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第四部 思春期編
猫違いです
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「え、えっと、ウチは驚いただけで怒ってませんので、どうぞ頭を上げてください。それより、ヨルドさんってどちら様なんです? ウチにそっくりな方なんですか?」
「ヨルドは……――私が子供の頃に飼っていた猫だ。ちっとも懐かなくて可愛げのない奴だったが、ごくたまにすり寄ってくる時のギャップがグッとくる、男心を熟知した魔性のメス猫だった」
「……ね、ねこ……」
顔を上げつつ述べられた真実に、呆けた声が出る。
ブサ猫令嬢と名がついているとはいえ、二度も猫に間違われるなど誰が予想しただろうか。
しかもお子様なアンではなく、アラフォーの皇子様に。
飼い主と言った段階で動物と間違われている疑惑はあったが、まさか猫だなんて。
「ああ、そなたを猫と間違えたわけではない。その、あまりにもそっくりだったから、ヨルドの生まれ変わりではないかと思ってだな……」
アンのように本気で猫と間違ったわけではないようだが、ブサ猫顔とはいえ一応は人間枠の少女を見て、猫の生まれ変わりだと思い込めるところが怖い。
「ほら、これがヨルドの姿絵だ」
胡乱な目を向けるハイマン家の面々に、ゼベルはポケットから金の懐中時計を取り出す。
それを側近の一人が受け取り、蓋を開けた状態で見せてもらうと……中には文字盤の代わりに絵が張り付けてあった。
ロケットペンダントのようなもので、恋人や家族の姿絵を懐中時計やコンパクトに模した小物で持ち歩けるようにしたものだ。ハンスもそうやって、学園でジゼルの姿絵を見せびらかしていた……という恥ずかしい過去はさておき。
そこに描かれていたのは、不貞腐れたオーラ全開のブサ猫だった。
確かに、この猫はジゼルによく似ている。むしろ激似だ。
彼が子供時代に飼っていたというなら、もう二十年以上も前になる。その頃の姿絵をずっと持ち歩いているのだとしたら、相当溺愛していたに違いないし、そんな愛猫にそっくりなジゼルが目の前に現れれば、テンションが変な方向に吹っ切れてもおかしくはないが……生まれ変わりだと食いついてくるのは、いささか大人げなさすぎる。
(いやいや、ウチの前世は猫やのうて大阪人や……多分!)
自信がなくなるくらい瓜二つだが、ここははっきりと違うと言わねば。
「その……残念ですけど、ウチはヨルドさんやないですわ。ゼベル様のお顔を拝謁してもなんと言いますか……前世の縁とか思い出とかがこう、本能にビビッときませんし」
「うーん、私はビビッときたが、そなたは違うのか」
あれだけ似ていれば元飼い主ならビビッとくるだろう、という突っ込みを、肩を落とし哀愁を漂わせるアラフォー男を前に飲み込んだ。
代わりに、転生者としての経験談を述べてみる。
「……お言葉ですけど、仮に生まれ変わりやったとしても、ウチとヨルドさんは別々の存在です。ウチはヨルドさんにはなれませんし、ヨルドさんかてウチにはなれません。それは人と猫の違いだけやのうて、それぞれが築いてきた縁の違いですわ。その人を形作るんは本人の魂やなく、親とか友達とかライバルとかいけ好かん奴とか、そういう周りの人らとの縁やとウチは思います」
ジゼル・ハイマンと島藤未央は同じ魂を持ち、なおかつ記憶が継続しているとはいえ、決して同一の存在ではない。
もし今の状態で未央に再転生できたとしても、きっとあちらの人たちが知る未央とは別人になっているはずだし……なによりジゼルは、前世の家族を“自分の家族”だとはもう思えなくなっている。
彼らのことを想えば懐かしい気持ちになるし、今どうしているか気にはなるが、まるで幼い頃の友人に思いをはせる時のように、遠く鈍い感覚しかない。
我ながらなかなか薄情だと思う。
