28 / 53
2章 病院編
22話
しおりを挟む
「むしゃむしゃ……」
翼は俺が渡したプロテインバーと水が入ったペッドボトルを両手で持ちながらそれらを勢い良く口に運んでいく。
「おい」
「むしゃむしゃ……」
「……おい」
食事に夢中になりすぎて俺の声が届いていないようだった。
(こいつ……この距離で呼んでるのに聞こえねぇのか?)
耳近くで呼んでいるのに全く反応した素振りを見せなかった。完全に自分の世界に入ってしまっている。
翼はプロテインバーを全て口に咥えてそれを半分くらいの量まで消費して水で流し込む。
「ゴクゴクッぷはぁ!生き返りますぅ……」
「今死ぬか?」
俺は至近距離でこの女の顔を覗き込みながら、苛立った顔を隠そうともせず顔全面に出す。
食事がひと段落ついた所でようやく目の前にいる俺の存在に気付いたのか、みるみると顔が青ざめていく。
「ひぇっ!?し、死にたくないです!」
「じゃあ話を聞け」
「はい……」
「後、水はその一本で終わりだからな」
「えぇ!?そ、そんなぁ……もう後半分も残ってないですよぉ!」
「知らん。人の話を聞こうともしないからこうなるんだ」
「う、うぅ……」
またしても目元に涙を込み上がらせる。さっきも散々泣いていたのにまだ涙が枯れていなかったようだ。いや……たった今補充したな。
「冗談だ。必要なら後でもう一本やる」
「本当ですか!?良かったぁ……」
「その代わり俺に従って貰うぞ」
「え……も、もしかして私のから……」
「まずいくつか質問に答えてもらう」
「え、あはい」
そういう流れになってしまうのは男女で二人きりなのだからしょうがないのかもしれないが、人を助けるたびにこんなやり取りを繰り返すかと思うと酷く億劫になってしまう。
この女も本当に驚いた顔をしている。男が誰もそういうことを求める訳では無いだろう。まぁ警察署にいたあいつもそういう行為に至ろうとしていたし……人間追い詰められたら何をしでかすか分からないか。
「まず一つ目の質問だ。さっき他に生存者がいると思うって言っていたがそう思うワケは何だ?」
他に生存者がいると思うって言ったという事は、その考えに至る出来事があったはずだ。
「十川さんが……あ、十川さんっていうのはこの病院の医者の一人で、基本的に私が補佐として後ろに付いて仕事をしている上司の様な人です」
「ほう、生きてるってことかそいつが」
「はい、生きてる……と思います」
妙に歯切れが悪いな……確かにこんな離れ離れの状況で隔離されていて生きているなんて自信持って言えないんだろうけどとてもそれだけじゃない気がするな。
「そう思う根拠は何だ?」
「実は……私が無事でいられているのは十川さんのおかげなんです」
「聞かせろ、何があったか」
「はい……」
「はい、これで診察は終わりですよ」
「わぁーい!ありがとうおじさん!」
「こらこら、私はまだそんな年齢じゃないよ」
診察が終わって診察室を親と一緒に出ていく子供。私はその親子が診察室を出た所で気を緩める。
「ふぅ……お疲れ様です十川さん」
私は近くに置いてあったペットボトルの水を疲れているであろう十川さんに渡す。
「ありがとうございます翼さん」
それを受け取り、水分を体の中に流し込む十川さん。
「もうすぐ17時ですね……あと一組で終わりなので最後まで気を緩めずに頑張りましょう!えいえいおぅー!」
「あはは、本当に翼さんは元気だねぇ」
「勿論!私にできるのは応援することくらいですから!」
そう、あくまで仕事のサポートしかできない私は十川さんの体調面やコンディションをしっかり管理しなければならない。十川さんが私の応援で元気になるならそれをやらない手はない。
「翼さんの応援は元気になるよ。あと一組も気を引き締めて診察しますか」
「はい!その意気です!」
「じゃあ次の人はカワシマさんだから呼んできてもらっていいですか?」
「はい!お任せください!」
私はこの仕事が好きだ。特に子供相手の時の私は自信がある。大抵の子供は診察となると嫌な印象があって怖がってしまう。私はそんな子供の緊張をほぐすのが得意なのだ。
