88 / 149
嘘吐き
#11
しおりを挟むある夢を見た。
いや、正確には思い出した。
何かを忘れてること。
誰かを忘れてること。
思い出せないことを思い出していた。
星が見たいと言った、あの子。
また会いたい。……あの約束を果たしたい。それすらも忘れて十五年が経った。
会いに来てもらって、やっと思い出したんだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
14
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる