7 / 10
メリナ視点2
メリナside2-2 信じたい
しおりを挟む
「メリナ! 中にいるのだろう、ここを開けてくれ!」
どんどんどんっ! と叩き壊す勢いで寝室の扉がノックされた。
メリナはびくっと身体を震わせ、ナイフを取り落としてしまう。
誤魔化すべきかナイフを拾うべきか逡巡《しゅんじゅん》していると、先ほどの比ではない轟音がメリナの鼓膜に刺さった。
重厚感のあるウォールナットの扉が蹴破られ、黒い塊がものすごい勢いで部屋の中に入ってきた。
メリナは体当たりされるような勢いで、黒い塊――オズウェルに覆い包まれる。
「オズウェル、さま?」
「何をしていたかは尋ねない。だが、己を傷付けるような真似だけはやめてくれないか」
メリナを抱くオズウェルの腕に力がこもった。
身体よりも胸が苦しくなり、メリナはうめくように息を漏らす。
「私は、私自身に嫌気が差したのです。この印がある以上、オズウェル様にとって私は重荷でしかありません」
「俺がいつそんなことを言った?」
オズウェルの声に怒気がにじむのをメリナは感じた。
「言われてはおりません。ですが間違いなく背負う必要のない重荷でしょう。私が下腹にいかがわしい印を宿しているせいで、殿方はみな、意思を望まぬ形にねじまげられてしまいます。ルーカス様だけでなく、オズウェル様も、そうなのでしょう?」
言うつもりのなかったことが、するするとメリナの唇からこぼれ出ていく。こんなことを明かにして何になるのだろう。そう思いながらも言葉は止まらない。
「淫紋にあてられたから、私を娶ったのではありませんか」
オズウェルの目が大きく見開き、紅玉の瞳に燃え盛る炎が灯ったように見えた。
メリナは怒られると思い、とっさに固く目をつむる。
自分の不安を盾に、オズウェルにひどい言葉をぶつけてしまった。手をあげられても仕方がない。
「君に対する感情が、印に由来するものではないという証明はできない」
メリナの頭に、そっとオズウェルの大きな手が乗せられた。
「だが君に印がなければ、生国が異なる君と出会うことはなかった」
メリナが怖々と目蓋を持ちあげると、口角をほんの少しだけ持ちあげたオズウェルの顔があった。微笑みと呼ぶにはあまりにぎこちない表情だったが、オズウェルの思いを感じ取るのには充分だった。
「信じてくれとしか、俺には言えない。人の笑顔が美しいと、愛おしいと思ったのは、君が初めてだ」
オズウェルの手がメリナの髪を撫で、頬に触れる。肉球を有する獣人の手は不思議な感触で、日頃剣を握っているせいかごつごつとしていて少し硬い。
メリナはオズウェルの手に自分の手を重ね、初めて出会った時と同じ笑みを浮かべた。
(嘘でも本当でもどちらでもいい。私はオズウェル様を信じたい)
オズウェルは何か言いかけたが、途中で唇を引き結んだ。眉をひそめ、にらむような強さでメリナを見つめる。
「オズウェル様?」
「……限界だ」
言うが早いか、オズウェルはメリナの唇を自分のそれでふさいだ。幾度となく重なり、擦れ合う。オズウェルの薄い唇からは微かに酒の匂いがした。
婚姻の儀の時におこなった形式的なくちづけしかメリナは知らない。オズウェルらしからぬ荒々しい行為に理解が追い付かず、まばたきすらもできなかった。
唯一心臓だけはいつもより活発に動き、急かすように鼓動を響かせている。
じわじわと体温があがっていき、メリナの意識が曖昧になりかけた頃、唐突に唇が解放された。久しぶりに吸い込む空気はやけに冷たい。
「……っ、すまない!」
オズウェルはメリナの肩に手をかけて身体を引き離し、うな垂れるように頭を下げた。
一瞬ちらりと見えたオズウェルの顔は、瞳と同じ赤に染まっていた。
「どうして謝るのですか」
メリナは笑いを堪えきれず、くすくすと声を漏らしてしまう。
普段あまり感情を表に出すことのないオズウェルがあんな情熱的なことをしたり、かと思えば初心な少年のように頬を赤らめたり――知らなかった一面を見ることができたのが嬉しい。
「君の意思を無視してこんなことを……。その、苦手だったり、嫌悪感があるだろう?」
オズウェルはそろそろと面《おもて》をあげ、窺うような視線を向けた。
