40代(男)アバターで無双する少女

かのよ

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284 愚痴と街

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「その『タツタ』ってやつ含め、外の詳細、どうする? みんなに周知?」
「えっ」
 夜叉彦が何気なくあげた言葉に、メロ達三人が毛を逆撫でたネコのような勢いで警戒した。
「それはその……」
「ううむ……」
「えー、ねえ、メロもマグナも変だけどさぁ。ジャスが特におかしいよ。浮気バレた旦那みたいな顔してるしやん」
「うおおごほんごほんっ!」
 夜又彦の例え話に大げさな咳払いをするジャスティンを、本来なら夜叉彦やガルドだけでなく全員で笑って盛り上がるシーンだ。しかしメロとマグナは複雑そうな顔で目をそらしている。
 これはもうコレしかないだろうと、ガルドは話しやすいように語尾を言わないまま誘導をかけた。
「『タツタ』を……知って?」
 マグナが口をもごもごとさせたあと、メロに一瞬視線を送ってから白状した。
「……る。知って、いる……」
「え、ええっ!? まぁさっきから変な態度とっててあからさまだったけどぉー、なにかあるなとは分かってたけど一、知り合い!? 三人とも!? びっくりだよ!」
 夜叉彦と同じくらいの度合いで、無口かつ無表情なガルドも驚いていた。リアクションを取るほどではないが、三人の共通の友人となると日本人のゲームプレイヤーに限定される。過去オンラインゲーム経験が一本だけのメロが混ざっているため、確実にフロキリのプレイヤーだとガルドにはすぐに分かった。
 となると、おそらく夜叉彦や自分も知っている人物なのではないだろうか? とガルドは顔に出す。
「……夜叉彦は会ったことないやつだ」
 候補の人数が急に減る。
「リアルで名前を聞くぐらい仲良しってことだよね?」
「ああ……ガルドはリアルネームを知らなかったんだな」
「と、いうことは」
 ガルドは目を見開いて驚いた。暗にマグナは「プレイヤーネームなら知っている」と言いたいらしい。ずばり言ってくれれば、とガルドは不満に思った。言い澱みもったいぶる理由が分からない。
「誰?」
「……いや、まぁ、不確定だからな。本人かどうか確認のしようがない」
「だとしても、何かヒントになるかも」
「俺はいい。だがメロがなぁ……」
「ううむ、メロ次第だな」
 マグナとジャスティンが二人そろってメロの顔を見た。見られているメロは、確かに普段と違い全くの無表情でうなだれている。フルダイブのアバターで反映されていないが、もしかしたら顔色が悪いのかもしれない。
「メロ」
「……なんか、しっくりきちゃった」
「現状と、出てきた名前にか?」
「うん。ウチ……長いからさ。なんとなく、アイツが首を突っ込んで『こう』なったのかな、とかさ。本当、トラブルメーカーで自己中だし、突拍子もないことしでかして、ケツ拭くこっちの身にも、なれって……」
「ああ」
「でもさ、多分、アイツなりに理屈があるんだよ。共感なんざ全くできない。でも理不尽じゃない、変だけどロジックに『なるほど』っては思う。間違ってることもあるし、感情的過ぎてバカだろって思うことも多いんだよ。でもだから、さ。いろんな人に愛されるんだよ」
「そうだな」
「一年前から……ウチらを巻き込んで、なんか動こうと思ったんじゃないかな。あっはは、アハハ!」
 緩いウェーブの髪が小刻みに揺れる。長いローブが床についたり離れたりするほど身体が揺れ、とうとうメロは腹の底から笑いだした。
「はははは! あっははは!」
「め、メロ!? え、なに、どうしたの!?」
「……はぁ」
「うむ、まぁ、その、なんだ……」
「なんでみんなそんな知った顔してるの、ガルドまで!」
 ガルドは手で目を覆い、天を仰ぐ。
「……なるほど。『姐さん』か」
 ミッドウェー島で出会った叶野の慕い具合で気付けばよかった。あれは完ぺきに、一年前の引退まで間近で見てきた「あの人」の取り巻きと似た態度だった。
「確実か? 本当にアレか?」
