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第一章:魔術師の弟子
第10話 王太子妃
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「カイル、やっぱりティカのことが好きなんじゃないか」
カイルは意識のない千花を寝台に横たえると声のした方に振り返った。
寝室の入り口にはエドアルドとレイナルドが立っていた。
「意識のない女性の眦に口づけるなんて、普通弟子にはしないな」
エドアルドが言うと、カイルは少し眉を顰めた。
「……それがどうした」
「開き直りか。けれど、ティカは渡さないよ。僕の妃にするんだ」
「ティカは俺の弟子だ。第三王子の妃にはさせない」
「それは、おまえがティカのことが好きだからだろう? カイル」
睨み合う二人の脇をすり抜けて、エドアルドがティカの頬に伝う涙を拭った。
「かわいそうに、ティカ。かなり気に病んでいたんだね」
「ティカに触れるな」
カイルの不遜な態度にもエドアルドは特に気にした様子もなく、涙の跡の残る千花を見つめていた。
「まあ、皆様、ご病気の方の寝室で騒がれるのはおやめくださいませ。隣室にお茶をご用意いたしましたので、そちらにお越しください」
セルマが寝室に入ってきて諫めたことで、とりあえず険悪なその場は収まった。
「……俺は帰る。ティカは三日は療養させろ」
そう言うと、カイルは移動魔法でその場から消えた。
「なんだよ、これから追及しようとしてたのに逃げるなよ」
「……レイド、ティカの素顔を見たのに態度が変わらないな」
エドアルドが意外そうに眉を上げて言うと、レイナルドは頷いた。
「うん、確かに顔立ちは幼いけれど、やっぱり十二歳には見えないよ。それに、カイルに帰して欲しいと懇願した時のティカは今まで見た以上に艶っぽかったし。僕の彼女への気持ちは変わらないよ」
「確かに、あの時の彼女には思わずぞくりとさせられたな。セルマの言うとおり、いずれ彼女は美しく花開く時がくるのだろう。数年後には求婚者がひしめいているかもしれないな」
「そんなことにはさせないよ。彼女は僕の妃にするんだから。……アルド兄さんにも手を出させないよ」
エドアルドは挑戦的なレイナルドの言葉には答えず、話題を変えた。
「……しかし、ティカはカイルの言うとおり三日は療養させるとしても、しばらくはあまり過密な予定を立てない方がいいな」
エドアルドは顎に手を当てて考えるように言うと、話題を変えられたレイナルドも不承不承頷いた。
「そうだね、あまり無理はさせない方がいい。なんといっても、ティカには慣れない環境なんだから」
「まずは礼儀作法と魔術を習うことくらいか。それでもティカには大変だろうけれども彼女に頑張ってもらうしかないな」
エドアルドが小さく息をついて言うと、レイナルドは彼女の身を案じながらも同意した。
それから三日後。
千花の部屋の隣の客室で、朝食会が開かれていた。
侍女によって千花は再びお姫様そのものの格好をさせられている。
「ティカ、もう体の方は大丈夫かい」
「はい、もうすっかり。ご心配をおかけして申し訳ありません」
千花はエドアルドとレイナルドに頭を下げた。
「かなり疲労が溜まっていたんだろうから、君は謝らなくてもいいんだよ。君の体調のことまで気が回らなくて申し訳なかったね」
エドアルドに頭を下げられて、千花は慌てた。
「そんな、エドアルド殿下、わたしに頭を下げられないでください。そんなことされたら困ります」
「そうか、ではとりあえずやめておこう」
冗談めかして言われて、千花も思わずくすりと笑った。
「あ、あとお二人ともお花ありがとうございました。なにもする事がなかったので、とても嬉しかったです」
三日も療養することになって暇を持て余した千花は読書でもするかと本を広げたが、言語疎通の指輪は文字までは面倒を見てくれなかったようだ。
当然なにが書いてあるか分からない千花は、所狭しと花瓶に生けられた花々を眺めて過ごした。
それに、毎日王子二人が訪ねてきてくれてかなり助けられた。
こんなことになった原因のカイルはあれから姿を見せなかったが、ひょっとして大嫌いと言ったせいなのかもしれないな、と千花はふっと思った。
そのカイルも一応悪いと思ったのか、彼から大きな花束が連日届けられていた。
「ティカは花が好きなのかい?」
「え、まあ、人並みには好きです」
エドアルドに聞かれて、千花は頷く。
「そうか。なら、庭園に君を連れていこうか。ここの庭園は手入れが行き届いているから、君も楽しめると思うよ」
「そうなんですか? 是非見たいです!」
そんな娯楽があるなら是非見たい。
千花はエドアルドに喜色満面の笑顔で言った。
「ああ。じゃあ、この後行こうか」
「はい」
思ってもいなかった展開に、千花はにこにこして頷いた。
「でも、驚いたよ。君がいきなり高熱を出して寝込んだんだから。良くなって本当に良かったよ」
レイナルドが急に話題を変えると、千花は彼に手を取られる。
「あ、あの……っ」
千花が彼の熱っぽい視線に戸惑っていると、エドアルドが助け船を出してくれた。
「レイド、ティカが困っているだろう。その手を離せ」
「……アルド兄さんがそう言うのは、ティカに気があるからだろう? ティカに触れさせたくないからだ」
「……確かに、わたしはティカに惹かれているし、彼女に触れさせたくはないな」
……はい!?
予想もしなかったエドアルドの言葉に千花は驚いて、思わずエドアルドの顔を見た。
「ティカ、いきなりで驚くかもしれないが、わたしは君を妃にしたいと思っている」
こ、これは、殿下のからかいの延長だろうか? うん、そうに違いない。
千花は自分で納得する答えを見つけると、心の中で大きく頷いた。
「エドアルド殿下、わたしをからわれるのはおやめください。言われていい冗談と、そうでないものがあります。殿下のこのご冗談はたちが悪いです」
「……まいったね。わたしは求婚のつもりで言ったのに、冗談にされてしまうとは」
きゅうこん、求婚!?
千花は心底驚いてエドアルドの顔をまじまじと見つめた。彼の顔は真剣そのものだ。
千花が彼の視線に思わずひるんでいると、レイナルドがエドアルドを挑戦的に睨んで言った。
「ティカに求婚したのは僕が先だ。アルド兄さんにティカは渡さないよ」
二人の王子の間で火花が散った気がして、千花はあたふたする。
どどどうしよう、こんなときはどうしたら!
うまく働かない頭で千花は、先程エドアルドが言った庭園のことを思い出した。
「あ、あのっ、わたし、庭園に行きたいです! それも今すぐ!」
なんとか二人の王子の暴走を止められた千花は安堵の息を付いていた。
二人に案内された庭園は確かによく手入れされていてとても綺麗だ。緩やかな風が花びらを舞い上がらせて、幻想的でさえある。
……しかし、チューリップとムスカリが咲いているその近くで、もう少し花期が先と思われるハーブと薔薇の花が咲いていて、季節感がまるでない。
……ここの植物体系はどうなってるんだと千花は首を捻りつつ、それでも美しい花々を堪能した。
「あ、桜!」
まさか異世界で桜を見られるとは思わず、千花は歓声を上げる。
「ティカは桜が好きなのかい? それなら、少し離れた場所に立派な桜並木がある。よければそのうち案内するが」
「そうなんですか? ぜひお願いします!」
エドアルドの提案に、千花は一も二もなく飛びついた。
「もちろん、僕も付いていくよ。アルド兄さんばかりに良い思いをさせたくないし」
「レイド、おまえは呼んでないぞ。……まあ、聞かれた以上仕方ないか」
エドアルドが本当に仕方なさそうに苦笑する。
「まあ、エドアルド様、レイナルド様、おはようございます」
ふいに柔らかな声がして三人はそちらに振り返った。
そこには波打つ淡い金の髪と水色の瞳のとても綺麗な貴婦人がいた。
「おはようございます、義姉上」
王子二人が義姉上と呼ぶところを見ると、この人物は未だ千花が会ったことのない王太子の妃のようだ。
「──黒髪に焦げ茶の瞳。とても綺麗な方ですけど、そちらにいらっしゃるのは、もしかしてカイルのお弟子ではないですか?」
そう言われて初めて千花は目の前の人物がカイルによく似ていることに気が付いた。
もしかしてこの人は──
興味深そうに自分をまじまじと見つめてくる人物がカイルの関係者ということを感じ取り、千花はしばし呆然としていた。
カイルは意識のない千花を寝台に横たえると声のした方に振り返った。
寝室の入り口にはエドアルドとレイナルドが立っていた。
「意識のない女性の眦に口づけるなんて、普通弟子にはしないな」
エドアルドが言うと、カイルは少し眉を顰めた。
「……それがどうした」
「開き直りか。けれど、ティカは渡さないよ。僕の妃にするんだ」
「ティカは俺の弟子だ。第三王子の妃にはさせない」
「それは、おまえがティカのことが好きだからだろう? カイル」
睨み合う二人の脇をすり抜けて、エドアルドがティカの頬に伝う涙を拭った。
「かわいそうに、ティカ。かなり気に病んでいたんだね」
「ティカに触れるな」
カイルの不遜な態度にもエドアルドは特に気にした様子もなく、涙の跡の残る千花を見つめていた。
「まあ、皆様、ご病気の方の寝室で騒がれるのはおやめくださいませ。隣室にお茶をご用意いたしましたので、そちらにお越しください」
セルマが寝室に入ってきて諫めたことで、とりあえず険悪なその場は収まった。
