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第五部 風雲急編
ついに出たアレ
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招待状に書かれていた仮面舞踏会が開催日は、例年ならもう雨期が明けていてもおかしくない日付だったが、今年はまだ終わりの気配もなく、その日も小雨が降り続く鬱陶しい天気だった。
「雨が長引かんとええんやけどなぁ……」
ガラス窓をコツコツと叩く雨音を聞きながら物憂げにつぶやきつつ、侍女に髪をいじられている間にミネラルチャージのため塩プラム飴を口に放り込む。
塩レモン飴と同じく熱中症対策で作ってもらったのだが、何故かこっちだけが不人気で在庫過多になってしまい製造中止、仕方なく言い出しっぺ本人が残りを処理している。
塩プラムなんてオシャレな感じのネーミングだが、プラムは梅の実であり、そこに塩を加えているわけだから、要は梅干し味である。
元日本人としては郷愁が満たされる味だが、エントール人にとってはそうでもないらしい。
(つまり、この国で梅干しを売ろう思っても売れへんっちゅーこっちゃな……)
どうでもいい市場分析をしつつ、ジゼルは鏡に映る自分をチラリと見る。
今日も今日とてヒョウ柄で攻めまくる大阪のオバチャン仕様のドレスだが、パステルカラーで少女らしさをアピールしつつ、露出部分を透け感のある布で覆って清楚さをプラスしている。
仮面で隠れるのでメイクは普段より控えめ……に見えるが、それはいつも念入りにアイメイクされているせいだろう。
化粧担当の侍女曰く「できる淑女は目力が命です!」だそうで、プリクラで過剰修正されたみたいにめちゃくちゃ盛られていて、多分二回りは大きくなっている。メイクを落としたら自分でもギョッとするくらい変貌するので、毎回心臓に悪いくらいだ。
今回は目元がほとんどいじられていないから寂しく見えるだけで、そばかすを隠したり肌色をよく見せるために、いつも通り結構な厚塗りをしている。多分顔の皮膚呼吸機能は失われているだろう。
よく『ナチュラルに見えるメイクは薄化粧ではなく厚化粧だ』と言われるが、まさに言い得て妙だ。
「……ところでジゼル様。わたくしごときが口を挟むのは失礼かと存じますけど、パック様に恋人役をお任せして大丈夫なのですか?」
香油を馴染ませた髪を丁寧に櫛削りながら、一人の侍女が問いかける。
こういう問いはもう数え切れないほどされているが、それほどパックが信用ならないと思われているのだろうか。
ジゼルの予想通り、偽装恋人役をお願いしてみたら「面白そうじゃん、やるやる!」とノリノリで引き受けてくれたパックは、作業の合間を縫って衣装を仕立てたり身づくろいに気を遣ったりと、積極的な協力姿勢を見せていた。
雨の中通う仕立て屋にこっそり値段を聞いたところ、結構な額になっていたのでおったまげたジゼルは、こちらの都合に付き合わせているのだし衣装代くらいは出す、と申し出たのだが、
「ふふ、ご心配めされるな、お嬢サマ。女の子に金を払わせるほど甲斐性なしじゃないんでね」
と、癇に障るナルシス顔で言うものだから、喜んでスルーすることにした。
なにかと残念イケメンだが腐っても王子、その財布の中身を心配すること自体が無駄だし、面白いこと大好き人間の彼の母にかかれば、「わらわにも一枚噛ませよ!」としゃしゃり出てきて、それくらいポンと出してくれるのは当然のことなのだが……今のジゼルが知るよしもない。
しかも、芝居であることをばれないように、わざわざ数日前から実家でスタンバイする気の入り様だ。
ついでだからとテッドも一緒に里帰りさせ、ジゼルは小うるさい従者のいない日々で命の洗濯をしている……という個人的事情はさておき。
ともかく、パックのやる気は十分だし、礼儀作法の臨時講師をしていたテッドからも問題なしと言われていたし、ジゼルは特になにも心配していない。
「んー、大丈夫やろ。大船とは言わんまでも、泥船っちゅーことはないわ。あの人は見た目よりもずっと処世術に長けとるし、なんかあっても上手いこと対処してくれるやろ」
「ならいいのですけど……でも、どうせ偽の恋人役なら、本当に、本当ーに不本意ですけど、気心知れているテッドにやらせればよかったのでは?」
「無理」
真顔で即答するジゼルに、侍女は面食らった。
「もしテッドをパートナーにしたら、ウチがなんかヘマしたが最後、一生笑い種にされるんがオチや。忘れた頃に黒歴史をほじくり返されるとか、悲惨としか言いようがないわ」