私は自分で言うのも変だと思うけど、ホワホワしてて天然タイプで元気が取り柄な人間だと思う。天真爛漫だとよく皆から言われるからそうなんだと思う。そんな自分の性格を私は好きだ。その性格のおかげで子供に優しく接する事ができて、緊張をほぐす事ができるのだ。
辛くて怒られることもいっぱいあるけどやりがいは十分にある。それは十川さんが私の上司だからという理由もある。十川さんは私の応援を本当に嬉しそうに受け取ってくれる。それが私にとっては嬉しいことだ。
だからこの仕事を頑張っていける。今日も終わりが近づいているけど、自分にできる事を最後まで精一杯やろうと思う。
「カワシマさーん!こちらどうぞー!」
「はーい」
「今日もありがとうございます十川さん」
「いえいえ、これが仕事ですから。タクミ君も早く友達と外で遊びたいんだったらちゃんと家で安静にしておくんだよ?」
「わかったー」
「こらタクミ!分かりましたでしょ!」
「わかりましたー」
「まったく……」
「あはは、子供らしくて可愛らしいと思いますよ僕は」
そう言って親子共々お辞儀をして診察室を後にしようとする。
「タクミ君またね!」
「うん!じゃーね翼っ!」
「翼さんでしょう!」
「あはっ、私は全然構わないですよ~」
本当に可愛いな子供は。不謹慎かも知れないけど熱で弱っている子供はいつもはしゃいでいる様子とのギャップでより可愛らしく思ってしまう。
けど子供は元気よく外で遊んでいる方が良いと思うので早く治ってほしいとも思う。
(タクミ君!絶対安静だよ!)
心の中でそう呟く。心の中ではなく直接言えばいいと思うだろうけど、タクミ君はやればできる子だ。わざわざ二回言われなくてもできるだろうと思ったので口にしなかった。常連さんでもあるのでこういう時は信頼関係で敢えて言わないのも一つのテクなのだ。
「あれ?どうしたのタクミ君」
私は診察室のドアを開けて中々外に出ようとしないタクミ君に少し違和感を感じる。タクミ君だけならまだしもタクミ君のお母さんもタクミ君同様にドアの前で固まっていた。
「カワシマさん?」
十川さんもさすがに不思議に思ったのか私と同じ緊張した面持ちでそう尋ねる。
「翼……」
「?どうしたのかなタクミ君?」
「ヒーローってピンチの時に助けに来てくれるんだよね?」
「え、そ、そうだよ!タクミ君の方がよく知ってるでしょう?」
突然ヒーローの話を持ち出され少し困惑してしまう。
「じゃあさ……ヒーロー後どれくらいで来てくれるの?」
「ど、どういう事?」
私はさすがに只ならぬ状況だという事雰囲気で感じ取り、妙な汗が頬を伝わる。二人ともドアの前で以前固まったままであったが、タクミ君のお母さんの手が微かに震えているのを私は見つける。
ドアの先の向こうに二人をそうさせるほどの出来事が起きているのだろうと予想する。
「い、一体何が……」
「ねぇ翼!ヒーローは……」
後ろを向いて私の事を見ながら、言葉を言い切る前にドアの向こうの狂気の正体が突然現れた。
「ヴォォォ!」
その何体もいる人型の怪物は二人を襲い集団に飲み込まれてしまう。
人型の怪物は二人を襲った後、何かを貪るように膝をついて没頭しているようだった。
「嘘……何これ」
ある赤い液体が音を立てて私に振りかかる。私の頬についた液体を手で試しに拭ってみる。
それはやはり真っ赤な液体であった。この仕事ではもう見慣れたその真っ赤な液体は……
「血……?」
そこで気がつく。目の前にいる生物が今何をしているのかを……。
人を喰っていたのだ。その人間の肉に夢中になって私達に目もくれず貪るように……。
「い、いや……」
「はっ!ダメだ!翼さん!」
十川さんが今から私がしようとしている行動に気が付き、制止の声を掛けるがとても止める事は出来そうになかった。
だって……こんなのを見せられて落ち着いていられるわけが無い。
「い、いやぁぁぁぁ!」
「ヴォォォ……!!」
翼は俺が渡したプロテインバーと水が入ったペッドボトルを両手で持ちながらそれらを勢い良く口に運んでいく。
「おい」
「むしゃむしゃ……」
「……おい」
食事に夢中になりすぎて俺の声が届いていないようだった。
(こいつ……この距離で呼んでるのに聞こえねぇのか?)
耳近くで呼んでいるのに全く反応した素振りを見せなかった。完全に自分の世界に入ってしまっている。
翼はプロテインバーを全て口に咥えてそれを半分くらいの量まで消費して水で流し込む。
「ゴクゴクッぷはぁ!生き返りますぅ……」
「今死ぬか?」
俺は至近距離でこの女の顔を覗き込みながら、苛立った顔を隠そうともせず顔全面に出す。
食事がひと段落ついた所でようやく目の前にいる俺の存在に気付いたのか、みるみると顔が青ざめていく。
「ひぇっ!?し、死にたくないです!」
「じゃあ話を聞け」
「はい……」
「後、水はその一本で終わりだからな」
「えぇ!?そ、そんなぁ……もう後半分も残ってないですよぉ!」
「知らん。人の話を聞こうともしないからこうなるんだ」
「う、うぅ……」
またしても目元に涙を込み上がらせる。さっきも散々泣いていたのにまだ涙が枯れていなかったようだ。いや……たった今補充したな。
「冗談だ。必要なら後でもう一本やる」
「本当ですか!?良かったぁ……」
「その代わり俺に従って貰うぞ」
「え……も、もしかして私のから……」
「まずいくつか質問に答えてもらう」
「え、あはい」
そういう流れになってしまうのは男女で二人きりなのだからしょうがないのかもしれないが、人を助けるたびにこんなやり取りを繰り返すかと思うと酷く億劫になってしまう。
この女も本当に驚いた顔をしている。男が誰もそういうことを求める訳では無いだろう。まぁ警察署にいたあいつもそういう行為に至ろうとしていたし……人間追い詰められたら何をしでかすか分からないか。
「まず一つ目の質問だ。さっき他に生存者がいると思うって言っていたがそう思うワケは何だ?」
他に生存者がいると思うって言ったという事は、その考えに至る出来事があったはずだ。
「十川さんが……あ、十川さんっていうのはこの病院の医者の一人で、基本的に私が補佐として後ろに付いて仕事をしている上司の様な人です」
「ほう、生きてるってことかそいつが」
「はい、生きてる……と思います」
妙に歯切れが悪いな……確かにこんな離れ離れの状況で隔離されていて生きているなんて自信持って言えないんだろうけどとてもそれだけじゃない気がするな。
「そう思う根拠は何だ?」
「実は……私が無事でいられているのは十川さんのおかげなんです」
「聞かせろ、何があったか」
「はい……」
「はい、これで診察は終わりですよ」
「わぁーい!ありがとうおじさん!」
「こらこら、私はまだそんな年齢じゃないよ」
診察が終わって診察室を親と一緒に出ていく子供。私はその親子が診察室を出た所で気を緩める。
「ふぅ……お疲れ様です十川さん」
私は近くに置いてあったペットボトルの水を疲れているであろう十川さんに渡す。
「ありがとうございます翼さん」
それを受け取り、水分を体の中に流し込む十川さん。
「もうすぐ17時ですね……あと一組で終わりなので最後まで気を緩めずに頑張りましょう!えいえいおぅー!」
「あはは、本当に翼さんは元気だねぇ」
「勿論!私にできるのは応援することくらいですから!」
そう、あくまで仕事のサポートしかできない私は十川さんの体調面やコンディションをしっかり管理しなければならない。十川さんが私の応援で元気になるならそれをやらない手はない。
「翼さんの応援は元気になるよ。あと一組も気を引き締めて診察しますか」
「はい!その意気です!」
「じゃあ次の人はカワシマさんだから呼んできてもらっていいですか?」
「はい!お任せください!」
私はこの仕事が好きだ。特に子供相手の時の私は自信がある。大抵の子供は診察となると嫌な印象があって怖がってしまう。私はそんな子供の緊張をほぐすのが得意なのだ。
私は自分で言うのも変だと思うけど、ホワホワしてて天然タイプで元気が取り柄な人間だと思う。天真爛漫だとよく皆から言われるからそうなんだと思う。そんな自分の性格を私は好きだ。その性格のおかげで子供に優しく接する事ができて、緊張をほぐす事ができるのだ。
辛くて怒られることもいっぱいあるけどやりがいは十分にある。それは十川さんが私の上司だからという理由もある。十川さんは私の応援を本当に嬉しそうに受け取ってくれる。それが私にとっては嬉しいことだ。
だからこの仕事を頑張っていける。今日も終わりが近づいているけど、自分にできる事を最後まで精一杯やろうと思う。
「カワシマさーん!こちらどうぞー!」
「はーい」
「今日もありがとうございます十川さん」
「いえいえ、これが仕事ですから。タクミ君も早く友達と外で遊びたいんだったらちゃんと家で安静にしておくんだよ?」
「わかったー」
「こらタクミ!分かりましたでしょ!」
「わかりましたー」
「まったく……」
「あはは、子供らしくて可愛らしいと思いますよ僕は」
そう言って親子共々お辞儀をして診察室を後にしようとする。
「タクミ君またね!」
「うん!じゃーね翼っ!」
「翼さんでしょう!」
「あはっ、私は全然構わないですよ~」
本当に可愛いな子供は。不謹慎かも知れないけど熱で弱っている子供はいつもはしゃいでいる様子とのギャップでより可愛らしく思ってしまう。
けど子供は元気よく外で遊んでいる方が良いと思うので早く治ってほしいとも思う。
(タクミ君!絶対安静だよ!)
心の中でそう呟く。心の中ではなく直接言えばいいと思うだろうけど、タクミ君はやればできる子だ。わざわざ二回言われなくてもできるだろうと思ったので口にしなかった。常連さんでもあるのでこういう時は信頼関係で敢えて言わないのも一つのテクなのだ。
「あれ?どうしたのタクミ君」
私は診察室のドアを開けて中々外に出ようとしないタクミ君に少し違和感を感じる。タクミ君だけならまだしもタクミ君のお母さんもタクミ君同様にドアの前で固まっていた。
「カワシマさん?」
十川さんもさすがに不思議に思ったのか私と同じ緊張した面持ちでそう尋ねる。
「翼……」
「?どうしたのかなタクミ君?」
「ヒーローってピンチの時に助けに来てくれるんだよね?」
「え、そ、そうだよ!タクミ君の方がよく知ってるでしょう?」
突然ヒーローの話を持ち出され少し困惑してしまう。
「じゃあさ……ヒーロー後どれくらいで来てくれるの?」
「ど、どういう事?」
私はさすがに只ならぬ状況だという事雰囲気で感じ取り、妙な汗が頬を伝わる。二人ともドアの前で以前固まったままであったが、タクミ君のお母さんの手が微かに震えているのを私は見つける。
ドアの先の向こうに二人をそうさせるほどの出来事が起きているのだろうと予想する。
「い、一体何が……」
「ねぇ翼!ヒーローは……」
後ろを向いて私の事を見ながら、言葉を言い切る前にドアの向こうの狂気の正体が突然現れた。
「ヴォォォ!」
その何体もいる人型の怪物は二人を襲い集団に飲み込まれてしまう。
人型の怪物は二人を襲った後、何かを貪るように膝をついて没頭しているようだった。
「嘘……何これ」
ある赤い液体が音を立てて私に振りかかる。私の頬についた液体を手で試しに拭ってみる。
それはやはり真っ赤な液体であった。この仕事ではもう見慣れたその真っ赤な液体は……
「血……?」
そこで気がつく。目の前にいる生物が今何をしているのかを……。
人を喰っていたのだ。その人間の肉に夢中になって私達に目もくれず貪るように……。
