170 / 432
第170話 仲良しな一人と一匹の、仲良しなお菓子作り。
しおりを挟む
愛らしいクマちゃんを抱えたリオは、もこもこの別荘、破壊された入り口に掛けられた美しいカーテンを、片手でふわりと払った。
「めっちゃもこもこしてる……」
もこもこを撫で独り言を呟き、床を埋め尽くすクッションの海を渡る。
入り口を覆う植物をガサと避けた彼は、もこもことお菓子作りをするため、食堂のなかへと進んだ。
優雅に歩いて来たお兄さんが、テーブル席の一つに座り、ゆっくりと瞳を閉じる。
ゴリラちゃんは木製のテーブルにぽふ、と降りそのまま停止したようだ。
もこもこの手伝いは一人で十分という判断だろう。
リオはもこもこを抱えたまま――中に食材が納められた――ひんやりした箱の前に片膝を突き、
「何出せばいい?」
愛らしい頬を擽るように撫で、かすれ気味の声で尋ねる。
彼の指を掴まえふんふん、ふんふん、ペロペロ……としていたクマちゃんがハッとしたように動きを止めた。
ルークの魅惑の指とリオの指の違いを調べていたクマちゃんは、ハッとした。
大変だ。
今は指を調べている場合ではない。
クマちゃんが作りたいお菓子。丸くて、ふわふわで、甘い、クマちゃんのリゾートっぽい豪華なそれ。
ケーキのような味で、クリームが入っているお菓子。
採ったばかりのイチゴも入れよう。なんだか豪華な感じがする。
うむ。ふわふわケーキの材料とふわふわクリームの材料が必要である。
天才パティシエクマちゃんが深く頷いたときだった。
頭の中に不思議な言葉が思い浮かぶ。
――お菓子……計量……大事――。
――忙しい時は……時短……料理――と。
クマちゃんは難しいことはよく分からないが、
『早く! とにかく今すぐ材料をはかりなさい!』
ということだろうか。
つぶらな瞳をキリッとさせたクマちゃんは、ペロ――と格好良く肉球をひとなめした。
「はいクマちゃん、お手々綺麗にしましょうねー」
風がささやいている。お手々を華麗に動かせと。
うむ。動きの素早いクマちゃんであれば、残像が見えるほど素早く肉球を動かし、計量することも可能だ。
しかし、同じお菓子をたくさん作るのであれば、まとめてシュッ! とはかれたほうが良い。
華麗な肉球だけでなく、道具も必要だろう。
「クマちゃんめっちゃ口開いてんだけど」
風が『クマちゃんめっちゃく――いてんだけど』とささやいている。
なるほど。風もサァー――……とお腹が空くらしい。
うむ、と頷いたクマちゃんは、考える。
はかるだけでなく、作るのもシュッ! と出来ないだろうか。
口を開けたまま動きを止めているクマちゃんを撫で、ひやっとする箱の前でぼーっとしていたリオ。
腕の中のもこもこがごそごそと動き出した。
「あ、材料決まった?」
かすれた声がサァー……と尋ねるが、もこもこは忙しいらしい。
斜め掛けの鞄に猫のようなお手々を突っ込み、何かを取り出そうとしている。
お料理の前に作りたいものがあるのだろう。
立ち上がった彼が、赤い頭巾を被ったもこもこを抱え、移動する。
リオは可愛い肉球が掴んだものを受け取ると、木製のテーブルへ置いた。
可愛いお口から少しだけ舌を出したもこもこ。
肉球がせっせと取り出した素材、真っ白に輝く石や黒い石、薄いピンク色の石を、コツ、コツ、と天才魔法使いの助手リオが並べてゆく。
助手は会議中のスポンサー、クライヴの代わりに、自身の道具入れから魔石を取り出した。
もこもこが彼の腕に肉球をのせ、キュムッ、キュムッと力を入れている。
心優しいもこもこは、忙しそうな助手を手伝ってくれるらしい。
リオは目を細め、魔石を右手でギュッと握りしめた。
可愛い。
天才魔法使いは小さなお鼻をふんふん鳴らし、一生懸命頑張っている。
『いやそっちの手魔石持ってないんだけど』とは言えそうにない。
「……クマちゃん魔石何個くらい?」
湧き上がるあれこれをこらえたリオは、彼の腕を愛らしく「クマちゃ」しているもこもこに優しく尋ねる。
