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奇跡の展開(※百合ネタあり注意)
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Cちゃん(著者の友達以上恋人未満の女の子)とデートの約束をしていたある日の出来事。
思わぬ展開に当人もビックリしてますww
元々、日曜日はCちゃんとご飯食べに行く予定だったんだけど、木曜にTから遊ぼうぜ!と連絡が。
Cちゃんとの約束あるから無理って言ったらじゃあKも含めて4人で遊ぼって誘うんでひとまずCちゃんにメール。
良いよん♪と快く了承を得て予定が決まったわけです
CちゃんにはK×Tの話はしてありました(注:彼女は腐女子ではない、多分)ただ面白いこと楽しいことが大好きで時々悪乗りするけどとてもノリの良い子。
そんなCちゃんが
「2人がラブラブになったら面白いね!私も協力するよw」
と言ってくれたのはありがたかった。
悪巧みをする女2人と、その餌食となる男2人の奇妙なWデートは夕方6時にスタート。
4人とも元々仲の良い飲み会メンバーなので気心も知れてるし、最初からスパート掛けてましたw
ビール→焼酎→日本酒→ワインと2時間弱でハンパない酒の量w
二次会のカラオケでも酒のペースは衰えずw
私たちは歌いに行くっていうより内輪でバカ騒ぎしても大丈夫なようにカラオケに行くんで、そんなしょっちゅうカラオケ掛かってないんですよね。
歌いたきゃ歌うけど飲んで喋って騒いでる方が多いw
くだらない下ネタで爆笑している中、Cちゃんがとうとう動き出すw
手始めに私の膝の間にちょこんと腰を下ろししなだれ掛かってきた。
彼女の意図が読めた私は、そのまま腰に手を回し背後から抱きしめる状態に。
もちろん、目の前に並んで座るKとTはビックリw
今までも私たち2人が仲良しの証拠だ!と軽いチューとかはみんなの前でしてたんですがw
(私ら2人して酔うとキス魔w)
いつもと違うのは軽い感じじゃなくてもう少し濃いめの空気w
指を絡ませて遊んだり、
耳に息吹きかけたり、
首筋に顔埋めたり、
Kがバラード歌ってる時には見つめ合ってたり
とやりたい放題ww
向かいの男2人がオロオロする様を私たちは楽しんでましたw←鬼畜
途中ドリンクを運んできた店員さんもビックリするくらいなんで相当だったんじゃないかとw
で、普通ならここら辺で止めるじゃないですか?
私はそのつもりでした。
ところがCちゃんはそうじゃなかったみたいで…w
いきなり私の首に手を回してぶちゅう~としてきたんですよねw
私自身がビックリww
えっ、ちょ?ww
って戸惑ってたら舌入ってきたしww
あっ、この後ちゃんとK×T話になりますんでww
酒も入ってたし私も勢いついてそのまま頭抱えて濃厚に返してやりましたww
この時Cちゃんから漏れる息がエロいのなんのww
体勢を変え、Cちゃんが私を跨ぐように密着してからドンドンヒートアップww
Cちゃんの背中からお尻にかけてまさぐるように撫で回しつつ、濃厚なチューをしていた時、ふとKと目が合いました。
その時のヤツの目がヤバかったww
ちょwwギラッギラしてるww
私は挑発するようにKを見るとヤツがようやく重い腰を上げたw
KはTの腕をガシッと掴んでおもむろに立ち上がると、その場でTを抱きしめたww
(やべぇwwこれはやべぇww)
いきなり抱きしめられたTですが、私たちのキスシーン見て茫然としてたせいかしばらく動けずw
しばらく抱き合ったまま動かなかったKとT。
ふと我に返ったTが
「ちょ、離せって!」
と身じろぎをした瞬間……
Kが私たちにTを抱いたまま背中を向けるようにしてTに覆い被さりました…。
「んんっ!!!」
というTの呻きとKの背中を叩く行動で、あっキスされたw
と確信ww
Cちゃんもそれに気付いたようで私に跨りつつも2人を見てニヤニヤww
暴れるT。
頭と背中をがっしりと固定し、離そうとしないKw
あ~とうとうやっちゃったよ、コイツらww
Kの頭とかでこちらからはまともに見えてないんですが、Tは間違いなくディープキスされてましたww
せめてもう少し身体をこっちに向けて~!ww
濃厚なキスシーンを終えたK×T。
直後、TがKの頭をパシンと叩き
「てめぇ!何してんだ!ばか!」
とちょっと涙目ww
怒ってるけど怒ってない?
どっちかっていうと恥ずかしがってる?
K「ごめん…つい…」
T「ついってなんだよ!ってか、枢も何してんのさ!」
枢「えっ?キスしただけだよ?」
T「だけって何?!なんなんだよ!おまえら!わけわかんねー!」
頭を抱えてしゃがみ込むT。
ありゃあ…この子には刺激強すぎた?
K「T…ごめん」
T「謝るなら最初からすんな!ばか!」
K「いや…そうじゃなくて」
T「じゃあ何がごめんなんだよっ!?」
K「おまえにキスしたのこれが初めてじゃない…」
T「はあああああっっ?!!」
あ~言っちゃったww
Tは完全パニック状態w
K「実はこの前、寝てるTにキスした…」
T「この前っていつ?!はあっ?!全然意味わかんねーんだけど?!何?なんで?!」
枢「T、落ち着けww」
T「これが落ち着いていられるかーっ!」
T半狂乱ww
2人の様子をニヤニヤと見てたCちゃんが一言
「キスの一つや二つで何そんなに狼狽えてんの?もしかして童貞?」
ちょwwまてwwCちゃんwwww
T「な!?ち、違うわ!ボケ!んなわけあるか!!」
C「じゃ、別に良いじゃん!好きあってる同士なんだから」
うぉい!ww
誰もそんなこと言ってないww
Cちゃんの爆弾発言に怒り爆発かと思いきや…
そのまま黙って俯いてしまう。
ん?!ちょっとまて…なんでお前そんな耳赤い?
Kを見ると困惑したような顔…。
枢「どした?T?」
T「な、なんでもない…」
K「あ~…えっと……」
そのまま2人してだんまり。
私とCちゃんは??マークを頭に浮かべて顔を見合わせた。
とりあえず、一旦落ち着こうと皆でグラスを傾ける。
頭ん中で色んな答えが浮かんでは消え浮かんでは消え…。
しばらく無言で飲んでた4人。
私は一つの予想を口にしてみる。
枢「ねぇ、K。あんたTになんか言った?」
その瞬間、Tの顔が赤くなる。
あ~言ったんだww
枢「Kに何言われたの?」
黙り込むTをそれを見て小声で
「俺から言っていい?」
とKが尋ねると頷いた。
K「…俺がTのこと好きかもしれないって…」
枢「は?マジで?」
K「…うん。俺自身もよく分かってないけど、少なくともキスしたいなとか抱きしめたいなって思うって…言っちゃって…」
枢「で、それ聞いてTはどう思ったの?」
T「…びっくりした。俺、そんなこと考えたことねーもん」
枢「イヤ?Kが気持ち悪い?」
T「そ、そんなんじゃなくて!いきなり過ぎてよくわかんないんだって!」
枢「なに?もしかして今日、私に声掛けたのはそれ?」
K「枢姉さんも一緒なら会っても良いって」
枢「ふーん…」
T「もしかして怒ってる?」
枢「いや、全然。むしろ喜んでるwお前は私の心の内を理解しているんじゃないか?ww」
T「まったく理解出来ないです」
枢「無意識で誰かに喜びを与えるなんて罪な男ねw」
T「意識してる方がタチ悪くね?」
何となくTが落ち着いてきた模様。
枢「2人きりになるのが怖かった?」
T「そりゃあ…まぁ」
枢「ビビらせてどうするよ?w」
K「ここまで警戒されるなんて思ってなかったし」
C「ちょっと過剰な気もするけどね」
枢「まぁ、昨日まで友達だった奴に好きって言われたらこんなもんでしょ」
K「俺、信用ないんだな」
T「ち、違うけど!でもさっきあんなことしたじゃん!!」
K「あれは枢姉さんたちが悪い」
枢「まぁね。多少反省してる」
T「人のせいにすんな!」
K「あんな風に見せつけられなきゃまだ何もしないつもりだったし」
T「まだって何?!」
K「まだはまだ。俺もあんまり自覚なかったし?でも、2人のキスシーン見てたらお前とすげーしたくなった。こればっかりはどうしようもなくない?お前ムラムラしなかった?」
T「しないことは無いけど…だからってお前としたいとかじゃ…」
K「うわぁ…傷付く…」
T「いや…あの…そうじゃなくって…」
K「俺はムラムラ~ッとした。それもお前のこと考えてな」
T「あ゛ーっ!言うな!そういうこと言うな!見ろあの2人の顔!!」
もちろん超ニヤニヤwwww
枢「そのまま続けて」
T「うっさい!黙れ!こっち見んな!」
C「可愛いww」
K「ホント可愛いわww」
T「からかうな!」
枢・C・K「からかってないよ」
T「泣きたくなってきた…」
枢・C・K「泣けよww」
(3人見事に声が揃ったw)
T「う゛ーっ…」
(うわぁ、マジ泣きそうww)
K「あーごめんごめん。そんな怒んなって」
(Tの頭ナデナデ)
T「みんなしてなんでそんな意地悪すんだよ…」
枢「バーカ!これは“愛でてる”の」
T「どこがだよ!」
K「枢姉さんはお姉さん的立場から、Cちゃんは女友達の立場から、俺は……お前が好きだから?」
イッタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!ww
こいつ素知らぬ顔してぶっちゃけたwwww
T「なっ?!」
K「あっ!ww」
T「ちょ、お前何言って…!」
K「あーうん。悪いwなんかやっぱお前のこと好きだわ。今分かったww」
T「な、な…なんでこんな時に言うんだよ!」
K「え?別に良いだろ?ここに居る2人は元々そういうの期待してんだし?」
私・C(ニヤニヤ(・∀・))
T「そこ!ニヤけんな!」
K「まぁまぁww」
T「なんなんだよ…もう」
K「俺としては今の状況ありがたいけどなぁ…」
T「なんで?!こんなのどこがっ?!」
K「だってTとキス出来たし?」
T「冗談だろ?」
K「いや、マジ。今しなかったらずっとお預けだったんだろうし得した」
酒入ってて、開き直ったK最強ww
K「正直、友達やめたいって言われたらどうしようかとw」
T「それはないけど…」
K「あれ言ってからも一応メールや電話してくれたとはいえ、いつ縁を切られるかドキドキしてたw」
T「今すぐ切ってやろうか?」
K「キス許してくれたのに切るの?」
T「あれはお前が無理矢理っ!!」
K「そだねww」
T「開き直んな!」
K「あはwwごめんwwでも仕方ないよ、あの状況ではw」
T「仕方なくないってば!」
K「もう諦めたら?しちゃったもんはしゃーないでしょ?今さら返せない」
T「返せ!」
K「やだよ。せっかくの思い出だしw」
T「っんだよ、それ…」
K「だって友達やめるか、そうじゃなくても今まで通りの関係なら二度と出来ないでしょ?一回のキスの思い出くらい欲しいさ~」
T「うぅっ…」
K「ま、俺の気持ちだけは知っといて?」
T「知りたくなかった…」
K「文句は枢姉さんに言って?ww」
枢「wwww」
T「そうだ!枢が変なこと言い出すからだろ!?」
枢「いやいや…wお前らその前から怪しかったからww」
T「そんなことない!」
K「うーん…」
T「K!悩むな!考えるな!ちょっと前まで普通の友達だったろうが!」
枢「だからさぁ…普通の男友達は剃毛プレイなんかしないってww」
T「あれはっ……!酔った勢いだし遊びだし…」
枢「じゃあ、今日のキスも酔った勢いにしとけww」
K「不本意だけどTがそう思いたいなら」
T「なんか俺が悪いみたいになってねぇ?」
C「罪深い男ね…」
枢「ま、今後のことは追々で良いじゃん。KはTを好きだけど今すぐどうこうしたいの?」
K「いや…俺も実はまだちょっと混乱してるし…今は酒のおかげで気が大きくなってるだけだと思う」
枢「だってさ。それならTも焦る必要ないわけだし、今日のことも含めゆっくり考えな」
C「枢ちゃんも考えてくれてんの?w」
枢「え?あぁ、うんww」
C「んじゃ期待してるww」
枢「そっちなんだ?」
C「もちろん!前向きに考えた方が楽だしw」
T「なんの話?」
枢「こっちの話。あんたは関係ないw」
この後は私とCちゃんの話に移行したので省略。
Kの自覚と、初抱擁に、初ディープキス…
と何やら漫画のような展開になってしまい、間近で目撃していても夢なんじゃないかと疑っていますww
もし夢なら覚めないでーw
ーーーーーーーーーーーーーー
あっ、余談ですが…。
夕方Kからは
「反省はしてる。後悔はしてない」
と、
Tからは
「どうしたらいいか分からない…」
とメールが入ってました。
これは昨日のカラオケでの事を言ってるのか、それとも?