「まだ疑ってるの、マグナ。龍田なんて名前そうないし、フロキリユーザーをターゲットにした拉致事件に関わる龍田なんて一人だよ、一人! もう確実にアイツ! ア・イ・ツ!」
「俺だけついていけてないんですけど」
「む、榎本は知っているんじゃないのか? なぁ、マグナ。何年も前だがオフ会で会っているし、酔ったメロにフルネーム呼ばれて怒られたとき、榎本が馬鹿笑いしていたのは覚えているぞ」
「ジャスの言うとおりだが……まぁ、覚えていないだろうな。コイツ」
 ジャスティンとマグナが顎でしゃくる先には、とうとう深く寝入ったらしい榎本が緩い顔で眠っている。二人はあきれていて、ガルドも怒る気にはなれず、起こす気もなかった。
「ねぇー!」
 膨れた顔でマグナの背中を殴り始めた夜叉彦に、ガルドは答え合わせを兼ねた説明を始めた。
「夜叉彦、ギルドの名前」
「え? ろんど……ベルベット?」
「そう。ロンド・『ベルベット』」
 名前の由来はSFアニメの作中部隊名だと聞いているが、何度も同じ音色を繰り返してぐるぐる回る輪舞曲ロンドとついている点がガルドのお気に入りだ。ベートーヴェンの「エリーゼのために」は、音楽に疎いガルドでも簡単にそらんじられる。それもロンドの、一度出たフレーズを繰り返すという特徴のおかげだ。
「ベルベットが、戻ってきた」
「敵として、ねっ!」
 メロが歯をむいて怒る。実際に怒る局面なのだろうが、マグナとジャスは複雑そうな顔をしている。ガルドも、内心ちょっと嬉しい気持ちを隠し切れなかった。
「……前のギルマス?」
「そうだ。で、メロの幼馴染」
「やぁだ! ほんとやだ!」
 メロは今にも攻撃コマンドを辺りに打ち込もうとしている。腰からレインボーカラーの派手な杖を取り出し、上に掲げて使用するスキルを選んでいるらしい。杖の振り方で選ぶスキルツリーが枝先に伸びていく前に、夜叉彦が「まぁまぁまぁまぁ」となだめて止めた。
「まじ許さないアイツ! 全ての怒りの矛先にしてやる! くそおーっ!」
「メロ、落ち着いて。確かに犯人が身内ってなんだか……あれっ? でもほら、こっちを知ってるってことは……」
「スパイ、か?」
「え?」
 メロが口をあんぐりと開けて動きを止めた。
「うん。ねぇメロ、本気で元ギルマスが俺らを利用しようとしてるって? んなわけないよ、恨んでるなら心臓にナイフ一突きで終わるもん」
「そうだな。理屈は知らんが、まぁそういうことだろう」
「え?」
「うんうん」
 マグナと夜叉彦が頷きあっている。ジャスティンは立ち上がって今にも叫びそうになっており、ガルドは急いで口をふさいだ。
「なんムゴっ、むぐ、むー!」
「あまり大声で言うものではない」
「そうだな。ああ、リアル側に聞こえるとかではないぞ。どこで誰が聞いているか分からないからだ。文字チャットならトレースされるんだろう?」
「そう。田岡に話してもらう言葉とかも、文字媒体では書かない方がいい」
「よし、周知しよう。そうだガルド、他に気づいたことはないか? 会ってないとはいえ、外で犯人たちと顔を合わせたんだろう?」
 ガルドは答えに少々迷った。Aが事あるごとに口にしてきた「オーナー」が龍田、つまりベルベットのことだとは分かった。ベルベットがAとともにBJグループを閉じ込めたことも分かってしまった。
「ううん……」
 Aからよく聞いていたオーナーのことを、ガルドはほとんど話半分で聞いていたためよく覚えていない。ただ、ソロプレイヤーが冷凍睡眠のように眠らせられていた件を「倫理違反」と言っていたことなどは見えている。
「ミッドウェーの研究者より、よっぽどベルベットの方が倫理観があるようだった」
「倫理ぃ? アレが人の心を持ってるとは思えないし」
「言い方はトゲがあるが、おおむね賛成だ」
「だな。ベルベットは人のまねをして楽しむ宇宙人だと思うぞ」
「まったくだ」
 ひどい言われようだ。ガルドはそこまでベルベットを人でなしだとは思っていない。だが、言われる要素がある人物だとは理解できている。
「アイツ、言ってることがコロコロ変わるし、どれも本気なんだよね」
 優柔不断とも違う。八方美人とも違う。他人の意見に流されて変わるわけではなく、本気で突然、信じる理屈が180度変わるという型破りな人物だった。