「い、いや……」
「はっ!ダメだ!翼さん!」
十川さんが今から私がしようとしている行動に気が付き、制止の声を掛けるがとても止める事は出来そうになかった。
だって……こんなのを見せられて落ち着いていられるわけが無い。
「い、いやぁぁぁぁ!」
「ヴォォォ……!!」
0
お気に入りに追加
194
あなたにおすすめの小説
200年後の日本は、ゾンビで溢れていました。
月見酒
ファンタジー
12年間働いていたブラック企業やめた俺こと烏羽弘毅(からすばこうき)は三日三晩「DEAD OF GUN」に没頭していた。
さすがに体力と睡眠不足が祟りそのまま寝てしまった。そして目か覚めるとそこはゾンビが平然と闊歩し、朽ち果てた200年後の日本だった。
そしてなぜかゲーム内のステータスが己の身体能力となり、武器、金が現実で使えた。
世界的にも有名なトッププレイヤーによるリアルガンアクションバトルが始動する!
「一人は寂しぃ!」
どうやら世界が滅亡したようだけれど、想定の範囲内です。
化茶ぬき
ホラー
十月十四日
地球へと降り注いだ流星群によって人類は滅亡したかと思われた――
しかし、翌日にベッドから起き上がった戎崎零士の目に映ったのは流星群が落ちたとは思えないいつも通りの光景だった。
だが、それ以外の何もかもが違っていた。
獣のように襲い掛かってくる人間
なぜ自分が生き残ったのか
ゾンビ化した原因はなんなのか
世界がゾンビに侵されることを望んでいた戎崎零士が
世界に起きた原因を探るために動き出す――
《完結》 世界の終焉に何を思う
くみたろう
ホラー
世界が変わるのは一瞬だった。
つい先程までは、変わらない日常を送っていたのに。
蔓延するのはウィルスが原因なのか、それとも薬品か。
そんなことはわからないけれど、今は人が人を襲い化け物に変える。
わかるのはこれだけ、これだけなのだ。
ホラー、パニック、グロテスクな表現があります。
ゾンビもののお話しで、世界の終焉の始まりのお話し
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
異世界召喚された俺は余分な子でした
KeyBow
ファンタジー
異世界召喚を行うも本来の人数よりも1人多かった。召喚時にエラーが発生し余分な1人とは召喚に巻き込まれたおっさんだ。そして何故か若返った!また、理由が分からぬまま冤罪で捕らえられ、余分な異分子として処刑の為に危険な場所への放逐を実行される。果たしてその流刑された所から生きて出られるか?己の身に起こったエラーに苦しむ事になる。
サブタイトル
〜異世界召喚されたおっさんにはエラーがあり処刑の為放逐された!しかし真の勇者だった〜
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
本当にあった怖い話
邪神 白猫
ホラー
リスナーさんや読者の方から聞いた体験談【本当にあった怖い話】を基にして書いたオムニバスになります。
完結としますが、体験談が追加され次第更新します。
LINEオプチャにて、体験談募集中✨
あなたの体験談、投稿してみませんか?
投稿された体験談は、YouTubeにて朗読させて頂く場合があります。
【邪神白猫】で検索してみてね🐱
↓YouTubeにて、朗読中(コピペで飛んでください)
https://youtube.com/@yuachanRio
※登場する施設名や人物名などは全て架空です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる