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第7章
3話~探索再開~
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スキルを確認したあと、ログアウトし、仕事をこなした翌日。早速ログインしてからパーティメンバーを確認する。ゴロウらは俺と同じ時間で上がったからもうすぐログインしてくるだろう。メイは既にログインしていた。本人に確認すると、「たった今ログインしたばかりです~」と。ウィーさんは…まだか。とにかく、もう少し待っていようか。
「耀一~、少しお話しがあるんですけど良いですか~?」
ん?なんだろう?とにかく聞いてみようか。
「良いけど、どうした?」
「いえ~、耀一と私はそろそろ三次職になれると思うんですけど~、どうしますか~?」
「ああ、職業スキル配分?俺は全属性と鍜冶系統をとるかな。てか、まだ二次職にもなってないぞ?一旦二次職になる方が良いんじゃないか?」
「そうですね~、一旦二次職にしてからにしますか~」
「ああ、そうしようか。お、ゴロウ達がログインしてきたな。ゴロウ、大丈夫か?」
大丈夫か?というのはちょっと職場であったことについてだ。
「ああ、大丈夫だ。あれはちょっとイラッと来たがな」
「そうよ、あれは無いわよ!」
「あのクレームは酷かった。私は中だったけど、あの声中にも響き渡ってたもん」
そ、そうだったのか。俺は丁度客席の片づけやってたから中にも響いていたことは知らなかった。中の人は災難だったかもしれない。自分達が作った物が「不味い」だとか言われてなんとも思わない人はいないだろう。いくら飲食店だとはいえ、だ。それでもあれは度が過ぎていた。あー、思い出しただけでイライラしてくる。
「それはなんとも酷いですね~、私だったら立ち上がれなくなるまで痛めつけていそうです~」
いや、恐ろしいことをさらっと言わないでくれ。想像しちまったから。メイならやりかねないんだよな、前例があるし…な。ゲームの中とはいえあそこまでやるとは…
とにかくこの話は忘れよう。ウィーさんは…まだか。うーん、じゃあ雑談でもしてるか。
「リアルの話続きになるけどさ、メイは何の仕事をしてるんだ?こっちは四人とも飲食店で働いてるんだが」
「私ですか~?そうですね~、病院関係者、といったところですね~」
ほー。それは以外だったな。でも、病院関係者と言っていたのが気になる。いやこれ以上は聞かない方が身のためかな?
「へぇ。なんか、以外だな。もっと別の…スーパーとかで働いてそうな感じがあったんだが」
「耀一~?それはどういう意味ですか~?」
「あ、いや、病人じゃなくて買い物客を相手にしてそうなイメージがあったからさ?それでだよ」
「耀一、踏んだな」
「踏んだわね」
「二人ともー、少しはフォロー入れてあげようよ?でも、今回はフォローのしようがないかな?」
「いや、待ってくれ、俺はそんなこと考えもしなかったぞ!あああ、待ってくれ、俺は、俺は無実なんだー!」
「何で無実?」
「さあな」
あの後、なぜかメイの地雷?を踏んでしまい物理的にボコボコにされた。「無実」云々のゴロウとカナの答えはネタ的には良い答えだったんだが…少しは助けてほしかった…
とにかく俺がメイに物理的にボコボコにされている間にウィーさんが来たので(来た瞬間、俺がボコられているのを見てしまいかなり驚かせてしまったことに加え誤解を受けそうになったことだけは言っておく。じゃないと理不尽極まりない!)先に進むことにした。
例のモンスターハウスを出て進むこと数分。ドラゴンがいたので戦闘開始。先手はやはりドラゴン側に取られるのだが向こうも視認してから攻撃をしてくるのでなんとか対処出来た。正直、もう少しでゴロウがワンキルされるところだったけど。
普通に戦闘が出来れば比較的簡単に倒せる。しょっぱなからモンスターハウスで何十体を相手にしたことを考えれば楽なもんだ。実際、襲ってきたドラゴン七体はものの五分ほどで倒せた。まぁ、まだまだ浅いところだから弱いのは当たり前なんだけど。
「よし、終わったね!」
最後の一体に止めをさしたウィーさんがそう言いながら使用した短剣を鞘に納めている。