「あのバカが本気でウチらのこと考えて動いてるとしても、やってることが最短距離かっていうとちょっと……」
「来た道を逆走して遠回りすることもあるからな」
「俺より方向音痴だよなぁ! ハッハ!」
 ジャスティンが腹から大声で笑う。ガルドはつられて口角が少し上がった。



「ガルド! ガルドだ!」
「英雄様の遅いご起床ってか!? おおい!」
「やぁっと起きた。おそーい」
「助けに来てくれたんだってな。サンキュー、ガルド!」
「……ん」
 サンバガラス・ギルドホームの小さな一室から、食事が取れる大きな広間へと出る。先に行ったユリヲ経由で来訪を伝えると、運よくリビングにいたソロプレイヤーたちが待ち構えていた。
「あれ、榎本は?」
「二度寝」
「っはー! どんだけ寝るんだよ! あはは!」
「寝坊すけだね」
 口々に出てくる榎本をからかう声に、ガルドはほんの少し苛立ちを覚える。寝ていたが、寝ていないのだ。ガルド自身もあまりしっかり睡眠は取れていない。眠いから機嫌が悪いのか、ガルドは少々イライラしていた。
「田岡も寝てる」
「田岡さんはおじいちゃんだからね」
「ずーっと二人についててくれたんだよ。安心したんじゃないかなぁ」
「お、そうだ。ボートウィグに知らせてやろうぜ。アイツも毎日来てるし」
「今どこだっけ」
「どうせどこかのバーだろ」
「サボってるに決まってら。ここにもサボりに来てたんだろ」
「あーだよなぁー」
 名前もうる覚えなソロプレイヤーたちは、まるで長いことこの部屋にいたかのような顔で和気あいあいと話している。田岡のこともよく知っているといった様子で、追加された別プレイヤーの名前もガルドにとっては大事な仲間のものだ。
 まるで拉致された直後から苦楽を共にしていたような言い方に、ガルドはなおさら腹が立った。
「……いい。行く」
「お?」
 寝かされていた部屋から出る際、仲間たちと「金井のおいしいごはんでも食べながら、共有すべき話の続きをしよう」という話をしていた。ソファやダイニングテーブルが新たに設置されたサンバガラスのギルドホームで食べようという意味だが、ガルドはさっさと扉の外に足を向ける。
「ガルド?」
「必要なことは大体話した。どこまで言うか、そっちで決めていい」
「え、でも……」
 夜又彦が引き留めるような言葉を紡ぐ前に、ガルドは牽制に近い言葉で丸投げした。
「榎本起きた後で、ホームで」
「あ、うん」
 必要そうな話は、おおざっぱだがあらかた伝えてある。ただし、ガルドがル・ラルブへ着いた時からAとコンタクトを取っていたことや、外との細やかな駆け引き、ハワイでの実際の攻防などは話していない。
 ログインさせられる前までは全て話すつもりだったが、「龍田」の件でうやむやになってしまった。割って裂いて話し始めるような空気でもなければ、ガルドの悪い癖である秘匿主義と逃げ癖が再び顔を出している。
「ガルド~、道端で寝るなよ~?」
「きゃははは!」
 ガルドは向けられたジョークを鼻で笑って、久しぶりの非戦闘フィールドに足を踏み出した。
「待って待ってー」
 背後から声がするが、構わず進む。歩幅の違う誰かが駆けてくる気配がし、ガルドは振り向かないままスピードを緩めた。

 一瞬考えた「拉致被害者全員で外の状況を共有しあうべき」という考えを、ガルドは気の迷いだったと改めた。
<ガルドさん、ガルドさん! おはよー! おかえりー!>
<やぁーシルバーバック。ペットいなくなっちまったって言うじゃん? 俺らでもう一回トライしたいんだけどー。地下迷宮。なぁ、行こうぜ~>
<ガルドさんは疲れて寝てたんだろ? もうちょっと休ませてやろうぜ>
<えー? もう十分休んだじゃんよ~>
<そもそもソロの俺たち、助けに来てくれたのガルドだって言うじゃん? まじさんきゅーな>
<帰りぶっ倒れてなにやっても起きないから、数回キルして戻して、それでも遠いからしょうがなく担いで帰ったよ>
<蹴って転がしたの誰だっけ? キャハハ>
<寝てる方が悪い>
<けみけっこが起こして回ってくれりゃあ自力で帰れた。無理に来なくてもよかった>
<そんな言い方ないだろ。昔と今とじゃ環境が違うらしいし>
<聞いてくれよ、ガルドさん。城下町の外に出ちゃだめだって言うんだぜ~。軟禁? まじ犯罪>
<ログアウトもできないなんてやばすぎるっしょ>
<昔流行ったよなぁ、そういうストーリーのアニメ>
<ばぁか、あれは異世界転生ってやつだよ。俺らのこれはなんていうか……なんとか少年漂流記だよ>
<少年って柄か? はっは、おっさんばっかだっつーの>
<は? ガキが生言ってんじゃねぇよ>
<っせーバカ、小汚いピーターパン>
<はあああ?>
<あー? やるかゴラ>
<上ぉ等~! ワンに面貸せこの野郎>
 ガルドは歩きながらため息を一つ。その合間にも勢いよく文字型のチャット欄が流れていく。音声では同時に発言してしまうと音源がかぶってしまうが、文字であれば罵倒も別会話も同時にテンポよく進んでいく。ソロのユーザーの中にはボイスチャットを切っている者も多く、ソロプレイヤーのコミュニケーションは大体が文字とエモーションアイコン、定型文の連打などだ。脳波コンならば耳より早く頭に届く。
「これだから自治も自浄もない集団は……」
 ガルドの隣を歩く一人のソロ仲間が、ガルドと同じチャット欄を見ながら文句を言った。
「あっても大変」
「自治のクオリティね。鈴音とかってそうじゃない? まだロンベル二軍……今は分離してヴァーツって言うんだっけ。そっちとかは規律あるっぽいけど」
「あれはあれで自由気まま」
「不思議よね。あの奔放さでよくもまぁ破綻しないもんだわ」
 隣を歩く黒いドレス姿の女は、ガルドの顔も見ずに話を続けた。
「どのギルドも即席パーティも、どれもこれも一期一会よ。集団だから仲良く出来るなんてオンラインじゃありえないの。一対一、一人ひとりの関係性が網目のように見えているだけ。アイツらはガルドを『気心の知れた、地元出身の上京したダチ』くらいに考えてるんだと思う」
「迷惑」
「まぁ、ぶっちゃけね。ソロがソロたる所以よ、そこは。コミュニケーション強強なヴァーツより二回りくらいヘタクソ」
「けみはそんなことない」
「わお、ありがとガルド。そうねぇ、けみさん特別おしゃべりだから」
「初心者だったころが一番つらかった」
「そうなの? 初心者だったころってどんなだったのよ」
「……はじめて三日でやめようと思った」
「え」
「その時たまたま、ベルベットに声を掛けてもらった」
「あ~なるほどねぇ~。そりゃあ思いとどまっちゃう。けみさん、ベルベットとは接点そんなになかったから」
「誰にでも優しくて、誰にでもフランクだった」
「らしいね。でもけみさんはねぇ、あの明るすぎる灯台みたいな感じは好きじゃないのよ」
「そう言ってた人にもいつのまにか好かれるのがベルベットクオリティ」
「そうそう、あれすごい不思議なんだけど。なんなの?」
「特殊能力」
 まるで自分専用になったかのようなフィット感を持つベルベットを、大勢のユーザーが本当に独占しようと強いアプローチをかますのだ。その様子をソロプレイヤー・けみけっこは「灯台」と表現した。
「まぶしすぎるんよ~」
「その光量をコントロールできる人だと思う。だからみんなベルベットが大好きになる」
「そんなもん? 波長とかさぁ、合わせていただいてるって分かるじゃんよ。けみさんが孤高の熟女してるのだって、そういうかっこいいレディ目指してるからだし。人に合わせず、合わせさせず、マイペースだけど社会のスピードに乗り遅れない喫茶店のテラス席で仕事するレディになるの。ふふん」
「けみけっこのそういうところ、好きだ」
「へえっ!? え、あっ、ああありがとっ! 待って、でも榎本が一番なんでしょ? ねっ!?」
「榎本?」
「だぁって、ガルドに胸を貸せる相手なんてアイツだけだもの! けみさん、いざとなったらかませ犬でもなんでもするからね。ボートウィグも一緒に!」
「なんでウィグ」
「いいのいいの、こっちの話~。恋バナってやつよ、ガルドが矛先の」
「勝手にやめてほしい」
「MISIA混ぜて夜叉彦を取り巻く乙女を話のタネにすることもおおいんだけどさぁ~」
 久しぶりにゆっくりけみけっこと共に話す貴重な時間に、ガルドは目を細めて少しだけ笑う。気の抜けた言葉の数々は、不思議と横浜の友人たちを思い出させた。
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