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第3章
19話目
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お久しぶりです。
この7月の豪雨災害に合われた方々の皆様にお悔やみを申しますと共に亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
私も西日本に住んでおり、少なからず被害が有り、またしばらくは文章を書く事が出来ませんが、落ち着き次第また筆を取らせて頂けたら幸いです。
現在打ち込めた所まで更新をさせて頂きました。
―・―・―・―・―・―・―・―
う~ん、大丈夫かな?
まぁ、駄目ならまた説明すれば良いか!
回りの反応に一抹の不安を覚えながら、私は『土着病』の説明をすることにした。
「まず、何故『土着病』になるかなんですけど、原因は森に住む動物の糞の中に寄生虫の卵が混じり、水の中に溶け込み、その水を飲んでしまうからです」
何となく詳しい動物とかの名前は言わない方がいい気がするので、黙っていよう。
「そして、その卵の入った水を飲んでしまうと、身体の中で虫が孵るため病気になるのです。
この寄生虫の悪い所は、卵から孵った虫が身体の中の大事な部分の近くに移動して、巣を作り毒素を形成することで、お腹が膨れていき死んでしまうのです。
その巣を取り除く事が出来たら大丈夫で、後は私が作ったお薬を飲むと、お腹の中に流れた卵が孵らず排泄されるのです。
ここまでは、大丈夫ですか?
解らない事が有ると思いますが、そんなものだと思って下さい」
回りを見ると頷いている人もいれば、不思議そうな顔をしている人もいる。
難しいだろうなぁ~。
まぁ、あまり詳しく説明するのも大変だし、それよりも予防法が大事だよね!
「病の原因は今話した通りなんですが、理解するのは大変難しいと思います。
なので予防法を説明しようと思うのですけど、大丈夫ですか?」
回りは驚いている人達ばかりだけど・・・。
「予防法が有るのですか?」
ベリンダさんが聞いてくる。
「有りますよ、予防法」
治すよりも予防の方が簡単だよ・・・・。
私が作った薬の材料は高価だ、ベリンダさんが最初にビックリしたのはきっとその事を知っているからだと思う。
「教えて下さい!お願いします!」
ベリンダさんが必死になって聞いてくる。
それはそうだよね、世紀の大発見だもの…。
私には当たり前の知識でも、こちらの世界ではあまり知られていない事は多い。
だって魔法が有るから、何とかなる事を深く考える事は少ないよね。
「そうですね…。教えても良いけど条件が有ります」
あっ、驚いた顔をしているね!
今までほぼ無償で助けてきたからね、ここで条件なんて言葉が出てくると思わなかったんだろうな。
私はそこまで善人じゃあ無いんだけど。
けっこう非道な所も有るんだよね。
この7月の豪雨災害に合われた方々の皆様にお悔やみを申しますと共に亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
私も西日本に住んでおり、少なからず被害が有り、またしばらくは文章を書く事が出来ませんが、落ち着き次第また筆を取らせて頂けたら幸いです。
現在打ち込めた所まで更新をさせて頂きました。
―・―・―・―・―・―・―・―
う~ん、大丈夫かな?
まぁ、駄目ならまた説明すれば良いか!
回りの反応に一抹の不安を覚えながら、私は『土着病』の説明をすることにした。
「まず、何故『土着病』になるかなんですけど、原因は森に住む動物の糞の中に寄生虫の卵が混じり、水の中に溶け込み、その水を飲んでしまうからです」
何となく詳しい動物とかの名前は言わない方がいい気がするので、黙っていよう。
「そして、その卵の入った水を飲んでしまうと、身体の中で虫が孵るため病気になるのです。
この寄生虫の悪い所は、卵から孵った虫が身体の中の大事な部分の近くに移動して、巣を作り毒素を形成することで、お腹が膨れていき死んでしまうのです。
その巣を取り除く事が出来たら大丈夫で、後は私が作ったお薬を飲むと、お腹の中に流れた卵が孵らず排泄されるのです。
ここまでは、大丈夫ですか?
解らない事が有ると思いますが、そんなものだと思って下さい」
回りを見ると頷いている人もいれば、不思議そうな顔をしている人もいる。
難しいだろうなぁ~。
まぁ、あまり詳しく説明するのも大変だし、それよりも予防法が大事だよね!
「病の原因は今話した通りなんですが、理解するのは大変難しいと思います。
なので予防法を説明しようと思うのですけど、大丈夫ですか?」
回りは驚いている人達ばかりだけど・・・。
「予防法が有るのですか?」
ベリンダさんが聞いてくる。
「有りますよ、予防法」
治すよりも予防の方が簡単だよ・・・・。
私が作った薬の材料は高価だ、ベリンダさんが最初にビックリしたのはきっとその事を知っているからだと思う。
「教えて下さい!お願いします!」
ベリンダさんが必死になって聞いてくる。
それはそうだよね、世紀の大発見だもの…。
私には当たり前の知識でも、こちらの世界ではあまり知られていない事は多い。
だって魔法が有るから、何とかなる事を深く考える事は少ないよね。
「そうですね…。教えても良いけど条件が有ります」
あっ、驚いた顔をしているね!
今までほぼ無償で助けてきたからね、ここで条件なんて言葉が出てくると思わなかったんだろうな。
私はそこまで善人じゃあ無いんだけど。
けっこう非道な所も有るんだよね。
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