「……俺は帰る。ティカは三日は療養させろ」
そう言うと、カイルは移動魔法でその場から消えた。
「なんだよ、これから追及しようとしてたのに逃げるなよ」
「……レイド、ティカの素顔を見たのに態度が変わらないな」
エドアルドが意外そうに眉を上げて言うと、レイナルドは頷いた。
「うん、確かに顔立ちは幼いけれど、やっぱり十二歳には見えないよ。それに、カイルに帰して欲しいと懇願した時のティカは今まで見た以上に艶っぽかったし。僕の彼女への気持ちは変わらないよ」
「確かに、あの時の彼女には思わずぞくりとさせられたな。セルマの言うとおり、いずれ彼女は美しく花開く時がくるのだろう。数年後には求婚者がひしめいているかもしれないな」
「そんなことにはさせないよ。彼女は僕の妃にするんだから。……アルド兄さんにも手を出させないよ」
エドアルドは挑戦的なレイナルドの言葉には答えず、話題を変えた。
「……しかし、ティカはカイルの言うとおり三日は療養させるとしても、しばらくはあまり過密な予定を立てない方がいいな」
エドアルドは顎に手を当てて考えるように言うと、話題を変えられたレイナルドも不承不承頷いた。
「そうだね、あまり無理はさせない方がいい。なんといっても、ティカには慣れない環境なんだから」
「まずは礼儀作法と魔術を習うことくらいか。それでもティカには大変だろうけれども彼女に頑張ってもらうしかないな」
エドアルドが小さく息をついて言うと、レイナルドは彼女の身を案じながらも同意した。
それから三日後。
千花の部屋の隣の客室で、朝食会が開かれていた。
侍女によって千花は再びお姫様そのものの格好をさせられている。
「ティカ、もう体の方は大丈夫かい」
「はい、もうすっかり。ご心配をおかけして申し訳ありません」
千花はエドアルドとレイナルドに頭を下げた。
「かなり疲労が溜まっていたんだろうから、君は謝らなくてもいいんだよ。君の体調のことまで気が回らなくて申し訳なかったね」
エドアルドに頭を下げられて、千花は慌てた。
「そんな、エドアルド殿下、わたしに頭を下げられないでください。そんなことされたら困ります」
「そうか、ではとりあえずやめておこう」
冗談めかして言われて、千花も思わずくすりと笑った。
「あ、あとお二人ともお花ありがとうございました。なにもする事がなかったので、とても嬉しかったです」
三日も療養することになって暇を持て余した千花は読書でもするかと本を広げたが、言語疎通の指輪は文字までは面倒を見てくれなかったようだ。
当然なにが書いてあるか分からない千花は、所狭しと花瓶に生けられた花々を眺めて過ごした。
それに、毎日王子二人が訪ねてきてくれてかなり助けられた。
こんなことになった原因のカイルはあれから姿を見せなかったが、ひょっとして大嫌いと言ったせいなのかもしれないな、と千花はふっと思った。
そのカイルも一応悪いと思ったのか、彼から大きな花束が連日届けられていた。
「ティカは花が好きなのかい?」
「え、まあ、人並みには好きです」
エドアルドに聞かれて、千花は頷く。
「そうか。なら、庭園に君を連れていこうか。ここの庭園は手入れが行き届いているから、君も楽しめると思うよ」
「そうなんですか? 是非見たいです!」
そんな娯楽があるなら是非見たい。
千花はエドアルドに喜色満面の笑顔で言った。
「ああ。じゃあ、この後行こうか」
「はい」
思ってもいなかった展開に、千花はにこにこして頷いた。
「でも、驚いたよ。君がいきなり高熱を出して寝込んだんだから。良くなって本当に良かったよ」
レイナルドが急に話題を変えると、千花は彼に手を取られる。
「あ、あの……っ」
千花が彼の熱っぽい視線に戸惑っていると、エドアルドが助け船を出してくれた。
「レイド、ティカが困っているだろう。その手を離せ」
「……アルド兄さんがそう言うのは、ティカに気があるからだろう? ティカに触れさせたくないからだ」
「……確かに、わたしはティカに惹かれているし、彼女に触れさせたくはないな」
……はい!?
予想もしなかったエドアルドの言葉に千花は驚いて、思わずエドアルドの顔を見た。
「ティカ、いきなりで驚くかもしれないが、わたしは君を妃にしたいと思っている」
こ、これは、殿下のからかいの延長だろうか? うん、そうに違いない。
千花は自分で納得する答えを見つけると、心の中で大きく頷いた。
「エドアルド殿下、わたしをからわれるのはおやめください。言われていい冗談と、そうでないものがあります。殿下のこのご冗談はたちが悪いです」
「……まいったね。わたしは求婚のつもりで言ったのに、冗談にされてしまうとは」
きゅうこん、求婚!?
千花は心底驚いてエドアルドの顔をまじまじと見つめた。彼の顔は真剣そのものだ。
千花が彼の視線に思わずひるんでいると、レイナルドがエドアルドを挑戦的に睨んで言った。
「ティカに求婚したのは僕が先だ。アルド兄さんにティカは渡さないよ」
二人の王子の間で火花が散った気がして、千花はあたふたする。
どどどうしよう、こんなときはどうしたら!
うまく働かない頭で千花は、先程エドアルドが言った庭園のことを思い出した。
「あ、あのっ、わたし、庭園に行きたいです! それも今すぐ!」
なんとか二人の王子の暴走を止められた千花は安堵の息を付いていた。
二人に案内された庭園は確かによく手入れされていてとても綺麗だ。緩やかな風が花びらを舞い上がらせて、幻想的でさえある。
……しかし、チューリップとムスカリが咲いているその近くで、もう少し花期が先と思われるハーブと薔薇の花が咲いていて、季節感がまるでない。
……ここの植物体系はどうなってるんだと千花は首を捻りつつ、それでも美しい花々を堪能した。
「あ、桜!」
まさか異世界で桜を見られるとは思わず、千花は歓声を上げる。
「ティカは桜が好きなのかい? それなら、少し離れた場所に立派な桜並木がある。よければそのうち案内するが」
「そうなんですか? ぜひお願いします!」
エドアルドの提案に、千花は一も二もなく飛びついた。
「もちろん、僕も付いていくよ。アルド兄さんばかりに良い思いをさせたくないし」
「レイド、おまえは呼んでないぞ。……まあ、聞かれた以上仕方ないか」
エドアルドが本当に仕方なさそうに苦笑する。
「まあ、エドアルド様、レイナルド様、おはようございます」
ふいに柔らかな声がして三人はそちらに振り返った。
そこには波打つ淡い金の髪と水色の瞳のとても綺麗な貴婦人がいた。
「おはようございます、義姉上」
王子二人が義姉上と呼ぶところを見ると、この人物は未だ千花が会ったことのない王太子の妃のようだ。
「──黒髪に焦げ茶の瞳。とても綺麗な方ですけど、そちらにいらっしゃるのは、もしかしてカイルのお弟子ではないですか?」
そう言われて初めて千花は目の前の人物がカイルによく似ていることに気が付いた。
もしかしてこの人は──
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