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360 ドヒュゥゥゥン!! キュキュキュキュイン! キュキュキュキュイン! キュキュキュキュキュキュキュキュ
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バンクーバーへと飛んだ部下たちと別れ、晃九郎がハワイ島から日本へと飛び立った頃。北の大地北海道・稚内市内のロシア工作員掃討作戦が完了した学生二人は、日電の社員にバレないようコソコソと隠密行動をとっていた。
「ここにしよう」
「えー!? 盗み聞きされないって言ったって、ここじゃ五月蝿すぎないー!?」
「俺らみたいな学生が入り浸ってても変じゃなくて、音声のスキミングはブロックできて、俺ら自身はこの距離だから会話できるんだから。いいアイディアじゃないか?」
「これやりたいだけでしょー!?」
少し声を張り上げているのは、ラフな格好をしたチヨ子だ。シャツもスカートもブランドとは縁遠いチープな市販品で、病院近くの量販店で現地調達した結果手持ちの洒落たヒールのパンプスとは不釣り合いになっている。
もう数日もすると卒業式だ。流石のチヨ子も高校生であり、日電社員に仕事を引き継いで病院と三橋の対応を任せて明日にでも東京へ帰ることになっている。大学が始まるまでの時間もまた来てほしいと日電社員には言われているが、チヨ子自身は迷っていた。
その話をしたくて、チヨ子は滋行を呼び出した。呼び出したのはチヨ子だが、場所は滋行が指定した。
「どうせ聞かれたって困る話じゃないんですけどぉ」
「俺は困る話がある」
「え?」
そこらじゅうからガチャガチャとしたけたたましい音が響いている。チヨ子は生まれて初めてパチンコ店の椅子に座った。目の前には光って動くギミックだらけの派手な機械があり、液晶があり、ハンドルのようなものがあり、今は沈黙している。
滋行はパチンコ台の右下、おそらく一般の客が触らないような銀色の箱のような部分を触っている。数回まさぐり、留め具のようなものを外し、開いた中を覗き込んだ。
「あったあった」
基盤のスイッチや開放用の鍵穴などが並ぶいかにもメンテナンス用の箱の中に、一つぽかりと見慣れた穴があった。脳波コン用のジャック穴だ。滋行は慣れた手つきで自身のこめかみから垂れるケーブルをはめた。
「そっちにもあるだろ?」
「……変なのに接続したくないんだけど」
「じゃあミルキィを介してやればいい」
「あー、この間みたいに? また壊れたりしないかな」
「ハヤシモよりよっぽど有能なファイアウォールだよ、ミルキィは」
カバンの中からチョコレート色のテディベアを取り出し、チヨ子はまず腹に新たにつけられたジッパーを開けて端子を接続した。以前東京で女性研究者に縫ってもらったものだ。優秀なブラックボックスを備えているらしいAI搭載ぬいぐるみのミルキィは、北海道に来てからもしょっちゅうこうして腹を開かれデバイスとして使われていた。
「どうやるの?」
「ミルキィがやるさ。コマンドで『遊べ』って指示して」
「ミルキィちゃん、これで遊んでみて」
「わーい、おもちゃだ! ありがとうチヨ!」
軽いモーター音と共に腕を振って喜ぶミルキィにパチンコ台はすぐさま反応した。勢いよく玉が打たれ、ガチャガチャとギミックが動き、液晶の中でアニメが始まった。何が起こっているのか素人にチヨ子にはさっぱりだった。
<国彦も回線に来るから、それまで適当に打ってて>
「わ」
パチンコ台が滋行の声で喋っているように聞こえ、チヨ子は驚愕した。
ローカルネットワークなのか、音声がやたらと鮮明だ。脳波コンから感じる感覚は確かに台そのものだが、声はいつもの滋行だ。隣を見ると「そういうこと」と呟いて頷いてから、滋行はパチンコ台に向き直って慣れた姿勢でハンドルに手をかける。ポーズでしかないのだろう。こめかみから通じているため、頭で適当に「遊ぶ」イメージをするだけで玉が飛び出ていくのだ。膝の上のミルキィがそうイメージして動かしているのが伝わってくる。
<いつもこんなことしてるの?>
<稼げるんだよ、結構。脳波コン持ちの間じゃちょっとしたブームさ>
<楽しくて少し稼げる、の間違いだろ? クニ>
東京で大学や倉庫に詰めている国彦がパチンコ台を通して話しかけてくる。ローカル特有の閉鎖的でクリアな感覚があったが、どうやら全国のパチンコ台だけを繋いだ大きな規模のローカルネットらしい。小さく笑う国彦の声がパチンコ台のプログラム音声と混ざって聞こえる。
<軍資金が要るじゃないか、俺たちだって>
<ぐんしきん?>
<日電も人がどんどん増えてる。それでも人手が不足してんのは確かなんだけど、俺らはこれから別に動きたいんだ。日電じゃなくてさ>
<え、そうなの?>
<ヨウタロから届いた位置情報とメッセージを信じることにしたんだ>
<……あのスパムメール?>
チヨ子の元にも届いた陽太郎のメッセージは、怪しい語尾で終始信じがたい内容が書かれてあった。陽太郎に真意を問い合わせたが、大量のドローンが超上空で勝手に舞った「稚内大規模ハッキング事件」の後処理で忙しいと返事が来たのだ。
<だって今忙しいって言ってたし>
<そっちは偽物だ>
<え!?>
<確かに今、日電どころかニュースにもなって大変な状況になってるから忙しいってのは分かる。陽太郎は現場近くで目撃してて、動画も撮ったってんで、マスコミにインタビュー答えたりしてたのは見た。だがあれも陽太郎じゃない、偽物だ>
<うっそ、全然分からなかった>
<スパムメールだと思わせたやつの方が正解で、ドローンの後処理してるのは別人なんだよ。電話もメールもSNSも、何もかも確かに陽太郎の顔と声を使ってるけどな……俺ら友達だから違和感ぐらい覚えるって>
<ちょ、ウチらのチャットは? さっきだって陽太郎さん返事してたじゃん>
<俺ら、陽太郎の『拉致』に気がついてないふりをしてんだよ>
「ら……」
チヨ子の血の気が引く。
<いいか、ハヤシモ。これはチャンスだ。陽太郎が凡ミスして拉致られたんだとしても、後から陽太郎か犯人か、ともかくメッセージを送って俺らにアポを取ってきたってのが大事なんだ>
<交渉の場に立てるんだよ、俺ら。信じるさ>
<え、え、でも>
スパムメールだと思って破棄したメッセージをミルキィに「ちょうだい」して拾い上げる。
「どーぞ、チヨ」
パチンコ台から視線を一瞬チヨ子に戻したぬいぐるみが、メッセージを視界いっぱいに表示した。
<やぁ、初めましてかね。彼から紹介されて手紙を送るのでね。早速で悪いがね、晃五郎の目を掻い潜ってちょっと動いて欲しいのでね。ああ、奴をどうにかしてほしいと願う理由は今は大っぴらにできないがね、ニュースは見たかね? 察しが良いとそれだけで分かると思うがね。晃五郎の金が止まっては困るのだがね、奴がこのままロビー活動を続け、技術を追い出してはいけないのでね。晃九郎たちには無理でも、キミたちなら動けそうでね。いけるかね? とりあえずAJ01の目覚めこそ全ての始まり、全ての終わりなのでね。彼の元へ行きたまえね>
ところどころわからないフレーズがある。晃五郎、晃九郎、AJ01。
<てなわけで、俺も東京帰る>
<シゲさんみんなに頼られてるのに? あんな大事件あって、それでも?>
<確かに、あのドローンの一斉暴走は気になる。多分犯人が目眩しでやった別の犯罪だ。おかげで公民館の銃撃事件は跡形もなくなった。俺たちとしても、三橋の転院がスムーズにいったし陽太郎を追ってたベルベット・ボーイズの確保にも繋がったし、絶対に今回の三橋攻防戦絡みだ。間違いない>
<だったら>
<でも、だ。大学で保管してた旧式ドローンが、違法に飛んでた海外製だかなんだかのドローンと正面からぶつかった。明らか海外製の方がベルベットだと思うが、どっちが俺らの敵でどっちが味方か分からない。高セキュアな大学のドローンをハッキングした謎の勢力登場で日電は蜂の巣突いた大騒ぎ。でも、今は敵味方気にしてる場合じゃないんだ>
<そうそう、調べたところで得られるデータは少ないって>
国彦がハキハキとした口調で言うが、チヨ子にはパチンコ台がハキハキとアニメのセリフを叫んでいる音声に混ざって聞こえる。
