40代(男)アバターで無双する少女

かのよ

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319 特別な配慮と盤の上

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 過去、シミュレーションRPGは一人のプレイヤーが楽しむ閉ざされたゲームだった。
 元々RPGというものが擬似体験を含むためか、S・RPGは指揮官役を疑似体験する目的が設定されている。だが過去の話だ。ガルドが知っているフルダイブゲームタイトルには、オンラインとして楽しめるよう複数人の参加を前提にゲームデザインがされている。
「どんどん攻撃していい」
「オッケー」
「了解」
「これ、マス目くっ付いたらどうなるんだ? 将棋みたいに先のターンの方が奪うのか?」
「やってみないとわからない」
「ええー?」
 初心者の久世らは一人1ユニットに乗った状態で自分自身のように管理し、ガルドの勧める通りの行動を1ターンにつき一つ行っている。
「ぬ、もう動けない……」
 一方心が壊れている田岡はターン制を理解できていない。進みたいところへ進み、確定して動けなくなってからも動こうとする。ケンタウロスの手綱を感覚し、ターン終了のため動けない間も進もうとする。止めても聞かない。その上あまり細かい指示が受け付けられないのだ。
 ガルドは自分のユニット駒から一体田岡専用に側付け、あとは好きにさせた。
 どうやらガルドは上級者用の設定になっていたらしい。ユニット召喚が複数可能で、それぞれに回復・防衛・遠距離攻撃・近距離攻撃と得意な武器種が割り振られていた。Sを最高にしたランク表記で、田岡につけたのは回復S持ちの小さなケンタウロスだ。
 ガルドの背中を守る形で配置しているケンタウロスは遠距離の適正、前方でいの一番に接敵する場所のケンタウロスはそれぞれ近接S2、防衛S1で割り振っている。普段の自分たちと同じだ。防衛はジャスティン、近接はガルドと榎本のポジションと似ている。そう思えば愛着が湧いた。
 ガルドは現在、全部で五体のユニットを操作している。
 オンライン共闘モードは時間制限があるため、同時に五体を動かし20秒以内に全て行動完了まで操作しなければならない。慣れるまでは大変だ。だからこそ初心者はケンタウロスに乗るという誘導になったのだろう。
 エネミー・ターン。移動出来る分だけ寄ってきた敵のケンタウロスを前に、三橋たちは<回避/防御>を選択する。
「回避」
「回避一択だ」
 Aの気遣いか、敵の攻撃命中率は凄ぶる低い。今の所一回も当たっていない。三橋たちが乗るケンタウロスはぴょいとステップを踏んで攻撃を避け、次の<反撃>シーケンスを許可する。
「えいっ」
 ケンタウロスが腕を振り上げ、振り下げる。全員背筋を伸ばして自分より背の高い戦士の腕を見上げ、敵戦士を見事に屠る様子を見つめていた。
「ターン制なら怖くないっすねぇ」
「そうだな」
「自分じゃない人が攻撃するのに風を感じるのって不思議」
「うんうん」
 ケンタウロスの背に乗っている彼ら背広組は、ガルドには理解できない部分をほめている。自分で剣を振って攻撃するのではなく上半身が人の形をしているケンタウロスの腕が剣を振るうのだ。フィードバックも甘くなっているらしく、剣の重さや硬さのあるモノを斬る感覚はカットされ、振り下ろす風だけ届くらしい。
 ガルドにはよく分からない魅力だ。野球ゲームでバットを振るのと何ら変わらないだろう。バドミントンの方がよっぽどいい音がするだろう。始めてまだ数年にも関わらず、ガルドは生粋の剣士のような気分で剣を握っている。
「クロススキルの発動条件を見ながら立ち回るのがいい」
「この説明の部分ですよね? 読んだんですけど、この『2ユニットがもつお互いの同一スキルを』ってところ、すり合わせが必要じゃないですか。始まる前に言って欲しかったなぁ」
「いや、今回が最初だから全員同じスキル構成なのでは?」
「なるほど、じゃあクロススキルって普通にやりやすいですね。やってみます?」
「次のターンな」
「このステージは敵全滅でクリアでしたっけ。あと何ターンかなぁ。4あればいけます?」
「ああ」
「閣下のユニット、あんまり前に出しすぎないでくださいね?」
「ああ」
「強さは均一なのに、やけに強くないっすか?」
 三橋が攻撃後ターンエンドまで動けないケンタウロスユニットの髪の毛を三つ編みにしながら首を傾げている。ガルドも思う。Aの仕業に間違いないだろうが、文句を言うのも面倒だった。
 ガルドが呼び出した五体は敵ユニットを一撃で倒してしまう。回復職は田岡のケンタウロスを毎ターン完全無傷へ回復してしまう。本来の目的である「時間を忘れるほど楽しませる」という目的に反している。やはりAへ文句を言った方がいいだろう。これではガルドばかり無双してしまって、背広組はS・RPGの醍醐味が分からないまま進んでしまう。
「次のステージは難しいといいな」
「おおお、次があるのか! 次はだな、穴熊だな!」
「あなぐま?」
「将棋の手ですね」
「囲うのだ! そして銀で蓋をする!」
「へぇー。で? どうやって再現するんですか? 銀も歩もないですし数も足りないのによく出来るなんて思いますね」
「山瀬……言い方」
 無口な大谷がポツリと言うほど山瀬は少しチクチクした言い方だ。前から片鱗はあったのだが、どうやら田岡があまり好きではないらしい。少しバツの悪い表情で不貞腐れる。仕事中の態度ではない。ゲームを楽しむ日本人女性の顔だ。
「うん! モチくんに任せる!」
 田岡はニコニコしたままガルドへ振り返ってきた。全員の視線が集中するのを感じ、照れを隠すため目を瞑って一つ頷く。
「囲って前方を固めるだけなら、再現できる」
「えっ」
「範囲攻撃はされる前にこちらから潰す」
「遠距離でですか? 倒しきれますかね」
「タゲ取りの仕組みは普段と変わらない。一人先行し攻撃を一手に受ける。防御Sのやつを出そう」
 ガルドが細かく指示を出すと、一つ二つ口に出しただけで久世や山瀬は内容を理解してくれた。行動一回で進める移動マスの数には個人差があり、ガルドが見る限りガルドの持つ一体と大谷が足早ケンタウロスに設定されている。そう指摘すると大谷は「他の行動をせず移動に専念し回避し続ける」と百点満点のことを言った。
「その通り」
「なるほど、基礎基本が大切なのはスポーツと同じか」
「負けても同じステージで再戦できる。気にせず回していくぞ」
「なんか楽しくなってきましたね」
「ヨォシ! 進むぞー!」
「いやぁ、やっぱりこういうゲームは勝てれば楽しいんだな」
「我々に敗北の二文字はない! ふははは!」
 田岡は笑うほど上機嫌だ。確かに子供のような言葉ばかり話し、他者の立場に立つ思いやりが少し欠けている。苦手な山瀬の気持ちもわかる。最近は不安定になることが減ったが、城下町のギルドホームに閉じこもって出てこない日もあった。ナイーブで取扱注意というのは全員一致している。
「でも田岡さんだけ好きに動いていいだなんて」
「いい。ユニット二つ分減ってもカバー出来る。出来なくなった時はレベル上げのタイミングだ」
「レベル上げって、このケンタウロス一体一体のレベルを……ですか?」
「ああ。5か10あげるだけで変わる」
「今2っすけど」
「10まで上げるならあっという間だ」
「一日かかります?」
「効率次第」
「えー!」
 フロキリでのドロップ狙いマラソンを考えれば計算できる時点で親切だとガルドは思っているのだが、非ゲーマーの反応はこれが普通なのだとも理解している。ふと母を思う。時間の無駄だと言っていたが、こうして巻き込まれなかった場合背広組も一生「ゲームのレベル上げ・ドロップ待ちは時間の無駄」だと思っていたことだろう。
「反復の訓練かー。地道……」
「数字が大きくなって、勝てなかった敵を軽々倒せるようになる。楽しい」
 ガルドはレベル上げ作業が嫌いではない。
「ゲーマーってのもあるんでしょうけど、忍耐力がすごいっすね! 俺は続かないからなぁ」
「三橋はギターできるからいいじゃねぇか」
「あー、その言い方はあれっすね久世さん。コード進行で挫折した口っすね」
「地道にやればその先楽しいって分かっててもなぁ、向き不向きってのはあんだよ」
 久世と三橋がしみじみしている。
「音楽か……良さそうだ。ギターのシミュレーションが出来るようサルガス経由で外に要望を出そう」
「どんどん出来ること増えてきてますよね、この世界。動画に映画、ミニゲーム、手芸に料理……」
「ギターが追加されたら俺先生やるっすよ、閣下」
「頼もしい」
「おお、ギター先生か! ミツバくん!」
「三橋っす。田岡さん、興味あるっすか?」
「なんでもやってみたいぞ。好きな曲を聴くだけでもいい。前は毎日歌ってたぞ。音を鳴らすものはなかったが、声だけはな! うん!」
 田岡が馬上で笑っている。三橋はハッとして表情を固くし、ガルドは塔の景色を思い浮かべた。鉢植えを壊してしまったが、あの出口のない塔の上の部屋は今でも田岡の心に残っている。槍を構えて襲ってきた日のことが遠い過去のように思えるが、閉じ込められていた期間に比べればまだまだ短い。
「歌、か」
「歌うのは最初から自由だが、楽器を持てる自由は得難いな」
「……そうですね」
「田岡さん、いっぱい弾いていっぱい歌いましょ! ボスも喜ぶっす!」
「おお! 九郎にたくさん聴かせてやろうな!」
「ハイ!」
 三橋はボスという男のことをよく引き合いに出す。ガルドにとっては父の上司であり、よく大規模レイドで鉢合わせるディンクロンという男でもある。田岡と三橋が想像する九郎をガルドは知らず、猫の姿をした青年と父に似た空気が混ざる想像の中の人物像をしていた。
「今頃忙しくしてんでしょうなぁ」
 久世がしみじみいいながら手綱を浮かせた。次のターンで移動する場所を選んでいる。山瀬は無言のまま周囲を眺めており、ガルドは思わずフォローに入る。
「田岡は何年も閉じ込められていた。元気に笑っていてほしい。そのためであればなんだってできる」
「ガルドさん……」
「だがそれは、全員がすべき業務ではない」
 山瀬は少し口を開いた。何か言おうとして止めた。
「田岡は特別になりたくてなったわけじゃない。させられた。それはこっちも同じ。田岡を特別扱いするのは必要だからじゃない……善意だ」
「ぶ、ぶっちゃけますね。閣下はその、善意で『笑っていてほしい』と」
「田岡だけでなく」
 山瀬に話している途中で敵の攻撃が終わり、次のターンが始まった。自分のケンタウロス五体を、一人陣上に二本足で立ったまま全て勢いよく指示する。アルファは回復行動、ベータは前四マス左二マスの位置に移動して範囲攻撃を前方へ。ガンマは直線最大距離まで移動し防御姿勢で待機。デルタは待機。エプシロンは左三マスへ移動し待機。
「みんな笑って過ごしてほしい。そのためであればなんだってする」
「閣下」
「気晴らしもいいものだと思う、から」
 山瀬はポカンとしたままだ。自軍ターンが終わりそうになり、ようやくハッと手綱を握って一マス進む。それ以外には何もできず、周囲で久世たちが敵へ攻撃を加える破壊音だけが響いた。
「優しいですね、閣下。我々が城下町に居る限り仕事モードを解けないと分かってて、はやめに誘ってくれたんでしょう?」
 いや、Aの依頼だ。Aのリアル側での事情で三橋含む背広組を急いでほしいと言われたからだ。
「ん……む……」
 だが言えなかった。反応が予想できない分、榎本にしたようなカミングアウトはやりにくい。
「ありがとうございます!」
 突然礼を言われ、ガルドは申し訳なさで表情を固くすることしかできなかった。

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