本人がいないのをいいことに本音トークをするジゼル。
テッドに一方的に敵愾心を持っている侍女たちも「さすがにそれは穿ちすぎでは?」と首をひねるが、そう言えない淀んだ空気がジゼルにまとわりついている。
しばしばジゼルのおちょくって遊んでいるテッドだが、本気で彼女を傷つけることは言わないし、過去の古傷をえぐるほど非道な真似はしない。
というか、そんなことをしようものなら、親衛隊より筋金入りのブサ猫マニアの侍女たちが黙っていない。
数の暴力と女の陰湿さでズタボロに成敗している。
今日までテッドがお嬢様いじりを楽しんでいられるのは、きちんとそのあたりの空気を読んでいるからだ。
ジゼルは年齢よりも格段に聡明で博識で人の心の機微に聡い人物だが、こと身近な異性に関しては違う方向に深読みしがちだ。色恋沙汰に対する感性が著しく鈍いのだろう。
そういうギャップもまた萌え心を刺激されるのだが。
「そ、そうですか……」
「まあ、そうやのうても、テッド相手やったらいつもの癖で絶対に漫才してまうわ。恋愛劇っぽい演出狙っとるのに、一気に喜劇になってまうやん」
「ああ……それは失礼ながらなんとなく想像が……」
「やろ? それに、テッドは外でウチとよう一緒に行動しとるから、どこで面が割れとるか分からん。なんぼ仮面で顔が隠れる言うても、見る人が見たら分かるモンやし、主従で恋人関係やっていう格好のゴシップネタが流れたら、家族にも会社にも迷惑がかかるわ」
仮面舞踏会では、そこであったことを『見ざる聞かざる言わざる』の暗黙のルールがあるが、それをおとなしく守る人ばかりではないし、やましいことは一切なくても異性の使用人を頻繁に連れ歩いていることは事実だ。
事実に裏打ちされた噂というものは厄介で、否定すればするほど真実味を帯び、墓穴を掘るパターンになる。
まあ、人の噂も七十五日ともいうし、黙って嵐が通り過ぎるのを待てばいいだけだが、その間に被る損害を考えると軽はずみな行動はとれない。
公爵たるハイマン家に直接喧嘩を売る者はそういないだろうが、当分は肩身の狭い思いをするだろうし、どこか未だに知らないがテッドの実家にも飛び火して迷惑がかかる。
噂を聞きつけたスポンサーたちが噂を鵜呑みにして辞退を申し出れば、ブサネコ・カンパニーの王都進出が白紙に戻るかもしれない。そうなれば、事業拡大のため着々と社員を増やしてきたのに、彼らを根こそぎリストラしないと経営が成り立たなくなる。
テッドを恋人役にするのはジゼルにとってリスクばかりで、正直全然メリットがないのだ。
パックならたとえ身バレしても、あちこちフラフラ放浪しているので簡単に捕まらないし、モジャモジャホームレス化すれば常人には識別できない。
「ジゼル様のおっしゃることはもっともですが、夫人に仮面舞踏会のその後どうなったか聞かれたらどうするのです?」
「アディス夫人とは頻回に会うわけでもないし、どうしても会わせろって催促されたら、お父ちゃんに無理矢理別れさせられたって言うたら仕舞や」
「……なるほど」
親馬鹿なだけに、ナントカと鋏は使いよう、というヤツだ。
全然臥せれていないというのは言いっこなしだ。
貶すつもりはないし、むしろ大変褒めているというか有難がっているので。
……などと会話している間に髪が結われ、準備完了だ。
いつもと変わらない猫耳お団子のように見えるが、今日は三角形っぽいタイプではなく丸い形をしている。
何故なら――
「ふふふ、ついにこの子の出番が来たー!」
そう言いつつブサ猫顔に装着するのは、ヒョウの仮面。
ヒョウ柄ではなく、ヒョウの顔である。ちなみに作り物ではなく本物だ。
毛皮と一緒に長らく保管してあったヒョウの頭部分の顔上半分を切り取り、なんの加工もしていない木の仮面に張り付けてもらったのだ。
本当は昭和アニメの某虎レスラーのように、丸ごとマスクとして被りたかったのだが、どうも大阪プロレスっぽいイロモノ臭が漂っていたのでやめた。
そうでなくとも、猛獣の頭を被って参加したら、か弱いご令嬢たちだけでなく箱入りの令息たちからも失神者が続出しそうだ。
ただし、三つ子たちには大好評で、キャッキャと小さな手をばたつかせて喜んでいたが。
まだゼロ歳の赤ん坊なのに、なかなかの強者共である……という自慢話はさておき。
顔半分といえど、普通の感覚からしたら十分にイロモノ領域なのだが、ヒョウ柄ドレスと合わせればトータルコーディネートはバッチリ――のはずだ。
あくまでジゼル主観だが。
(このナリでロマンス劇はちょっと滑稽やけど、相手はパックさんやし気にせんでええやろ。ついでにアディス夫人の“仕込み”がこれ見てドン引きしてくれたら、あしらう手間が省けてラッキーやしな)
なんて楽観的思考を巡らせながら、出発までのんびりと時間を潰すことにした。
「雨が長引かんとええんやけどなぁ……」
ガラス窓をコツコツと叩く雨音を聞きながら物憂げにつぶやきつつ、侍女に髪をいじられている間にミネラルチャージのため塩プラム飴を口に放り込む。
塩レモン飴と同じく熱中症対策で作ってもらったのだが、何故かこっちだけが不人気で在庫過多になってしまい製造中止、仕方なく言い出しっぺ本人が残りを処理している。
塩プラムなんてオシャレな感じのネーミングだが、プラムは梅の実であり、そこに塩を加えているわけだから、要は梅干し味である。
元日本人としては郷愁が満たされる味だが、エントール人にとってはそうでもないらしい。
(つまり、この国で梅干しを売ろう思っても売れへんっちゅーこっちゃな……)
どうでもいい市場分析をしつつ、ジゼルは鏡に映る自分をチラリと見る。
今日も今日とてヒョウ柄で攻めまくる大阪のオバチャン仕様のドレスだが、パステルカラーで少女らしさをアピールしつつ、露出部分を透け感のある布で覆って清楚さをプラスしている。
仮面で隠れるのでメイクは普段より控えめ……に見えるが、それはいつも念入りにアイメイクされているせいだろう。
化粧担当の侍女曰く「できる淑女は目力が命です!」だそうで、プリクラで過剰修正されたみたいにめちゃくちゃ盛られていて、多分二回りは大きくなっている。メイクを落としたら自分でもギョッとするくらい変貌するので、毎回心臓に悪いくらいだ。
今回は目元がほとんどいじられていないから寂しく見えるだけで、そばかすを隠したり肌色をよく見せるために、いつも通り結構な厚塗りをしている。多分顔の皮膚呼吸機能は失われているだろう。
よく『ナチュラルに見えるメイクは薄化粧ではなく厚化粧だ』と言われるが、まさに言い得て妙だ。
「……ところでジゼル様。わたくしごときが口を挟むのは失礼かと存じますけど、パック様に恋人役をお任せして大丈夫なのですか?」
香油を馴染ませた髪を丁寧に櫛削りながら、一人の侍女が問いかける。
こういう問いはもう数え切れないほどされているが、それほどパックが信用ならないと思われているのだろうか。
ジゼルの予想通り、偽装恋人役をお願いしてみたら「面白そうじゃん、やるやる!」とノリノリで引き受けてくれたパックは、作業の合間を縫って衣装を仕立てたり身づくろいに気を遣ったりと、積極的な協力姿勢を見せていた。
雨の中通う仕立て屋にこっそり値段を聞いたところ、結構な額になっていたのでおったまげたジゼルは、こちらの都合に付き合わせているのだし衣装代くらいは出す、と申し出たのだが、
「ふふ、ご心配めされるな、お嬢サマ。女の子に金を払わせるほど甲斐性なしじゃないんでね」
と、癇に障るナルシス顔で言うものだから、喜んでスルーすることにした。
なにかと残念イケメンだが腐っても王子、その財布の中身を心配すること自体が無駄だし、面白いこと大好き人間の彼の母にかかれば、「わらわにも一枚噛ませよ!」としゃしゃり出てきて、それくらいポンと出してくれるのは当然のことなのだが……今のジゼルが知るよしもない。
しかも、芝居であることをばれないように、わざわざ数日前から実家でスタンバイする気の入り様だ。
ついでだからとテッドも一緒に里帰りさせ、ジゼルは小うるさい従者のいない日々で命の洗濯をしている……という個人的事情はさておき。
ともかく、パックのやる気は十分だし、礼儀作法の臨時講師をしていたテッドからも問題なしと言われていたし、ジゼルは特になにも心配していない。
「んー、大丈夫やろ。大船とは言わんまでも、泥船っちゅーことはないわ。あの人は見た目よりもずっと処世術に長けとるし、なんかあっても上手いこと対処してくれるやろ」
「ならいいのですけど……でも、どうせ偽の恋人役なら、本当に、本当ーに不本意ですけど、気心知れているテッドにやらせればよかったのでは?」
「無理」
真顔で即答するジゼルに、侍女は面食らった。
「もしテッドをパートナーにしたら、ウチがなんかヘマしたが最後、一生笑い種にされるんがオチや。忘れた頃に黒歴史をほじくり返されるとか、悲惨としか言いようがないわ」
本人がいないのをいいことに本音トークをするジゼル。
テッドに一方的に敵愾心を持っている侍女たちも「さすがにそれは穿ちすぎでは?」と首をひねるが、そう言えない淀んだ空気がジゼルにまとわりついている。