「まだまだ行けそうだな。耀一、このまま進むか?」
「いや、無理はしないように一回戦ったら休むようにしよう。今回は本格的に攻略する訳じゃないしな」
この俺の一言で、休むことになった。休憩が終わったら探索再開だな。
「耀一~、少しお話しがあるんですけど良いですか~?」
ん?なんだろう?とにかく聞いてみようか。
「良いけど、どうした?」
「いえ~、耀一と私はそろそろ三次職になれると思うんですけど~、どうしますか~?」
「ああ、職業スキル配分?俺は全属性と鍜冶系統をとるかな。てか、まだ二次職にもなってないぞ?一旦二次職になる方が良いんじゃないか?」
「そうですね~、一旦二次職にしてからにしますか~」
「ああ、そうしようか。お、ゴロウ達がログインしてきたな。ゴロウ、大丈夫か?」
大丈夫か?というのはちょっと職場であったことについてだ。
「ああ、大丈夫だ。あれはちょっとイラッと来たがな」
「そうよ、あれは無いわよ!」
「あのクレームは酷かった。私は中だったけど、あの声中にも響き渡ってたもん」
そ、そうだったのか。俺は丁度客席の片づけやってたから中にも響いていたことは知らなかった。中の人は災難だったかもしれない。自分達が作った物が「不味い」だとか言われてなんとも思わない人はいないだろう。いくら飲食店だとはいえ、だ。それでもあれは度が過ぎていた。あー、思い出しただけでイライラしてくる。
「それはなんとも酷いですね~、私だったら立ち上がれなくなるまで痛めつけていそうです~」
いや、恐ろしいことをさらっと言わないでくれ。想像しちまったから。メイならやりかねないんだよな、前例があるし…な。ゲームの中とはいえあそこまでやるとは…
とにかくこの話は忘れよう。ウィーさんは…まだか。うーん、じゃあ雑談でもしてるか。
「リアルの話続きになるけどさ、メイは何の仕事をしてるんだ?こっちは四人とも飲食店で働いてるんだが」
「私ですか~?そうですね~、病院関係者、といったところですね~」
ほー。それは以外だったな。でも、病院関係者と言っていたのが気になる。いやこれ以上は聞かない方が身のためかな?
「へぇ。なんか、以外だな。もっと別の…スーパーとかで働いてそうな感じがあったんだが」
「耀一~?それはどういう意味ですか~?」
「あ、いや、病人じゃなくて買い物客を相手にしてそうなイメージがあったからさ?それでだよ」
「耀一、踏んだな」
「踏んだわね」
「二人ともー、少しはフォロー入れてあげようよ?でも、今回はフォローのしようがないかな?」
「いや、待ってくれ、俺はそんなこと考えもしなかったぞ!あああ、待ってくれ、俺は、俺は無実なんだー!」
「何で無実?」
「さあな」
あの後、なぜかメイの地雷?を踏んでしまい物理的にボコボコにされた。「無実」云々のゴロウとカナの答えはネタ的には良い答えだったんだが…少しは助けてほしかった…
とにかく俺がメイに物理的にボコボコにされている間にウィーさんが来たので(来た瞬間、俺がボコられているのを見てしまいかなり驚かせてしまったことに加え誤解を受けそうになったことだけは言っておく。じゃないと理不尽極まりない!)先に進むことにした。
例のモンスターハウスを出て進むこと数分。ドラゴンがいたので戦闘開始。先手はやはりドラゴン側に取られるのだが向こうも視認してから攻撃をしてくるのでなんとか対処出来た。正直、もう少しでゴロウがワンキルされるところだったけど。
普通に戦闘が出来れば比較的簡単に倒せる。しょっぱなからモンスターハウスで何十体を相手にしたことを考えれば楽なもんだ。実際、襲ってきたドラゴン七体はものの五分ほどで倒せた。まぁ、まだまだ浅いところだから弱いのは当たり前なんだけど。
「よし、終わったね!」
最後の一体に止めをさしたウィーさんがそう言いながら使用した短剣を鞘に納めている。
「まだまだ行けそうだな。耀一、このまま進むか?」
「いや、無理はしないように一回戦ったら休むようにしよう。今回は本格的に攻略する訳じゃないしな」
この俺の一言で、休むことになった。休憩が終わったら探索再開だな。
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