変なスキルが強すぎる!

しっくん

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リサside

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私はEランク冒険者。やっと見習いのFランクを卒業したの。


今日は、薬草を取るクエストを受けることにしたわ。


本来、薬草採取はFランクの依頼だけど、この薬草は森の少し奥に生息しているから危険さも込みでEランクに上がってる。でも、そんな奥にあるわけじゃないから簡単な依頼だわ。


早くクエストこなしてDランクに上がってみせるわ。



そうして

森の奥で薬草を探していた時に、たくさんのゴブリンが現れた。


ああ、私はここでゴブリンに殺されるのね…


怖い、怖い私は気づいたら叫んでいた。


でも、こんなところに来る人はみんな冒険者になったばかりの人しか来ない。それにこの数のゴブリンを相手にできる人なんてここにはいない…


私は、絶望した。

でも、無意識に助けを求めていた。




「お願い~だれかーー!!!!」


そう叫んだが


来るわけもなく、ゴブリンが私に襲いかかろうとしたときこのゴブリンに槍がささっていた。

そして、私とゴブリンの間に1人の若い男の人が割り込んでいた。

「大丈夫ですか!? 

おれが時間を稼ぐ内に逃げて!」


助けが来てくれた。でも、みたことない顔で強そうに見えない。気づいたら私は相手の心配をしていた。


「で、でもあなたは?」


私はそう尋ねた。



「大丈夫だ!気にせず逃げてくれ!」


男はそう叫んだ。


私はもうそれを信じて逃げるしかなかった。
でも応援を呼ぼうと



「助けを呼んでくるわ」


といい、はしった。




はやく、はやく誰か助けを呼ばないと…



その一心で森を抜けた。




森を抜けると、

そこに緑風と呼ばれるDランクのパーティがいた。



この人たちならきっとあの人を助けられる。


「お願い、あの人をたすけて!」


私は息もたえだえになりながら



事情を説明した。


すると迷わずリーダーの人が助けようと言ってくれた。




私はその人たちを
残りの力を振り絞って案内した。



すると、


そこにはゴブリンの返り血を浴びている、そして笑っているさっきの男がいた。


助けてくれたのに私は恐怖を感じた。それは私だけでなく一緒にきた緑風の皆んなもそのようだった。


怖い、殺されると思ったが…

急にその男性の圧が消えた。


そして、緑風のリーダーが会話を先導し自己紹介をした。さっきまでの、恐怖がなんだったのだろうかと思うくらい好青年だった。



私は助けてくれた人になんてことを思ったんだと罪悪感に駆られた。




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