しばしばジゼルのおちょくって遊んでいるテッドだが、本気で彼女を傷つけることは言わないし、過去の古傷をえぐるほど非道な真似はしない。
というか、そんなことをしようものなら、親衛隊より筋金入りのブサ猫マニアの侍女たちが黙っていない。
数の暴力と女の陰湿さでズタボロに成敗している。
今日までテッドがお嬢様いじりを楽しんでいられるのは、きちんとそのあたりの空気を読んでいるからだ。
ジゼルは年齢よりも格段に聡明で博識で人の心の機微に聡い人物だが、こと身近な異性に関しては違う方向に深読みしがちだ。色恋沙汰に対する感性が著しく鈍いのだろう。
そういうギャップもまた萌え心を刺激されるのだが。
「そ、そうですか……」
「まあ、そうやのうても、テッド相手やったらいつもの癖で絶対に漫才してまうわ。恋愛劇っぽい演出狙っとるのに、一気に喜劇になってまうやん」
「ああ……それは失礼ながらなんとなく想像が……」
「やろ? それに、テッドは外でウチとよう一緒に行動しとるから、どこで面が割れとるか分からん。なんぼ仮面で顔が隠れる言うても、見る人が見たら分かるモンやし、主従で恋人関係やっていう格好のゴシップネタが流れたら、家族にも会社にも迷惑がかかるわ」
仮面舞踏会では、そこであったことを『見ざる聞かざる言わざる』の暗黙のルールがあるが、それをおとなしく守る人ばかりではないし、やましいことは一切なくても異性の使用人を頻繁に連れ歩いていることは事実だ。
事実に裏打ちされた噂というものは厄介で、否定すればするほど真実味を帯び、墓穴を掘るパターンになる。
まあ、人の噂も七十五日ともいうし、黙って嵐が通り過ぎるのを待てばいいだけだが、その間に被る損害を考えると軽はずみな行動はとれない。
公爵たるハイマン家に直接喧嘩を売る者はそういないだろうが、当分は肩身の狭い思いをするだろうし、どこか未だに知らないがテッドの実家にも飛び火して迷惑がかかる。
噂を聞きつけたスポンサーたちが噂を鵜呑みにして辞退を申し出れば、ブサネコ・カンパニーの王都進出が白紙に戻るかもしれない。そうなれば、事業拡大のため着々と社員を増やしてきたのに、彼らを根こそぎリストラしないと経営が成り立たなくなる。
テッドを恋人役にするのはジゼルにとってリスクばかりで、正直全然メリットがないのだ。
パックならたとえ身バレしても、あちこちフラフラ放浪しているので簡単に捕まらないし、モジャモジャホームレス化すれば常人には識別できない。
「ジゼル様のおっしゃることはもっともですが、夫人に仮面舞踏会のその後どうなったか聞かれたらどうするのです?」
「アディス夫人とは頻回に会うわけでもないし、どうしても会わせろって催促されたら、お父ちゃんに無理矢理別れさせられたって言うたら仕舞や」
「……なるほど」
親馬鹿なだけに、ナントカと鋏は使いよう、というヤツだ。
全然臥せれていないというのは言いっこなしだ。
貶すつもりはないし、むしろ大変褒めているというか有難がっているので。
……などと会話している間に髪が結われ、準備完了だ。
いつもと変わらない猫耳お団子のように見えるが、今日は三角形っぽいタイプではなく丸い形をしている。
何故なら――
「ふふふ、ついにこの子の出番が来たー!」
そう言いつつブサ猫顔に装着するのは、ヒョウの仮面。
ヒョウ柄ではなく、ヒョウの顔である。ちなみに作り物ではなく本物だ。
毛皮と一緒に長らく保管してあったヒョウの頭部分の顔上半分を切り取り、なんの加工もしていない木の仮面に張り付けてもらったのだ。
本当は昭和アニメの某虎レスラーのように、丸ごとマスクとして被りたかったのだが、どうも大阪プロレスっぽいイロモノ臭が漂っていたのでやめた。
そうでなくとも、猛獣の頭を被って参加したら、か弱いご令嬢たちだけでなく箱入りの令息たちからも失神者が続出しそうだ。
ただし、三つ子たちには大好評で、キャッキャと小さな手をばたつかせて喜んでいたが。
まだゼロ歳の赤ん坊なのに、なかなかの強者共である……という自慢話はさておき。
顔半分といえど、普通の感覚からしたら十分にイロモノ領域なのだが、ヒョウ柄ドレスと合わせればトータルコーディネートはバッチリ――のはずだ。
あくまでジゼル主観だが。
(このナリでロマンス劇はちょっと滑稽やけど、相手はパックさんやし気にせんでええやろ。ついでにアディス夫人の“仕込み”がこれ見てドン引きしてくれたら、あしらう手間が省けてラッキーやしな)
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