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第八章:怒濤のモテ期
第82話 増える求婚者
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「そんな不実なこと、わたしにはできません」
カレヴィから南條さんに乗り換えるなんて、とんでもない裏切りだ。
「そう、ですね……。わたしもあなたをそう簡単に得られるとは思っていません。……ただ、子供達があなたのことをとても慕っていましてね。あなたなら、あの子達のよい母親になっていただけると思ったのです」
慕ってって、ただクッキーあげただけだよ? ゆうき君やまなちゃんは可愛いけれど、母親として見られたらとても重い気がする。
「でも……、わたしは今の婚約者が好きなんです。本当に申し訳ないですけれど、南條さんの気持ちには応えられません」
「では、あなたの婚約者との話が壊れたら、わたしのことを考えていただけますか」
あくまでも南條さんは食い下がってくる。
「……お聞きしたいんですけど、どうしてわたしなんですか? あなたはわたしのことをいろいろと調べたようですけど、わたしは本当は地味な女なのを知らないってことはないですよね?」
わたしがそう言うと、南條さんはああ、と頷いた。
「確かにあなたの昔の写真を見て多少驚きましたが、それでもわたしは可愛らしいと感じましたよ」
それ、地味なわたしでも一向に構わないってことだろうか。……カレヴィ達といい、世の中には本当に物好きがいるものだ。
「そ、それはありがとうございます。でも、わたしの婚約者もわたしの素顔を知っていて好きでいてくれるんです。そんな彼を裏切るような真似はできません」
わたしがそう言ってもなお、南條さんは言い募ってくる。
「しかし、その婚約が壊れる可能性があるのでしょう? だったら、わたしにもまだ希望はありますよね」
「え……と……」
うーん、これは言ってもいいんだろうか。
わたしは少しの逡巡の後、思い切って言ってみた。
「あの、実はそうなっても、わたし既に婚約者の分家筋の三名の方からプロポーズをされてるんです。ですから南條さんには本当に申し訳ないんですが……」
わたしのその言葉に、南條さんは驚いたように瞳を見開いた。
「……驚きました。はるかさんは本当にもてるんですね」
「いえ、わたしはずっともてなかったですよ。でも、なぜか分からないですけど、彼らに気に入られてしまったようで……」
うーん、こう言うと、本当に不思議だ。
なんせそれまで喪女だったわたしが急にもてだしたんだから、なにかその反動がありそうで怖い気がする。
「でも、外国の方より、同じ日本人の方が気楽ではないでしょうか。生活習慣の違いもあるでしょうし」
まあ、それは確かに彼の言う通りかもしれないけれど、……でも。
話しているうちに、仔牛のローストを食べ終わると、すかさずドルチェとコーヒーが運ばれてきた。
わたしはそれに舌鼓を打ちながら、南條さんに反論する。
「南條さんは大企業の方ですから、それほど彼らと変わらないように思いますよ」
彼らの親族もきっと普通の家庭に育ったわたしに、それほど利用価値は見いだせないはずだ。
だから、南條さんは他のいい所のお嬢様と再婚した方がいいと思う。
わたしがそう言ったら、南條さんはちょっと不快そうに眉を寄せた。
「子供達があなたを慕っていると言ったでしょう。あなたは優しい雰囲気がにじみ出ているし、あの子達の気持ちもよく分かりますよ。……それに、わたしはあなたのことを好きなんです」
「こ、困ります」
わたしは真摯に告白してくる南條さんにほとほと困ってしまった。
それでわたしは俯いて、少し量の多いドルチェに無理矢理集中することにした。
「……無理を言っているのは充分承知しています。ですが、わたしはあなたに一目惚れしたんです。だからわたしは簡単には諦めませんよ」
……うう、本当に困った。
南條さん、なんでこんなややこしい女にこだわるんだ。彼ならいくらでも選り取りみどりだろうに。
それで結局わたしは南條さんを説得することはできなくて、彼との昼食を終えた。
お代はもちろん南條さん持ちで申し訳なかったけれど、無理矢理お誘いしましたからという彼の言葉で、わたしは仕方なく彼におごられることにした。
ああ、求婚者がこちらでも出来て困ったなあ。
こんなことカレヴィに知られたら、きっと怒るだろうし、おまえは危機感が足りないとか言われそう。
そんなことを考えて、南條さんにエスコートされてマンションまで送ってもらっていると、不意に聞いたことのある声がした。
「やあ、ハルカ。今日はカレヴィ以外の男性連れかい。なんだか妬けるね」
見ると、そこにはアーネスとイアスが立っていた。
こっちの格好をしている彼らは相変わらず並外れた美貌の持ち主で、通りがかっている人達の視線を釘付けにしている。
中にはぼーっと見とれて立ち止まっちゃっている人もいるよ。
「ハルカさん、僕もあなたと二人でデートしたいですよ」
イアスも笑いながら、その目はちょっとマジな感じで言ってきた。
「そんな、デートなんて……。お知り合いと昼食をご一緒しただけよ」
回り回ってカレヴィに変な誤解をされてはいけないので、わたしは慌てて否定した。
それまでアーネス達のあまりの美形ぶりに呆然としていた南條さんが、わたしのその言葉を聞いて反論してきた。
「いえ、わたしは今日はるかさんにプロポーズしました。……彼女の婚約者とはどうやら違うようですし、もしかしてあなた達ははるかさんの求婚者ですか?」
「はい、そうです」
「まあ、そういうことになるね」
南條さんの問いにあっさりと二人は頷いた。
その三人の間に火花が散ったような気がして、わたしは慌てて言った。
「そ、それではわたしはこれで失礼します。今日はごちそうさまでした」
「……はい。それではまた明日お会いしましょう」
南條さんは少し不服そうだったけれど、すぐにそれを押し隠してわたしに笑いかけた。
う、なんだか聞きようによっては誤解を招きそうな台詞だ。
南條さんが去っていった後、案の定わたしはアーネスとイアスに突っ込まれてしまった。
「ハルカさん、また明日とはなんですか」
「ハルカ、君は毎日あの男と逢い引きをしているのかい」
えええ、それもの凄い誤解!
「ち、違うよ。彼とは朝散歩している時に知り合って二日目だし。第一彼は二人の子連れで、どっちかって言うとその子達の方がわたしと仲良いっていうか……」
指を組み合わせて落ち着かなく動かしながらわたしが困惑してそう言うと、彼らは溜息をついた。
「なんにせよ、恋敵が増えたのはよろしくないね。……見たところ上流階級の人間らしいし、こちらに詳しくない我々は少し不利になりそうだな」
「ハルカさん、その散歩を中止することは出来ないんですか」
「う、うーん、でも明日彼の子供達にお菓子作って来てあげるって約束しちゃったんだ。それに、南條さん……、あ、彼の名前だけど、わたしの部屋や連絡先を知ってるし」
そう言うと、二人はちょっと責めるような目つきでわたしを見てきた。
「そんなことを君は彼に知らせたのかい」
「いや、それはしてないよ。でも、彼はそれを調べるだけの権力や財力を持ってるし、やろうと思えば造作もないよ」
……けど、彼に住んでいるマンションを教えてしまったのは、わたしの重大なミスだろう。
わたしは重い気分を引きづりながら、アーネス達に送られて部屋まで帰ってきた。
そこでわたしは大量にマドレーヌを焼いたことを思い出し、それを千花のオフィスに持っていって、お茶にすることにした。
「焼いたばかりで、まだ味が落ち着いてなくて悪いんだけど」
モニーカにお茶を淹れてもらって、わたしはマドレーヌの味を確認する。……まあ、まずまずかなあ。
コース料理を食べたわたしは正直お腹いっぱいだったけど、人に食べてもらうためには確認は必須だ。
ありがたいことに、二人はおいしいと言ってくれた。
「……そういえば、陛下は荒れておられましたよ。こちらに来られれば、妙な男にあなたが目を付けられることはなかったのにとおっしゃってました」
お茶を飲みながら、イアスがさらっと恐ろしいことを言う。
う、うーん、でもカレヴィがこっちに来たらまた暴走しそうな気がするんだけど。
南條さんを牽制するために、わたしを抱きしめたり、キスしたりとか平気でしそうな気がする。
それでわたしが発作とか起こしたりしたら、南條さんに下手な口実を与えそうだ。
そう考えると、カレヴィはこっちに来ない方がいいような気がするなあ。
こうなると、わたしは彼に出入り禁止を言い渡したことをつくづくよかったと思ってしまった。
カレヴィから南條さんに乗り換えるなんて、とんでもない裏切りだ。
「そう、ですね……。わたしもあなたをそう簡単に得られるとは思っていません。……ただ、子供達があなたのことをとても慕っていましてね。あなたなら、あの子達のよい母親になっていただけると思ったのです」
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「でも……、わたしは今の婚約者が好きなんです。本当に申し訳ないですけれど、南條さんの気持ちには応えられません」
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あくまでも南條さんは食い下がってくる。
「……お聞きしたいんですけど、どうしてわたしなんですか? あなたはわたしのことをいろいろと調べたようですけど、わたしは本当は地味な女なのを知らないってことはないですよね?」
わたしがそう言うと、南條さんはああ、と頷いた。
「確かにあなたの昔の写真を見て多少驚きましたが、それでもわたしは可愛らしいと感じましたよ」
それ、地味なわたしでも一向に構わないってことだろうか。……カレヴィ達といい、世の中には本当に物好きがいるものだ。
「そ、それはありがとうございます。でも、わたしの婚約者もわたしの素顔を知っていて好きでいてくれるんです。そんな彼を裏切るような真似はできません」
わたしがそう言ってもなお、南條さんは言い募ってくる。
「しかし、その婚約が壊れる可能性があるのでしょう? だったら、わたしにもまだ希望はありますよね」
「え……と……」
うーん、これは言ってもいいんだろうか。
わたしは少しの逡巡の後、思い切って言ってみた。
「あの、実はそうなっても、わたし既に婚約者の分家筋の三名の方からプロポーズをされてるんです。ですから南條さんには本当に申し訳ないんですが……」
わたしのその言葉に、南條さんは驚いたように瞳を見開いた。
「……驚きました。はるかさんは本当にもてるんですね」
「いえ、わたしはずっともてなかったですよ。でも、なぜか分からないですけど、彼らに気に入られてしまったようで……」
うーん、こう言うと、本当に不思議だ。
なんせそれまで喪女だったわたしが急にもてだしたんだから、なにかその反動がありそうで怖い気がする。
「でも、外国の方より、同じ日本人の方が気楽ではないでしょうか。生活習慣の違いもあるでしょうし」
まあ、それは確かに彼の言う通りかもしれないけれど、……でも。
話しているうちに、仔牛のローストを食べ終わると、すかさずドルチェとコーヒーが運ばれてきた。
わたしはそれに舌鼓を打ちながら、南條さんに反論する。
「南條さんは大企業の方ですから、それほど彼らと変わらないように思いますよ」
彼らの親族もきっと普通の家庭に育ったわたしに、それほど利用価値は見いだせないはずだ。
だから、南條さんは他のいい所のお嬢様と再婚した方がいいと思う。
わたしがそう言ったら、南條さんはちょっと不快そうに眉を寄せた。
「子供達があなたを慕っていると言ったでしょう。あなたは優しい雰囲気がにじみ出ているし、あの子達の気持ちもよく分かりますよ。……それに、わたしはあなたのことを好きなんです」
「こ、困ります」
わたしは真摯に告白してくる南條さんにほとほと困ってしまった。
それでわたしは俯いて、少し量の多いドルチェに無理矢理集中することにした。
「……無理を言っているのは充分承知しています。ですが、わたしはあなたに一目惚れしたんです。だからわたしは簡単には諦めませんよ」
……うう、本当に困った。
南條さん、なんでこんなややこしい女にこだわるんだ。彼ならいくらでも選り取りみどりだろうに。
それで結局わたしは南條さんを説得することはできなくて、彼との昼食を終えた。
お代はもちろん南條さん持ちで申し訳なかったけれど、無理矢理お誘いしましたからという彼の言葉で、わたしは仕方なく彼におごられることにした。
ああ、求婚者がこちらでも出来て困ったなあ。
こんなことカレヴィに知られたら、きっと怒るだろうし、おまえは危機感が足りないとか言われそう。
そんなことを考えて、南條さんにエスコートされてマンションまで送ってもらっていると、不意に聞いたことのある声がした。
「やあ、ハルカ。今日はカレヴィ以外の男性連れかい。なんだか妬けるね」
見ると、そこにはアーネスとイアスが立っていた。
こっちの格好をしている彼らは相変わらず並外れた美貌の持ち主で、通りがかっている人達の視線を釘付けにしている。
中にはぼーっと見とれて立ち止まっちゃっている人もいるよ。
「ハルカさん、僕もあなたと二人でデートしたいですよ」
イアスも笑いながら、その目はちょっとマジな感じで言ってきた。
「そんな、デートなんて……。お知り合いと昼食をご一緒しただけよ」
回り回ってカレヴィに変な誤解をされてはいけないので、わたしは慌てて否定した。
それまでアーネス達のあまりの美形ぶりに呆然としていた南條さんが、わたしのその言葉を聞いて反論してきた。
「いえ、わたしは今日はるかさんにプロポーズしました。……彼女の婚約者とはどうやら違うようですし、もしかしてあなた達ははるかさんの求婚者ですか?」
「はい、そうです」
「まあ、そういうことになるね」
南條さんの問いにあっさりと二人は頷いた。
その三人の間に火花が散ったような気がして、わたしは慌てて言った。
「そ、それではわたしはこれで失礼します。今日はごちそうさまでした」
「……はい。それではまた明日お会いしましょう」
南條さんは少し不服そうだったけれど、すぐにそれを押し隠してわたしに笑いかけた。
う、なんだか聞きようによっては誤解を招きそうな台詞だ。
南條さんが去っていった後、案の定わたしはアーネスとイアスに突っ込まれてしまった。
「ハルカさん、また明日とはなんですか」
「ハルカ、君は毎日あの男と逢い引きをしているのかい」
えええ、それもの凄い誤解!
「ち、違うよ。彼とは朝散歩している時に知り合って二日目だし。第一彼は二人の子連れで、どっちかって言うとその子達の方がわたしと仲良いっていうか……」
指を組み合わせて落ち着かなく動かしながらわたしが困惑してそう言うと、彼らは溜息をついた。
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……けど、彼に住んでいるマンションを教えてしまったのは、わたしの重大なミスだろう。
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う、うーん、でもカレヴィがこっちに来たらまた暴走しそうな気がするんだけど。
南條さんを牽制するために、わたしを抱きしめたり、キスしたりとか平気でしそうな気がする。
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