思わぬ展開に当人もビックリしてますww
元々、日曜日はCちゃんとご飯食べに行く予定だったんだけど、木曜にTから遊ぼうぜ!と連絡が。
Cちゃんとの約束あるから無理って言ったらじゃあKも含めて4人で遊ぼって誘うんでひとまずCちゃんにメール。
良いよん♪と快く了承を得て予定が決まったわけです
CちゃんにはK×Tの話はしてありました(注:彼女は腐女子ではない、多分)ただ面白いこと楽しいことが大好きで時々悪乗りするけどとてもノリの良い子。
そんなCちゃんが
「2人がラブラブになったら面白いね!私も協力するよw」
と言ってくれたのはありがたかった。
悪巧みをする女2人と、その餌食となる男2人の奇妙なWデートは夕方6時にスタート。
4人とも元々仲の良い飲み会メンバーなので気心も知れてるし、最初からスパート掛けてましたw
ビール→焼酎→日本酒→ワインと2時間弱でハンパない酒の量w
二次会のカラオケでも酒のペースは衰えずw
私たちは歌いに行くっていうより内輪でバカ騒ぎしても大丈夫なようにカラオケに行くんで、そんなしょっちゅうカラオケ掛かってないんですよね。
歌いたきゃ歌うけど飲んで喋って騒いでる方が多いw
くだらない下ネタで爆笑している中、Cちゃんがとうとう動き出すw
手始めに私の膝の間にちょこんと腰を下ろししなだれ掛かってきた。
彼女の意図が読めた私は、そのまま腰に手を回し背後から抱きしめる状態に。
もちろん、目の前に並んで座るKとTはビックリw
今までも私たち2人が仲良しの証拠だ!と軽いチューとかはみんなの前でしてたんですがw
(私ら2人して酔うとキス魔w)
いつもと違うのは軽い感じじゃなくてもう少し濃いめの空気w
指を絡ませて遊んだり、
耳に息吹きかけたり、
首筋に顔埋めたり、
Kがバラード歌ってる時には見つめ合ってたり
とやりたい放題ww
向かいの男2人がオロオロする様を私たちは楽しんでましたw←鬼畜
途中ドリンクを運んできた店員さんもビックリするくらいなんで相当だったんじゃないかとw
で、普通ならここら辺で止めるじゃないですか?
私はそのつもりでした。
ところがCちゃんはそうじゃなかったみたいで…w
いきなり私の首に手を回してぶちゅう~としてきたんですよねw
私自身がビックリww
えっ、ちょ?ww
って戸惑ってたら舌入ってきたしww
あっ、この後ちゃんとK×T話になりますんでww
酒も入ってたし私も勢いついてそのまま頭抱えて濃厚に返してやりましたww
この時Cちゃんから漏れる息がエロいのなんのww
体勢を変え、Cちゃんが私を跨ぐように密着してからドンドンヒートアップww
Cちゃんの背中からお尻にかけてまさぐるように撫で回しつつ、濃厚なチューをしていた時、ふとKと目が合いました。
その時のヤツの目がヤバかったww
ちょwwギラッギラしてるww
私は挑発するようにKを見るとヤツがようやく重い腰を上げたw
KはTの腕をガシッと掴んでおもむろに立ち上がると、その場でTを抱きしめたww
(やべぇwwこれはやべぇww)
いきなり抱きしめられたTですが、私たちのキスシーン見て茫然としてたせいかしばらく動けずw
しばらく抱き合ったまま動かなかったKとT。
ふと我に返ったTが
「ちょ、離せって!」
と身じろぎをした瞬間……
Kが私たちにTを抱いたまま背中を向けるようにしてTに覆い被さりました…。
「んんっ!!!」
というTの呻きとKの背中を叩く行動で、あっキスされたw
と確信ww
Cちゃんもそれに気付いたようで私に跨りつつも2人を見てニヤニヤww
暴れるT。
頭と背中をがっしりと固定し、離そうとしないKw
あ~とうとうやっちゃったよ、コイツらww
Kの頭とかでこちらからはまともに見えてないんですが、Tは間違いなくディープキスされてましたww
せめてもう少し身体をこっちに向けて~!ww
濃厚なキスシーンを終えたK×T。
直後、TがKの頭をパシンと叩き
「てめぇ!何してんだ!ばか!」
とちょっと涙目ww
怒ってるけど怒ってない?
どっちかっていうと恥ずかしがってる?
K「ごめん…つい…」
T「ついってなんだよ!ってか、枢も何してんのさ!」
枢「えっ?キスしただけだよ?」
T「だけって何?!なんなんだよ!おまえら!わけわかんねー!」
頭を抱えてしゃがみ込むT。
ありゃあ…この子には刺激強すぎた?
K「T…ごめん」
T「謝るなら最初からすんな!ばか!」
K「いや…そうじゃなくて」
T「じゃあ何がごめんなんだよっ!?」
K「おまえにキスしたのこれが初めてじゃない…」
T「はあああああっっ?!!」
あ~言っちゃったww
Tは完全パニック状態w
K「実はこの前、寝てるTにキスした…」
T「この前っていつ?!はあっ?!全然意味わかんねーんだけど?!何?なんで?!」
枢「T、落ち着けww」
T「これが落ち着いていられるかーっ!」
T半狂乱ww
2人の様子をニヤニヤと見てたCちゃんが一言
「キスの一つや二つで何そんなに狼狽えてんの?もしかして童貞?」
ちょwwまてwwCちゃんwwww
T「な!?ち、違うわ!ボケ!んなわけあるか!!」
C「じゃ、別に良いじゃん!好きあってる同士なんだから」
うぉい!ww
誰もそんなこと言ってないww
Cちゃんの爆弾発言に怒り爆発かと思いきや…
そのまま黙って俯いてしまう。
ん?!ちょっとまて…なんでお前そんな耳赤い?
Kを見ると困惑したような顔…。
枢「どした?T?」
T「な、なんでもない…」
K「あ~…えっと……」
そのまま2人してだんまり。
私とCちゃんは??マークを頭に浮かべて顔を見合わせた。
とりあえず、一旦落ち着こうと皆でグラスを傾ける。
頭ん中で色んな答えが浮かんでは消え浮かんでは消え…。
しばらく無言で飲んでた4人。
私は一つの予想を口にしてみる。
枢「ねぇ、K。あんたTになんか言った?」
その瞬間、Tの顔が赤くなる。
あ~言ったんだww
枢「Kに何言われたの?」
黙り込むTをそれを見て小声で
「俺から言っていい?」
とKが尋ねると頷いた。
K「…俺がTのこと好きかもしれないって…」
枢「は?マジで?」
K「…うん。俺自身もよく分かってないけど、少なくともキスしたいなとか抱きしめたいなって思うって…言っちゃって…」
枢「で、それ聞いてTはどう思ったの?」
T「…びっくりした。俺、そんなこと考えたことねーもん」
枢「イヤ?Kが気持ち悪い?」
T「そ、そんなんじゃなくて!いきなり過ぎてよくわかんないんだって!」
枢「なに?もしかして今日、私に声掛けたのはそれ?」
K「枢姉さんも一緒なら会っても良いって」
枢「ふーん…」
T「もしかして怒ってる?」
枢「いや、全然。むしろ喜んでるwお前は私の心の内を理解しているんじゃないか?ww」
T「まったく理解出来ないです」
枢「無意識で誰かに喜びを与えるなんて罪な男ねw」
T「意識してる方がタチ悪くね?」
何となくTが落ち着いてきた模様。
枢「2人きりになるのが怖かった?」
T「そりゃあ…まぁ」
枢「ビビらせてどうするよ?w」
K「ここまで警戒されるなんて思ってなかったし」
C「ちょっと過剰な気もするけどね」
枢「まぁ、昨日まで友達だった奴に好きって言われたらこんなもんでしょ」
K「俺、信用ないんだな」
T「ち、違うけど!でもさっきあんなことしたじゃん!!」
K「あれは枢姉さんたちが悪い」
枢「まぁね。多少反省してる」
T「人のせいにすんな!」
K「あんな風に見せつけられなきゃまだ何もしないつもりだったし」
T「まだって何?!」
K「まだはまだ。俺もあんまり自覚なかったし?でも、2人のキスシーン見てたらお前とすげーしたくなった。こればっかりはどうしようもなくない?お前ムラムラしなかった?」
T「しないことは無いけど…だからってお前としたいとかじゃ…」
K「うわぁ…傷付く…」
T「いや…あの…そうじゃなくって…」
K「俺はムラムラ~ッとした。それもお前のこと考えてな」
T「あ゛ーっ!言うな!そういうこと言うな!見ろあの2人の顔!!」
もちろん超ニヤニヤwwww
枢「そのまま続けて」
T「うっさい!黙れ!こっち見んな!」
C「可愛いww」
K「ホント可愛いわww」
T「からかうな!」
枢・C・K「からかってないよ」
T「泣きたくなってきた…」
枢・C・K「泣けよww」
(3人見事に声が揃ったw)
T「う゛ーっ…」
(うわぁ、マジ泣きそうww)
K「あーごめんごめん。そんな怒んなって」
(Tの頭ナデナデ)
T「みんなしてなんでそんな意地悪すんだよ…」
枢「バーカ!これは“愛でてる”の」
T「どこがだよ!」
K「枢姉さんはお姉さん的立場から、Cちゃんは女友達の立場から、俺は……お前が好きだから?」
イッタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!ww
こいつ素知らぬ顔してぶっちゃけたwwww
T「なっ?!」
K「あっ!ww」
T「ちょ、お前何言って…!」
K「あーうん。悪いwなんかやっぱお前のこと好きだわ。今分かったww」
T「な、な…なんでこんな時に言うんだよ!」
K「え?別に良いだろ?ここに居る2人は元々そういうの期待してんだし?」
私・C(ニヤニヤ(・∀・))
T「そこ!ニヤけんな!」
K「まぁまぁww」
T「なんなんだよ…もう」
K「俺としては今の状況ありがたいけどなぁ…」
T「なんで?!こんなのどこがっ?!」
K「だってTとキス出来たし?」
T「冗談だろ?」
K「いや、マジ。今しなかったらずっとお預けだったんだろうし得した」
酒入ってて、開き直ったK最強ww
K「正直、友達やめたいって言われたらどうしようかとw」
T「それはないけど…」
K「あれ言ってからも一応メールや電話してくれたとはいえ、いつ縁を切られるかドキドキしてたw」
T「今すぐ切ってやろうか?」
K「キス許してくれたのに切るの?」
T「あれはお前が無理矢理っ!!」
K「そだねww」
T「開き直んな!」
K「あはwwごめんwwでも仕方ないよ、あの状況ではw」
T「仕方なくないってば!」
K「もう諦めたら?しちゃったもんはしゃーないでしょ?今さら返せない」
T「返せ!」
K「やだよ。せっかくの思い出だしw」
T「っんだよ、それ…」
K「だって友達やめるか、そうじゃなくても今まで通りの関係なら二度と出来ないでしょ?一回のキスの思い出くらい欲しいさ~」
T「うぅっ…」
K「ま、俺の気持ちだけは知っといて?」
T「知りたくなかった…」
K「文句は枢姉さんに言って?ww」
枢「wwww」
T「そうだ!枢が変なこと言い出すからだろ!?」
枢「いやいや…wお前らその前から怪しかったからww」
T「そんなことない!」
K「うーん…」
T「K!悩むな!考えるな!ちょっと前まで普通の友達だったろうが!」
枢「だからさぁ…普通の男友達は剃毛プレイなんかしないってww」
T「あれはっ……!酔った勢いだし遊びだし…」
枢「じゃあ、今日のキスも酔った勢いにしとけww」
K「不本意だけどTがそう思いたいなら」
T「なんか俺が悪いみたいになってねぇ?」
C「罪深い男ね…」
枢「ま、今後のことは追々で良いじゃん。KはTを好きだけど今すぐどうこうしたいの?」
K「いや…俺も実はまだちょっと混乱してるし…今は酒のおかげで気が大きくなってるだけだと思う」
枢「だってさ。それならTも焦る必要ないわけだし、今日のことも含めゆっくり考えな」
C「枢ちゃんも考えてくれてんの?w」
枢「え?あぁ、うんww」
C「んじゃ期待してるww」
枢「そっちなんだ?」
C「もちろん!前向きに考えた方が楽だしw」
T「なんの話?」
枢「こっちの話。あんたは関係ないw」
この後は私とCちゃんの話に移行したので省略。
Kの自覚と、初抱擁に、初ディープキス…
と何やら漫画のような展開になってしまい、間近で目撃していても夢なんじゃないかと疑っていますww
もし夢なら覚めないでーw
ーーーーーーーーーーーーーー
あっ、余談ですが…。
夕方Kからは
「反省はしてる。後悔はしてない」
と、
Tからは
「どうしたらいいか分からない…」
とメールが入ってました。
これは昨日のカラオケでの事を言ってるのか、それとも?
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