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悪役令嬢VSヒロイン
通じる想い
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「……さて、俺は外で伸びてる同僚たちを移送する仕事が残っているので、隊長はホワイトリー嬢を送ってあげてくださいね。別の馬車を用意してありますから。あ、ホワイトリー嬢。うちの隊長はヘタレ紳士なので、どうぞ安心してエスコートされてやってください」
「ニコル!」
「あはは! では、お気をつけて」
上官を上官とも思わない発言を飛ばし、ニコルさんは風のように去っていった。
かなりの大物だ、あの人は。
一方、部下にヘタレ紳士の烙印を押されたカーライル様は、大層バツ悪そうな顔をしつつも、私に手を差し出してくれた。
その手を借りて立ち上がろうとしたのだが……うまく足に力が入らず滑り、「ひゃっ」と間抜けな悲鳴を上げて尻もちをつきそうになった。
カーライル様が支えてくれたので転倒は回避できたが、生まれたての小鹿みたいに足がブルブル震えていて、まともに歩けそうにない。
「あれ、なんで……」
「……緊張状態から解放された反動、俗に言う腰が抜けた状態だな。自覚はなくても心身に負荷がかかっていたんだろう。無理に動かない方がいい」
カーライル様は冷静に分析し、私をひょいと抱き上げて歩き出した。
ちょ、これ、お姫様抱っこ!
ドレス込みの体重を苦なく支える筋肉質な腕とか、服越しでも分かる分厚い胸板とか、至近距離で見下ろす端正な顔とか、そんなものを逐一意識するたびキャパオーバーしそうになり、人生初のお姫様抱っこは卒倒するかしないかのせめぎ合いだった。
自力で歩けないから仕方ないことだけど、心の準備が欲しかった!
どうにかして気を逸らそうと外の景色に目をやると、そこは王都の中とは思えないほど木々が生い茂るところだった。
「……雑木林?」
「ああ。今日来るはずだった緑地公園の雑木林だ。この季節は狩猟のため解放されているとはいえ、大きな催し物がある日は立ち入り禁止になるし、ここは滅多に人の入り込まない奥の奥。フロリアンがあの女の脱走にいち早く気づき、誘拐事件が起きる前から居場所を探し出していてくれたから、ここにたどり着けたようなものだ」
クラリッサは殿下御用達の監視付きで領地に缶詰めにされていて、邪眼を利用して抜け出してきたと言っていたが、その効力も長続きしなかったのかすぐに露見したようだ。
殿下のおかげで助かったというべきか、殿下のせいで危機に陥ったというべきか……一応前者ということにしておく。
それから馬車に乗せられて座席に降ろされ、体が離れたのにほっとしたのも束の間、続いて乗り込んだカーライル様の膝の上に乗せられた。
馬車の天井が高いおかげで頭を打つ心配はないけど、これはさすがにおかしい。
「え、ちょ、なんでこの位置なんです!?」
「雑木林は悪路だから、俺が支えている方が安全だ。揺れると体に負担がかかるし、頭をぶつけるかもしれない」
しれっと言い放つカーライル様だが、こちらと目を合わさないところが怪しい。
ジットリと睨んでも無視され、そうこうしているうちに馬車が動き出し、スピードが上がるたびにガタガタ車体が揺れるので、必然的にカーライル様にしがみつく形になる。
「ほらな、言った通りだろう?」
手を肩に軽く添えているだけなのにしっかり私をホールドしているカーライル様は、いたずらっぽく笑った。
レア度高そうな表情に一瞬見とれ……でも、簡単にほだされるのも癪なので、体を預けたままそっぽを向いた。
抗議をしないのは揺れのせいで舌を噛みそうだから、ではなく、この腕の中にいるとどうしようもなく幸せだからだ。暴れ出したいほど恥ずかしいのに、何故か同じくらい安心して依存したくなる。
それに、密着した部分から聞こえる早鐘とか、少し汗ばんでいる手とか、平静を装った見た目よりもずっと緊張しているのが感じられ、失礼ながら可愛いと思ってしまった。
――私は、この人が好き。
ずっと漠然とした好意はあったし、異性として意識しているという認識はあったが、今は迷いなくはっきりとそう言える。
いつどこで恋が芽生えたのか分からないし、いわゆる吊り橋効果とかいうものかもしれない。
だが、恋はするものではなく落ちるもの、という使い古された文句は実に言い得て妙だ。
カーライル様と会うたびに、恋のときめきよりもザマァに怯える動悸に振り回されっぱなしだった。でも、それだけずっと彼のことを意識していたということであり、知らないうちに恋に変わったとしても不思議はない。
「……私、あなたのことが好きです」
意識せずするりと口を突いて出てきた告白の言葉に自分でも驚いたが、突然そんなことを言われたカーライル様の動揺も著しく、顔を赤くしながら「え、う、あ、ええ?」と意味のなさない声を上げながらオロオロとする。
ちょっと意趣返しできたことに優越感……なんて思いながらその様子を眺めていたが、不意に真顔になったかと思うと私の頬に手を当てる。
あれ、これってもしや――思わぬ急展開に腰を引こうとしたが、膝の上にいる状態で逃げられるわけもなく、そのままカーライル様に唇を奪われた。
それに驚く間もなくガタンと衝撃がきて再び揺れ、否応なしにしがみつくしかなく、なんだかすごい絵になってることは間違いない。
舌を噛まないようにという処置だったのかもしれないが、だからってなんでキスなんだ! お姫様抱っこより入念な心の準備が必要だというのに!
ややあって唇が離れ、羞恥と怒りでプルプル震えながらカーライル様を睨むが、切なさと色気の混じり合った表情に破壊力がありすぎて、言おうとした文句が片っ端から崩壊していく。これが惚れた弱みというものだろうか。
「プリエラ……」
惚けた瞳で見つめられ、そろりと指で下唇をなぞられる。
なんだか屈したら負けな気がしたが、官能的なキスの催促に抗い切れず、まぶたを下ろして恭順を示すと、再び唇を塞がれた。何度も角度を変えて重ねられ、その合間にうわ言のようにプリエラと繰り返しささやかれる。
いつの間にか“ホワイトリー嬢”ではなく“プリエラ”と呼ばれているのはいいとして……ファーストキスからの流れで、さっそく舌を入れてくるというのはどういう了見だ!?
なんかこう、このまま情事に突入しそうな感じの深さなんですが!
初心者に何してくれてるんだ! てか、ヘタレ紳士って真っ赤な嘘じゃないですか、ニコルさん!
ああもう、いろいろいっぱいいっぱいだし、息継ぎをどこでしていいやら分からないし、目の前がグルグルして――あ、これ、この間と同じパターンだ。
「きゅう……」
「プリエラ!?」
焦ったカーライル様の叫びを最後に、私はあっけなく意識を手放した。
「ニコル!」
「あはは! では、お気をつけて」
上官を上官とも思わない発言を飛ばし、ニコルさんは風のように去っていった。
かなりの大物だ、あの人は。
一方、部下にヘタレ紳士の烙印を押されたカーライル様は、大層バツ悪そうな顔をしつつも、私に手を差し出してくれた。
その手を借りて立ち上がろうとしたのだが……うまく足に力が入らず滑り、「ひゃっ」と間抜けな悲鳴を上げて尻もちをつきそうになった。
カーライル様が支えてくれたので転倒は回避できたが、生まれたての小鹿みたいに足がブルブル震えていて、まともに歩けそうにない。
「あれ、なんで……」
「……緊張状態から解放された反動、俗に言う腰が抜けた状態だな。自覚はなくても心身に負荷がかかっていたんだろう。無理に動かない方がいい」
カーライル様は冷静に分析し、私をひょいと抱き上げて歩き出した。
ちょ、これ、お姫様抱っこ!
ドレス込みの体重を苦なく支える筋肉質な腕とか、服越しでも分かる分厚い胸板とか、至近距離で見下ろす端正な顔とか、そんなものを逐一意識するたびキャパオーバーしそうになり、人生初のお姫様抱っこは卒倒するかしないかのせめぎ合いだった。
自力で歩けないから仕方ないことだけど、心の準備が欲しかった!
どうにかして気を逸らそうと外の景色に目をやると、そこは王都の中とは思えないほど木々が生い茂るところだった。
「……雑木林?」
「ああ。今日来るはずだった緑地公園の雑木林だ。この季節は狩猟のため解放されているとはいえ、大きな催し物がある日は立ち入り禁止になるし、ここは滅多に人の入り込まない奥の奥。フロリアンがあの女の脱走にいち早く気づき、誘拐事件が起きる前から居場所を探し出していてくれたから、ここにたどり着けたようなものだ」
クラリッサは殿下御用達の監視付きで領地に缶詰めにされていて、邪眼を利用して抜け出してきたと言っていたが、その効力も長続きしなかったのかすぐに露見したようだ。
殿下のおかげで助かったというべきか、殿下のせいで危機に陥ったというべきか……一応前者ということにしておく。
それから馬車に乗せられて座席に降ろされ、体が離れたのにほっとしたのも束の間、続いて乗り込んだカーライル様の膝の上に乗せられた。
馬車の天井が高いおかげで頭を打つ心配はないけど、これはさすがにおかしい。
「え、ちょ、なんでこの位置なんです!?」
「雑木林は悪路だから、俺が支えている方が安全だ。揺れると体に負担がかかるし、頭をぶつけるかもしれない」
しれっと言い放つカーライル様だが、こちらと目を合わさないところが怪しい。
ジットリと睨んでも無視され、そうこうしているうちに馬車が動き出し、スピードが上がるたびにガタガタ車体が揺れるので、必然的にカーライル様にしがみつく形になる。
「ほらな、言った通りだろう?」
手を肩に軽く添えているだけなのにしっかり私をホールドしているカーライル様は、いたずらっぽく笑った。
レア度高そうな表情に一瞬見とれ……でも、簡単にほだされるのも癪なので、体を預けたままそっぽを向いた。
抗議をしないのは揺れのせいで舌を噛みそうだから、ではなく、この腕の中にいるとどうしようもなく幸せだからだ。暴れ出したいほど恥ずかしいのに、何故か同じくらい安心して依存したくなる。
それに、密着した部分から聞こえる早鐘とか、少し汗ばんでいる手とか、平静を装った見た目よりもずっと緊張しているのが感じられ、失礼ながら可愛いと思ってしまった。
――私は、この人が好き。
ずっと漠然とした好意はあったし、異性として意識しているという認識はあったが、今は迷いなくはっきりとそう言える。
いつどこで恋が芽生えたのか分からないし、いわゆる吊り橋効果とかいうものかもしれない。
だが、恋はするものではなく落ちるもの、という使い古された文句は実に言い得て妙だ。
カーライル様と会うたびに、恋のときめきよりもザマァに怯える動悸に振り回されっぱなしだった。でも、それだけずっと彼のことを意識していたということであり、知らないうちに恋に変わったとしても不思議はない。
「……私、あなたのことが好きです」
意識せずするりと口を突いて出てきた告白の言葉に自分でも驚いたが、突然そんなことを言われたカーライル様の動揺も著しく、顔を赤くしながら「え、う、あ、ええ?」と意味のなさない声を上げながらオロオロとする。
ちょっと意趣返しできたことに優越感……なんて思いながらその様子を眺めていたが、不意に真顔になったかと思うと私の頬に手を当てる。
あれ、これってもしや――思わぬ急展開に腰を引こうとしたが、膝の上にいる状態で逃げられるわけもなく、そのままカーライル様に唇を奪われた。
それに驚く間もなくガタンと衝撃がきて再び揺れ、否応なしにしがみつくしかなく、なんだかすごい絵になってることは間違いない。
舌を噛まないようにという処置だったのかもしれないが、だからってなんでキスなんだ! お姫様抱っこより入念な心の準備が必要だというのに!
ややあって唇が離れ、羞恥と怒りでプルプル震えながらカーライル様を睨むが、切なさと色気の混じり合った表情に破壊力がありすぎて、言おうとした文句が片っ端から崩壊していく。これが惚れた弱みというものだろうか。
「プリエラ……」
惚けた瞳で見つめられ、そろりと指で下唇をなぞられる。
なんだか屈したら負けな気がしたが、官能的なキスの催促に抗い切れず、まぶたを下ろして恭順を示すと、再び唇を塞がれた。何度も角度を変えて重ねられ、その合間にうわ言のようにプリエラと繰り返しささやかれる。
いつの間にか“ホワイトリー嬢”ではなく“プリエラ”と呼ばれているのはいいとして……ファーストキスからの流れで、さっそく舌を入れてくるというのはどういう了見だ!?
なんかこう、このまま情事に突入しそうな感じの深さなんですが!
初心者に何してくれてるんだ! てか、ヘタレ紳士って真っ赤な嘘じゃないですか、ニコルさん!
ああもう、いろいろいっぱいいっぱいだし、息継ぎをどこでしていいやら分からないし、目の前がグルグルして――あ、これ、この間と同じパターンだ。
「きゅう……」
「プリエラ!?」
焦ったカーライル様の叫びを最後に、私はあっけなく意識を手放した。
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