Mな生活

ちくたく

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土曜日

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待ちに待った土曜日だ。朝から薫さんの部屋へ向かった。
「これに着替えて。」
「え、でも。」
用意されていたのは、ブラとパンティー、それにスカートとフリルの付いたシャツだった。
「早く。」
仕方なく着替えた。
「うふふ。タクちゃんかわいい。化粧しなくても十分女の子に見えるよ。」
鏡に写る自分を見ると、不思議な感じだ。
女性の格好をすると、少しは女性のように見えなくもないが、僕がただ女の服を着ただけって感じだ。
「ちょっとじっとしてて。」
薫さんは僕にカツラを着けた。
「ウイッグ着けると完璧ね。」
かわいいかも。凄く嬉しくなってしまった。
「もしかしてタクちゃん女装気に入った?」
そう言われて動揺した。
「はい。ちょっと気に入りました。」
「ま、いいわ。行きましょ。」
彼女の車に乗って朝食に出かけた。
ファーストフード店で食事をし、大型ショッピングセンターへとやって来た。
「薫さん、どうしよう。トイレに行きたい。」
「行ってくれば。」
「でも、この格好だし。行けない。」
女装姿では、男子トイレには行けないし、女子トイレに入る勇気もない。
「うふふ。いいもの持ってきてるの。」
そう言うと薫さんは、バッグから紙おむつを取り出した。
「そこの隅でこれに履き替えて。」
オムツをはくなんて、恥ずかしいし、もし誰かに見られたら。
「どうしたの。お漏らししちゃうよ。」
「薫さん、無理です。それに大きい方です。」
薫さんも少し動揺しているようだったが、
「じゃあタクちゃんは、こんな格好でトイレに行くの?」
僕は首を横に振った。
「大丈夫だから。履き替えて。」
僕は覚悟を決めて、急いでオムツに履き替えた。
履いていた下着は薫さんに渡した。
「ちんちんが当たってたところベトベトなんだけど。」
「ごめんなさい。」
「じゃあ行こうか。」
来たばかりだったが、又駐車場へと戻っていった。
「薫さん、もう無理です。我慢できません。」
もう限界だった。もう一歩も歩けない。
薫さんは立ち止まった僕を黙って見ていた。
どうすることも出来ずに、ただ我慢することしかできない。薫さんに申し訳なくて涙が出てきた。
薫さんは僕に近づき、抱き締めて、
「大丈夫よ。オムツに出してもいいよ。」
そう言われ、オムツに排泄した。
排泄音を間近で聞かれ、汚物臭が当たりに広がる。
恥ずかしすぎる。
「全部出た?」
「はい。出ました。」
「じゃあ行こっか。」
彼女の車の前まで来たが、乗れなかった。
「どうしたのタクちゃん。早くのって。」
「でも。」
「気にしないから。早くのって。」
薫さんに急かされて、車に乗った。
社内は僕の汚物臭が充満していた。
彼女はそれを気にする様子もなく、車歩走らせた。
ウンコがお尻にベッタリと張り付く嫌な感じと、車内に充満する臭いと、申し訳に気持ちで、又涙が溢れてきた。

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