「ふーん。 冒険者ねぇ」
リフィーナは、睨んだ目を俺とペルセポネに向け、そのままヅカヅカと座っている俺たちの前に仁王立ちして強い目力で睨みを効かせる。
「あんた達、冒険者なら私達【青銀の戦乙女】知っているでしょ」
――――俺は初耳だな。
「……」
「何か言ったら?」
「知らないわ」
「し、知らない……。 プップップッ――――、だっかぁあぁら田舎の冒険者は!!」
俺達を嘲笑うリフィーナに、とんがり帽子のミミンと女戦士のフェルトが、リフィーナの襟元や袖を引っ張って奥に連れ戻し、俺達に何度も頭を下げる。
「なんなのみんな? 私達は、ランクBの冒険者何だから」
「そんな自慢どうでもいいから」
「自慢して恥ずかしい!! その性格治せよ」
「うるさい、礼儀をだなっ」
「はいはい、コベソさん、トンドさん。 私達、裏で休ませて貰います」
「あぁ、そうだ俺ら、この勇者ユカリをアテルレナスに送るんだ、だからアテルレナスに向かう」
裏に消えていきそうな【青銀の戦乙女】三人にコベソが、止める訳でも無いが報告程度に伝えると、その言葉に乗っかるリフィーナ。
「アテルレナスだと!! なら……」
「そうだ。 ヒグマクスを通る。 それしか方法無いからな」
「なら、私達も共に行く。 護衛になるなら金貰うけどなっ」
「もぅ、リフィーナっ! がめつ過ぎ」
「大勢の方が好きだからと、何故素直に慣れないっ」
「うっうるさぁぁ……」
ビシャりっ!
倉庫へと通じる扉が閉まると、リフィーナの叫び声が遮断される。
扉が閉まったのを確認しコベソが俺たちに向かってきて声をかけると、俺も何故か立ち上がる。
「済まない、ハーデスさん、ペルセポネさん。 あんなやつだが良い奴なんだ」
「そうだ、今の女……エルフか?」
「ハーデスさん。 えぇリフィーナは、エルフです」
「あの高飛車女のリフィーナさん。 あのファンタジーの中に出て来るエルフなの!?」
「……そうだな。アレがエルフだと思わない方が……」
「エルフか……まぁ、超寿命なんだろからあぁなるわな」
「そうかもね。永い月日生きているとあぁなるのかもね」
俺はペルセポネの顔を見るとすました顔をし飲み干したコップをそおっと置く。その置き方は、まるで作法のような手つきだった。
ユカリがコベソに、話を変えていく。
「そう、コベソさん。 明日出発で良いですか?」
「えぇ、俺らは大丈夫だよな?」
「勿論だ」
コベソもトンドも頷き、明日出発する事になると、首を鳴らしてコベソは、トンドを連れて二人の支店長と共に倉庫へと足を運ぶ。
「ペルセポネ、それにしてもエルフだぞ。 エルフ」
「……浮気……なの?」
「えっ? はぁぁ。 なわっけぇっ、痛ぇっ」
「ん、ハーデスさん?」
ユカリの気付かない所でペルセポネは、つま先で俺のスネを蹴り上げる。
俺は、人間からやその世界の存在から暴行を受けても全く痛くも痒くもないが、ペルセポネいや俺と同じ存在から暴行受けれは、やはり痛い。
――――初エルフ……エルフと言えばもっと奥ゆかしい存在かと思っていたら、結構性格がキツイんだな。
それよりも、ペルセポネから受けた脛蹴りがじんわりと痛ーくて、キツい。その傷みが長く続いて我慢していると言う事を、ここに居る人、誰も知らない。
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