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リエル4※

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ベルバラの絡みがあります。ご注意下さい。


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(腰にも治癒魔法をかけないといけなかったのか!)

まさか性交するのに腰に負担がかかるとは知らなかった。本当に経験不足だな。
いや、カイト兄上以外との経験はいらないんだがな。

「ロイ。腰以外に何処が痛いと思う」

「し、知りません!僕に聞かないでくださいよ!」

おや?私はてっきりロイには経験がないと思ってたのだが、この様子では……

「言っておきますが、僕には経験なんてないですよ!」

…相変わらず、勘が鋭いやつだ。これ以上聞いても教えてくれないだろう。仕方ない…とりあえず、ベルンたちに聞きに行くか。


➖ー➖ー➖ー➖ー➖ー➖ー➖






今ベルンたちは私の代わりに執務をしてくれてる。私が休みのときは2人も休みなのだ。だから、今回が初めて私がいない執務をしている。バランがいるからよっぽど大丈夫だとは思うが、やはり不安だ。まぁ、全ての不安要素はベルンだがな…
ということで、治癒魔法のことを聞くついでに2人がしっかり執務ができているかも見る必要がある。





そういうわけで今の執務室の前に来たわけだが、そこから聞こえてはいけない声が聞こえてきた。

『んぁっ、もっと…もっと、おくきてぇ!べりゅん、おねがぁい…あとちょっとなのぉ…』

『ふふっ、バランかっわいいー。とんでるね。これ好きなの?』

『うんっ、しゅきー!それしゅきなの!だからもっとちょーらい?』

『あぁっ!ちょっと締め付けないでよ。もう、しょうがないなぁ。』

これはどうしたらいい?
ほぼ毎日会っているというのに、どんな顔をして会えばいいのか。というか、完全に失念してたな。この2人がそういう関係ならこういうこともあるということを…誰か1人付けておくべきだったか。

それと、バラン…普段の様子からは想像出来ない声だな。

『んぁっ?んん…いやらぁ、いやっ、ンァ。なんでぬいちゃうのぉ?』

『んっ?あれ、気づかないか。すぐそこにリエル様がいるよ』

『…ひぇっ。どっど、どうしたら…ー』

おっと、気づかれたか。気まずいし、カイト兄上の部屋に戻ろうと思ってたのだが…

「とりあえず、部屋と身体を綺麗にして。服を着てくれ」

『かしこまりました。直ちに…』
『りょーかいです!』

先程とは違う、普段通りのバランの声だ。さっきのは幻聴だったのか?…そうだと思いたい。

準備が整ったと言うので、部屋の中に入る。部屋はいつもどおりだったのだが、バランの様子が普段と違った。何処か気怠げで、さっきまでナニカしていたなと思わせる顔だった。

「治癒魔法はいいのか?」

気怠いのだったら、治癒魔法をかければいいのに…何でかけないんだ?

「そんなことしたら、せっかく性感帯を開発したのに無駄になっちゃうじゃん!あっ、もしかしてカイト様にかけちゃった?」

性感帯を開発?初めて聞くが、なんか恐ろしいと感じるな。

「いや、まだかけてない。何処をかけたら良いのか分からなくてな…」

「じゃあ、かけない方が良いよ。何でかは説明が面倒だからしないけど、後々は2人の為になるからさ」

出来れば説明が欲しかったのだが?ベルンらしいがな。まぁ、それはそのうち分かるだろう。それより…

「そうか、分かった。…ありがとうと言いたいところだが、そこに2人とも座れ」

最近、カイト兄上に『セイザ』というものを教えてもらった。ベルンはそれにすっかり慣れてしまったがな…

「お前ら、此処が誰の何の部屋か分かっているのだろうな?……ーーー」

長い長い説教の始まりだった。
早くカイト兄上の元に戻りたい。
だが、コイツらの性交を2度と見たくないという気持ちが今は大きかった。
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