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五話
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「人前で平気で触ったり、今のエリカみたいに、そのことで悩みながら、それでもやっちゃうて言う状態の方が精神的に良くないんだ」
これはヒカルの持論、自信を持って言える。
「分かった。あんまり悩まないことにする」
恥を忍んで相談してみてよかった。そう思うと、肩の力がスッと抜けて行くような気がしたエリカだった。
「ねェ、もう一つ、聞いていい?」
気持ちが軽くなると、口も軽くなる。
「あのサァ、サオリのことなんだけどォ、中2でサァ、しちゃっていいのォ、あんなこと……」
今度は、悩みというより、ほとんど興味本位の質問だった。
「エリカはどう思う……?」
「エーッ、分かんないよぉ……でもね、サオリがすごく大人に思えて悔しかった」
何か、吹っ切れたような表情で髪を掻き上げながら、エリカは溜息混じりにそう答えた。
「何か、年上みたく思えちゃうの。初潮も遅かったし、オッパイもまだ……」
まるで、自分を納得させて慰めるような口調のエリカが、ヒカルにはまぶしく感じられる。
「慌てることなんかないって。とにかく、好きで好きでたまらないって気持ちになる相手が出来るまでは、安売りしちゃだめだ」
ヒカルとしてみれば、エリカはずっと今の少女のままが良いのだが、そう言う訳にもいかないだろう。
「好きな人、もういるよ」
何となくボンヤリと見詰めていたヒカルを悪戯っぽい上目遣いで覗き込みながら、エリカがペロリと舌を出して肩をすくめた。
「ウーン、ショック!! 俺が立候補しようと思ってたのに……」
思い切り冗談めかした言葉だったが、実はヒカルの本心だ。
「キャハ、本当にィ……先生、ショックだったァ、私に好きな人がいて……」
いつの間にか、エリカがヒカルの知っている明るい少女に戻っていた。
「そんじゃ、もっとショックな話。私の好きな人は、先生!!あなたでーす」
エリカはオーバーな身振りでヒカルを指差すと、身をすり寄せて来た。
「マジだよ。本当に好きだから、あんな恥ずかしいことだって相談出来たのよ」
ヒカルは、感激のあまり身体が宙に浮いたような気持ちになっていた。
「でも、よかった。私みたいにエッチなことばっか考えてる子、嫌われるかと思った」
膝に抱き上げようとするヒカルの腕からさりげなく身を翻した彼女は、なんと向き合うように体勢を入れ替えて、自分から膝の上に座って来た。
そんな積極的な彼女の態度に、ヒカルはふと、ある疑いを感じてしまう。
「まさか、このための前フリじゃないだろうな、エリカの悩みごとは……」
ヒカルが腰に腕を回すと、それを待っていたように肩に顔をうずめるエリカ。
「ウウン、真剣に悩んでた。それは……。でも、いろいろ相談してもらって、先生のこと、もっと、好きになっちゃった」
ヒカルの手が、遠慮がちに彼女の股間に滑り込んだ。
ククッと喉の奥で笑いをかみ殺した彼女は、さりげなく足を広げて協力態勢だ。
「さっきからムズムズしてたから、変になってるかもしれない……」
ヒカルがパンツの中に指を入れると、そんなことを呟きながらスカートを捲り上げ、彼の手の動きを見下ろす。
「エッチなこと、考えると濡れて来るんだろ」
ヒカルの指先生暖かい少女の蜜が触れる。
フッと溜息を漏らしたエリカは、うっとりと目を閉じて、再び彼の肩に顎をうずめる姿勢に戻った。
「いつも、この辺触ってるの……」
蜜をすくった指先でクリトリスを転がすようにしてやる。
充血して、固くなった部分がヒクヒクと痙攣するのが分かる。
「ねェ、パンツ、脱いじゃおうか。その方がやりやすいでしょ」
まさか、ここまで出来るとは思っていなかったが、エリカは、悩みながらもヒカルに甘えたいと思っていた自分にやっと気付いた。
「全部、脱がしていい……?」
自分のような子供がアプローチしても、相手にしてもらえないかも知れないと思っていたのに、ヒカルも自分と過ごす今を心から楽しんでいる。そう実感したエリカは、元気よく頷くと、無防備な姿勢で彼の前に立った。
エリカの前で大人への扉が大きく開いた。
これはヒカルの持論、自信を持って言える。
「分かった。あんまり悩まないことにする」
恥を忍んで相談してみてよかった。そう思うと、肩の力がスッと抜けて行くような気がしたエリカだった。
「ねェ、もう一つ、聞いていい?」
気持ちが軽くなると、口も軽くなる。
「あのサァ、サオリのことなんだけどォ、中2でサァ、しちゃっていいのォ、あんなこと……」
今度は、悩みというより、ほとんど興味本位の質問だった。
「エリカはどう思う……?」
「エーッ、分かんないよぉ……でもね、サオリがすごく大人に思えて悔しかった」
何か、吹っ切れたような表情で髪を掻き上げながら、エリカは溜息混じりにそう答えた。
「何か、年上みたく思えちゃうの。初潮も遅かったし、オッパイもまだ……」
まるで、自分を納得させて慰めるような口調のエリカが、ヒカルにはまぶしく感じられる。
「慌てることなんかないって。とにかく、好きで好きでたまらないって気持ちになる相手が出来るまでは、安売りしちゃだめだ」
ヒカルとしてみれば、エリカはずっと今の少女のままが良いのだが、そう言う訳にもいかないだろう。
「好きな人、もういるよ」
何となくボンヤリと見詰めていたヒカルを悪戯っぽい上目遣いで覗き込みながら、エリカがペロリと舌を出して肩をすくめた。
「ウーン、ショック!! 俺が立候補しようと思ってたのに……」
思い切り冗談めかした言葉だったが、実はヒカルの本心だ。
「キャハ、本当にィ……先生、ショックだったァ、私に好きな人がいて……」
いつの間にか、エリカがヒカルの知っている明るい少女に戻っていた。
「そんじゃ、もっとショックな話。私の好きな人は、先生!!あなたでーす」
エリカはオーバーな身振りでヒカルを指差すと、身をすり寄せて来た。
「マジだよ。本当に好きだから、あんな恥ずかしいことだって相談出来たのよ」
ヒカルは、感激のあまり身体が宙に浮いたような気持ちになっていた。
「でも、よかった。私みたいにエッチなことばっか考えてる子、嫌われるかと思った」
膝に抱き上げようとするヒカルの腕からさりげなく身を翻した彼女は、なんと向き合うように体勢を入れ替えて、自分から膝の上に座って来た。
そんな積極的な彼女の態度に、ヒカルはふと、ある疑いを感じてしまう。
「まさか、このための前フリじゃないだろうな、エリカの悩みごとは……」
ヒカルが腰に腕を回すと、それを待っていたように肩に顔をうずめるエリカ。
「ウウン、真剣に悩んでた。それは……。でも、いろいろ相談してもらって、先生のこと、もっと、好きになっちゃった」
ヒカルの手が、遠慮がちに彼女の股間に滑り込んだ。
ククッと喉の奥で笑いをかみ殺した彼女は、さりげなく足を広げて協力態勢だ。
「さっきからムズムズしてたから、変になってるかもしれない……」
ヒカルがパンツの中に指を入れると、そんなことを呟きながらスカートを捲り上げ、彼の手の動きを見下ろす。
「エッチなこと、考えると濡れて来るんだろ」
ヒカルの指先生暖かい少女の蜜が触れる。
フッと溜息を漏らしたエリカは、うっとりと目を閉じて、再び彼の肩に顎をうずめる姿勢に戻った。
「いつも、この辺触ってるの……」
蜜をすくった指先でクリトリスを転がすようにしてやる。
充血して、固くなった部分がヒクヒクと痙攣するのが分かる。
「ねェ、パンツ、脱いじゃおうか。その方がやりやすいでしょ」
まさか、ここまで出来るとは思っていなかったが、エリカは、悩みながらもヒカルに甘えたいと思っていた自分にやっと気付いた。
「全部、脱がしていい……?」
自分のような子供がアプローチしても、相手にしてもらえないかも知れないと思っていたのに、ヒカルも自分と過ごす今を心から楽しんでいる。そう実感したエリカは、元気よく頷くと、無防備な姿勢で彼の前に立った。
エリカの前で大人への扉が大きく開いた。
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