11 / 54
第一章:魔術師の弟子
第10話 王太子妃
しおりを挟む
「カイル、やっぱりティカのことが好きなんじゃないか」
カイルは意識のない千花を寝台に横たえると声のした方に振り返った。
寝室の入り口にはエドアルドとレイナルドが立っていた。
「意識のない女性の眦に口づけるなんて、普通弟子にはしないな」
エドアルドが言うと、カイルは少し眉を顰めた。
「……それがどうした」
「開き直りか。けれど、ティカは渡さないよ。僕の妃にするんだ」
「ティカは俺の弟子だ。第三王子の妃にはさせない」
「それは、おまえがティカのことが好きだからだろう? カイル」
睨み合う二人の脇をすり抜けて、エドアルドがティカの頬に伝う涙を拭った。
「かわいそうに、ティカ。かなり気に病んでいたんだね」
「ティカに触れるな」
カイルの不遜な態度にもエドアルドは特に気にした様子もなく、涙の跡の残る千花を見つめていた。
「まあ、皆様、ご病気の方の寝室で騒がれるのはおやめくださいませ。隣室にお茶をご用意いたしましたので、そちらにお越しください」
セルマが寝室に入ってきて諫めたことで、とりあえず険悪なその場は収まった。
「……俺は帰る。ティカは三日は療養させろ」
そう言うと、カイルは移動魔法でその場から消えた。
「なんだよ、これから追及しようとしてたのに逃げるなよ」
「……レイド、ティカの素顔を見たのに態度が変わらないな」
エドアルドが意外そうに眉を上げて言うと、レイナルドは頷いた。
「うん、確かに顔立ちは幼いけれど、やっぱり十二歳には見えないよ。それに、カイルに帰して欲しいと懇願した時のティカは今まで見た以上に艶っぽかったし。僕の彼女への気持ちは変わらないよ」
「確かに、あの時の彼女には思わずぞくりとさせられたな。セルマの言うとおり、いずれ彼女は美しく花開く時がくるのだろう。数年後には求婚者がひしめいているかもしれないな」
「そんなことにはさせないよ。彼女は僕の妃にするんだから。……アルド兄さんにも手を出させないよ」
エドアルドは挑戦的なレイナルドの言葉には答えず、話題を変えた。
「……しかし、ティカはカイルの言うとおり三日は療養させるとしても、しばらくはあまり過密な予定を立てない方がいいな」
エドアルドは顎に手を当てて考えるように言うと、話題を変えられたレイナルドも不承不承頷いた。
「そうだね、あまり無理はさせない方がいい。なんといっても、ティカには慣れない環境なんだから」
「まずは礼儀作法と魔術を習うことくらいか。それでもティカには大変だろうけれども彼女に頑張ってもらうしかないな」
エドアルドが小さく息をついて言うと、レイナルドは彼女の身を案じながらも同意した。
それから三日後。
千花の部屋の隣の客室で、朝食会が開かれていた。
侍女によって千花は再びお姫様そのものの格好をさせられている。
「ティカ、もう体の方は大丈夫かい」
「はい、もうすっかり。ご心配をおかけして申し訳ありません」
千花はエドアルドとレイナルドに頭を下げた。
「かなり疲労が溜まっていたんだろうから、君は謝らなくてもいいんだよ。君の体調のことまで気が回らなくて申し訳なかったね」
エドアルドに頭を下げられて、千花は慌てた。
「そんな、エドアルド殿下、わたしに頭を下げられないでください。そんなことされたら困ります」
「そうか、ではとりあえずやめておこう」
冗談めかして言われて、千花も思わずくすりと笑った。
「あ、あとお二人ともお花ありがとうございました。なにもする事がなかったので、とても嬉しかったです」
三日も療養することになって暇を持て余した千花は読書でもするかと本を広げたが、言語疎通の指輪は文字までは面倒を見てくれなかったようだ。
当然なにが書いてあるか分からない千花は、所狭しと花瓶に生けられた花々を眺めて過ごした。
それに、毎日王子二人が訪ねてきてくれてかなり助けられた。
こんなことになった原因のカイルはあれから姿を見せなかったが、ひょっとして大嫌いと言ったせいなのかもしれないな、と千花はふっと思った。
そのカイルも一応悪いと思ったのか、彼から大きな花束が連日届けられていた。
「ティカは花が好きなのかい?」
「え、まあ、人並みには好きです」
エドアルドに聞かれて、千花は頷く。
「そうか。なら、庭園に君を連れていこうか。ここの庭園は手入れが行き届いているから、君も楽しめると思うよ」
「そうなんですか? 是非見たいです!」
そんな娯楽があるなら是非見たい。
千花はエドアルドに喜色満面の笑顔で言った。
「ああ。じゃあ、この後行こうか」
「はい」
思ってもいなかった展開に、千花はにこにこして頷いた。
「でも、驚いたよ。君がいきなり高熱を出して寝込んだんだから。良くなって本当に良かったよ」
レイナルドが急に話題を変えると、千花は彼に手を取られる。
「あ、あの……っ」
千花が彼の熱っぽい視線に戸惑っていると、エドアルドが助け船を出してくれた。
「レイド、ティカが困っているだろう。その手を離せ」
「……アルド兄さんがそう言うのは、ティカに気があるからだろう? ティカに触れさせたくないからだ」
「……確かに、わたしはティカに惹かれているし、彼女に触れさせたくはないな」
……はい!?
