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第三章:魔術師見習いの少女と周囲の人々
第41話 意外な告白
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「面白がらないでください」
楽しそうに笑うアラステアに千花が抗議する。
すると、アラステアは笑い声を引っ込めた。……ただし、笑顔はそのままだ。
「俺に敬語は不要だ。呼び名もステアでいい」
「えっ」
突然そんなことを言われて、千花が戸惑う。
「でも、あなたは……むぐっ」
どこから出したのか、いきなりクッキーを口に押し込められて、千花は黙る。
「身分のことはこの場では言うな。そこの二人は察しているようだが、どこで誰が聞いているか分からないからな」
「──分かりました」
口の中のクッキーを噛み砕いて飲み込むと、千花は頷いた。
「ほら、丁寧語になっているぞ」
「う、うん、分かった」
どうしてこうなったのか分からないまま千花がもう一度頷くと、アラステアもよし、と頷いて笑顔になった。
「そこで二人の世界を作らないでくれるかな」
レイナルドが千花とアラステアの間に割り込んで不満そうに言う。
「それ誤解っ。普通に話してただけだから!」
「そうだ、それくらいで二人の世界とは言わない。そう言うのは本人達が周りが見えなくなる状態で……」
「それは分かってるから説明しなくてもいいよ、カイル」
エドアルドが冷たい笑顔でカイルの説明を遮る。
「あらあら、なんだか空気が悪いわね。なんだったら、ティカちゃんだけを残してもらって皆さんにはお帰り頂いてもいいのだけれど」
そうラヴィニアが言った途端、男達は言い繕った。
「いやいや、そんなことないです」
「そうそう」
「俺達は皆仲がいいぞ」
カイルがそう言うとなんか嘘くさい……と千花は口には出さずに思う。
「そう、ならいいのよ。ティカちゃん、また映像を撮りましょうね」
「は、はい」
凄みのある笑顔でにっこり笑うラヴィニアに気圧されながらも、千花は頷いた。
今日はどのポーズで撮られるのだろうか。
「あ、そうだ」
この衣装ならいけるかもしれない。
そう思い、千花は浮遊魔法を使った。
すると、ラヴィニアが顔を輝かせる。
「あらあ、本当に妖精っぽくていいわー。ティカちゃん、その状態で適当に動いてみて」
「はい」
千花はラヴィニアの言うとおり、体が浮いた状態のまま回転したり、その辺を回ってみたりした。
そして、頃合いだと思った時に千花は浮遊魔法を解いた。
「どんなものでしょうか……?」
ふと不安になって千花はラヴィニアに聞いてみる。
「可憐でとってもよかったわよ~。今回の映像のおみやげは五枚でいいのかしら」
「え……、ステアはいらないかと」
勝手に自分の映像を増やされて、千花はぎょっとする。
「待て、俺もいるぞ」
「え……なんでいるの?」
思ってもいないアラステアの言葉に、千花はびっくりして彼に尋ねた。
「国に帰った時にこれがカイル・イノーセンの弟子だと見せることができるじゃないか」
それを聞いて、千花はぎょっとした。
「知らない人に見せるなんて駄目だよっ」
「なぜだ。可憐なのだから別にいいだろう」
「それとこれとは話が別っ。第一恥ずかしいじゃない」
勢い込んで千花が言うと、アラステアは肩をすくめた。
「……分かった。見せないなら問題ないだろう」
「……本当に見せないでよ」
千花が念を押すと、ラヴィニアが残念そうに言ってきた。
「ティカちゃん、こんなに可愛いのに見せびらかさないなんてもったいない。そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないの」
「でも恥ずかしいものは恥ずかしいんです」
千花が拳を握ってそう主張すると、ラヴィニアが溜息をついた。
「まあ、ティカちゃんは素人さんだから仕方ないわねえ。でも将来魔術師になるならある程度顔を売るのも必要よ」
「そうなんですか?」
千花が尋ねると、ラヴィニアは少し笑って頷いた。
「誰とも契約していないなら、絶対に必要ね。王宮勤めをするというなら、そんな心配は不要でしょうけれど」
そうか、魔術師にもいろいろあるんだ。そうは言っても、わたしは家に帰るんだから顔を売る必要はないんだけれど、と千花は思う。
けれど、ラヴィニアにそう言うわけにもいかないので、千花は無難に「……考えておきます」と答えておいた。
「ん、考えておいて。ティカちゃんの将来のことだから」
ラヴィニアは軽く言うと、笑顔でぽんぽんと千花の肩を叩いた。
そして、千花は今回もラヴィニアと一緒に映像に映りまくり、その分の映像投影板を貰った。
それから、千花はまた来週来ることを約束してラヴィニアとシルヴァンに別れを告げた。
「ティカはカイル・イノーセンの屋敷に泊まるのか?」
さて帰るかと、帰り支度を始めたところ、アラステアから尋ねられた。
「うん、そうだけど。それが何か?」
「わざわざ屋敷に泊まるところを見ると、ティカはカイル・イノーセンの恋人なのか?」
「はあ?」
あまりにも突拍子のないことを言われたので、千花は自分の耳を疑った。
なんだか、カイルが自分の恋人とかなんとか言われた気がする。
「ステア、それはないよ。ティカがカイルの屋敷に泊まるのは、一般人の生活を堪能したいからだそうだし」
実際はカイルの家は執事や使用人もいて、はっきりと上流階級の家の訳だが、それでも王宮よりは気楽だろう。
「それに、カイルはティカを弟子にするときに、弟子にならなければ生活の一切の面倒を見ないと言ったらしいし、それはあり得ないよ」
エドアルドとレイナルドの二人がそう言ったことで、千花は拳を握りしめて力説する。
「そうなんだよ。カイル酷すぎるよね。……そんなこともあってわたしは家に帰さないとも言われているから、わたしはカイルのこと恨んでるよ」
だから恋人なんてとんでもない──と言外に含ませて千花がそう言うと、カイルがつらそうに顔を背けた。
すると、その様子をじっと見ていたアラステアが深々と息を付いた。
「どうやら、カイル・イノーセンは俺の想像していたよりもずっと不器用な人間らしいな」
まあ、確かに不器用なことは千花も認める。
「それで、愛する人間に今も嫌われていると言うことか」
「そういうことだね」
エドアルドが代表して言うと、アラステアはしようもない、というふうに片手で顔を覆って空を仰いだ。
「……しかし、それならば俺にも勝機があることになるな」
「と言うことは、まさかステア、君もかい?」
「そうだ、俺はティカ・サトーに興味がある。以後そのつもりでよろしく頼む」
アラステアにそう言われ、千花は一瞬混乱する。
えっと、興味があるのは魔術師としてじゃないの? 勝機があるっていったい……。
「え、えええ? それってつまり……」
千花の言葉を引き取って、アラステアが続けた。
「つまり俺は異性としてティカに興味があるということだ。こう言えば、いくらなんでも分かるだろう?」
堂々とアラステアに言われて、千花は混乱するしかないのであった。
楽しそうに笑うアラステアに千花が抗議する。
すると、アラステアは笑い声を引っ込めた。……ただし、笑顔はそのままだ。
「俺に敬語は不要だ。呼び名もステアでいい」
「えっ」
突然そんなことを言われて、千花が戸惑う。
「でも、あなたは……むぐっ」
どこから出したのか、いきなりクッキーを口に押し込められて、千花は黙る。
「身分のことはこの場では言うな。そこの二人は察しているようだが、どこで誰が聞いているか分からないからな」
「──分かりました」
口の中のクッキーを噛み砕いて飲み込むと、千花は頷いた。
「ほら、丁寧語になっているぞ」
「う、うん、分かった」
どうしてこうなったのか分からないまま千花がもう一度頷くと、アラステアもよし、と頷いて笑顔になった。
「そこで二人の世界を作らないでくれるかな」
レイナルドが千花とアラステアの間に割り込んで不満そうに言う。
「それ誤解っ。普通に話してただけだから!」
「そうだ、それくらいで二人の世界とは言わない。そう言うのは本人達が周りが見えなくなる状態で……」
「それは分かってるから説明しなくてもいいよ、カイル」
エドアルドが冷たい笑顔でカイルの説明を遮る。
「あらあら、なんだか空気が悪いわね。なんだったら、ティカちゃんだけを残してもらって皆さんにはお帰り頂いてもいいのだけれど」
そうラヴィニアが言った途端、男達は言い繕った。
「いやいや、そんなことないです」
「そうそう」
「俺達は皆仲がいいぞ」
カイルがそう言うとなんか嘘くさい……と千花は口には出さずに思う。
「そう、ならいいのよ。ティカちゃん、また映像を撮りましょうね」
「は、はい」
凄みのある笑顔でにっこり笑うラヴィニアに気圧されながらも、千花は頷いた。
今日はどのポーズで撮られるのだろうか。
「あ、そうだ」
この衣装ならいけるかもしれない。
そう思い、千花は浮遊魔法を使った。
すると、ラヴィニアが顔を輝かせる。
「あらあ、本当に妖精っぽくていいわー。ティカちゃん、その状態で適当に動いてみて」
「はい」
千花はラヴィニアの言うとおり、体が浮いた状態のまま回転したり、その辺を回ってみたりした。
そして、頃合いだと思った時に千花は浮遊魔法を解いた。
「どんなものでしょうか……?」
ふと不安になって千花はラヴィニアに聞いてみる。
「可憐でとってもよかったわよ~。今回の映像のおみやげは五枚でいいのかしら」
「え……、ステアはいらないかと」
勝手に自分の映像を増やされて、千花はぎょっとする。
「待て、俺もいるぞ」
「え……なんでいるの?」
思ってもいないアラステアの言葉に、千花はびっくりして彼に尋ねた。
「国に帰った時にこれがカイル・イノーセンの弟子だと見せることができるじゃないか」
それを聞いて、千花はぎょっとした。
「知らない人に見せるなんて駄目だよっ」
「なぜだ。可憐なのだから別にいいだろう」
「それとこれとは話が別っ。第一恥ずかしいじゃない」
勢い込んで千花が言うと、アラステアは肩をすくめた。
「……分かった。見せないなら問題ないだろう」
「……本当に見せないでよ」
千花が念を押すと、ラヴィニアが残念そうに言ってきた。
「ティカちゃん、こんなに可愛いのに見せびらかさないなんてもったいない。そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないの」
「でも恥ずかしいものは恥ずかしいんです」
千花が拳を握ってそう主張すると、ラヴィニアが溜息をついた。
「まあ、ティカちゃんは素人さんだから仕方ないわねえ。でも将来魔術師になるならある程度顔を売るのも必要よ」
「そうなんですか?」
千花が尋ねると、ラヴィニアは少し笑って頷いた。
「誰とも契約していないなら、絶対に必要ね。王宮勤めをするというなら、そんな心配は不要でしょうけれど」
そうか、魔術師にもいろいろあるんだ。そうは言っても、わたしは家に帰るんだから顔を売る必要はないんだけれど、と千花は思う。
けれど、ラヴィニアにそう言うわけにもいかないので、千花は無難に「……考えておきます」と答えておいた。
「ん、考えておいて。ティカちゃんの将来のことだから」
ラヴィニアは軽く言うと、笑顔でぽんぽんと千花の肩を叩いた。
そして、千花は今回もラヴィニアと一緒に映像に映りまくり、その分の映像投影板を貰った。
それから、千花はまた来週来ることを約束してラヴィニアとシルヴァンに別れを告げた。
「ティカはカイル・イノーセンの屋敷に泊まるのか?」
さて帰るかと、帰り支度を始めたところ、アラステアから尋ねられた。
「うん、そうだけど。それが何か?」
「わざわざ屋敷に泊まるところを見ると、ティカはカイル・イノーセンの恋人なのか?」
「はあ?」
あまりにも突拍子のないことを言われたので、千花は自分の耳を疑った。
なんだか、カイルが自分の恋人とかなんとか言われた気がする。
「ステア、それはないよ。ティカがカイルの屋敷に泊まるのは、一般人の生活を堪能したいからだそうだし」
実際はカイルの家は執事や使用人もいて、はっきりと上流階級の家の訳だが、それでも王宮よりは気楽だろう。
「それに、カイルはティカを弟子にするときに、弟子にならなければ生活の一切の面倒を見ないと言ったらしいし、それはあり得ないよ」
エドアルドとレイナルドの二人がそう言ったことで、千花は拳を握りしめて力説する。
「そうなんだよ。カイル酷すぎるよね。……そんなこともあってわたしは家に帰さないとも言われているから、わたしはカイルのこと恨んでるよ」
だから恋人なんてとんでもない──と言外に含ませて千花がそう言うと、カイルがつらそうに顔を背けた。
すると、その様子をじっと見ていたアラステアが深々と息を付いた。
「どうやら、カイル・イノーセンは俺の想像していたよりもずっと不器用な人間らしいな」
まあ、確かに不器用なことは千花も認める。
「それで、愛する人間に今も嫌われていると言うことか」
「そういうことだね」
エドアルドが代表して言うと、アラステアはしようもない、というふうに片手で顔を覆って空を仰いだ。
「……しかし、それならば俺にも勝機があることになるな」
「と言うことは、まさかステア、君もかい?」
「そうだ、俺はティカ・サトーに興味がある。以後そのつもりでよろしく頼む」
アラステアにそう言われ、千花は一瞬混乱する。
えっと、興味があるのは魔術師としてじゃないの? 勝機があるっていったい……。
「え、えええ? それってつまり……」
千花の言葉を引き取って、アラステアが続けた。
「つまり俺は異性としてティカに興味があるということだ。こう言えば、いくらなんでも分かるだろう?」
堂々とアラステアに言われて、千花は混乱するしかないのであった。
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