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第一章

第一章 第10.5話「初めての契りの後の夜」

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 暫くしてノア様は水の入ったコップを持って僕の所に来た。
「お水を持って来ましたよ」と少し恥ずかしがりながら言う。僕はコップを置き彼女の手を取り抱き寄せた。ノア様は優しく僕を抱きしめてくれる……

 水を少し飲み彼女に渡し仲良く飲み合いっこする。

 僕らはまたキスをする・・・ 、その後ノア様はスカートを探していたが見つからずそのまま夕食の準備を始めた・・・。
 シャツの下にちらちら見える純白のパンツのプリんとした小ぶりのお尻が良い眺めだ。この光景を見たいが為に僕はベッドの下に落ちていたスカートをシーツの中に隠しておいた。

 夕食は卵のスープと鶏肉だった、ノア様は料理が上手い。僕はいつも彼女の手料理を楽しみにしている。食事が終わると僕らの欲情は続きまた口づけをし、今度は舌を絡めた……。そして僕はノア様のシャツを脱がす。僕自身もズボンを下ろしパンツを脱ぐ・・・ そして再び裸になった僕はベッドに彼女を誘導する・・・。

 僕はもう我慢できなかった。ノア様を抱きしめベッドに座り、そして彼女のパンツの上から秘部を指で愛撫する。彼女は小さく喘ぎながら僕の胸にもたれ掛かる。ゆっくりと二人寝転がり僕は彼女の乳首を舐めながら舌を彼女の下半身に滑らせていく。パンツの上から彼女の秘部を舌で優しく愛撫する・・・。 ノア様の綺麗な足を広げようとするが、彼女は恥ずかしがり足を閉じようとするので僕は強引に股を開く・・・。

「う、あっ……恥ずか・・・しい・・・」恥じらう表情を見せる彼女……。
 その表情は更に僕を興奮させた……

 そして陰部をゆっくりと舐める・・・彼女のパンツはもう湿り気が溢れるばかりだ。
「ハァッ……」彼女は全身で呼吸し甘い声を漏らす……

 そして僕は彼女に覆い被さった・・・「ハァ、はぁ、ノア様…………」
 彼女は小さく頷く・・・ 僕はゆっくりと下着を脱がしてゆく・・・彼女の秘部の陰毛から透明な愛液が糸が引いている・・・。

 僕は興奮から愛撫を怠り、直情的に陰茎を彼女の秘部にねじ込み激しく腰を上下に動かす・・・。そしてノア様の艶のある喘ぎ声は僕にまた快楽を与えてくれる。
「あっ、ん……っ」彼女が少し声を漏らすと僕は反応する……。
「あ、あぁ!いゃ、……ハァッ」彼女の艶っぽい声が脳を激しく刺激する。
「ハァ、ノア様・・・っ!」僕はさらに動きを早める……そして彼女を抱きしめた。

 『僕のこれは情交でなくただの交尾でないか?』独りよがりな情動に気付き僕は陰棒を抜いた。

 ノア様は涙を溜め腕で顔を隠した。
 少し沈黙が流れる。僕は暴走した自分の欲情をなだめる。

 そしてノア様の陰部に指を入れ上下させる。いやらしい響きが彼女の秘部で「くちゅ、クチュ」と部屋に静かに鳴る・・・。愛液が溢れ出てノア様の耳が赤く染まる
「あ♡あ、んっ」純潔が破れたばかりの彼女は痛みと快楽が同時に押し寄せてえも言われぬ感覚なのかもしれない・・・。
 彼女の陰部に指を出し入れするだけで面白いように腰が上下する。僕は指を抜き周りの大陰唇をなぞり突起した小陰唇をコリコリと指で遊ぶ。次第に僕は興奮しながら「ノア様・・・っ、ハァッ、ノア様・・・!」彼女の名前を呼びながら激しく指を動かす……
 彼女が僕の腕を掴む。僕は彼女の頭を抱き更に強く指を動かす……
 陰核が隆起し色が濃くなる。親指でその陰核を更に虐める。

「ん♡あっ、あ゛ぁ」彼女はまた声を漏らすと今度は小さく痙攣した。そしてそのままぐったりとする。どうやら小さな絶頂に達したようだ……。

 『昨日まで穢れを知らなかった彼女を僕は汚している…』奴隷である僕の歪な感情が下半身の隆盛を鼓舞する。

 僕はノア様の股を開き隆起した下半身の”モノ”を膣口に再度入れる
 愛蜜が溢れた彼女の陰部から『ズプ、ヌプッ…』と沼を歩くような音が聴こえてくる
 「あっ、あああ゛っ」一度果てたノア様の嬌声はもう悲鳴のように部屋に響く
「あ、ノア様っ!」僕は彼女の腰を掴み激しく腰を上下させる。
「あっ、ん♡あっ!あっ!」彼女は僕の動きに合わせて喘ぐ・・・。

 そして僕とノア様は激しく愛し合い果てた・・・。

 行為の後僕らはまたベッドに倒れこんだ。もう外は真っ暗だ、ノア様が言った。
「こ、これは”肉体的な契り”で貴方のその…」その後言葉に詰まっていた。
 ノア様は建前でこの行為を正当化しようとしている。
 思えば僕は性奴隷として買われたわけではない、政府の建前として”性奴隷”として買う場合は色々制約が付く。ノア様と僕の気持ちがどうあれ、第三者から見ればこれは契約違反だ。
 専ら本当はこの街の奴隷は”労働奴隷”として買われていても”性奴隷”として扱われている場合が多いが…。

 ノア様は汗だくになり僕の胸に顔を乗せ荒い呼吸をしていた……。
 僕は彼女の頬を右手で摩る……そして優しくキスをする。
 僕たちはそのまま裸のまま抱き合い眠りについた……。僕の腕枕の中で眠る彼女はとても美しかった。

 僕は彼女の髪を優しく撫でながら、この生活がずっと続けば…。この時の僕は情欲に身を任せてただそう甘い考えでいた……。

 朝目覚めると隣には裸で寝ているノア様がいる……。彼女はまだ少し疲れが残っているのか寝息が聞こえる。昨日は二度も愛し合ったもんな……僕は彼女を優しく抱きしめた・・・ 彼女の髪を撫でる・・・

「ノア様、おはようございます」
 彼女は一瞬ビクッとして目が開き僕をみる・・・そして何かを思い出したかのように顔が真っ赤になった・・・。

『あっ、そうだ昨日私……』と小声で呟く。どうやら昨日の事を思い出しているようだ。
「お、おはようございます……」と小さな声で言う彼女……。

「あの……その……昨日はすいませんでした・・・」僕も何故か謝る……。何故だろう?

「あ、いえ……その・・・」ノア様はまだ顔を赤くしている。彼女の恥ずかしさがこちらまで伝わってくる・・・。僕も何故か恥ずかしくなる……。

 昨日散々愛し合ったはずなのになんだかお互い緊張する……
「・・・そろそろ起きましょうか?」と僕は言ってベッドから降りようとしたその時彼女は僕の腕を掴みそれを止めた・・・そして彼女の唇が僕の唇を塞ぐ・・・長いキスだった・・。唇を離すと彼女と目が合った・・・。

 「今日は頭痛はないと思いますよ」
 僕らはこの情交を”体液の交換”や”肉体的な契り”で人間の体内に魔族の体液が入った事により”自己耐性”と”抗体”が出来る手段として”建前”として行っている。
 
 『決してただの快楽の為でない。』僕らはこれからもそうして自分たちに嘘を付いて肌を重ねる……
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