(しょんぼりした大きなワンちゃんみたいで可愛い)
絶対に本人には言えないことがメリナの頭によぎる。
「確かに、男性から向けられる感情は苦手ではありますが」
いったん言葉を切り、メリナはオズウェルの襟首をつかんだ。軽く自分の方へと引き寄せる。
「大好きなオズウェル様は別です」
自分の気持ちが伝わるように唇を重ねた。
「ずっと触れてほしかったんですよ。それなのに全然気付いてくださらないから」
「ずっと?」
「薄着をしたり抱きついたり、わからないなりに色々頑張ったのに。尻尾すら動かしてくださらないんですもん」
メリナは唇をとがらせ、ごちっと額をぶつけた。距離が近いせいか、オズウェルの赤い頬の熱が感じ取れる。
「まさか、ぜんぶ――ふ、子供だったのは俺のほうか」
オズウェルは自嘲《じちょう》し、メリナの腰に腕をまわした。互いの身体が密着するように抱き寄せる。
腹部のあたりに特別熱いものが当たるのを感じ、メリナはわけもなく焦った。
「己の察しの悪さが嫌になる」
オズウェルの唇に意地悪な微笑みが浮かぶ。
細められた切れ長の瞳は、もはやしょげた大型犬などではない。企みのある黒い狼がちらりと牙を見せた。
どちらともなく顔が近付き、三度《みたび》ふたりの唇が重な――らなかった。
触れる直前で、オズウェルが勢いよく首をひねる。
その視線の先には、先ほどオズウェルが蹴破ったせいで見るからに建付けの悪くなった扉と、ノーラを筆頭とした侍女たちの姿があった。みんな一様ににやにやとしている。
扉を蹴り開ける音は、何事かと思うほど大きかった。侍女たちが様子を見に来たとしても不思議はない。
(いつから見られてたの……!)
メリナは頬の熱さを鎮めるように両手を当てた。
ノーラに尋ねればもちろん教えてくれるだろうが、知りたくもあり、知らないままでいたくもある。
「場所を変えよう」
オズウェルはメリナにだけ聞こえるように囁くと、メリナの身体を軽々と抱きあげた。
侍女たちから甲高い悲鳴が上がる。
「この後の予定はすべてキャンセルだ。スケジュールの再調整を頼む。明日――いや、明後日以降にまわしてほしい。騎士団員には自己研鑽に励むよう伝えておいてくれ。それが終わったら、皆も明後日まで休んでくれていい」
オズウェルは淡々と指示を出す。
抱きかかえられているメリナの方が居たたまれない。
ノーラ以外の侍女は突然の休暇に色めきつつ、メリナとオズウェルに好奇の目を向け続けている。
メリナは髪を手櫛《てぐし》で整えるふりをしながら顔を隠し、早くオズウェルがこの場から連れ出してくれるよう願った。
どんどんどんっ! と叩き壊す勢いで寝室の扉がノックされた。
メリナはびくっと身体を震わせ、ナイフを取り落としてしまう。
誤魔化すべきかナイフを拾うべきか逡巡《しゅんじゅん》していると、先ほどの比ではない轟音がメリナの鼓膜に刺さった。
重厚感のあるウォールナットの扉が蹴破られ、黒い塊がものすごい勢いで部屋の中に入ってきた。
メリナは体当たりされるような勢いで、黒い塊――オズウェルに覆い包まれる。
「オズウェル、さま?」
「何をしていたかは尋ねない。だが、己を傷付けるような真似だけはやめてくれないか」
メリナを抱くオズウェルの腕に力がこもった。
身体よりも胸が苦しくなり、メリナはうめくように息を漏らす。
「私は、私自身に嫌気が差したのです。この印がある以上、オズウェル様にとって私は重荷でしかありません」
「俺がいつそんなことを言った?」
オズウェルの声に怒気がにじむのをメリナは感じた。
「言われてはおりません。ですが間違いなく背負う必要のない重荷でしょう。私が下腹にいかがわしい印を宿しているせいで、殿方はみな、意思を望まぬ形にねじまげられてしまいます。ルーカス様だけでなく、オズウェル様も、そうなのでしょう?」
言うつもりのなかったことが、するするとメリナの唇からこぼれ出ていく。こんなことを明かにして何になるのだろう。そう思いながらも言葉は止まらない。
「淫紋にあてられたから、私を娶ったのではありませんか」
オズウェルの目が大きく見開き、紅玉の瞳に燃え盛る炎が灯ったように見えた。
メリナは怒られると思い、とっさに固く目をつむる。
自分の不安を盾に、オズウェルにひどい言葉をぶつけてしまった。手をあげられても仕方がない。
「君に対する感情が、印に由来するものではないという証明はできない」
メリナの頭に、そっとオズウェルの大きな手が乗せられた。
「だが君に印がなければ、生国が異なる君と出会うことはなかった」
メリナが怖々と目蓋を持ちあげると、口角をほんの少しだけ持ちあげたオズウェルの顔があった。微笑みと呼ぶにはあまりにぎこちない表情だったが、オズウェルの思いを感じ取るのには充分だった。
「信じてくれとしか、俺には言えない。人の笑顔が美しいと、愛おしいと思ったのは、君が初めてだ」
オズウェルの手がメリナの髪を撫で、頬に触れる。肉球を有する獣人の手は不思議な感触で、日頃剣を握っているせいかごつごつとしていて少し硬い。
メリナはオズウェルの手に自分の手を重ね、初めて出会った時と同じ笑みを浮かべた。
(嘘でも本当でもどちらでもいい。私はオズウェル様を信じたい)
オズウェルは何か言いかけたが、途中で唇を引き結んだ。眉をひそめ、にらむような強さでメリナを見つめる。
「オズウェル様?」
「……限界だ」
言うが早いか、オズウェルはメリナの唇を自分のそれでふさいだ。幾度となく重なり、擦れ合う。オズウェルの薄い唇からは微かに酒の匂いがした。
婚姻の儀の時におこなった形式的なくちづけしかメリナは知らない。オズウェルらしからぬ荒々しい行為に理解が追い付かず、まばたきすらもできなかった。
唯一心臓だけはいつもより活発に動き、急かすように鼓動を響かせている。
じわじわと体温があがっていき、メリナの意識が曖昧になりかけた頃、唐突に唇が解放された。久しぶりに吸い込む空気はやけに冷たい。
「……っ、すまない!」
オズウェルはメリナの肩に手をかけて身体を引き離し、うな垂れるように頭を下げた。
一瞬ちらりと見えたオズウェルの顔は、瞳と同じ赤に染まっていた。
「どうして謝るのですか」
メリナは笑いを堪えきれず、くすくすと声を漏らしてしまう。
普段あまり感情を表に出すことのないオズウェルがあんな情熱的なことをしたり、かと思えば初心な少年のように頬を赤らめたり――知らなかった一面を見ることができたのが嬉しい。
「君の意思を無視してこんなことを……。その、苦手だったり、嫌悪感があるだろう?」
オズウェルはそろそろと面《おもて》をあげ、窺うような視線を向けた。
(しょんぼりした大きなワンちゃんみたいで可愛い)
絶対に本人には言えないことがメリナの頭によぎる。
「確かに、男性から向けられる感情は苦手ではありますが」
いったん言葉を切り、メリナはオズウェルの襟首をつかんだ。軽く自分の方へと引き寄せる。
「大好きなオズウェル様は別です」
自分の気持ちが伝わるように唇を重ねた。
「ずっと触れてほしかったんですよ。それなのに全然気付いてくださらないから」
「ずっと?」
「薄着をしたり抱きついたり、わからないなりに色々頑張ったのに。尻尾すら動かしてくださらないんですもん」
メリナは唇をとがらせ、ごちっと額をぶつけた。距離が近いせいか、オズウェルの赤い頬の熱が感じ取れる。
「まさか、ぜんぶ――ふ、子供だったのは俺のほうか」
オズウェルは自嘲《じちょう》し、メリナの腰に腕をまわした。互いの身体が密着するように抱き寄せる。
腹部のあたりに特別熱いものが当たるのを感じ、メリナはわけもなく焦った。
「己の察しの悪さが嫌になる」
オズウェルの唇に意地悪な微笑みが浮かぶ。
細められた切れ長の瞳は、もはやしょげた大型犬などではない。企みのある黒い狼がちらりと牙を見せた。
どちらともなく顔が近付き、三度《みたび》ふたりの唇が重な――らなかった。
触れる直前で、オズウェルが勢いよく首をひねる。
その視線の先には、先ほどオズウェルが蹴破ったせいで見るからに建付けの悪くなった扉と、ノーラを筆頭とした侍女たちの姿があった。みんな一様ににやにやとしている。
扉を蹴り開ける音は、何事かと思うほど大きかった。侍女たちが様子を見に来たとしても不思議はない。
(いつから見られてたの……!)
メリナは頬の熱さを鎮めるように両手を当てた。
ノーラに尋ねればもちろん教えてくれるだろうが、知りたくもあり、知らないままでいたくもある。
「場所を変えよう」
オズウェルはメリナにだけ聞こえるように囁くと、メリナの身体を軽々と抱きあげた。
侍女たちから甲高い悲鳴が上がる。
「この後の予定はすべてキャンセルだ。スケジュールの再調整を頼む。明日――いや、明後日以降にまわしてほしい。騎士団員には自己研鑽に励むよう伝えておいてくれ。それが終わったら、皆も明後日まで休んでくれていい」
オズウェルは淡々と指示を出す。
抱きかかえられているメリナの方が居たたまれない。
ノーラ以外の侍女は突然の休暇に色めきつつ、メリナとオズウェルに好奇の目を向け続けている。
メリナは髪を手櫛《てぐし》で整えるふりをしながら顔を隠し、早くオズウェルがこの場から連れ出してくれるよう願った。
11
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説


番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。

触れても伝わらない
河原巽
恋愛
王都から離れた地方で暮らしていた猫の獣人マグラは支部長自らの勧誘を受け、王立警護団第四支部に入団する。
入団初日、支部の詰所で甘い香りを放つエレノアと出会うが、同時に男の匂いをべったりと付けている彼女に苛立ちを覚えるマグラ。
後日、再会した彼女にはやはり不要な匂いが纏わり付いている。心地よい彼女の香りを自分だけのものだと主張することを決意するが、全く意図は通じない。
そんなある日の出来事。
拙作「痛みは教えてくれない」のマグラ(男性)視点です。
同一場面で会話を足したり引いたりしているので、先に上記短編(エレノア視点)をお読みいただいた方が流れがわかりやすいかと思います。
別サイトにも掲載しております。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。
石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。
雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。
一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。
ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。
その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。
愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。
リス獣人のお医者さまは番の子どもの父になりたい!
能登原あめ
恋愛
* R15はほんのり、ラブコメです。
「先生、私赤ちゃんができたみたいなんです!」
診察室に入ってきた小柄な人間の女の子リーズはとてもいい匂いがした。
せっかく番が見つかったのにリス獣人のジャノは残念でたまらない。
「診察室にお相手を呼んでも大丈夫ですよ」
「相手? いません! つまり、神様が私に赤ちゃんを授けてくださったんです」
* 全4話+おまけ小話未定。
* 本編にRシーンはほぼありませんが、小話追加する際はレーディングが変わる可能性があります。
* 表紙はCanvaさまで作成した画像を使用しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】死の4番隊隊長の花嫁候補に選ばれました~鈍感女は溺愛になかなか気付かない~
白井ライス
恋愛
時は血で血を洗う戦乱の世の中。
国の戦闘部隊“黒炎の龍”に入隊が叶わなかった主人公アイリーン・シュバイツァー。
幼馴染みで喧嘩仲間でもあったショーン・マクレイリーがかの有名な特効部隊でもある4番隊隊長に就任したことを知る。
いよいよ、隣国との戦争が間近に迫ったある日、アイリーンはショーンから決闘を申し込まれる。
これは脳筋女と恋に不器用な魔術師が結ばれるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる