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第二章
彗星・3
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◇◆◇
暦の上では春も間近。ではあるが、時折身を切るように吹き付ける強風は相変わらず冷たい。夜ともなれば尚更だ。
本堂はともかく、居住部分はそこそこ新しいように思っていたが、人間の感覚からするともう相当古い部類になるらしい。カタカタと窓が揺れ、隙間風が入る。
俺は以前と同じように僧侶としての仕事をこなし、平々凡々と過ごしている。
前住職が亡くなったのはとうに十年以上前になるから、鞍がやって来るまで、俺はここに一人で暮らしていた。つまり、寺での居住期間は、あいつが転がり込むより前の方がずっと長いことになる。だから今更、一人で住むには広すぎるだの、なんだか寂しく思うだの、そんなことは感じなかった。
先代がよくよく俺を紹介してくれたお陰で、檀家衆もこんな風貌の男を後継と認めてくれている。葬祭の相談はもとより、暇を持て余して雑談をしに来る老人たちもいた。数こそ多くないが、孤独と言うにはほど遠い。
鞍があの兄弟の家へ行って、一月余り。最初の頃は落ち着かなかったのか、あいつはバイトの休日にふらりと顔を見せる事があった。少しは俺の様子も気に掛けてくれているのかと自惚れたりもしたが、日に日にそれは少なくなり、今ではほとんどこちらに来ることはない。
結構なことだ、と思う。
一時はそれなりに執着もし、俺の手元に置いて、俺がなんとか幸せに生きる道を拓いてやろうと意気込んではいたが、あの宮城兄弟を見ていて、少し考えを改めた。思えば、転生した鞍は過去のあいつとは別だ。魂そのものは同じであったとしても、この現代を生きるあいつは過去の意識とは違う。もし、俺以外の誰かがあいつの手を握ってやるならば、それで構わない。
むしろ。いずれは迦葉に帰らねばならぬ俺より、他に一緒にいてくれる相手が見付かるのであればその方が良いような気もする。
やや、限界を感じていたのかもしれない。
そもそも過去の鞍にさえ俺は、恋情を懐いていたのか、それとも子に対するような愛情だったのか、今ひとつ判然としない。護りたい、とは思っていたが、気持ちを確認する前に鞍は消えてしまったし、俺自身の感情を思い起こすにも永すぎる年月が経ってしまった。
とにかく、しばし様子を見ようと思った。今更焦ることはない。これまでも山に駄々を捏ね続け、今に至っているのだから。
◇◆◇
来訪者は、実に唐突にやってきた。
寺という場所柄、早朝に訪れる客は居ても、夜ではそれは珍しい。すでに午後九時を回っている。
「こんばんは!」
軽やかな声が響く。返事をして玄関を覗くと、いつぞやの野鼠が白い息を弾ませていた。
「どうした、こんな時間に」
「あ、俺バイトの帰りで。煮物、作ったんだ。慈玄食べるかなって思って」
この歳の男子としては特に低すぎる背丈ではないのだろうが、上がりかまちに立った俺からすれば少年のどんぐり眼はかなり見下ろす位置にある。その瞳をことさら上目遣いにし、捧げ物のように風呂敷包みを俺に差し出す。タッパーに詰められたそれは、彩りもよく味の沁みていそうな良い色をしていた。
「お前が作ったのか、これ?」
「うん。嫌いなら別にいいんだけど」
宮城和宏は苦笑混じりに言った。元来世話焼きなのだろう。率直に、気遣いを嬉しく感じた。
「とんでもねぇ、すげぇ美味そうじゃねぇか」
「そ、そう?よかった。ほら、なんか俺達が無理矢理鞍を家に引っ張ってっちゃったからさ。慈玄、ちょっと寂しいんじゃないか、って」
後ろめたそうにやや俯きながら、そんなことを洩らす。
初めに鞍と共にここへ来た和宏は、今時珍しく礼儀正しい奴なのかと思っていたが、気が付けば俺に対してもずいぶんと砕けた話し方をする。
いつぞやケーキを運んできた時にもその片鱗は見えたが、鞍を夕飯に誘うための電話やメールを、俺に何度かよこすうちに尚顕著になった。
鞍がまだ顔を出していた頃、自分の事を同世代としか思ってないようだと愚痴っていたが、相手の年格好にかかわらず、無意識のうちにこのような言葉遣いになっているのだろう。或いはよほどの相手でない限り、誰とでも分け隔てなく親しくできるタイプなのかも知れない。鞍とは別の意味で、まだ子どもなのだろうかとも思う。
それはいいとして。
特に寂しい、とも感じていなかった俺だが、この素直で真面目な少年に、少しばかり意地悪を言ってみたくなった。
「そう、だな。確かに一人で飯を食うのはちょっと味気ねぇな。なんなら、お前が付き合ってくれてもいいんだが」
くす、と笑って和宏の顔を見ると、更に申し訳なさそうに下を向く。
「……夕飯付き合うくらい構わない、けど」
「じゃあ決まりだ。俺も今日は仕事があってまだ夕飯食ってねぇんだ。飯は炊いてあっから、一緒に食わねぇか?」
笑いかけつつ、提案してみた。和宏は僅かに躊躇したらしい表情を見せたが、顔を上げると意を決したように言葉を発した。
「わかった。俺用意するよ。キッチンってどこ?」
おそらくこいつは、大した用もないのに遅い時間に他人の家に上がり込むのをあまり良しとしていないのだ。いつか、茶を勧めても室内まで来なかったことでも察しが付く。それでも俺の誘いを承知したのは、俺から鞍を奪ったかもしれない、という気持ちに相当苛まれていたためだろう。
少し弱みにつけ込んでしまったか、とも思う。とはいえ、一人の食事が少々侘びしかったのは確かで。それに、やはりこの和宏という少年の事は、どういうわけか少なからず興味を惹かれていた。鞍に対するような曖昧な感情とは少し違う。というより「護りたい」鞍と違い、俺の方が縋り付きたいような、そんな気さえ懐かせる。
ここでの飯は釜炊きしていた。現代で暮らすにあたって電化製品に慣れないわけではなかったが、どうしても飯だけは竈を使うのに慣れていたし、圧倒的にこの方が美味いと思っていたからだ。その竈を、和宏は物珍しそうに眺めた。それはそうだろう。ここの竈は昔からあったものではない。前住職が逝去した後、俺がわざわざ依頼し取り付けさせたものなのだから。業者を見付けるのも苦労したほどだ。勝手口を広げ設置された竈は、古いといっても築数十年程度のこの家屋には、結構場違いに見える。
「ご飯、これに炊いてあるの?」
「あぁ、美味いぜ?」
釜の蓋を開けてやると、少年は幼子のような瞳を輝かせた。
「うわ、すっげぇ良い匂い」
純粋な反応を微笑ましく思い、その後の支度を甘える。
台所の入り口に立ち、しばらく動作を眺めていたが、和宏は実に楽しそうに、かつ手際よく盛りつけていた。両親が不在だと言っていたから、通常自宅でも炊事はこいつの仕事なのだろう。だとしても感嘆に値するくらい、非常に手慣れていた。
見る間に支度は調い、持ってきた煮物以外にも数点の副菜が添えられた夕飯となっていた。煮物は最初の見た目以上に、その他の総菜もとても十代の少年が作ったものとは思えぬ味だった。俺も鞍もある程度料理はする方だったが、和宏のは少し頭抜けている。好きでやっているのがわかる。
「いや、ほんと美味ぇな。……ごちそう様」
綺麗に平らげて箸を置くと、照れ臭そうに和宏は微笑んだ。
「お粗末様でした。美味しいって言ってもらえてよかったよ。それにご飯、すっごい美味しかった」
さも嬉しげに言い、そのまま食器を片付け始める。
「これ片付けて、茶を淹れたら俺、帰るから」
そそくさと台所に向かう後ろ姿を見送りながら、先程からぼんやりと浮かぶ感情に思いを馳せる。
いままで、あまり感じたことのない種類のものだ。ずっと忘れていた、憧憬のような。
初めて顔を合わせた時から可愛らしいとは思っていたし、ケーキを持ってきて少々縁側で雑談した時も、印象は悪くなかった。しかし、こうして近くで接すればするほど、なぜか手を伸ばし、捕まえたくなる。
やはり、根底に流れる気のため、だろうか。
やがて茶の準備をして戻った和宏にふいにこんなことを投げかけたのも、もう悪戯心だけではなかったのかもしれない。
「明日は学校休みだろ。泊まって行きゃあいい」
言ってから、自分でもこころなし動揺した。いくら鞍が自らの手元を離れたからとて、別の誰かにこんなことを思うのはいささか早急ではないかと。
かつての己の所業を浅ましく、恥ずべきことと認識し、以来、急激な情念に左右されぬよう自律していた。そう考えていたはずだ。鞍に関しては、過去の想いも、俺が近くに居ながら命を失わせてしまった悔恨の意識もある。だから情欲とは別に、愛情という形であいつのことを見てきた。だがこの少年は……
そんな自分に対する言い訳などなんの意味も持たないと嘲笑うかのように、感情はただこいつを帰したくない、引き止めておきたいという衝動に突き動かされていた。
相手の戸惑う瞳を覗いている時間が、とてつもなく永いように感じた。
暦の上では春も間近。ではあるが、時折身を切るように吹き付ける強風は相変わらず冷たい。夜ともなれば尚更だ。
本堂はともかく、居住部分はそこそこ新しいように思っていたが、人間の感覚からするともう相当古い部類になるらしい。カタカタと窓が揺れ、隙間風が入る。
俺は以前と同じように僧侶としての仕事をこなし、平々凡々と過ごしている。
前住職が亡くなったのはとうに十年以上前になるから、鞍がやって来るまで、俺はここに一人で暮らしていた。つまり、寺での居住期間は、あいつが転がり込むより前の方がずっと長いことになる。だから今更、一人で住むには広すぎるだの、なんだか寂しく思うだの、そんなことは感じなかった。
先代がよくよく俺を紹介してくれたお陰で、檀家衆もこんな風貌の男を後継と認めてくれている。葬祭の相談はもとより、暇を持て余して雑談をしに来る老人たちもいた。数こそ多くないが、孤独と言うにはほど遠い。
鞍があの兄弟の家へ行って、一月余り。最初の頃は落ち着かなかったのか、あいつはバイトの休日にふらりと顔を見せる事があった。少しは俺の様子も気に掛けてくれているのかと自惚れたりもしたが、日に日にそれは少なくなり、今ではほとんどこちらに来ることはない。
結構なことだ、と思う。
一時はそれなりに執着もし、俺の手元に置いて、俺がなんとか幸せに生きる道を拓いてやろうと意気込んではいたが、あの宮城兄弟を見ていて、少し考えを改めた。思えば、転生した鞍は過去のあいつとは別だ。魂そのものは同じであったとしても、この現代を生きるあいつは過去の意識とは違う。もし、俺以外の誰かがあいつの手を握ってやるならば、それで構わない。
むしろ。いずれは迦葉に帰らねばならぬ俺より、他に一緒にいてくれる相手が見付かるのであればその方が良いような気もする。
やや、限界を感じていたのかもしれない。
そもそも過去の鞍にさえ俺は、恋情を懐いていたのか、それとも子に対するような愛情だったのか、今ひとつ判然としない。護りたい、とは思っていたが、気持ちを確認する前に鞍は消えてしまったし、俺自身の感情を思い起こすにも永すぎる年月が経ってしまった。
とにかく、しばし様子を見ようと思った。今更焦ることはない。これまでも山に駄々を捏ね続け、今に至っているのだから。
◇◆◇
来訪者は、実に唐突にやってきた。
寺という場所柄、早朝に訪れる客は居ても、夜ではそれは珍しい。すでに午後九時を回っている。
「こんばんは!」
軽やかな声が響く。返事をして玄関を覗くと、いつぞやの野鼠が白い息を弾ませていた。
「どうした、こんな時間に」
「あ、俺バイトの帰りで。煮物、作ったんだ。慈玄食べるかなって思って」
この歳の男子としては特に低すぎる背丈ではないのだろうが、上がりかまちに立った俺からすれば少年のどんぐり眼はかなり見下ろす位置にある。その瞳をことさら上目遣いにし、捧げ物のように風呂敷包みを俺に差し出す。タッパーに詰められたそれは、彩りもよく味の沁みていそうな良い色をしていた。
「お前が作ったのか、これ?」
「うん。嫌いなら別にいいんだけど」
宮城和宏は苦笑混じりに言った。元来世話焼きなのだろう。率直に、気遣いを嬉しく感じた。
「とんでもねぇ、すげぇ美味そうじゃねぇか」
「そ、そう?よかった。ほら、なんか俺達が無理矢理鞍を家に引っ張ってっちゃったからさ。慈玄、ちょっと寂しいんじゃないか、って」
後ろめたそうにやや俯きながら、そんなことを洩らす。
初めに鞍と共にここへ来た和宏は、今時珍しく礼儀正しい奴なのかと思っていたが、気が付けば俺に対してもずいぶんと砕けた話し方をする。
いつぞやケーキを運んできた時にもその片鱗は見えたが、鞍を夕飯に誘うための電話やメールを、俺に何度かよこすうちに尚顕著になった。
鞍がまだ顔を出していた頃、自分の事を同世代としか思ってないようだと愚痴っていたが、相手の年格好にかかわらず、無意識のうちにこのような言葉遣いになっているのだろう。或いはよほどの相手でない限り、誰とでも分け隔てなく親しくできるタイプなのかも知れない。鞍とは別の意味で、まだ子どもなのだろうかとも思う。
それはいいとして。
特に寂しい、とも感じていなかった俺だが、この素直で真面目な少年に、少しばかり意地悪を言ってみたくなった。
「そう、だな。確かに一人で飯を食うのはちょっと味気ねぇな。なんなら、お前が付き合ってくれてもいいんだが」
くす、と笑って和宏の顔を見ると、更に申し訳なさそうに下を向く。
「……夕飯付き合うくらい構わない、けど」
「じゃあ決まりだ。俺も今日は仕事があってまだ夕飯食ってねぇんだ。飯は炊いてあっから、一緒に食わねぇか?」
笑いかけつつ、提案してみた。和宏は僅かに躊躇したらしい表情を見せたが、顔を上げると意を決したように言葉を発した。
「わかった。俺用意するよ。キッチンってどこ?」
おそらくこいつは、大した用もないのに遅い時間に他人の家に上がり込むのをあまり良しとしていないのだ。いつか、茶を勧めても室内まで来なかったことでも察しが付く。それでも俺の誘いを承知したのは、俺から鞍を奪ったかもしれない、という気持ちに相当苛まれていたためだろう。
少し弱みにつけ込んでしまったか、とも思う。とはいえ、一人の食事が少々侘びしかったのは確かで。それに、やはりこの和宏という少年の事は、どういうわけか少なからず興味を惹かれていた。鞍に対するような曖昧な感情とは少し違う。というより「護りたい」鞍と違い、俺の方が縋り付きたいような、そんな気さえ懐かせる。
ここでの飯は釜炊きしていた。現代で暮らすにあたって電化製品に慣れないわけではなかったが、どうしても飯だけは竈を使うのに慣れていたし、圧倒的にこの方が美味いと思っていたからだ。その竈を、和宏は物珍しそうに眺めた。それはそうだろう。ここの竈は昔からあったものではない。前住職が逝去した後、俺がわざわざ依頼し取り付けさせたものなのだから。業者を見付けるのも苦労したほどだ。勝手口を広げ設置された竈は、古いといっても築数十年程度のこの家屋には、結構場違いに見える。
「ご飯、これに炊いてあるの?」
「あぁ、美味いぜ?」
釜の蓋を開けてやると、少年は幼子のような瞳を輝かせた。
「うわ、すっげぇ良い匂い」
純粋な反応を微笑ましく思い、その後の支度を甘える。
台所の入り口に立ち、しばらく動作を眺めていたが、和宏は実に楽しそうに、かつ手際よく盛りつけていた。両親が不在だと言っていたから、通常自宅でも炊事はこいつの仕事なのだろう。だとしても感嘆に値するくらい、非常に手慣れていた。
見る間に支度は調い、持ってきた煮物以外にも数点の副菜が添えられた夕飯となっていた。煮物は最初の見た目以上に、その他の総菜もとても十代の少年が作ったものとは思えぬ味だった。俺も鞍もある程度料理はする方だったが、和宏のは少し頭抜けている。好きでやっているのがわかる。
「いや、ほんと美味ぇな。……ごちそう様」
綺麗に平らげて箸を置くと、照れ臭そうに和宏は微笑んだ。
「お粗末様でした。美味しいって言ってもらえてよかったよ。それにご飯、すっごい美味しかった」
さも嬉しげに言い、そのまま食器を片付け始める。
「これ片付けて、茶を淹れたら俺、帰るから」
そそくさと台所に向かう後ろ姿を見送りながら、先程からぼんやりと浮かぶ感情に思いを馳せる。
いままで、あまり感じたことのない種類のものだ。ずっと忘れていた、憧憬のような。
初めて顔を合わせた時から可愛らしいとは思っていたし、ケーキを持ってきて少々縁側で雑談した時も、印象は悪くなかった。しかし、こうして近くで接すればするほど、なぜか手を伸ばし、捕まえたくなる。
やはり、根底に流れる気のため、だろうか。
やがて茶の準備をして戻った和宏にふいにこんなことを投げかけたのも、もう悪戯心だけではなかったのかもしれない。
「明日は学校休みだろ。泊まって行きゃあいい」
言ってから、自分でもこころなし動揺した。いくら鞍が自らの手元を離れたからとて、別の誰かにこんなことを思うのはいささか早急ではないかと。
かつての己の所業を浅ましく、恥ずべきことと認識し、以来、急激な情念に左右されぬよう自律していた。そう考えていたはずだ。鞍に関しては、過去の想いも、俺が近くに居ながら命を失わせてしまった悔恨の意識もある。だから情欲とは別に、愛情という形であいつのことを見てきた。だがこの少年は……
そんな自分に対する言い訳などなんの意味も持たないと嘲笑うかのように、感情はただこいつを帰したくない、引き止めておきたいという衝動に突き動かされていた。
相手の戸惑う瞳を覗いている時間が、とてつもなく永いように感じた。
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