予想もしなかったエドアルドの言葉に千花は驚いて、思わずエドアルドの顔を見た。
「ティカ、いきなりで驚くかもしれないが、わたしは君を妃にしたいと思っている」
こ、これは、殿下のからかいの延長だろうか? うん、そうに違いない。
千花は自分で納得する答えを見つけると、心の中で大きく頷いた。
「エドアルド殿下、わたしをからわれるのはおやめください。言われていい冗談と、そうでないものがあります。殿下のこのご冗談はたちが悪いです」
「……まいったね。わたしは求婚のつもりで言ったのに、冗談にされてしまうとは」
きゅうこん、求婚!?
千花は心底驚いてエドアルドの顔をまじまじと見つめた。彼の顔は真剣そのものだ。
千花が彼の視線に思わずひるんでいると、レイナルドがエドアルドを挑戦的に睨んで言った。
「ティカに求婚したのは僕が先だ。アルド兄さんにティカは渡さないよ」
二人の王子の間で火花が散った気がして、千花はあたふたする。
どどどうしよう、こんなときはどうしたら!
うまく働かない頭で千花は、先程エドアルドが言った庭園のことを思い出した。
「あ、あのっ、わたし、庭園に行きたいです! それも今すぐ!」
なんとか二人の王子の暴走を止められた千花は安堵の息を付いていた。
二人に案内された庭園は確かによく手入れされていてとても綺麗だ。緩やかな風が花びらを舞い上がらせて、幻想的でさえある。
……しかし、チューリップとムスカリが咲いているその近くで、もう少し花期が先と思われるハーブと薔薇の花が咲いていて、季節感がまるでない。
……ここの植物体系はどうなってるんだと千花は首を捻りつつ、それでも美しい花々を堪能した。
「あ、桜!」
まさか異世界で桜を見られるとは思わず、千花は歓声を上げる。
「ティカは桜が好きなのかい? それなら、少し離れた場所に立派な桜並木がある。よければそのうち案内するが」
「そうなんですか? ぜひお願いします!」
エドアルドの提案に、千花は一も二もなく飛びついた。
「もちろん、僕も付いていくよ。アルド兄さんばかりに良い思いをさせたくないし」
「レイド、おまえは呼んでないぞ。……まあ、聞かれた以上仕方ないか」
エドアルドが本当に仕方なさそうに苦笑する。
「まあ、エドアルド様、レイナルド様、おはようございます」
ふいに柔らかな声がして三人はそちらに振り返った。
そこには波打つ淡い金の髪と水色の瞳のとても綺麗な貴婦人がいた。
「おはようございます、義姉上」
王子二人が義姉上と呼ぶところを見ると、この人物は未だ千花が会ったことのない王太子の妃のようだ。
「──黒髪に焦げ茶の瞳。とても綺麗な方ですけど、そちらにいらっしゃるのは、もしかしてカイルのお弟子ではないですか?」
そう言われて初めて千花は目の前の人物がカイルによく似ていることに気が付いた。
もしかしてこの人は──
興味深そうに自分をまじまじと見つめてくる人物がカイルの関係者ということを感じ取り、千花はしばし呆然としていた。
カイルは意識のない千花を寝台に横たえると声のした方に振り返った。
寝室の入り口にはエドアルドとレイナルドが立っていた。
「意識のない女性の眦に口づけるなんて、普通弟子にはしないな」
エドアルドが言うと、カイルは少し眉を顰めた。
「……それがどうした」
「開き直りか。けれど、ティカは渡さないよ。僕の妃にするんだ」
「ティカは俺の弟子だ。第三王子の妃にはさせない」
「それは、おまえがティカのことが好きだからだろう? カイル」
睨み合う二人の脇をすり抜けて、エドアルドがティカの頬に伝う涙を拭った。
「かわいそうに、ティカ。かなり気に病んでいたんだね」
「ティカに触れるな」
カイルの不遜な態度にもエドアルドは特に気にした様子もなく、涙の跡の残る千花を見つめていた。
「まあ、皆様、ご病気の方の寝室で騒がれるのはおやめくださいませ。隣室にお茶をご用意いたしましたので、そちらにお越しください」
セルマが寝室に入ってきて諫めたことで、とりあえず険悪なその場は収まった。