<拉致犯の狙いが何なのか分からないけど、俺は晃九郎より信用できると思う。晃五郎の名前が出た以上、晃一族は全員容疑者だ>
そう冷たく呟く滋行の台が、けたたましい黄金のエフェクトを光らせ大騒ぎした。
「ここにしよう」
「えー!? 盗み聞きされないって言ったって、ここじゃ五月蝿すぎないー!?」
「俺らみたいな学生が入り浸ってても変じゃなくて、音声のスキミングはブロックできて、俺ら自身はこの距離だから会話できるんだから。いいアイディアじゃないか?」
「これやりたいだけでしょー!?」
少し声を張り上げているのは、ラフな格好をしたチヨ子だ。シャツもスカートもブランドとは縁遠いチープな市販品で、病院近くの量販店で現地調達した結果手持ちの洒落たヒールのパンプスとは不釣り合いになっている。
もう数日もすると卒業式だ。流石のチヨ子も高校生であり、日電社員に仕事を引き継いで病院と三橋の対応を任せて明日にでも東京へ帰ることになっている。大学が始まるまでの時間もまた来てほしいと日電社員には言われているが、チヨ子自身は迷っていた。
その話をしたくて、チヨ子は滋行を呼び出した。呼び出したのはチヨ子だが、場所は滋行が指定した。
「どうせ聞かれたって困る話じゃないんですけどぉ」
「俺は困る話がある」
「え?」
そこらじゅうからガチャガチャとしたけたたましい音が響いている。チヨ子は生まれて初めてパチンコ店の椅子に座った。目の前には光って動くギミックだらけの派手な機械があり、液晶があり、ハンドルのようなものがあり、今は沈黙している。
滋行はパチンコ台の右下、おそらく一般の客が触らないような銀色の箱のような部分を触っている。数回まさぐり、留め具のようなものを外し、開いた中を覗き込んだ。
「あったあった」
基盤のスイッチや開放用の鍵穴などが並ぶいかにもメンテナンス用の箱の中に、一つぽかりと見慣れた穴があった。脳波コン用のジャック穴だ。滋行は慣れた手つきで自身のこめかみから垂れるケーブルをはめた。
「そっちにもあるだろ?」
「……変なのに接続したくないんだけど」
「じゃあミルキィを介してやればいい」
「あー、この間みたいに? また壊れたりしないかな」
「ハヤシモよりよっぽど有能なファイアウォールだよ、ミルキィは」
カバンの中からチョコレート色のテディベアを取り出し、チヨ子はまず腹に新たにつけられたジッパーを開けて端子を接続した。以前東京で女性研究者に縫ってもらったものだ。優秀なブラックボックスを備えているらしいAI搭載ぬいぐるみのミルキィは、北海道に来てからもしょっちゅうこうして腹を開かれデバイスとして使われていた。
「どうやるの?」
「ミルキィがやるさ。コマンドで『遊べ』って指示して」
「ミルキィちゃん、これで遊んでみて」
「わーい、おもちゃだ! ありがとうチヨ!」
軽いモーター音と共に腕を振って喜ぶミルキィにパチンコ台はすぐさま反応した。勢いよく玉が打たれ、ガチャガチャとギミックが動き、液晶の中でアニメが始まった。何が起こっているのか素人にチヨ子にはさっぱりだった。
<国彦も回線に来るから、それまで適当に打ってて>
「わ」
パチンコ台が滋行の声で喋っているように聞こえ、チヨ子は驚愕した。
ローカルネットワークなのか、音声がやたらと鮮明だ。脳波コンから感じる感覚は確かに台そのものだが、声はいつもの滋行だ。隣を見ると「そういうこと」と呟いて頷いてから、滋行はパチンコ台に向き直って慣れた姿勢でハンドルに手をかける。ポーズでしかないのだろう。こめかみから通じているため、頭で適当に「遊ぶ」イメージをするだけで玉が飛び出ていくのだ。膝の上のミルキィがそうイメージして動かしているのが伝わってくる。
<いつもこんなことしてるの?>
<稼げるんだよ、結構。脳波コン持ちの間じゃちょっとしたブームさ>
<楽しくて少し稼げる、の間違いだろ? クニ>
東京で大学や倉庫に詰めている国彦がパチンコ台を通して話しかけてくる。ローカル特有の閉鎖的でクリアな感覚があったが、どうやら全国のパチンコ台だけを繋いだ大きな規模のローカルネットらしい。小さく笑う国彦の声がパチンコ台のプログラム音声と混ざって聞こえる。
<軍資金が要るじゃないか、俺たちだって>
<ぐんしきん?>
<日電も人がどんどん増えてる。それでも人手が不足してんのは確かなんだけど、俺らはこれから別に動きたいんだ。日電じゃなくてさ>
<え、そうなの?>
<ヨウタロから届いた位置情報とメッセージを信じることにしたんだ>
<……あのスパムメール?>
チヨ子の元にも届いた陽太郎のメッセージは、怪しい語尾で終始信じがたい内容が書かれてあった。陽太郎に真意を問い合わせたが、大量のドローンが超上空で勝手に舞った「稚内大規模ハッキング事件」の後処理で忙しいと返事が来たのだ。
<だって今忙しいって言ってたし>
<そっちは偽物だ>
<え!?>
<確かに今、日電どころかニュースにもなって大変な状況になってるから忙しいってのは分かる。陽太郎は現場近くで目撃してて、動画も撮ったってんで、マスコミにインタビュー答えたりしてたのは見た。だがあれも陽太郎じゃない、偽物だ>
<うっそ、全然分からなかった>
<スパムメールだと思わせたやつの方が正解で、ドローンの後処理してるのは別人なんだよ。電話もメールもSNSも、何もかも確かに陽太郎の顔と声を使ってるけどな……俺ら友達だから違和感ぐらい覚えるって>
<ちょ、ウチらのチャットは? さっきだって陽太郎さん返事してたじゃん>
<俺ら、陽太郎の『拉致』に気がついてないふりをしてんだよ>
「ら……」
チヨ子の血の気が引く。
<いいか、ハヤシモ。これはチャンスだ。陽太郎が凡ミスして拉致られたんだとしても、後から陽太郎か犯人か、ともかくメッセージを送って俺らにアポを取ってきたってのが大事なんだ>
<交渉の場に立てるんだよ、俺ら。信じるさ>
<え、え、でも>
スパムメールだと思って破棄したメッセージをミルキィに「ちょうだい」して拾い上げる。
「どーぞ、チヨ」
パチンコ台から視線を一瞬チヨ子に戻したぬいぐるみが、メッセージを視界いっぱいに表示した。
<やぁ、初めましてかね。彼から紹介されて手紙を送るのでね。早速で悪いがね、晃五郎の目を掻い潜ってちょっと動いて欲しいのでね。ああ、奴をどうにかしてほしいと願う理由は今は大っぴらにできないがね、ニュースは見たかね? 察しが良いとそれだけで分かると思うがね。晃五郎の金が止まっては困るのだがね、奴がこのままロビー活動を続け、技術を追い出してはいけないのでね。晃九郎たちには無理でも、キミたちなら動けそうでね。いけるかね? とりあえずAJ01の目覚めこそ全ての始まり、全ての終わりなのでね。彼の元へ行きたまえね>
ところどころわからないフレーズがある。晃五郎、晃九郎、AJ01。
<てなわけで、俺も東京帰る>
<シゲさんみんなに頼られてるのに? あんな大事件あって、それでも?>
<確かに、あのドローンの一斉暴走は気になる。多分犯人が目眩しでやった別の犯罪だ。おかげで公民館の銃撃事件は跡形もなくなった。俺たちとしても、三橋の転院がスムーズにいったし陽太郎を追ってたベルベット・ボーイズの確保にも繋がったし、絶対に今回の三橋攻防戦絡みだ。間違いない>
<だったら>
<でも、だ。大学で保管してた旧式ドローンが、違法に飛んでた海外製だかなんだかのドローンと正面からぶつかった。明らか海外製の方がベルベットだと思うが、どっちが俺らの敵でどっちが味方か分からない。高セキュアな大学のドローンをハッキングした謎の勢力登場で日電は蜂の巣突いた大騒ぎ。でも、今は敵味方気にしてる場合じゃないんだ>
<そうそう、調べたところで得られるデータは少ないって>
国彦がハキハキとした口調で言うが、チヨ子にはパチンコ台がハキハキとアニメのセリフを叫んでいる音声に混ざって聞こえる。
<拉致犯の狙いが何なのか分からないけど、俺は晃九郎より信用できると思う。晃五郎の名前が出た以上、晃一族は全員容疑者だ>
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