136 / 432
第136話 おでかけの喜びを表現するクマちゃん
しおりを挟む
お兄さんの不思議な力、闇色の球体を通り抜け、湖畔の家に戻って来た五人と一匹とお兄さんとゴリラちゃん。
マスターは到着してすぐに、
「じゃあ俺は使えそうな財布を探してくるから、ちょっとだけ待ってろ」
渋い声で言い、リビングのドアから外へ出て行った。
おそらく立入禁止区画へ行きギルド職員に『おい、誰か可愛い財布を持ってるやつはいないか』と尋ねるつもりだろう。
職員達の『マスターって~ほんと可愛い物好きですよね~』『あっ、だから天井とペンが……』という声がここまで聞こえてきそうだ。
ゆったりとした露出の多い黒の衣服を纏った、黒髪の妖美なお兄さんは、いつも通り長いまつ毛を伏せ、怠惰な恰好で一人掛けのソファに座っている。
物思いに耽っているのか、何処か別の場所へ意識を飛ばしているのか――どことなく、悲し気な表情にも見える。
「お兄さん何か元気なくない?」
普段は察しの良くないリオが、いつもと違って見える彼に気が付き、もしかしたら元気じゃないかもしれないお兄さんの状態を、悪気なく周囲に広めた。
「うーん。――僕たちも同じだから、お兄さんが少し落ち込んでしまう気持ちも分からなくはないよ」
シャラ、と鳴る装飾品の音と共に、リビングに置かれた一人掛けのソファの一つに腰掛け、ウィルが困ったような笑みを浮かべる。
おそらく、クマちゃんが謎の白い袋に財産を詰め込んでいたのを見て『何故自分は、クマちゃんにぴったりな可愛いお財布を用意しておかなかったのか……』と微笑ましさと切なさが込み上げ、複雑な気持ちになってしまったのだろう。
ルークがいつもより更に無口なのも、もしかしたら同じ理由なのかもしれない。
――落ち込むような繊細さを持っていない彼が考えているのは、愛らしいもこもこにぴったりな財布の意匠について、のような気もするが。
自由に羽ばたく鳥のような男ウィルは、大雑把で外見ほど繊細ではない自分を棚に上げ、それは白クマか、パンダか――と可愛い財布を思い浮かべつつルークを分析した。
「え、同じって何が? ……あー、あの文字書き換えたいとか?」
実はまだもこもこ袋に未練のあるリオの口から、ただの己の欲望が漏れ出す。
「…………」
氷の紳士が紳士の皮を脱ぎ捨てようとしている。
今日リビングに配置されたばかりの、どこかの酒場のものとそっくりな椅子に座っている彼は、愛らしいもこもこの入った袋を撫でる優しい手付きとは真逆の、お片付けのプロのような冷静過ぎる視線を吞気な金髪へ送っていた。
ルークは一人掛けではない大きなソファに仰向けに寝転がり、顔を少しだけ傾け、切れ長の美しい瞳で窓を――クマの形の窓を見ている。
◇
現在彼らは『すまん……こんなものしか無かった……。これで、白いのにぴったりの可愛い財布を買ってやってくれ……』と苦し気な表情で質素な巾着と大金を渡してきたマスターに見送られ、街へお買い物に来ていた。
木漏れ日の落ちる賑やかな商店街を、美しい容姿の彼らがゆったりと進む。
クライヴが抱えている――芸術的に『ク』と書かれた――緑色の袋から、愛らしいもこもこの美しい歌声が聞こえてくる。
「――クマちゃーん――」
幼く愛らしい声が歌う。
『――クマちゃんのふくろ、暗ーい――』と。
天才シンガーソングライターの歌詞に不満のあるリオが、「いやクマちゃん暗いなら顔出せばいいじゃん」とかすれた野次を飛ばす。
しかし、もこもこの熱狂的なファンしかいない場所での野次は危険だ。
かすれ声はスッと身を潜めた。
「――クマちゃーん――」
『――クマちゃんふくろ、出たーい――』キュオーキュオーと袋の暗さを嘆く涙混じりの歌声が高く響き渡り、愛らしさと切なさが聴衆の胸を締め付ける。袋の口からは、肉球が出たり引っ込んだりしていた。「出ればいいじゃん! クマちゃん自分で入ったんでしょ」袋の外に現れた悪魔が、言葉の鎌を振り回す。
「――クマちゃーん――」
『――クマちゃん部屋も、暗ーい――』もこもこしたシンガーは自身の境遇をしっとりと歌い上げる。「自分のせいでしょ」悪魔はまだ鎌を振り回している。
「――クマちゃーん――」
『――ルークちゃん、暗くても、仲良し――』愛らしい歌声が、暗闇で見つけた光を歌う。キュッと響く高い音が、シンガーの幸せな心を表現していた。
明るくなった歌声に合わせ、もこもこ袋が光る。
「――クマちゃーん――」
『――リオちゃんひとりぼっち――』光りはすぐにおさまり、愛らしく切ない歌声が高く高く、空へと響く。
袋の外に少しはみ出た肉球が、リオの孤独を皆に伝える。「嫌な事いうのやめて欲しいんだけど!」悪魔が愛らしいシンガーの入った袋をカッと睨みつけた。
そして小さく繰り返される、
「――クマちゃーん――」『――リオちゃんひとりぼっち――』
「――クマちゃーん――」
『――ルークのベッド、ぽかぽか――』幸せそうな歌声が甘く周囲に広がった。
キュオー、キュオー、という愛らしい間奏を挟み、一分間を超える大曲が、エンディングへと向かう。
「――クマちゃーん――」曲は遂に終わりを迎え、愛らしい歌声が、切なくも美しい、最高のラストを飾った。
『――リオちゃんのベッド、びしゃびしゃ――』と。
「やったのクマちゃんでしょ!」
超大作『寝にくいベッドの歌』に早速クレームが入っている。
荒ぶるクレーマーは「それだと俺が漏らしたみたいに思われるじゃん!!」と怒り狂い、シンガーソングライターの一番のファンである魔王のような男から「うるせぇな」と静かに曲の余韻に浸るよう注意されていた。
素晴らし過ぎる歌声に、周囲で耳を澄ませていた街の人間達も涙を浮かべ、「私、こんなに感動する歌初めて……」「可愛すぎる……」「歌手は袋から出てこないみたいだね」「出たいけど出たくない、出たくないけど出たい、そして袋が暗い……ってことか……複雑だな……」「びしゃびしゃ……?」「まさか……」「リオちゃん……?」と大きな拍手を贈っている。
曲について感想を伝え合う仲間達が「すげぇな」「キュオーという高い歌声が特に切なくて、少しだけ泣いてしまったよ」「……素……しい」と感動で震え、「いや、可愛いけど歌詞に問題あるでしょ」と一人のクレーマーがクレーマー仲間を増やそうとしている。
こうして彼らの『クマちゃんに似合う一番可愛い財布を探すお出掛け』は、明るく賑やかに始まった。
マスターは到着してすぐに、
「じゃあ俺は使えそうな財布を探してくるから、ちょっとだけ待ってろ」
渋い声で言い、リビングのドアから外へ出て行った。
おそらく立入禁止区画へ行きギルド職員に『おい、誰か可愛い財布を持ってるやつはいないか』と尋ねるつもりだろう。
職員達の『マスターって~ほんと可愛い物好きですよね~』『あっ、だから天井とペンが……』という声がここまで聞こえてきそうだ。
ゆったりとした露出の多い黒の衣服を纏った、黒髪の妖美なお兄さんは、いつも通り長いまつ毛を伏せ、怠惰な恰好で一人掛けのソファに座っている。
物思いに耽っているのか、何処か別の場所へ意識を飛ばしているのか――どことなく、悲し気な表情にも見える。
「お兄さん何か元気なくない?」
普段は察しの良くないリオが、いつもと違って見える彼に気が付き、もしかしたら元気じゃないかもしれないお兄さんの状態を、悪気なく周囲に広めた。
「うーん。――僕たちも同じだから、お兄さんが少し落ち込んでしまう気持ちも分からなくはないよ」
シャラ、と鳴る装飾品の音と共に、リビングに置かれた一人掛けのソファの一つに腰掛け、ウィルが困ったような笑みを浮かべる。
おそらく、クマちゃんが謎の白い袋に財産を詰め込んでいたのを見て『何故自分は、クマちゃんにぴったりな可愛いお財布を用意しておかなかったのか……』と微笑ましさと切なさが込み上げ、複雑な気持ちになってしまったのだろう。
ルークがいつもより更に無口なのも、もしかしたら同じ理由なのかもしれない。
――落ち込むような繊細さを持っていない彼が考えているのは、愛らしいもこもこにぴったりな財布の意匠について、のような気もするが。
自由に羽ばたく鳥のような男ウィルは、大雑把で外見ほど繊細ではない自分を棚に上げ、それは白クマか、パンダか――と可愛い財布を思い浮かべつつルークを分析した。
「え、同じって何が? ……あー、あの文字書き換えたいとか?」
実はまだもこもこ袋に未練のあるリオの口から、ただの己の欲望が漏れ出す。
「…………」
氷の紳士が紳士の皮を脱ぎ捨てようとしている。
今日リビングに配置されたばかりの、どこかの酒場のものとそっくりな椅子に座っている彼は、愛らしいもこもこの入った袋を撫でる優しい手付きとは真逆の、お片付けのプロのような冷静過ぎる視線を吞気な金髪へ送っていた。
ルークは一人掛けではない大きなソファに仰向けに寝転がり、顔を少しだけ傾け、切れ長の美しい瞳で窓を――クマの形の窓を見ている。
◇
現在彼らは『すまん……こんなものしか無かった……。これで、白いのにぴったりの可愛い財布を買ってやってくれ……』と苦し気な表情で質素な巾着と大金を渡してきたマスターに見送られ、街へお買い物に来ていた。
木漏れ日の落ちる賑やかな商店街を、美しい容姿の彼らがゆったりと進む。
クライヴが抱えている――芸術的に『ク』と書かれた――緑色の袋から、愛らしいもこもこの美しい歌声が聞こえてくる。
「――クマちゃーん――」
幼く愛らしい声が歌う。
『――クマちゃんのふくろ、暗ーい――』と。
天才シンガーソングライターの歌詞に不満のあるリオが、「いやクマちゃん暗いなら顔出せばいいじゃん」とかすれた野次を飛ばす。
しかし、もこもこの熱狂的なファンしかいない場所での野次は危険だ。
かすれ声はスッと身を潜めた。
「――クマちゃーん――」
『――クマちゃんふくろ、出たーい――』キュオーキュオーと袋の暗さを嘆く涙混じりの歌声が高く響き渡り、愛らしさと切なさが聴衆の胸を締め付ける。袋の口からは、肉球が出たり引っ込んだりしていた。「出ればいいじゃん! クマちゃん自分で入ったんでしょ」袋の外に現れた悪魔が、言葉の鎌を振り回す。
「――クマちゃーん――」
『――クマちゃん部屋も、暗ーい――』もこもこしたシンガーは自身の境遇をしっとりと歌い上げる。「自分のせいでしょ」悪魔はまだ鎌を振り回している。
「――クマちゃーん――」
『――ルークちゃん、暗くても、仲良し――』愛らしい歌声が、暗闇で見つけた光を歌う。キュッと響く高い音が、シンガーの幸せな心を表現していた。
明るくなった歌声に合わせ、もこもこ袋が光る。
「――クマちゃーん――」
『――リオちゃんひとりぼっち――』光りはすぐにおさまり、愛らしく切ない歌声が高く高く、空へと響く。
袋の外に少しはみ出た肉球が、リオの孤独を皆に伝える。「嫌な事いうのやめて欲しいんだけど!」悪魔が愛らしいシンガーの入った袋をカッと睨みつけた。
そして小さく繰り返される、
「――クマちゃーん――」『――リオちゃんひとりぼっち――』
「――クマちゃーん――」
『――ルークのベッド、ぽかぽか――』幸せそうな歌声が甘く周囲に広がった。
キュオー、キュオー、という愛らしい間奏を挟み、一分間を超える大曲が、エンディングへと向かう。
「――クマちゃーん――」曲は遂に終わりを迎え、愛らしい歌声が、切なくも美しい、最高のラストを飾った。
『――リオちゃんのベッド、びしゃびしゃ――』と。
「やったのクマちゃんでしょ!」
超大作『寝にくいベッドの歌』に早速クレームが入っている。
荒ぶるクレーマーは「それだと俺が漏らしたみたいに思われるじゃん!!」と怒り狂い、シンガーソングライターの一番のファンである魔王のような男から「うるせぇな」と静かに曲の余韻に浸るよう注意されていた。
素晴らし過ぎる歌声に、周囲で耳を澄ませていた街の人間達も涙を浮かべ、「私、こんなに感動する歌初めて……」「可愛すぎる……」「歌手は袋から出てこないみたいだね」「出たいけど出たくない、出たくないけど出たい、そして袋が暗い……ってことか……複雑だな……」「びしゃびしゃ……?」「まさか……」「リオちゃん……?」と大きな拍手を贈っている。
曲について感想を伝え合う仲間達が「すげぇな」「キュオーという高い歌声が特に切なくて、少しだけ泣いてしまったよ」「……素……しい」と感動で震え、「いや、可愛いけど歌詞に問題あるでしょ」と一人のクレーマーがクレーマー仲間を増やそうとしている。
こうして彼らの『クマちゃんに似合う一番可愛い財布を探すお出掛け』は、明るく賑やかに始まった。
45
お気に入りに追加
1,216
あなたにおすすめの小説
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
女子力の高い僕は異世界でお菓子屋さんになりました
初昔 茶ノ介
ファンタジー
昔から低身長、童顔、お料理上手、家がお菓子屋さん、etc.と女子力満載の高校2年の冬樹 幸(ふゆき ゆき)は男子なのに周りからのヒロインのような扱いに日々悩んでいた。
ある日、学校の帰りに道に悩んでいるおばあさんを助けると、そのおばあさんはただのおばあさんではなく女神様だった。
冗談半分で言ったことを叶えると言い出し、目が覚めた先は見覚えのない森の中で…。
のんびり書いていきたいと思います。
よければ感想等お願いします。
記憶喪失の転生幼女、ギルドで保護されたら最強冒険者に溺愛される
マー子
ファンタジー
ある日魔の森で異常が見られ、調査に来ていた冒険者ルーク。
そこで木の影で眠る幼女を見つけた。
自分の名前しか記憶がなく、両親やこの国の事も知らないというアイリは、冒険者ギルドで保護されることに。
実はある事情で記憶を失って転生した幼女だけど、異世界で最強冒険者に溺愛されて、第二の人生楽しんでいきます。
・初のファンタジー物です
・ある程度内容纏まってからの更新になる為、進みは遅めになると思います
・長編予定ですが、最後まで気力が持たない場合は短編になるかもしれません⋯
どうか温かく見守ってください♪
☆感謝☆
HOTランキング1位になりました。偏にご覧下さる皆様のお陰です。この場を借りて、感謝の気持ちを⋯
そしてなんと、人気ランキングの方にもちゃっかり載っておりました。
本当にありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる