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#6
しおりを挟む小さく膨らんだそこを容赦なくグリグリされると、痛くてたまらなかった。
「や……父さ、んっ……潰れちゃう、っから……!」
「こうすると理瑛のおちんちんは硬くなるんだけどなぁ。まぁ、一応お仕置きのつもりなんだけど」
指に摘まれたそこは、血のような赤を纏い始めている。
「わかった、お風呂入るからっ、やめてっ」
「ごめんなさいは?」
「ひっ……ごめんなさい……」
謝りたくなかったけど、そう繰り返すほかなかった。
怖いから従う。風呂も一緒に入る羽目になった。
だけどやっぱり、浴室では嫌な予感が的中した。
「やあぁ……怖い、何か出てる……っ」
吹き出るシャワーに打たれながら、俺はみっともなく床にはいつくばる。腰だけは高く上げて、そこを父に『掃除』してもらっていた。
「一緒に入るのなんて何年ぶりかな。多分、小学……二年生以来か」
心底どうでもよかった。今大事なのは、今が終わること。
だけど全然終わらない。絶望の谷底に突き落とされている。
「…………なあ理瑛、昨日からずっと考えてたんだけど」
父さんは指を引き抜くと、さらに入口を広げようとしてきた。
「い、痛い……抜いて……っ」
「お前はなにか誤解してるんじゃないかな? 俺は別に、お前が女の子とセックスしたことは何とも思ってないよ」
痛い。張り裂けそうだ。
「……門限を破って、遅く帰って来たことに怒ったんだ」
さんざん好きに弄られて腰に力が入らない。びくびくと揺れて、滑稽な姿を見せつけている。
自分自身でもちゃんと見たことない部分を見られてしまった。本当に、……とけてしまいそう。
「お前が言った通り、俺は昔付き合っていた恋人を抱いた。結果、お前が産まれた。後悔なんてまるでしてないよ。俺にとってはお前の存在が生き甲斐になったから」
言葉としては嬉しいはずなのに、恨めしく紡ぐ呪詛のようにも聞こえてすんなり頭に入ってこない。
「ほら、理瑛。これを母さんに入れて、お前は産まれたんだぞ」
「んんっ」
俺の中から掻き出した、父さんの精液。それがたっぷりついた指を、むりやり口に含ませられる。
「ん……む、う……」
気づけば泣きながら、それを必死に舐めていた。喉を潤すために、彼の機嫌を損ねないように。
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