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第85話 クマちゃんとお風呂
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温かなお湯で良い香りの泡を流され、ほっそりとしたクマちゃんは、リオと彼に洗われているゴリラちゃんを見つめ、考えていた。
うむ。ちゃんと泡立っている。
しかし、あの泡はあまりもこもこしていない。
あれならクマちゃんが泡立てたほうが上手なのではないだろうか。
気になるとそのことばかりを考えてしまう、しつこい猫のようなところがあるクマちゃんは、誰かを泡でもこもこ洗ってみたくなった。
丁度そちらを見ていたクマちゃんは視線の先の、光るお花のシャワーから降り注ぐ湯で濡れているが、まだ泡々していない金髪に目を付ける。
ルークの脚の上に座っていたほっそりクマちゃんが、スッと立ち上がった。
濡れている白いタイルの上を、ピチャ――ピチャ――と、リオへ忍び寄ったクマちゃんが、濡れてしっとりとした肉球でぐいぐいと彼を押す。
「え。肉球? 何? 何で押すの? どういう意味? 退けろってこと?」
リオがかすれた声でもこもこに尋ねるが、考えごとをしているクマちゃんに、彼の声は届かない。
「…………」
それを見ていたルークはクマちゃん専用高級石鹼を持ったまま、リオを横からぐいぐいしている可愛いもこもこへ近付き、筋肉質な長い腕でスッと、濡れている温かいもこもこをタイルの上から攫う。
そして、もこもこを抱えたままのルークがリオの背後に立ち、クマちゃんを目の前に座る金髪と同じくらいの位置に調整し、支えた。
「なになになになに! 何か頭の後ろでふんふんしてて怖いんだけど」
振り返ろうとするリオに森の魔王のような男が殺気を飛ばし、それを阻止する。
ルークがクマちゃんの濡れた肉球へ高級石鹼を渡す。
受け取ったそれを、ほっそりしたクマちゃんが、金髪へ擦り付ける。
「マジで何やってんのクマちゃん!」
驚いたリオがクマちゃんに呼びかけるが、集中したもこもこには届かず、そのまま作業を続けている。
石鹼をルークへ返したクマちゃんが、リオの頭を肉球が付いたビショビショの手でワシャワシャとかき回し始めた。
「いやいやいやクマちゃん頭爪ささって……あ、肉球……いや爪が……。もしかして髪洗ってくれてんの?」
クマちゃんに、頭に爪が刺さっていることを伝えようとしたリオは、しかし肉球が頭にぶつかる不思議な感触のせいではっきりと苦情を言えないまま、可愛いもこもこの目的に気が付く。
「おや。クマちゃんに頭を洗ってもらっているのかい? 良かったねリオ」
人間のすることなら何にでも首を突っ込む猫のようなところがあるクマちゃんの可愛い行動を微笑ましく眺め、ウィルがフッと笑う。
リオの「爪が……」という言葉は聞き流した。
可愛いもこもこの爪の先は丸い。刺さっても傷はつかないはずだ。
クライヴは可愛いクマちゃんをじっと見つめ、頷く。
彼はもこもこの優しい行動に深く感じ入っている。
「……肉球……いや爪が……」
猫に頭を引っ搔き回されているような、ドキドキと幸せの狭間で揺れるリオ。
理容師クマちゃんの肉球洗髪は、もこもこが納得するまで続いた。
体と頭を無事洗い終えた四人と一匹とゴリラちゃんは、現在温泉に浸かっている。
「このおもちゃ全部浮かべちゃっていいんだよね?」
袋から出し、露天風呂の周りに置いていたクマちゃんのお風呂用おもちゃ――お魚さんとアヒルさん――を次々にお湯へ浮かべるリオ。
びしょびしょのぬいぐるみ、重くなったゴリラちゃんはリオが片腕で抱えている。
ルークに抱かれ温泉に浸かっていた可愛いもこもこが頷き、目の前のぷかぷか浮かぶアヒルさんに手を伸ばす。
ふんふんと興奮したようすのクマちゃんが、アヒルさんの体の下に付いているネジを回した。
リオの目の前を本物のアヒルが横切る。
「え、なにこれ」
驚いたリオがそのアヒルへ手を伸ばすと、硬いくちばしで、ガガガッとつつかれた。
――おさわり厳禁らしい。
「痛いんだけど! ――え、なにこれ」
アヒルにそっくり過ぎるおもちゃにつつかれたリオが、疑問の声を上げる。
「アヒルだろ」
ルークがまだネジの巻かれていないアヒルの方へ、筋肉質でスラッとした腕を伸ばし、それを可愛いもこもこへ渡しながら答えた。
ふんふんと鼻を鳴らしている可愛いクマちゃんが、ネジを巻き、本物っぽいアヒルを量産している。
「とても可愛いね。アヒルをこんなに近くで見たのは初めてだよ」
美しいものや可愛いものが好きなウィルが、目の前を横切る真っ白なアヒルを見て透き通った声で言う。
クライヴは可愛いアヒルをチラと見たあと、水に濡れた猫の手のような、クマちゃんの可愛いそれが、アヒルのおもちゃのネジを肉球が付いた手でキュッと巻いているところを、じっと見つめていた。
――濡れてもこもこが抑えられた手も、変わらず愛らしい。
「いやアヒルだけど……つーかこれ本物じゃね?」
本物にしか見えないアヒルへもう一度手を伸ばしたリオは、やはりガガガッとつつかれている。
――おさわりは厳禁らしい。
「いやまじで痛いんだけど! 攻撃力高すぎでしょこのアヒル」
本物かどうかふれて確かめたかったリオだが、見た目は可愛い無害そうなアヒルは、ふれようとする瞬間、目が吊り上がる。
可愛いが攻撃力の高いアヒルの横を、スイと、美しい虹色の魚が泳いでゆく。
「そちらの魚はとても美しいね。――景色も素晴らしいし、世界で一番素敵な温泉だと思うよ」
ウィルは光るお花のシャワーや、うっすらと青く光る温泉、入り口の隙間から見える湖のことを考え、それらの素晴らしさを優しい声でクマちゃんに伝えた。
――少し攻撃的なアヒルの事にはふれなかった。
「いや俺めっちゃつつかれてんだけど! 素敵な温泉で痛い目にあってんだけど!」
アヒルにさわるのを諦めたリオに、今度はアヒルが近付き、彼の腕をガガガッとつついている。
二度もさわろうとしたのが駄目だったらしい。
「無理にさわろうとすっからだろ」
ルークがリオへ雑に言葉を返す。
森の魔王様のような男は普段は無口だが、愛しのクマちゃんへの苦情は許さない。
クマちゃんを抱いていないほうの手で濡れた前髪をかき上げ後ろへ流すと、切れ長の美しい目をスッとリオへ向けた。
彼が少しだけ目を細めたのは目に水が入ったからだったが、整い過ぎた貌でそれをされると、とても恐ろしい。
何も口には出さずとも『余計なこと言ったら殺すぞ』と言われているような気になる。
――当然彼はそんな怖いことを考えてはいない。目を細めると迫力が増すせいでそう見えるだけだ。
「えぇ……」
無駄に怖い男の視線に肯定的ではない声を出したリオだったが、アヒルの攻撃は止まった。
おしおきは終わったらしい。
優雅に泳ぐ虹色の魚が水中から飛び出し、弧を描いてまた水中へ戻る。
魚が通った軌跡には、小さな虹がかかっていた。
「素晴らしいね。このままずっと温泉に浸かっていたくなるよ」
ウィルはクマちゃんが改造したお魚のおもちゃがとても気に入ったようだ。
――しばらく温泉から出ないつもりらしい。
少し離れた場所から、痛いと叫ぶ冒険者の声が聞こえたが、クライヴが氷をぶつけると静かになった。
「クマの使う魔法はとても愛らしいな。悪くない。――後で良いものをやろう」
水を吸い体の重いゴリラちゃんが、珍しくクマちゃんを褒める。
彼も可愛い物が好きなようだ。
何も持ってなさそうなゴリラちゃんは後で何かをクマちゃんにくれるらしい。
お友達に褒められたクマちゃんは、とても喜んでいるようだ。
興奮したほっそりクマちゃんが、ふんふんと小さな黒い濡れた鼻を鳴らしながら、自分を抱えるルークの手を掴まえ、齧っている。
貰えるものは何でも貰う、物欲の強いクマちゃんは考えていた。
ゴリラちゃんがクマちゃんに何かをくれるらしい。
良いものとは何だろうか。
――甘い物かもしれない。
もしそうだったら、皆で食べよう。
とても楽しみである。
うむ。ちゃんと泡立っている。
しかし、あの泡はあまりもこもこしていない。
あれならクマちゃんが泡立てたほうが上手なのではないだろうか。
気になるとそのことばかりを考えてしまう、しつこい猫のようなところがあるクマちゃんは、誰かを泡でもこもこ洗ってみたくなった。
丁度そちらを見ていたクマちゃんは視線の先の、光るお花のシャワーから降り注ぐ湯で濡れているが、まだ泡々していない金髪に目を付ける。
ルークの脚の上に座っていたほっそりクマちゃんが、スッと立ち上がった。
濡れている白いタイルの上を、ピチャ――ピチャ――と、リオへ忍び寄ったクマちゃんが、濡れてしっとりとした肉球でぐいぐいと彼を押す。
「え。肉球? 何? 何で押すの? どういう意味? 退けろってこと?」
リオがかすれた声でもこもこに尋ねるが、考えごとをしているクマちゃんに、彼の声は届かない。
「…………」
それを見ていたルークはクマちゃん専用高級石鹼を持ったまま、リオを横からぐいぐいしている可愛いもこもこへ近付き、筋肉質な長い腕でスッと、濡れている温かいもこもこをタイルの上から攫う。
そして、もこもこを抱えたままのルークがリオの背後に立ち、クマちゃんを目の前に座る金髪と同じくらいの位置に調整し、支えた。
「なになになになに! 何か頭の後ろでふんふんしてて怖いんだけど」
振り返ろうとするリオに森の魔王のような男が殺気を飛ばし、それを阻止する。
ルークがクマちゃんの濡れた肉球へ高級石鹼を渡す。
受け取ったそれを、ほっそりしたクマちゃんが、金髪へ擦り付ける。
「マジで何やってんのクマちゃん!」
驚いたリオがクマちゃんに呼びかけるが、集中したもこもこには届かず、そのまま作業を続けている。
石鹼をルークへ返したクマちゃんが、リオの頭を肉球が付いたビショビショの手でワシャワシャとかき回し始めた。
「いやいやいやクマちゃん頭爪ささって……あ、肉球……いや爪が……。もしかして髪洗ってくれてんの?」
クマちゃんに、頭に爪が刺さっていることを伝えようとしたリオは、しかし肉球が頭にぶつかる不思議な感触のせいではっきりと苦情を言えないまま、可愛いもこもこの目的に気が付く。
「おや。クマちゃんに頭を洗ってもらっているのかい? 良かったねリオ」
人間のすることなら何にでも首を突っ込む猫のようなところがあるクマちゃんの可愛い行動を微笑ましく眺め、ウィルがフッと笑う。
リオの「爪が……」という言葉は聞き流した。
可愛いもこもこの爪の先は丸い。刺さっても傷はつかないはずだ。
クライヴは可愛いクマちゃんをじっと見つめ、頷く。
彼はもこもこの優しい行動に深く感じ入っている。
「……肉球……いや爪が……」
猫に頭を引っ搔き回されているような、ドキドキと幸せの狭間で揺れるリオ。
理容師クマちゃんの肉球洗髪は、もこもこが納得するまで続いた。
体と頭を無事洗い終えた四人と一匹とゴリラちゃんは、現在温泉に浸かっている。
「このおもちゃ全部浮かべちゃっていいんだよね?」
袋から出し、露天風呂の周りに置いていたクマちゃんのお風呂用おもちゃ――お魚さんとアヒルさん――を次々にお湯へ浮かべるリオ。
びしょびしょのぬいぐるみ、重くなったゴリラちゃんはリオが片腕で抱えている。
ルークに抱かれ温泉に浸かっていた可愛いもこもこが頷き、目の前のぷかぷか浮かぶアヒルさんに手を伸ばす。
ふんふんと興奮したようすのクマちゃんが、アヒルさんの体の下に付いているネジを回した。
リオの目の前を本物のアヒルが横切る。
「え、なにこれ」
驚いたリオがそのアヒルへ手を伸ばすと、硬いくちばしで、ガガガッとつつかれた。
――おさわり厳禁らしい。
「痛いんだけど! ――え、なにこれ」
アヒルにそっくり過ぎるおもちゃにつつかれたリオが、疑問の声を上げる。
「アヒルだろ」
ルークがまだネジの巻かれていないアヒルの方へ、筋肉質でスラッとした腕を伸ばし、それを可愛いもこもこへ渡しながら答えた。
ふんふんと鼻を鳴らしている可愛いクマちゃんが、ネジを巻き、本物っぽいアヒルを量産している。
「とても可愛いね。アヒルをこんなに近くで見たのは初めてだよ」
美しいものや可愛いものが好きなウィルが、目の前を横切る真っ白なアヒルを見て透き通った声で言う。
クライヴは可愛いアヒルをチラと見たあと、水に濡れた猫の手のような、クマちゃんの可愛いそれが、アヒルのおもちゃのネジを肉球が付いた手でキュッと巻いているところを、じっと見つめていた。
――濡れてもこもこが抑えられた手も、変わらず愛らしい。
「いやアヒルだけど……つーかこれ本物じゃね?」
本物にしか見えないアヒルへもう一度手を伸ばしたリオは、やはりガガガッとつつかれている。
――おさわりは厳禁らしい。
「いやまじで痛いんだけど! 攻撃力高すぎでしょこのアヒル」
本物かどうかふれて確かめたかったリオだが、見た目は可愛い無害そうなアヒルは、ふれようとする瞬間、目が吊り上がる。
可愛いが攻撃力の高いアヒルの横を、スイと、美しい虹色の魚が泳いでゆく。
「そちらの魚はとても美しいね。――景色も素晴らしいし、世界で一番素敵な温泉だと思うよ」
ウィルは光るお花のシャワーや、うっすらと青く光る温泉、入り口の隙間から見える湖のことを考え、それらの素晴らしさを優しい声でクマちゃんに伝えた。
――少し攻撃的なアヒルの事にはふれなかった。
「いや俺めっちゃつつかれてんだけど! 素敵な温泉で痛い目にあってんだけど!」
アヒルにさわるのを諦めたリオに、今度はアヒルが近付き、彼の腕をガガガッとつついている。
二度もさわろうとしたのが駄目だったらしい。
「無理にさわろうとすっからだろ」
ルークがリオへ雑に言葉を返す。
森の魔王様のような男は普段は無口だが、愛しのクマちゃんへの苦情は許さない。
クマちゃんを抱いていないほうの手で濡れた前髪をかき上げ後ろへ流すと、切れ長の美しい目をスッとリオへ向けた。
彼が少しだけ目を細めたのは目に水が入ったからだったが、整い過ぎた貌でそれをされると、とても恐ろしい。
何も口には出さずとも『余計なこと言ったら殺すぞ』と言われているような気になる。
――当然彼はそんな怖いことを考えてはいない。目を細めると迫力が増すせいでそう見えるだけだ。
「えぇ……」
無駄に怖い男の視線に肯定的ではない声を出したリオだったが、アヒルの攻撃は止まった。
おしおきは終わったらしい。
優雅に泳ぐ虹色の魚が水中から飛び出し、弧を描いてまた水中へ戻る。
魚が通った軌跡には、小さな虹がかかっていた。
「素晴らしいね。このままずっと温泉に浸かっていたくなるよ」
ウィルはクマちゃんが改造したお魚のおもちゃがとても気に入ったようだ。
――しばらく温泉から出ないつもりらしい。
少し離れた場所から、痛いと叫ぶ冒険者の声が聞こえたが、クライヴが氷をぶつけると静かになった。
「クマの使う魔法はとても愛らしいな。悪くない。――後で良いものをやろう」
水を吸い体の重いゴリラちゃんが、珍しくクマちゃんを褒める。
彼も可愛い物が好きなようだ。
何も持ってなさそうなゴリラちゃんは後で何かをクマちゃんにくれるらしい。
お友達に褒められたクマちゃんは、とても喜んでいるようだ。
興奮したほっそりクマちゃんが、ふんふんと小さな黒い濡れた鼻を鳴らしながら、自分を抱えるルークの手を掴まえ、齧っている。
貰えるものは何でも貰う、物欲の強いクマちゃんは考えていた。
ゴリラちゃんがクマちゃんに何かをくれるらしい。
良いものとは何だろうか。
――甘い物かもしれない。
もしそうだったら、皆で食べよう。
とても楽しみである。
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