「……俺は帰る。ティカは三日は療養させろ」
そう言うと、カイルは移動魔法でその場から消えた。
「なんだよ、これから追及しようとしてたのに逃げるなよ」
「……レイド、ティカの素顔を見たのに態度が変わらないな」
エドアルドが意外そうに眉を上げて言うと、レイナルドは頷いた。
「うん、確かに顔立ちは幼いけれど、やっぱり十二歳には見えないよ。それに、カイルに帰して欲しいと懇願した時のティカは今まで見た以上に艶っぽかったし。僕の彼女への気持ちは変わらないよ」
「確かに、あの時の彼女には思わずぞくりとさせられたな。セルマの言うとおり、いずれ彼女は美しく花開く時がくるのだろう。数年後には求婚者がひしめいているかもしれないな」
「そんなことにはさせないよ。彼女は僕の妃にするんだから。……アルド兄さんにも手を出させないよ」
エドアルドは挑戦的なレイナルドの言葉には答えず、話題を変えた。
「……しかし、ティカはカイルの言うとおり三日は療養させるとしても、しばらくはあまり過密な予定を立てない方がいいな」
エドアルドは顎に手を当てて考えるように言うと、話題を変えられたレイナルドも不承不承頷いた。
「そうだね、あまり無理はさせない方がいい。なんといっても、ティカには慣れない環境なんだから」
「まずは礼儀作法と魔術を習うことくらいか。それでもティカには大変だろうけれども彼女に頑張ってもらうしかないな」
エドアルドが小さく息をついて言うと、レイナルドは彼女の身を案じながらも同意した。
それから三日後。
千花の部屋の隣の客室で、朝食会が開かれていた。
侍女によって千花は再びお姫様そのものの格好をさせられている。
「ティカ、もう体の方は大丈夫かい」
「はい、もうすっかり。ご心配をおかけして申し訳ありません」
千花はエドアルドとレイナルドに頭を下げた。
「かなり疲労が溜まっていたんだろうから、君は謝らなくてもいいんだよ。君の体調のことまで気が回らなくて申し訳なかったね」
エドアルドに頭を下げられて、千花は慌てた。
「そんな、エドアルド殿下、わたしに頭を下げられないでください。そんなことされたら困ります」
「そうか、ではとりあえずやめておこう」
冗談めかして言われて、千花も思わずくすりと笑った。
「あ、あとお二人ともお花ありがとうございました。なにもする事がなかったので、とても嬉しかったです」
三日も療養することになって暇を持て余した千花は読書でもするかと本を広げたが、言語疎通の指輪は文字までは面倒を見てくれなかったようだ。
当然なにが書いてあるか分からない千花は、所狭しと花瓶に生けられた花々を眺めて過ごした。
それに、毎日王子二人が訪ねてきてくれてかなり助けられた。
こんなことになった原因のカイルはあれから姿を見せなかったが、ひょっとして大嫌いと言ったせいなのかもしれないな、と千花はふっと思った。
そのカイルも一応悪いと思ったのか、彼から大きな花束が連日届けられていた。
「ティカは花が好きなのかい?」
「え、まあ、人並みには好きです」
エドアルドに聞かれて、千花は頷く。
「そうか。なら、庭園に君を連れていこうか。ここの庭園は手入れが行き届いているから、君も楽しめると思うよ」
「そうなんですか? 是非見たいです!」
そんな娯楽があるなら是非見たい。
千花はエドアルドに喜色満面の笑顔で言った。
「ああ。じゃあ、この後行こうか」
「はい」
思ってもいなかった展開に、千花はにこにこして頷いた。
「でも、驚いたよ。君がいきなり高熱を出して寝込んだんだから。良くなって本当に良かったよ」
レイナルドが急に話題を変えると、千花は彼に手を取られる。
「あ、あの……っ」
千花が彼の熱っぽい視線に戸惑っていると、エドアルドが助け船を出してくれた。
「レイド、ティカが困っているだろう。その手を離せ」
「……アルド兄さんがそう言うのは、ティカに気があるからだろう? ティカに触れさせたくないからだ」
「……確かに、わたしはティカに惹かれているし、彼女に触れさせたくはないな」
……はい!?
予想もしなかったエドアルドの言葉に千花は驚いて、思わずエドアルドの顔を見た。
「ティカ、いきなりで驚くかもしれないが、わたしは君を妃にしたいと思っている」
こ、これは、殿下のからかいの延長だろうか? うん、そうに違いない。
千花は自分で納得する答えを見つけると、心の中で大きく頷いた。
「エドアルド殿下、わたしをからわれるのはおやめください。言われていい冗談と、そうでないものがあります。殿下のこのご冗談はたちが悪いです」
「……まいったね。わたしは求婚のつもりで言ったのに、冗談にされてしまうとは」
きゅうこん、求婚!?
千花は心底驚いてエドアルドの顔をまじまじと見つめた。彼の顔は真剣そのものだ。
千花が彼の視線に思わずひるんでいると、レイナルドがエドアルドを挑戦的に睨んで言った。
「ティカに求婚したのは僕が先だ。アルド兄さんにティカは渡さないよ」
二人の王子の間で火花が散った気がして、千花はあたふたする。
どどどうしよう、こんなときはどうしたら!
うまく働かない頭で千花は、先程エドアルドが言った庭園のことを思い出した。
「あ、あのっ、わたし、庭園に行きたいです! それも今すぐ!」
なんとか二人の王子の暴走を止められた千花は安堵の息を付いていた。
二人に案内された庭園は確かによく手入れされていてとても綺麗だ。緩やかな風が花びらを舞い上がらせて、幻想的でさえある。
……しかし、チューリップとムスカリが咲いているその近くで、もう少し花期が先と思われるハーブと薔薇の花が咲いていて、季節感がまるでない。
……ここの植物体系はどうなってるんだと千花は首を捻りつつ、それでも美しい花々を堪能した。
「あ、桜!」
まさか異世界で桜を見られるとは思わず、千花は歓声を上げる。
「ティカは桜が好きなのかい? それなら、少し離れた場所に立派な桜並木がある。よければそのうち案内するが」
「そうなんですか? ぜひお願いします!」
エドアルドの提案に、千花は一も二もなく飛びついた。
「もちろん、僕も付いていくよ。アルド兄さんばかりに良い思いをさせたくないし」
「レイド、おまえは呼んでないぞ。……まあ、聞かれた以上仕方ないか」
エドアルドが本当に仕方なさそうに苦笑する。
「まあ、エドアルド様、レイナルド様、おはようございます」
ふいに柔らかな声がして三人はそちらに振り返った。
そこには波打つ淡い金の髪と水色の瞳のとても綺麗な貴婦人がいた。
「おはようございます、義姉上」
王子二人が義姉上と呼ぶところを見ると、この人物は未だ千花が会ったことのない王太子の妃のようだ。
「──黒髪に焦げ茶の瞳。とても綺麗な方ですけど、そちらにいらっしゃるのは、もしかしてカイルのお弟子ではないですか?」
そう言われて初めて千花は目の前の人物がカイルによく似ていることに気が付いた。
もしかしてこの人は──
興味深そうに自分をまじまじと見つめてくる人物がカイルの関係者ということを感じ取り、千花はしばし呆然としていた。
0
お気に入りに追加
515
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる