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第四章 蛇神アイゼン
4-8 断ち切るべき因縁
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軽くトーストした全粒粉のパンにはさまれているのは、チーズ・ハム・トマト・レタス。
ごくありきたりなサンドウィッチだが、「ジェイお手製」という修飾語がつくと美味しそう見える。
サヴィトリはひさしぶりに取る食事を確認し、顔の前で両手を合わせた。
「食事の前には『いただきます』、食事のあとには『ごちそうさまでした』と感謝すること!」というのがクリシュナの唯一の躾だった。
「どの色もとてもお似合いで、困りますねえ」
サンドウィッチにかぶりつこうとしているサヴィトリの背中に、カイラシュが何かを押し当ててきた。もういつもの調子に戻っている。
首をひねって見てみると、様々な色の布のようだった。
「わたくしのイメージとしては汚れなき純白なのですが、やはりこれは結婚式にとっておきたいですよね。パステルカラーもサヴィトリ様の可愛らしさがよりいっそう引き立てられて素敵です。ぱきっとした原色なんかも良く肌に映えますね。あるいは、上品かつ威厳あふれる漆黒などはいかがでしょうか? いかにも女王サマといった感じがして、わたくし色んな所がゾクゾクしてしまいます」
「カイは何を言っているんだ……」
どっと疲れが押し寄せてくるのをサヴィトリは感じた。
サンドウィッチで上がったテンションが垂直落下する。
「戴冠式でサヴィトリ様がお召しになるドレスの色ですよ。ヴァルナ砦の近くに良い生地屋があるので寄って帰りましょう」
対するカイラシュは、鼻歌でも歌い出しそうなくらい上機嫌だ。
「そんなのはリュミドラを倒したあとの話だろう」
カイラシュを邪険に振り払い、サヴィトリはサンドウィッチにかぶりつく。カイラシュのせいで美味しさが三割減だ。
「いいえ、城に戻ったらすぐですよ。忙しくなりますね」
サヴィトリの手からサンドウィッチが落ちる。
話が違う。
「私の素性をあかすのがリュミドラの打倒後であり、タイクーンになるのはもっと後の話だろう」
イライラしたサヴィトリはサンドウィッチを口いっぱいに頬張る。もっと美味しく食べたかった。
「善は急げですよサヴィトリ様。病臥のひなびた爺さんより、仮に王として無能でも、美しく気高く可憐なサヴィトリ様がタイクーンの座に就かれたほうが皆の士気も上がります」
「一理ある」
「そこは認めちゃダメですよヴィクラムさん……」
ジェイがヴィクラムの脇腹をこっそり肘でつつく。
「素性をあかそうが秘匿しようがどっちでも構わない。けどさ、サヴィトリ、まさか君は自分の手でリュミドラを倒そうって言うんじゃあないだろうね?」
食べかけのドーナツを持ったまま、ナーレンダが疑惑の目をむけてきた。
ナーレンダは昔からよく食べる。特にお菓子類の消費量がひどい。今も、手に持っているのでちょうど十個目だ。
「言う。私が倒す」
紅茶でサンドウィッチを流しこみ、サヴィトリははっきりと宣言した。
自分で屈辱を晴らさなくてどうするか。
「ダメだ。わざわざ君が危険なことをする必要はない」
ナーレンダは頭ごなしに否定してきた。
ナーレンダにきつく言われると、身体が自然と萎縮してしまう。
「あれは天災なんだよ。人の力でどうにかできる存在じゃあない」
サヴィトリは押し黙るほかなかった。
反論したいが「でも」のあとに続ける言葉が見つからない。
「だが人の手に負えぬ者であっても、このまま棘の魔女を野放しにしておくわけにはいかない」
ヴィクラムが代わりに反論する。
珍しく何も飲み食いしていない。
「ふん、誰もあいつを黙って見過ごせとは言ってないよ。僕はこの子に戦わせたくないだけだ」
「押さえつければ反発し、何をするかわからない。それならば、そばにいたほうが守りやすいだろう。……もっとも、小娘一人に出し抜かれた俺達が何人いたところで守り通せるとも思わんが」
言いながら、ヴィクラムはニルニラの方に視線をむけた。
ニルニラは会話に巻きこまれたくないのか、傘をくるくるまわしながら視線をそらす。
「はいはいはいはいはい! もう、なんでみんなそんなにピリピリしてるんですか!」
険悪な雰囲気を吹き飛ばすように、ジェイが大声をあげた。
一人一人にシャーベットと紅茶を配膳する。それぞれ種類が違うようだ。
サヴィトリに配られたのはグレープフルーツシャーベットと、オレンジの香りがする紅茶だった。
「一旦シャーベットで頭冷やしてから、紅茶でも飲んで落ち着いて話しましょう」
本当にシャーベットで頭を冷やそうとしているヴィクラムを押さえつつ、ジェイはにこやかに提案した。
男四人の中で最も年下だが、一番状況が見えている。
「それで、ここからは俺個人の意見なんですけど、雁首そろえてうだうだやってないで、棘の魔女なんかサクッと倒しちゃえばいいじゃないですか」
状況を収めたはずのジェイが、わざわざ場に爆弾を放りこんだ。
こんな言い方をされてナーレンダが怒らないわけがない。
「お前ねえ……!」
「たとえナーレンダさんがサヴィトリを戦わせたくなくても、棘の魔女はサヴィトリの前に現れる。そんな気がするんです。理由はわからないけど、あいつの目的はサヴィトリなんだから」
示し合わせたように、サヴィトリに視線が集まる。
サヴィトリはターコイズの指輪を撫で、目蓋を伏せた。
「本当になんなのだろうな、棘の魔女というのは」
リュミドラはサヴィトリのことを知っているが、サヴィトリはリュミドラのことを知らない。どうして自分に接触してきたのか見当もつかない。
「俺の記憶するかぎり、棘の魔女が個人に接触したことはない。気まぐれに自分の作った魔物をばらまくだけだ。ごく稀に目撃されることがあっても、すぐに行方をくらます」
ヴィクラムがリュミドラについての補足説明をしてくれる。魔物討伐専門部隊に所属しているだけあって詳しいようだ。
「住処とか、よく出没する場所とかはわかっていないのか?」
「特定されていない。あの巨体がうろついていれば目立たないわけがないのだが」
「あんな巨大な猥褻物がご近所に住んでいたら嫌だな……」
「ご近所のリュミドラさん」を想像しかけたが、サヴィトリは慌ててそれを振り払った。
「先手を打つのは難しそうだね。ヴィクラムさん、棘の魔女自身に何か弱点ってないんですか?」
ジェイがお茶をすすりながら軽い口調で尋ねた。
不戦派のカイラシュとナーレンダは沈黙を保っている。
普段よく喋る二人が黙っているのは何か不思議な感じだ。
「羅刹では直接交戦した者はいない」
「じゃあ、実際に戦ったことがあるのは私とジェイだけなのか」
「そういうことになるね。とにかく棘が厄介だったなぁ。射程範囲は広いし、斬っても次から次へと生えてくる」
棘の魔女と呼ばれるだけあって、リュミドラの全身には棘が巻きついていた。それを同時に複数本操り、攻撃してくる。
「でも基本的には棘でなぎ払ってくるか、捕えようとしてくるかのどちらかだ。一、二……六人もいればどうにかなるのではないのか?」
サヴィトリは端から人数を数えた。
自分を含め、最低参戦人数は六人。
「って、もしかしてあたしも頭数に入っているのでございますか!?」
優雅にシャーベットを食べていたニルニラが悲鳴じみた声をあげる。
頭数に入れないなら最初からこの話し合いの場に同席させていない。
「ご愁傷様」とジェイが肩をぽんと叩くと、ニルニラはテーブルに突っ伏してしまった。
なんだかんだお節介っぽいので、きっと協力してくれるだろう。
「まったく、君達は馬鹿なの? そんなにこちらに都合の良い状況で戦わせてくれると思う? 棘の魔女には、緑の魔物っていう手駒がいくらでもあるんだ。まず警戒するべきはそちらだろう。あいつらには術が効きづらい」
ついに不戦派の看板をおろしたのか、ナーレンダが話し合いに乱入してきた。
「確かに、物量で押されると不利ですね。羅刹に援軍頼めます?」
「三番隊は問題ない。が、それ以外については保証できない。棘の魔女の他にも脅威となる魔物はいる。それらを放置してまで棘の魔女に備えてくれとは頼めない」
「やっぱり、いつどこに現れるかわかんない、
っていうのが最大のネックですよね~」
「何か良い案はないわけ? サクッと倒せばいいって言ったのはお前だろう」
「まぁ、言いましたけど……」
「じゃあ、今すぐ何か――――」
「そんな無茶――――」
「――――――」
「――――――」
(なんか眠くなってきたな……)
サヴィトリはこっそりと目をこする。あくびを噛み殺すのも難しくなってきた。
心身の疲労と、話し合いが停滞してきたことによって、激しい睡魔に襲われる。
「サヴィトリ様、先にお休みになられてはいかがですか?」
サヴィトリの様子を察したカイラシュが声をかけてくれた。
三人はニルニラを巻きこみ、あーだこーだと話し合いを続けている。
「ごめん。そうさせてもらう」
眠気で重い頭を抱え、サヴィトリは静かに部屋から出た。
ごくありきたりなサンドウィッチだが、「ジェイお手製」という修飾語がつくと美味しそう見える。
サヴィトリはひさしぶりに取る食事を確認し、顔の前で両手を合わせた。
「食事の前には『いただきます』、食事のあとには『ごちそうさまでした』と感謝すること!」というのがクリシュナの唯一の躾だった。
「どの色もとてもお似合いで、困りますねえ」
サンドウィッチにかぶりつこうとしているサヴィトリの背中に、カイラシュが何かを押し当ててきた。もういつもの調子に戻っている。
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「わたくしのイメージとしては汚れなき純白なのですが、やはりこれは結婚式にとっておきたいですよね。パステルカラーもサヴィトリ様の可愛らしさがよりいっそう引き立てられて素敵です。ぱきっとした原色なんかも良く肌に映えますね。あるいは、上品かつ威厳あふれる漆黒などはいかがでしょうか? いかにも女王サマといった感じがして、わたくし色んな所がゾクゾクしてしまいます」
「カイは何を言っているんだ……」
どっと疲れが押し寄せてくるのをサヴィトリは感じた。
サンドウィッチで上がったテンションが垂直落下する。
「戴冠式でサヴィトリ様がお召しになるドレスの色ですよ。ヴァルナ砦の近くに良い生地屋があるので寄って帰りましょう」
対するカイラシュは、鼻歌でも歌い出しそうなくらい上機嫌だ。
「そんなのはリュミドラを倒したあとの話だろう」
カイラシュを邪険に振り払い、サヴィトリはサンドウィッチにかぶりつく。カイラシュのせいで美味しさが三割減だ。
「いいえ、城に戻ったらすぐですよ。忙しくなりますね」
サヴィトリの手からサンドウィッチが落ちる。
話が違う。
「私の素性をあかすのがリュミドラの打倒後であり、タイクーンになるのはもっと後の話だろう」
イライラしたサヴィトリはサンドウィッチを口いっぱいに頬張る。もっと美味しく食べたかった。
「善は急げですよサヴィトリ様。病臥のひなびた爺さんより、仮に王として無能でも、美しく気高く可憐なサヴィトリ様がタイクーンの座に就かれたほうが皆の士気も上がります」
「一理ある」
「そこは認めちゃダメですよヴィクラムさん……」
ジェイがヴィクラムの脇腹をこっそり肘でつつく。
「素性をあかそうが秘匿しようがどっちでも構わない。けどさ、サヴィトリ、まさか君は自分の手でリュミドラを倒そうって言うんじゃあないだろうね?」
食べかけのドーナツを持ったまま、ナーレンダが疑惑の目をむけてきた。
ナーレンダは昔からよく食べる。特にお菓子類の消費量がひどい。今も、手に持っているのでちょうど十個目だ。
「言う。私が倒す」
紅茶でサンドウィッチを流しこみ、サヴィトリははっきりと宣言した。
自分で屈辱を晴らさなくてどうするか。
「ダメだ。わざわざ君が危険なことをする必要はない」
ナーレンダは頭ごなしに否定してきた。
ナーレンダにきつく言われると、身体が自然と萎縮してしまう。
「あれは天災なんだよ。人の力でどうにかできる存在じゃあない」
サヴィトリは押し黙るほかなかった。
反論したいが「でも」のあとに続ける言葉が見つからない。
「だが人の手に負えぬ者であっても、このまま棘の魔女を野放しにしておくわけにはいかない」
ヴィクラムが代わりに反論する。
珍しく何も飲み食いしていない。
「ふん、誰もあいつを黙って見過ごせとは言ってないよ。僕はこの子に戦わせたくないだけだ」
「押さえつければ反発し、何をするかわからない。それならば、そばにいたほうが守りやすいだろう。……もっとも、小娘一人に出し抜かれた俺達が何人いたところで守り通せるとも思わんが」
言いながら、ヴィクラムはニルニラの方に視線をむけた。
ニルニラは会話に巻きこまれたくないのか、傘をくるくるまわしながら視線をそらす。
「はいはいはいはいはい! もう、なんでみんなそんなにピリピリしてるんですか!」
険悪な雰囲気を吹き飛ばすように、ジェイが大声をあげた。
一人一人にシャーベットと紅茶を配膳する。それぞれ種類が違うようだ。
サヴィトリに配られたのはグレープフルーツシャーベットと、オレンジの香りがする紅茶だった。
「一旦シャーベットで頭冷やしてから、紅茶でも飲んで落ち着いて話しましょう」
本当にシャーベットで頭を冷やそうとしているヴィクラムを押さえつつ、ジェイはにこやかに提案した。
男四人の中で最も年下だが、一番状況が見えている。
「それで、ここからは俺個人の意見なんですけど、雁首そろえてうだうだやってないで、棘の魔女なんかサクッと倒しちゃえばいいじゃないですか」
状況を収めたはずのジェイが、わざわざ場に爆弾を放りこんだ。
こんな言い方をされてナーレンダが怒らないわけがない。
「お前ねえ……!」
「たとえナーレンダさんがサヴィトリを戦わせたくなくても、棘の魔女はサヴィトリの前に現れる。そんな気がするんです。理由はわからないけど、あいつの目的はサヴィトリなんだから」
示し合わせたように、サヴィトリに視線が集まる。
サヴィトリはターコイズの指輪を撫で、目蓋を伏せた。
「本当になんなのだろうな、棘の魔女というのは」
リュミドラはサヴィトリのことを知っているが、サヴィトリはリュミドラのことを知らない。どうして自分に接触してきたのか見当もつかない。
「俺の記憶するかぎり、棘の魔女が個人に接触したことはない。気まぐれに自分の作った魔物をばらまくだけだ。ごく稀に目撃されることがあっても、すぐに行方をくらます」
ヴィクラムがリュミドラについての補足説明をしてくれる。魔物討伐専門部隊に所属しているだけあって詳しいようだ。
「住処とか、よく出没する場所とかはわかっていないのか?」
「特定されていない。あの巨体がうろついていれば目立たないわけがないのだが」
「あんな巨大な猥褻物がご近所に住んでいたら嫌だな……」
「ご近所のリュミドラさん」を想像しかけたが、サヴィトリは慌ててそれを振り払った。
「先手を打つのは難しそうだね。ヴィクラムさん、棘の魔女自身に何か弱点ってないんですか?」
ジェイがお茶をすすりながら軽い口調で尋ねた。
不戦派のカイラシュとナーレンダは沈黙を保っている。
普段よく喋る二人が黙っているのは何か不思議な感じだ。
「羅刹では直接交戦した者はいない」
「じゃあ、実際に戦ったことがあるのは私とジェイだけなのか」
「そういうことになるね。とにかく棘が厄介だったなぁ。射程範囲は広いし、斬っても次から次へと生えてくる」
棘の魔女と呼ばれるだけあって、リュミドラの全身には棘が巻きついていた。それを同時に複数本操り、攻撃してくる。
「でも基本的には棘でなぎ払ってくるか、捕えようとしてくるかのどちらかだ。一、二……六人もいればどうにかなるのではないのか?」
サヴィトリは端から人数を数えた。
自分を含め、最低参戦人数は六人。
「って、もしかしてあたしも頭数に入っているのでございますか!?」
優雅にシャーベットを食べていたニルニラが悲鳴じみた声をあげる。
頭数に入れないなら最初からこの話し合いの場に同席させていない。
「ご愁傷様」とジェイが肩をぽんと叩くと、ニルニラはテーブルに突っ伏してしまった。
なんだかんだお節介っぽいので、きっと協力してくれるだろう。
「まったく、君達は馬鹿なの? そんなにこちらに都合の良い状況で戦わせてくれると思う? 棘の魔女には、緑の魔物っていう手駒がいくらでもあるんだ。まず警戒するべきはそちらだろう。あいつらには術が効きづらい」
ついに不戦派の看板をおろしたのか、ナーレンダが話し合いに乱入してきた。
「確かに、物量で押されると不利ですね。羅刹に援軍頼めます?」
「三番隊は問題ない。が、それ以外については保証できない。棘の魔女の他にも脅威となる魔物はいる。それらを放置してまで棘の魔女に備えてくれとは頼めない」
「やっぱり、いつどこに現れるかわかんない、
っていうのが最大のネックですよね~」
「何か良い案はないわけ? サクッと倒せばいいって言ったのはお前だろう」
「まぁ、言いましたけど……」
「じゃあ、今すぐ何か――――」
「そんな無茶――――」
「――――――」
「――――――」
(なんか眠くなってきたな……)
サヴィトリはこっそりと目をこする。あくびを噛み殺すのも難しくなってきた。
心身の疲労と、話し合いが停滞してきたことによって、激しい睡魔に襲われる。
「サヴィトリ様、先にお休みになられてはいかがですか?」
サヴィトリの様子を察したカイラシュが声をかけてくれた。
三人はニルニラを巻きこみ、あーだこーだと話し合いを続けている。
「ごめん。そうさせてもらう」
眠気で重い頭を抱え、サヴィトリは静かに部屋から出た。
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