だが、生きる世界や時代が変わり、関わる人々が変われば、自然と自分の気持ちも移ろっていく。
そもそも転生しなくても人は周りに常に感化され、変化していくもの。
まさに諸行無常だ。
「ふむ、縁か……そうだな。ただ似ているというだけで同じものだと決めつけるのは、そなたにもヨルドにも失礼なことだった。改めて詫びよう」
「いえ、とんでもないことでございます。こちらこそ、差し出がましいことを申し上げました」
「構わない。むしろ、さすが女神と讃えられるだけあると感心した。所詮は噂が誇張して伝わっただけとばかり思っていたが……いやはや、実に言い得て妙。そなたと出会えたことは、ヨルドの導きだったのやもしれないな」
いい感じに締めたなと内心ドヤ顔になった矢先、天から金だらいが振ってきたような衝撃が襲った。
猫と間違われたことですっかりぶっ飛んでいたが、そういえばゼベルが立ち寄った理由は“慈愛の女神”に会うためだった。
もしかしたら愛猫にそっくりな女神の姿絵の確認のため、とっさにこじつけた理由だったのかもしれないが、ちょっといいことを言ったせいで変に株が上がってしまった。
このままでは皇子様直々に、女神認定されてしまうことになりかねない。
国公認で祀られるなんて御免だ。
「……いや、その、ただ、ウチはお困りの方を少し手助けしただけで、女神と呼ばれるような大層なことはなんもしてませんので……」
「ほう、そうなのか? 誰も見向きをしなかった商品を買い取り、腹をすかせた者たちに甘露を与え、彼らを騙した不届き者を成敗し、異国人救済の基金を作ったそうではないか。エントールではその功績を“少し”と言うのか?」
意外に子細が伝わっていて驚いたが、これは商人筋からというより、アリッサ侯爵から聞いた話だろう。
だが、やはりこちらも誇張されている。
「いや、その……ウチは単に欲しいモン買うただけですし、在庫を根こそぎ買い上げたわけやないので、たいした額はお支払いしてませんよ。それに、あの人らにあげたんも安い庶民のおやつですし、そもそも悪徳商会をやり込めたんも基金を作ったんも、父やあちらの領主さんのお力ですわ。ウチはそういう風にしてもうらよう、お願いしただけでして」
「ふむ……?」
顔を引きつらせながらあわあわと述べるジゼルを、わざとらしく覗き込むように見つめたのち、ゼベルは喉の奥でクツクツ笑いながら口の端を楽しげに持ち上げた。
「そなたは誠に不思議な娘だな。私の言ったことは決して嘘ではないのに、それを馬鹿正直に一つ一つ訂正してしまうなど、普通なら考えられないぞ。誤解させたままにしておけば、いっそもっと誇張して語れば、私から褒美をふんだくれるとは思わなかったのか?」
……その口ぶりだと、ジゼルが訂正するまでもなく真実を知っていたようだ。
どうやらイケメン皇子に謀られたらしい。
(皇子さん、猫好きなピュアっ子やと思ったら、案外腹黒やん……!?)
どこぞの従者の憎々しい笑顔が脳裏をよぎり、複雑な気分が増してしまうが、ちゃんと表情は取り繕った。淑女教育の賜物である。
「別に、ウチはご褒美欲しさに人助けしたわけやありません。困っとる人を放っておかれへんかっただけですわ。そら、商人の端くれとして面子を保たなアカンっちゅー打算もありましたし、自己満足とか承認欲求とかも無意識に作用してるでしょうし、偽善といえば偽善かもしれませんね」
「その清濁併せ呑む姿勢は大人顔負けだな。ますます面白い」
十五にしては達観している考え方とはいえ、精神年齢が前世+今世=アラ還なので、この程度のことで褒められてもぶっちゃけ嬉しくはないが……ここは波風立てずに「お褒めに預かり光栄です」と述べる。
その内心を見透かしたのかどうか、淡々とした様子のジゼルを見ながら笑みを深くするゼベルだが、すぐに真面目な表情に引き戻る。
「うむ……なにはともあれ、そなたが同胞の恩人であることには変わりない。褒美はいらんと言うが、なんらかの形で報いねばこちらの気が済まない。先ほどの非礼もきちんと詫びねばならないしな。しかし、この通り非公式な訪問ゆえに目ぼしいものもなくてな……――ああ、そうだ。私の四人目の妻などどうだ?」
「「「は、はいぃ!?」」」
きれいに家族三人の悲鳴がハモった。
「ヨルドは……――私が子供の頃に飼っていた猫だ。ちっとも懐かなくて可愛げのない奴だったが、ごくたまにすり寄ってくる時のギャップがグッとくる、男心を熟知した魔性のメス猫だった」
「……ね、ねこ……」
顔を上げつつ述べられた真実に、呆けた声が出る。
ブサ猫令嬢と名がついているとはいえ、二度も猫に間違われるなど誰が予想しただろうか。
しかもお子様なアンではなく、アラフォーの皇子様に。
飼い主と言った段階で動物と間違われている疑惑はあったが、まさか猫だなんて。
「ああ、そなたを猫と間違えたわけではない。その、あまりにもそっくりだったから、ヨルドの生まれ変わりではないかと思ってだな……」
アンのように本気で猫と間違ったわけではないようだが、ブサ猫顔とはいえ一応は人間枠の少女を見て、猫の生まれ変わりだと思い込めるところが怖い。
「ほら、これがヨルドの姿絵だ」
胡乱な目を向けるハイマン家の面々に、ゼベルはポケットから金の懐中時計を取り出す。
それを側近の一人が受け取り、蓋を開けた状態で見せてもらうと……中には文字盤の代わりに絵が張り付けてあった。
ロケットペンダントのようなもので、恋人や家族の姿絵を懐中時計やコンパクトに模した小物で持ち歩けるようにしたものだ。ハンスもそうやって、学園でジゼルの姿絵を見せびらかしていた……という恥ずかしい過去はさておき。
そこに描かれていたのは、不貞腐れたオーラ全開のブサ猫だった。
確かに、この猫はジゼルによく似ている。むしろ激似だ。
彼が子供時代に飼っていたというなら、もう二十年以上も前になる。その頃の姿絵をずっと持ち歩いているのだとしたら、相当溺愛していたに違いないし、そんな愛猫にそっくりなジゼルが目の前に現れれば、テンションが変な方向に吹っ切れてもおかしくはないが……生まれ変わりだと食いついてくるのは、いささか大人げなさすぎる。
(いやいや、ウチの前世は猫やのうて大阪人や……多分!)
自信がなくなるくらい瓜二つだが、ここははっきりと違うと言わねば。
「その……残念ですけど、ウチはヨルドさんやないですわ。ゼベル様のお顔を拝謁してもなんと言いますか……前世の縁とか思い出とかがこう、本能にビビッときませんし」
「うーん、私はビビッときたが、そなたは違うのか」
あれだけ似ていれば元飼い主ならビビッとくるだろう、という突っ込みを、肩を落とし哀愁を漂わせるアラフォー男を前に飲み込んだ。
代わりに、転生者としての経験談を述べてみる。
「……お言葉ですけど、仮に生まれ変わりやったとしても、ウチとヨルドさんは別々の存在です。ウチはヨルドさんにはなれませんし、ヨルドさんかてウチにはなれません。それは人と猫の違いだけやのうて、それぞれが築いてきた縁の違いですわ。その人を形作るんは本人の魂やなく、親とか友達とかライバルとかいけ好かん奴とか、そういう周りの人らとの縁やとウチは思います」
ジゼル・ハイマンと島藤未央は同じ魂を持ち、なおかつ記憶が継続しているとはいえ、決して同一の存在ではない。
もし今の状態で未央に再転生できたとしても、きっとあちらの人たちが知る未央とは別人になっているはずだし……なによりジゼルは、前世の家族を“自分の家族”だとはもう思えなくなっている。
彼らのことを想えば懐かしい気持ちになるし、今どうしているか気にはなるが、まるで幼い頃の友人に思いをはせる時のように、遠く鈍い感覚しかない。
我ながらなかなか薄情だと思う。
だが、生きる世界や時代が変わり、関わる人々が変われば、自然と自分の気持ちも移ろっていく。
そもそも転生しなくても人は周りに常に感化され、変化していくもの。
まさに諸行無常だ。
「ふむ、縁か……そうだな。ただ似ているというだけで同じものだと決めつけるのは、そなたにもヨルドにも失礼なことだった。改めて詫びよう」
「いえ、とんでもないことでございます。こちらこそ、差し出がましいことを申し上げました」
「構わない。むしろ、さすが女神と讃えられるだけあると感心した。所詮は噂が誇張して伝わっただけとばかり思っていたが……いやはや、実に言い得て妙。そなたと出会えたことは、ヨルドの導きだったのやもしれないな」
いい感じに締めたなと内心ドヤ顔になった矢先、天から金だらいが振ってきたような衝撃が襲った。
猫と間違われたことですっかりぶっ飛んでいたが、そういえばゼベルが立ち寄った理由は“慈愛の女神”に会うためだった。
もしかしたら愛猫にそっくりな女神の姿絵の確認のため、とっさにこじつけた理由だったのかもしれないが、ちょっといいことを言ったせいで変に株が上がってしまった。
このままでは皇子様直々に、女神認定されてしまうことになりかねない。
国公認で祀られるなんて御免だ。
「……いや、その、ただ、ウチはお困りの方を少し手助けしただけで、女神と呼ばれるような大層なことはなんもしてませんので……」
「ほう、そうなのか? 誰も見向きをしなかった商品を買い取り、腹をすかせた者たちに甘露を与え、彼らを騙した不届き者を成敗し、異国人救済の基金を作ったそうではないか。エントールではその功績を“少し”と言うのか?」
意外に子細が伝わっていて驚いたが、これは商人筋からというより、アリッサ侯爵から聞いた話だろう。
だが、やはりこちらも誇張されている。
「いや、その……ウチは単に欲しいモン買うただけですし、在庫を根こそぎ買い上げたわけやないので、たいした額はお支払いしてませんよ。それに、あの人らにあげたんも安い庶民のおやつですし、そもそも悪徳商会をやり込めたんも基金を作ったんも、父やあちらの領主さんのお力ですわ。ウチはそういう風にしてもうらよう、お願いしただけでして」
「ふむ……?」
顔を引きつらせながらあわあわと述べるジゼルを、わざとらしく覗き込むように見つめたのち、ゼベルは喉の奥でクツクツ笑いながら口の端を楽しげに持ち上げた。
「そなたは誠に不思議な娘だな。私の言ったことは決して嘘ではないのに、それを馬鹿正直に一つ一つ訂正してしまうなど、普通なら考えられないぞ。誤解させたままにしておけば、いっそもっと誇張して語れば、私から褒美をふんだくれるとは思わなかったのか?」
……その口ぶりだと、ジゼルが訂正するまでもなく真実を知っていたようだ。
どうやらイケメン皇子に謀られたらしい。
(皇子さん、猫好きなピュアっ子やと思ったら、案外腹黒やん……!?)
どこぞの従者の憎々しい笑顔が脳裏をよぎり、複雑な気分が増してしまうが、ちゃんと表情は取り繕った。淑女教育の賜物である。
「別に、ウチはご褒美欲しさに人助けしたわけやありません。困っとる人を放っておかれへんかっただけですわ。そら、商人の端くれとして面子を保たなアカンっちゅー打算もありましたし、自己満足とか承認欲求とかも無意識に作用してるでしょうし、偽善といえば偽善かもしれませんね」
「その清濁併せ呑む姿勢は大人顔負けだな。ますます面白い」
十五にしては達観している考え方とはいえ、精神年齢が前世+今世=アラ還なので、この程度のことで褒められてもぶっちゃけ嬉しくはないが……ここは波風立てずに「お褒めに預かり光栄です」と述べる。
その内心を見透かしたのかどうか、淡々とした様子のジゼルを見ながら笑みを深くするゼベルだが、すぐに真面目な表情に引き戻る。
「うむ……なにはともあれ、そなたが同胞の恩人であることには変わりない。褒美はいらんと言うが、なんらかの形で報いねばこちらの気が済まない。先ほどの非礼もきちんと詫びねばならないしな。しかし、この通り非公式な訪問ゆえに目ぼしいものもなくてな……――ああ、そうだ。私の四人目の妻などどうだ?」
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