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第4章 忍びよる闇の策略と失われし久遠の刻編

15.土の魔導に課せられし②

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バルドの目が、綺麗なサファイアが、右だけアンバーブラウンに変わっている。

「綺麗………」

そんな場合じゃないのに、周りには一連の出来事に戸惑う皆がいて……
でも、ーーーーーー
暗めのシルバーブロンドの髪に、そのオッドアイは恐ろしく似合い、まるで、気高い狼のようで……
フッと、困ったようにバルドが微苦笑し、俺の頬を両手で包み込み額同士を合わせてきた。

「お前の方がな……」
「え?」

言われた意味がわからず首をかしげる俺の耳に、場違いな拍手の音が聞こえてきた。

「神化が二人。素晴らしいです!が、これも全ては思惑通りなのでしょうね、あの方にとっては」

拍手の主は、ディオン。バルドが、俺を庇うように益々腕に力を入れる。セレストとキサは弾かれたように、俺とバルドの前に。カーティスとアッディーンもまた、俺達の傍へと寄る。

「どういう事か、説明してもらおうか?」
「説明…う~ん、そうですね。まずは、場所を移しましょうか?」

ディオンがパチンと指を鳴らすと、周りの景色が歪み薄ぼんやり消えていき、やがて真っ白な空間に変わった。

「アストラル……」
「バルド?」
「神の空間だ……だが」

神の空間がどういうものか分からないけど、あの場に居た皆いるけど……

「ご心配なく。ある程度、強い魔導をお持ちなら、アストラルに入るのは可能です。少し、込み入った話をしなければなりませんのでね」
「こんな真似ができるとなると、お前も神化か?」
「まさか。ですが、一応、一定の条件下においての権限は頂いてますよ」
「権限?一体……「少し待て、グレインバルド」

さらに言い募ろうとしたバルドを、カーティスが遮る。

「そもそも、我々をここへ…いや、モノリスに招致したは何の目的があってだ?貴様は何者だ?ここまでの事をしたんだ。余程の事あってであろうな?」
「そうですね。今更、隠し立てするつもりはありませんよ。むしろ、話し伝える事…それが、僕の…」

ディオンが俺を見て、柔らかく微笑み。それから、ふと憂い顔になり瞳を伏せた。
一体…ディオンは何を言いたいのか?
伏せていた瞳を開け、ディオンがひたと皆に真摯な視線を向ける。

「女神の土の魔導の役目ですから」




*BL感皆無((((;゚Д゚)))))))
何か、ファンタジーとかRPGっぽい(ーー;)しばらく、LOVEお預けのお話続きますが、
ご勘弁くだされ(汗)こっから、一気に解明入る予定ですm(_ _)m
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