「まだ? あと一個? え、二個? いやクマちゃんの手丸いから全然分かんないんだけど」
もこもこの可愛らしい猫ちゃんのようなお手々の、立てているらしい指を数え、少しだけいちゃもんをつけつつ作業を進める。
忙しいもこもこは、かすれたいちゃもんにお耳を貸さず、鞄から潰れかけのイチゴを取り出した。
細かい男リオの手に、ピチョリと濡れたイチゴを載せるもこもこ。
「……クマちゃんそこにイチゴ入れんの止めた方が良いと思うんだけど」
細かいかすれ男は小言をいってから、そっとイチゴをテーブルへ置いた。
魔法使いは美味しくなった肉球をペロペロしている。彼の言葉は聞こえていないようだ。
すべての準備が整ったらしいもこもこが、深く頷き、採れたてフルーツのような香りのお手々でキュムッと杖を握る。
天才魔法使いクマちゃんは、小さな黒い湿った鼻にキュッと力を入れ、ピンク色の肉球がついた可愛い両手で、願いをこめて杖を振った。
木製のテーブルに載せられた素材が淡く光を帯び、キラキラと輝いてゆく。
空中にふわりと浮かんだ鉱石や、あまり立体的ではないイチゴが左右に分かれ、二つの塊になった。
パッと光がおさまると、テーブルの上には魔道具らしきものが二つ、置かれている。
一つはクマちゃんが中に入れそうなほど大きく、縦長で、カプセルを半分にしたような形だ。
真っ白なそれは当然のようにクマっぽい。上のほうには可愛い顔とクマ耳が付いている。
中央辺りに、何故か丸い穴が開いていた。
もう一つの魔道具も、やはりクマっぽいデザインだ。こちらはクマちゃんが入れるほど大きくはない。
頭の上にちょこんとイチゴの帽子をのせたような――やや縦長の――半球の白クマ。
クマ顔の下、体の正面には木製の小さなドアが付いている。
その横に、肉球を上に向けたお手々。まるで、猫が両手で『どうぞ』をしているようだ。
「すげー可愛い……けどなにこれ。これで何すんの?」
リオは彼の腕の中で杖を仕舞っている、お片付けもとても上手な可愛い魔法使いに尋ねた。
大きいほうの魔道具に手を伸ばすと、キラキラした白い魔道具はツルツルで、ひんやりしている。
もこもこは頷き、幼く愛らしい声で「クマちゃん、クマちゃん」と言う。
『材料ちゃん、はかるちゃん』と。
クマちゃんは今から素早く材料をはかります、という意味だ。
しかし、まだクマちゃん語のプロではないリオには『素早く』の部分は聞こえていない。
「デカくね?」
かすれた男の口から素直な感想が零れる。
一体何をはかるつもりなのか。
赤ちゃんクマちゃんの可愛いお菓子作りに、あのような大きな計量器は必要だろうか。
「……まぁいいや。俺あっちから材料持ってくるからここで待ってて…………いやクマちゃんお手々から力抜いてくれないと降ろせないんだけど」
もこもこをテーブルへ降ろそうとしたリオの手をもこもこした動きで掴まえるクマちゃん。
寂しがり屋のもこもこは、離れたくない気分らしい。
お兄さんもゴリラちゃんも置物のように静かだからだろう。
「んじゃあっちのテーブル動かせばいいんじゃね?」
リオはもこもこを抱え直し、お兄さんがいないほうのテーブルを片手で掴んだ。
赤い頭巾姿のクマちゃんが深く頷いている。
それが良いと思います、という意味だ。
赤ちゃんなクマちゃんは常に抱っこしていなければならない。
天才パティシエクマちゃんが、〈はじめてのりょうり〉をスッと開く。
もこもこした口から零れ落ちる、幼く愛らしい声。
「クマちゃ……、クマちゃ……、クマちゃ……、クマちゃ……――」
『卵ちゃん……バターちゃ……クマちゃ……こなちゃん……砂糖ちゃ……クマちゃ……牛乳ちゃ……生クリームちゃ……卵ちゃ……クマちゃ……』
リオはもこもこを抱えたまま片手で材料を取り出し、テーブルに載せてゆく。
「えーと、卵、バター、クマちゃん…………粉、砂糖、クマちゃん…………」
『クマちゃん』と呟き、もこもこを撫でるリオ。
撫でられた天才パティシエが真剣な声で「クマちゃ――」と言い、深く頷く。
もっと撫でて下さい――、という意味だ。
「作業進まないんだけど」
もこもこの可愛いお願いを聞いたリオは、もこもこを何度も撫で、楽しそうに笑った。
つぶらな瞳が彼を見上げ、出したばかりの〈はじめてのりょうり〉をごそごそと仕舞う。
天才パティシエは自身の頬や体を撫でる優しい手を、肉球でムニッと掴まえ、お顔をごしごしとこすりつけた。
クマちゃんも楽しいです、と。
仲良しな二人のお菓子作りは、こうして仲良く、少しずつ進んでゆく。
長いまつ毛を持ち上げたお兄さんが、楽しそうな彼らへ視線を向け、ゆったりと頷いた。
「めっちゃもこもこしてる……」
もこもこを撫で独り言を呟き、床を埋め尽くすクッションの海を渡る。
入り口を覆う植物をガサと避けた彼は、もこもことお菓子作りをするため、食堂のなかへと進んだ。
優雅に歩いて来たお兄さんが、テーブル席の一つに座り、ゆっくりと瞳を閉じる。
ゴリラちゃんは木製のテーブルにぽふ、と降りそのまま停止したようだ。
もこもこの手伝いは一人で十分という判断だろう。
リオはもこもこを抱えたまま――中に食材が納められた――ひんやりした箱の前に片膝を突き、
「何出せばいい?」
愛らしい頬を擽るように撫で、かすれ気味の声で尋ねる。
彼の指を掴まえふんふん、ふんふん、ペロペロ……としていたクマちゃんがハッとしたように動きを止めた。
ルークの魅惑の指とリオの指の違いを調べていたクマちゃんは、ハッとした。
大変だ。
今は指を調べている場合ではない。
クマちゃんが作りたいお菓子。丸くて、ふわふわで、甘い、クマちゃんのリゾートっぽい豪華なそれ。
ケーキのような味で、クリームが入っているお菓子。
採ったばかりのイチゴも入れよう。なんだか豪華な感じがする。
うむ。ふわふわケーキの材料とふわふわクリームの材料が必要である。
天才パティシエクマちゃんが深く頷いたときだった。
頭の中に不思議な言葉が思い浮かぶ。
――お菓子……計量……大事――。
――忙しい時は……時短……料理――と。
クマちゃんは難しいことはよく分からないが、
『早く! とにかく今すぐ材料をはかりなさい!』
ということだろうか。
つぶらな瞳をキリッとさせたクマちゃんは、ペロ――と格好良く肉球をひとなめした。
「はいクマちゃん、お手々綺麗にしましょうねー」
風がささやいている。お手々を華麗に動かせと。
うむ。動きの素早いクマちゃんであれば、残像が見えるほど素早く肉球を動かし、計量することも可能だ。
しかし、同じお菓子をたくさん作るのであれば、まとめてシュッ! とはかれたほうが良い。
華麗な肉球だけでなく、道具も必要だろう。
「クマちゃんめっちゃ口開いてんだけど」
風が『クマちゃんめっちゃく――いてんだけど』とささやいている。
なるほど。風もサァー――……とお腹が空くらしい。
うむ、と頷いたクマちゃんは、考える。
はかるだけでなく、作るのもシュッ! と出来ないだろうか。
口を開けたまま動きを止めているクマちゃんを撫で、ひやっとする箱の前でぼーっとしていたリオ。
腕の中のもこもこがごそごそと動き出した。
「あ、材料決まった?」
かすれた声がサァー……と尋ねるが、もこもこは忙しいらしい。
斜め掛けの鞄に猫のようなお手々を突っ込み、何かを取り出そうとしている。
お料理の前に作りたいものがあるのだろう。
立ち上がった彼が、赤い頭巾を被ったもこもこを抱え、移動する。
リオは可愛い肉球が掴んだものを受け取ると、木製のテーブルへ置いた。
可愛いお口から少しだけ舌を出したもこもこ。
肉球がせっせと取り出した素材、真っ白に輝く石や黒い石、薄いピンク色の石を、コツ、コツ、と天才魔法使いの助手リオが並べてゆく。
助手は会議中のスポンサー、クライヴの代わりに、自身の道具入れから魔石を取り出した。
もこもこが彼の腕に肉球をのせ、キュムッ、キュムッと力を入れている。
心優しいもこもこは、忙しそうな助手を手伝ってくれるらしい。
リオは目を細め、魔石を右手でギュッと握りしめた。
可愛い。
天才魔法使いは小さなお鼻をふんふん鳴らし、一生懸命頑張っている。
『いやそっちの手魔石持ってないんだけど』とは言えそうにない。
「……クマちゃん魔石何個くらい?」
湧き上がるあれこれをこらえたリオは、彼の腕を愛らしく「クマちゃ」しているもこもこに優しく尋ねる。
「まだ? あと一個? え、二個? いやクマちゃんの手丸いから全然分かんないんだけど」
もこもこの可愛らしい猫ちゃんのようなお手々の、立てているらしい指を数え、少しだけいちゃもんをつけつつ作業を進める。
忙しいもこもこは、かすれたいちゃもんにお耳を貸さず、鞄から潰れかけのイチゴを取り出した。
細かい男リオの手に、ピチョリと濡れたイチゴを載せるもこもこ。
「……クマちゃんそこにイチゴ入れんの止めた方が良いと思うんだけど」
細かいかすれ男は小言をいってから、そっとイチゴをテーブルへ置いた。
魔法使いは美味しくなった肉球をペロペロしている。彼の言葉は聞こえていないようだ。
すべての準備が整ったらしいもこもこが、深く頷き、採れたてフルーツのような香りのお手々でキュムッと杖を握る。
天才魔法使いクマちゃんは、小さな黒い湿った鼻にキュッと力を入れ、ピンク色の肉球がついた可愛い両手で、願いをこめて杖を振った。
木製のテーブルに載せられた素材が淡く光を帯び、キラキラと輝いてゆく。
空中にふわりと浮かんだ鉱石や、あまり立体的ではないイチゴが左右に分かれ、二つの塊になった。
パッと光がおさまると、テーブルの上には魔道具らしきものが二つ、置かれている。
一つはクマちゃんが中に入れそうなほど大きく、縦長で、カプセルを半分にしたような形だ。
真っ白なそれは当然のようにクマっぽい。上のほうには可愛い顔とクマ耳が付いている。
中央辺りに、何故か丸い穴が開いていた。
もう一つの魔道具も、やはりクマっぽいデザインだ。こちらはクマちゃんが入れるほど大きくはない。
頭の上にちょこんとイチゴの帽子をのせたような――やや縦長の――半球の白クマ。
クマ顔の下、体の正面には木製の小さなドアが付いている。
その横に、肉球を上に向けたお手々。まるで、猫が両手で『どうぞ』をしているようだ。
「すげー可愛い……けどなにこれ。これで何すんの?」
リオは彼の腕の中で杖を仕舞っている、お片付けもとても上手な可愛い魔法使いに尋ねた。
大きいほうの魔道具に手を伸ばすと、キラキラした白い魔道具はツルツルで、ひんやりしている。
もこもこは頷き、幼く愛らしい声で「クマちゃん、クマちゃん」と言う。
『材料ちゃん、はかるちゃん』と。
クマちゃんは今から素早く材料をはかります、という意味だ。
しかし、まだクマちゃん語のプロではないリオには『素早く』の部分は聞こえていない。
「デカくね?」
かすれた男の口から素直な感想が零れる。
一体何をはかるつもりなのか。
赤ちゃんクマちゃんの可愛いお菓子作りに、あのような大きな計量器は必要だろうか。
「……まぁいいや。俺あっちから材料持ってくるからここで待ってて…………いやクマちゃんお手々から力抜いてくれないと降ろせないんだけど」
もこもこをテーブルへ降ろそうとしたリオの手をもこもこした動きで掴まえるクマちゃん。
寂しがり屋のもこもこは、離れたくない気分らしい。
お兄さんもゴリラちゃんも置物のように静かだからだろう。
「んじゃあっちのテーブル動かせばいいんじゃね?」
リオはもこもこを抱え直し、お兄さんがいないほうのテーブルを片手で掴んだ。
赤い頭巾姿のクマちゃんが深く頷いている。
それが良いと思います、という意味だ。
赤ちゃんなクマちゃんは常に抱っこしていなければならない。
天才パティシエクマちゃんが、〈はじめてのりょうり〉をスッと開く。
もこもこした口から零れ落ちる、幼く愛らしい声。
「クマちゃ……、クマちゃ……、クマちゃ……、クマちゃ……――」
『卵ちゃん……バターちゃ……クマちゃ……こなちゃん……砂糖ちゃ……クマちゃ……牛乳ちゃ……生クリームちゃ……卵ちゃ……クマちゃ……』
リオはもこもこを抱えたまま片手で材料を取り出し、テーブルに載せてゆく。
「えーと、卵、バター、クマちゃん…………粉、砂糖、クマちゃん…………」
『クマちゃん』と呟き、もこもこを撫でるリオ。
撫でられた天才パティシエが真剣な声で「クマちゃ――」と言い、深く頷く。
もっと撫でて下さい――、という意味だ。
「作業進まないんだけど」
もこもこの可愛いお願いを聞いたリオは、もこもこを何度も撫で、楽しそうに笑った。
つぶらな瞳が彼を見上げ、出したばかりの〈はじめてのりょうり〉をごそごそと仕舞う。
天才パティシエは自身の頬や体を撫でる優しい手を、肉球でムニッと掴まえ、お顔をごしごしとこすりつけた。
クマちゃんも楽しいです、と。
仲良しな二人のお菓子作りは、こうして仲良く、少しずつ進んでゆく。
長いまつ毛を持ち上げたお兄さんが、楽しそうな彼らへ視線を向け、ゆったりと頷いた。
55
お気に入りに追加
1,217
あなたにおすすめの小説
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?
志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。
そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄?
え、なにをやってんの兄よ!?
…‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。
今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。
※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
仲良しのもふもふに理不尽な婚約破棄を愚痴ったら、国が崩壊することになりました
柚木ゆず
ファンタジー
あのね。殿下は聖女様に心変わりをされて、理不尽に婚約破棄をされちゃったの――。
はぁ。関係者全員に、罰が当たらないかなぁ――。
6年前無理やり私を婚約者にしたくせに、結婚式まで3か月となった今日一方的に婚約破棄を宣告されたこと。おまけにお父様達は殿下や陛下と取り引きをしていて、私を悪者に仕立て上げて追放する準備を始めたこと。
それらを私は、唯一の親友に――7年前に偶然助けたことで仲良くなった、ラグドールのノアに愚痴った。
そうしたら…………え!?
ノアはラグドールじゃなくて、神様が住む世界に居た神獣!?
これから神の力を使って、関係者全員に罰を与えに行く!?
ノアからビックリする秘密を聞かされて、そうして私の長い長い1日が始まったのでした――。
記憶喪失の転生幼女、ギルドで保護されたら最強冒険者に溺愛される
マー子
ファンタジー
ある日魔の森で異常が見られ、調査に来ていた冒険者ルーク。
そこで木の影で眠る幼女を見つけた。
自分の名前しか記憶がなく、両親やこの国の事も知らないというアイリは、冒険者ギルドで保護されることに。
実はある事情で記憶を失って転生した幼女だけど、異世界で最強冒険者に溺愛されて、第二の人生楽しんでいきます。
・初のファンタジー物です
・ある程度内容纏まってからの更新になる為、進みは遅めになると思います
・長編予定ですが、最後まで気力が持たない場合は短編になるかもしれません⋯
どうか温かく見守ってください♪
☆感謝☆
HOTランキング1位になりました。偏にご覧下さる皆様のお陰です。この場を借りて、感謝の気持ちを⋯
そしてなんと、人気ランキングの方にもちゃっかり載っておりました。
本当にありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる