68 / 103
第七章 反撃の狼煙
7-5 基本的に告白は覗かれるもの
しおりを挟む
「作戦会議中にこんなことするなんて、頭が湧いているのでございますか?」
サヴィトリの視界の端っこでフリルのあしらわれたピンク色の日傘がくるくると回っている。
考えられる中でもっとも最悪のタイミングで邪魔が入った。いや、もしかすると助けだったのかもしれない。
サヴィトリに判断力と状況把握力が戻るまでたっぷり十秒かかった。ナーレンダにしてもそれは同じだったらしく、二人同時に飛びのくようにして離れた。
ニルニラはにっこりと可愛らしい――けれど含みのある笑顔を浮かべ、日傘を回し続けている。
「もう少し時間をおいてから声をかけたほうがよろしかったでございますか?」
いつから見ていたのか知らないが意地悪な質問だ。なんと答えてもつっこまれるに決まっている。
ナーレンダは頭を抱えてその場にうずくまっていた。かすかに見える耳が真っ赤になっている。どういう表情をしているか想像がついた。
「しかしド昼間の開放的な屋外、衆人環視の中でお熱いことでございます」
ニルニラは「衆・人・環・視」の言葉に合わせて指で四方を指し示した。
それぞれの方向にル・フェイ、ジェイ、ヨイチ、ドゥルグの姿があった。各々茂みや木の影からこっそりと顔を出して覗いている。
サヴィトリの視線に気づくと、皆一様にニルニラと同じ種類の笑顔を浮かべて出てきた。
「怒って連れ出したかと思えば『僕にも流されてよ』からのダメ押しの『僕にしなよ』ですって。私も今度言ってみようかしらあ」
「今まで頑なにロリコンを否定してたのに、なんだったら一番激重強火感情を隠し持ってたんじゃないですか。あー、やだやだ大人ってきたない」
「前置き長くてどうなることかと思いましたけど、なかなかどうして、ねえ。うちの五番隊隊長にもがっつくだけじゃなくて焦らすのも大事だって教えないとなあ」
「うひゃひゃひゃひゃひゃ。初いのう良いのう若いのう。しかしヴィクラムが遅れをとるとはな、あやつも素人相手には大したことないのう」
サヴィトリは両手で顔を覆い隠した。もう誰の顔も見られない。しかし重傷度合いはナーレンダの方が圧倒的に上だろう。ちらりと指一本分だけ手をずらしてナーレンダの方を窺ってみると、一定のペースで地面に頭を打ちつけていた。
「ほほほほほ、嫉妬で一気に火でもついちゃったんですかぁイェル術士長? さんざん僕はロリコンじゃないとか仰ってたくせに今どぉんな気分ですかぁ? アドバンテージに胡坐をかいて、今更慌てて動いたところで間に合うんですかぁ?」
ル・フェイがさらにナーレンダを煽りにいく。人をイラつかせる声音といい視線の運び方といい、煽りが堂に入っている。
ナーレンダが頭を打ちつける速度が上がった。額が割れて血みどろになっているだけでなく、精神的にダメージを負ったせいでコンプライアンスに反する顔になっている。
さすがに見かねたのか、ヨイチとドゥルグが二人がかかりでナーレンダを押しとどめ、そのまま作戦会議をおこなっていた場所まで引きずっていく。
「もてなかった男って距離感の詰め方下手よね。イェル術士長ももう少し時と場所を考えればよかったのに。このタイミングであんなことしたらこの結末にいたることは火を見るよりあきらか、ですのに。余裕ないのね」
ル・フェイはナーレンダに対してとにかく辛辣だ。恨みでもあるのだろうか。
「あはは、耳が痛いなぁ。でもナーレンダさんって実際もてないんですか? 性格と実年齢はともかくとして、見た目だけは華奢な美少年ってやつじゃないですか」
ジェイは首をかしげて尋ねた。
「皆さんがどのような印象を抱いているかは存じませんが、術法院では『人間嫌いの天才』で通っているのですわ。術士養成学校時代からの知り合いではありますけれどコミュニケーションを取れるようになるまで何年かかったことか」
ル・フェイは当時の苦労を思い出したのか、深くため息をついた。
サヴィトリの知らないナーレンダの顔をル・フェイは知っている。
「やぁんっ、かーわいーい!! すぐ顔に出ちゃうのね」
ル・フェイは両手を顔の横で組み、全開の笑顔を見せた。普段は落ち着いた印象の美女だが、笑顔になるとがらっと雰囲気が変わる。
(なんか変な顔したかな)
サヴィトリは自分の両頬を控えめに触ってみる。わかったのはまだ熱が残っているということだけだ。ル・フェイには何が見えたのだろう。
「ふふ、それでは先に戻りますわ」
ル・フェイはちゅっと音を立てて自分の人差し指に口づけ、手首を返してサヴィトリへと投げた。若干リュミドラと通じるものがある。
充分ル・フェイとの距離が離れてから、サヴィトリは息を吐いた。この短時間で疲れることが起きすぎた。
「ところで、僕に『も』、ということは『僕』の前に『誰』に流されたのでございますか?」
まだ放っておいてはくれないらしい。
サヴィトリは嫌そうな顔をしてみるが、ニルニラは涼しげな顔で日傘をくるくる回している。
「はーい、俺俺!」
ジェイが無意味に元気よく手を挙げた。
「二択でございますわね。クベラ人は手が早い傾向にあるらしいのでございますし」
トゥーリ人であるジェイは黙殺された。
「俺に対する逆の信頼感がすごい。俺もあのときその場にいたといえばいたんだけどなー……」
ジェイは地面に座り込み、いじいじと木の枝で地面に絵を描き始めてしまった。
「別にあのときは……カイはいつでもあんな感じだし……」
サヴィトリの鼻腔に香りがよみがえる。同じ匂いのはずなのに、あの時は甘く思考を絡めとられるように感じた。押し当てられた指の感触もまだ唇に残っている。
努めて頭の隅に押しやっていたことが連鎖的に次々と思い出され、サヴィトリはうつむいた。他人に見せるべき顔じゃない。
「やはり狂犬補佐官でございますか。それにしてもヴァルナでジュースを飲んでいた時とはえらい違いなのでございます」
ニルニラは子供にするようによしよしとサヴィトリの頭を撫でた。
「……だめだ。今はまずリュミドラを倒すことを考えないと。自分の気の迷いなんかに時間を取られてる場合じゃない」
サヴィトリは強く頭を振り、自分の頬を両手で二度打ち据える。
やりすぎた。叩いた手と頬の両方がじんじんと熱を持っている。慌てて両掌を覆うように薄く氷を発生させ、頬に押し付けた。色々なことがうまくいかない。
「そこまで気を張ることもないと思うのでございますが……。ちなみに、間接的に戦力外通告を受けたヘタレのメンタルは大丈夫なのでございます?」
ニルニラは頬に手を当て、視線だけをジェイに向けた。
「ん、俺?」
心当たりなどまったくないという顔をしたジェイが自分の顔を指さした。
「あは、俺は最初からそんなに期待してないからねー。俺の作ったご飯をサヴィトリが美味しそうに食べてくれるだけで充分だよ。他のみんなが真似できない唯一の特権でしょ」
デフォルトのへらへら笑顔で、いつもと同じ軽い声音でジェイは言う。
「それに、何がどう転ぶかなんて最後まで誰にもわかんないし、ね」
会議長くなりそうだから追加の焼き菓子持ってきまーす、と一方的に言うと、ジェイは軽やかな足取りで消えてしまった。
「本心の見えない男なのでございます。そういうとこ兄弟そっくり」
ニルニラは日傘の持ち手を強く握りしめた。何か思うところがあるようだ。
「ところで、ニルニラはわざわざ下世話なまで真似だけをしにきたわけではないんだろう?」
物理的に冷やしたおかげか、サヴィトリの頭も正常な機能を取り戻しつつあった。ささやかな意趣返しとしてわざと嫌味な物言いをする。
物陰から覗いていた衆人環視の四人は下世話な目的で跡をつけてきたのはあきらかだ。ニルニラは多少事の成り行きを見守ってはいたものの、単純に通りがかって目撃してしまっただけのような気がする。
「当然。リスおじさんに報告に行く途中だったのでございます」
腰に手を当て、なぜか自信たっぷりにニルニラは言う。
「リス――ああ、ペダさんか。何か頼まれごと?」
「このあたしにしかできない、棘のボンレスハムを打倒するのにとーっても重要で重要かつ重要なことでございます」
「語彙力死んでるの? 大丈夫?」
「数分前まで思考回路がオーバーヒートしてたあんたさんにだけは言われたくないのでございます」
まだ赤みの残るサヴィトリの頬を、ニルニラは人差し指でぐりぐりとえぐるようにつついた。
「そんなわけでございますから、調子が戻ったならさっさとリスおじさんの所に行くのでございます」
ニルニラはサヴィトリの手を取り、駆け出した。
「……ありがとう、ニルニラ」
サヴィトリはニルニラの手を握り返した。ニルニラなりに気を使って、サヴィトリが落ち着くまで一緒にいてくれたのだと遅まきながら気付く。
「食べに行きたい苺スイーツならいくらでもあるのでございます。タイクーンになるから忙しくなる、なんて言い訳は聞かないのでございます」
ニルニラは微笑み、とびきり可愛らしくウインクをしてみせた。
「大丈夫。お礼ってだけじゃなくて、ニルニラと遊びに行きたいからね」
サヴィトリも微笑み返す。ニルニラがいてくれてよかったと改めて心から思った。
サヴィトリの視界の端っこでフリルのあしらわれたピンク色の日傘がくるくると回っている。
考えられる中でもっとも最悪のタイミングで邪魔が入った。いや、もしかすると助けだったのかもしれない。
サヴィトリに判断力と状況把握力が戻るまでたっぷり十秒かかった。ナーレンダにしてもそれは同じだったらしく、二人同時に飛びのくようにして離れた。
ニルニラはにっこりと可愛らしい――けれど含みのある笑顔を浮かべ、日傘を回し続けている。
「もう少し時間をおいてから声をかけたほうがよろしかったでございますか?」
いつから見ていたのか知らないが意地悪な質問だ。なんと答えてもつっこまれるに決まっている。
ナーレンダは頭を抱えてその場にうずくまっていた。かすかに見える耳が真っ赤になっている。どういう表情をしているか想像がついた。
「しかしド昼間の開放的な屋外、衆人環視の中でお熱いことでございます」
ニルニラは「衆・人・環・視」の言葉に合わせて指で四方を指し示した。
それぞれの方向にル・フェイ、ジェイ、ヨイチ、ドゥルグの姿があった。各々茂みや木の影からこっそりと顔を出して覗いている。
サヴィトリの視線に気づくと、皆一様にニルニラと同じ種類の笑顔を浮かべて出てきた。
「怒って連れ出したかと思えば『僕にも流されてよ』からのダメ押しの『僕にしなよ』ですって。私も今度言ってみようかしらあ」
「今まで頑なにロリコンを否定してたのに、なんだったら一番激重強火感情を隠し持ってたんじゃないですか。あー、やだやだ大人ってきたない」
「前置き長くてどうなることかと思いましたけど、なかなかどうして、ねえ。うちの五番隊隊長にもがっつくだけじゃなくて焦らすのも大事だって教えないとなあ」
「うひゃひゃひゃひゃひゃ。初いのう良いのう若いのう。しかしヴィクラムが遅れをとるとはな、あやつも素人相手には大したことないのう」
サヴィトリは両手で顔を覆い隠した。もう誰の顔も見られない。しかし重傷度合いはナーレンダの方が圧倒的に上だろう。ちらりと指一本分だけ手をずらしてナーレンダの方を窺ってみると、一定のペースで地面に頭を打ちつけていた。
「ほほほほほ、嫉妬で一気に火でもついちゃったんですかぁイェル術士長? さんざん僕はロリコンじゃないとか仰ってたくせに今どぉんな気分ですかぁ? アドバンテージに胡坐をかいて、今更慌てて動いたところで間に合うんですかぁ?」
ル・フェイがさらにナーレンダを煽りにいく。人をイラつかせる声音といい視線の運び方といい、煽りが堂に入っている。
ナーレンダが頭を打ちつける速度が上がった。額が割れて血みどろになっているだけでなく、精神的にダメージを負ったせいでコンプライアンスに反する顔になっている。
さすがに見かねたのか、ヨイチとドゥルグが二人がかかりでナーレンダを押しとどめ、そのまま作戦会議をおこなっていた場所まで引きずっていく。
「もてなかった男って距離感の詰め方下手よね。イェル術士長ももう少し時と場所を考えればよかったのに。このタイミングであんなことしたらこの結末にいたることは火を見るよりあきらか、ですのに。余裕ないのね」
ル・フェイはナーレンダに対してとにかく辛辣だ。恨みでもあるのだろうか。
「あはは、耳が痛いなぁ。でもナーレンダさんって実際もてないんですか? 性格と実年齢はともかくとして、見た目だけは華奢な美少年ってやつじゃないですか」
ジェイは首をかしげて尋ねた。
「皆さんがどのような印象を抱いているかは存じませんが、術法院では『人間嫌いの天才』で通っているのですわ。術士養成学校時代からの知り合いではありますけれどコミュニケーションを取れるようになるまで何年かかったことか」
ル・フェイは当時の苦労を思い出したのか、深くため息をついた。
サヴィトリの知らないナーレンダの顔をル・フェイは知っている。
「やぁんっ、かーわいーい!! すぐ顔に出ちゃうのね」
ル・フェイは両手を顔の横で組み、全開の笑顔を見せた。普段は落ち着いた印象の美女だが、笑顔になるとがらっと雰囲気が変わる。
(なんか変な顔したかな)
サヴィトリは自分の両頬を控えめに触ってみる。わかったのはまだ熱が残っているということだけだ。ル・フェイには何が見えたのだろう。
「ふふ、それでは先に戻りますわ」
ル・フェイはちゅっと音を立てて自分の人差し指に口づけ、手首を返してサヴィトリへと投げた。若干リュミドラと通じるものがある。
充分ル・フェイとの距離が離れてから、サヴィトリは息を吐いた。この短時間で疲れることが起きすぎた。
「ところで、僕に『も』、ということは『僕』の前に『誰』に流されたのでございますか?」
まだ放っておいてはくれないらしい。
サヴィトリは嫌そうな顔をしてみるが、ニルニラは涼しげな顔で日傘をくるくる回している。
「はーい、俺俺!」
ジェイが無意味に元気よく手を挙げた。
「二択でございますわね。クベラ人は手が早い傾向にあるらしいのでございますし」
トゥーリ人であるジェイは黙殺された。
「俺に対する逆の信頼感がすごい。俺もあのときその場にいたといえばいたんだけどなー……」
ジェイは地面に座り込み、いじいじと木の枝で地面に絵を描き始めてしまった。
「別にあのときは……カイはいつでもあんな感じだし……」
サヴィトリの鼻腔に香りがよみがえる。同じ匂いのはずなのに、あの時は甘く思考を絡めとられるように感じた。押し当てられた指の感触もまだ唇に残っている。
努めて頭の隅に押しやっていたことが連鎖的に次々と思い出され、サヴィトリはうつむいた。他人に見せるべき顔じゃない。
「やはり狂犬補佐官でございますか。それにしてもヴァルナでジュースを飲んでいた時とはえらい違いなのでございます」
ニルニラは子供にするようによしよしとサヴィトリの頭を撫でた。
「……だめだ。今はまずリュミドラを倒すことを考えないと。自分の気の迷いなんかに時間を取られてる場合じゃない」
サヴィトリは強く頭を振り、自分の頬を両手で二度打ち据える。
やりすぎた。叩いた手と頬の両方がじんじんと熱を持っている。慌てて両掌を覆うように薄く氷を発生させ、頬に押し付けた。色々なことがうまくいかない。
「そこまで気を張ることもないと思うのでございますが……。ちなみに、間接的に戦力外通告を受けたヘタレのメンタルは大丈夫なのでございます?」
ニルニラは頬に手を当て、視線だけをジェイに向けた。
「ん、俺?」
心当たりなどまったくないという顔をしたジェイが自分の顔を指さした。
「あは、俺は最初からそんなに期待してないからねー。俺の作ったご飯をサヴィトリが美味しそうに食べてくれるだけで充分だよ。他のみんなが真似できない唯一の特権でしょ」
デフォルトのへらへら笑顔で、いつもと同じ軽い声音でジェイは言う。
「それに、何がどう転ぶかなんて最後まで誰にもわかんないし、ね」
会議長くなりそうだから追加の焼き菓子持ってきまーす、と一方的に言うと、ジェイは軽やかな足取りで消えてしまった。
「本心の見えない男なのでございます。そういうとこ兄弟そっくり」
ニルニラは日傘の持ち手を強く握りしめた。何か思うところがあるようだ。
「ところで、ニルニラはわざわざ下世話なまで真似だけをしにきたわけではないんだろう?」
物理的に冷やしたおかげか、サヴィトリの頭も正常な機能を取り戻しつつあった。ささやかな意趣返しとしてわざと嫌味な物言いをする。
物陰から覗いていた衆人環視の四人は下世話な目的で跡をつけてきたのはあきらかだ。ニルニラは多少事の成り行きを見守ってはいたものの、単純に通りがかって目撃してしまっただけのような気がする。
「当然。リスおじさんに報告に行く途中だったのでございます」
腰に手を当て、なぜか自信たっぷりにニルニラは言う。
「リス――ああ、ペダさんか。何か頼まれごと?」
「このあたしにしかできない、棘のボンレスハムを打倒するのにとーっても重要で重要かつ重要なことでございます」
「語彙力死んでるの? 大丈夫?」
「数分前まで思考回路がオーバーヒートしてたあんたさんにだけは言われたくないのでございます」
まだ赤みの残るサヴィトリの頬を、ニルニラは人差し指でぐりぐりとえぐるようにつついた。
「そんなわけでございますから、調子が戻ったならさっさとリスおじさんの所に行くのでございます」
ニルニラはサヴィトリの手を取り、駆け出した。
「……ありがとう、ニルニラ」
サヴィトリはニルニラの手を握り返した。ニルニラなりに気を使って、サヴィトリが落ち着くまで一緒にいてくれたのだと遅まきながら気付く。
「食べに行きたい苺スイーツならいくらでもあるのでございます。タイクーンになるから忙しくなる、なんて言い訳は聞かないのでございます」
ニルニラは微笑み、とびきり可愛らしくウインクをしてみせた。
「大丈夫。お礼ってだけじゃなくて、ニルニラと遊びに行きたいからね」
サヴィトリも微笑み返す。ニルニラがいてくれてよかったと改めて心から思った。
0
お気に入りに追加
81
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる