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【第五部 異世界転移奇譚 NAYUTA 2 - アトランダム -(RENJI 5)】もしもしっくすないんしてる途中で異世界転移しちゃったら。
第113話
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「テラを貫いた筒状の物体は、アカシックレコードに間違いありません。
ですが、アカシックレコードそのものであるという可能性は五分五分といったところでしょう」
「どういうこと?」
ピノアの問いに、
「つまり、サタナハマアカ、キミが言いたいのは、あれはアカシックレコードのデータベースをコピーした実体を持つ複製体であり、いくらでも複製が可能、ということかい?」
イルルが答え、
「さしずめ、あれらは機械仕掛けの神……デウスエクスマキナといったところでしょうね」
「ねぇ、ピノアちゃん……あれ……」
いつの間にか目を覚ましていたサクラが、バルコニーから見える九頭龍 天禍天詠を指差していた。
アトランダム帝国をわずか数分で滅ぼした九頭龍 天禍天詠にとりついたデウスエクスマキナの群れを迎撃していた、セーメーの十二神将とその84000の眷族「夜叉」が、次々と式札に戻っていた。
「まずいね……セーメーの式神までアカシックレコードに奪われたんだ……」
ピノアの想像通り、アカシックレコードから新たに射出されたデウスエクスマキナは十二神将の姿となり、その84000の眷族「夜叉」もまた、九頭龍 天禍天詠に向かっていた。
「わたし、セーメーのところへ行ってくる」
ナユタはピノアを止めようとしたが、彼女の瞬間移動魔法の方が早かった。
「イルルさん、ぼくもピノアちゃんのところに行かせて。魔法で飛ばしてほしい」
「だったら、ボクも行こう。だけど、その前に確認したい。
ナユタ、ボクたちテラの召喚魔法使いが召喚する伝説以上の存在はキミの世界の神話の神たちだね?」
ナユタは、そうだよ、と答えた。
そして、その質問の意味に気づき絶句した。
ナユタは戯使遣いとなったが、戯使とは偽史に貶められないければならないほどの、伝説上の存在たちばかりなのだ。
その中でも最も強い力を持つ卑弥呼や和多流、月の審神者の三姉妹は、アマテラスやスサノオ、ツクヨミと同義の存在であり、神話の存在だった。
「キミの戯使たちも、アカシックレコードにその大半が奪われているんじゃないのかい?」
それを確認するのが怖かった。
「大丈夫ですよ、ナユタ」
ジパングのふたりの女王のひとりであり、テラに生まれたナユタの母・返璧マヨリがナユタの手を握った。
「母さん……?」
ナユタは思わず、母と同じ顔と声をしたマヨリを母さんと呼んでしまった。
彼女は嬉しそうに、そして、少し恥ずかしそうに微笑んだ。
きっとこの人も母と同じように、この世界で11年の時を過ごした父を愛していたのだろうとわかった。
「あなたの中に、卑弥呼と和多流の力を感じます。それに、力を失う前のかぐやや千古やまきみの力を」
「じゃあ、アマテラスやスサノオやツクヨミは……」
「ナユタの中にいるよ。たぶん戯使や戯使遣いってのはさ、式神や陰陽師とか、召喚魔法とは違うんだよ」
もうひとりの女王・白璧リサが言った。
確か棗が言っていた。
彼は戯使を使役しているのではない、むしろ使役されている、と。
彼の身体の大半は機械仕掛けで、戯使たちの武器庫だった。
その武器は彼の身体が爆散した際にはすでに戯使たちの手にあった。
「アカシックレコードが奪ったのは、あくまでテラの魔法や陰陽道による召喚魔法……?」
「おそらくは。
もしかしたら精霊たちもまたアカシックレコードに奪われるかもしれません。
ですが、戯使遣いや戯使は、リバーステラの存在です」
卑弥呼や和多流、月の審神者の三姉妹はテラに生まれ、アマテラスやスサノオ、ツクヨミと同義の存在であり、力を持っていた。
棗は、リバーステラだけでは邪馬台国の真実の歴史にたどりつけず、テラに渡ることで真実にたどり着いた。
そして、彼女たちは戯使になることによって、テラの存在ではなくリバーステラの存在となった。
そういうことだろうか。
ナユタは精神を集中させた。
偽史倭人伝や自分の中に、戯使たちの、棗の、そして、神の力を感じた。
「卑弥呼さん、和多流さん、かぐやちゃん、千古、まきみちゃん、力を貸してくれる?」
その瞬間、ナユタの身体を眩しい光が包んだ。
「これは……?」
レンジの魔装具や、サクラが再現してみせた魔人の血を使って秋月リサが作り出したという強化外骨格に似て非なるものをナユタは纏っていた。
「リバーステラの日本には、三種の神器と呼ばれる、3つの匣が存在したのでしょう?」
その3つの匣は17年前にすべて失われていた。
「それらはテラの、ジパングの三種の神器。
卑弥呼の力を受け継ぐ女王の血脈、返璧と白璧の力そのもの、返璧之白之勾玉(たまがえしのしろのまがたま)。
レンジの魔装具のように、貴方の胸に常にあり、その鎧を形作るもの」
「そして、和多流の力を受け継ぐ防人の血脈、璧隣と連璧の力そのもの、璧隣之連剣(かべどなりのつららぎ)」
「それに、月の審神者と共に月に封印された3つ目の神器……
比良坂鏡(ひらさかのかがみ)」
「世界の理を変える無量大数の力と同様、不老不死の身体を持つ者だけが扱うことが許される、命を力に変える神器です」
「無量大数の力を一度手にしながらも、自ら手放す意思の強さを持つ者が、卑弥呼や和多流、月の審神者の力を、同時に持ったときに与えられるもの」
『あなたは、今、真王となり、神人となった』
ジパングのふたりの女王と月の審神者の三姉妹は、ナユタにそう告げた。
「イルルさん、ピノアちゃんのところにはぼくひとりでいくよ。
サタナハマアカといっしょに、サクラちゃんとステラさんや母さんや千古たちを頼むね」
ナユタは、城のバルコニーから、瞬間移動魔法ではなく、高く遠く飛び上がった。
王だとか、神だとかはよくわからない。
だけど、どんな存在が相手だろうと、これ以上、誰も傷つけさせない。
ナユタの心にあるのはそれだけだった。
ですが、アカシックレコードそのものであるという可能性は五分五分といったところでしょう」
「どういうこと?」
ピノアの問いに、
「つまり、サタナハマアカ、キミが言いたいのは、あれはアカシックレコードのデータベースをコピーした実体を持つ複製体であり、いくらでも複製が可能、ということかい?」
イルルが答え、
「さしずめ、あれらは機械仕掛けの神……デウスエクスマキナといったところでしょうね」
「ねぇ、ピノアちゃん……あれ……」
いつの間にか目を覚ましていたサクラが、バルコニーから見える九頭龍 天禍天詠を指差していた。
アトランダム帝国をわずか数分で滅ぼした九頭龍 天禍天詠にとりついたデウスエクスマキナの群れを迎撃していた、セーメーの十二神将とその84000の眷族「夜叉」が、次々と式札に戻っていた。
「まずいね……セーメーの式神までアカシックレコードに奪われたんだ……」
ピノアの想像通り、アカシックレコードから新たに射出されたデウスエクスマキナは十二神将の姿となり、その84000の眷族「夜叉」もまた、九頭龍 天禍天詠に向かっていた。
「わたし、セーメーのところへ行ってくる」
ナユタはピノアを止めようとしたが、彼女の瞬間移動魔法の方が早かった。
「イルルさん、ぼくもピノアちゃんのところに行かせて。魔法で飛ばしてほしい」
「だったら、ボクも行こう。だけど、その前に確認したい。
ナユタ、ボクたちテラの召喚魔法使いが召喚する伝説以上の存在はキミの世界の神話の神たちだね?」
ナユタは、そうだよ、と答えた。
そして、その質問の意味に気づき絶句した。
ナユタは戯使遣いとなったが、戯使とは偽史に貶められないければならないほどの、伝説上の存在たちばかりなのだ。
その中でも最も強い力を持つ卑弥呼や和多流、月の審神者の三姉妹は、アマテラスやスサノオ、ツクヨミと同義の存在であり、神話の存在だった。
「キミの戯使たちも、アカシックレコードにその大半が奪われているんじゃないのかい?」
それを確認するのが怖かった。
「大丈夫ですよ、ナユタ」
ジパングのふたりの女王のひとりであり、テラに生まれたナユタの母・返璧マヨリがナユタの手を握った。
「母さん……?」
ナユタは思わず、母と同じ顔と声をしたマヨリを母さんと呼んでしまった。
彼女は嬉しそうに、そして、少し恥ずかしそうに微笑んだ。
きっとこの人も母と同じように、この世界で11年の時を過ごした父を愛していたのだろうとわかった。
「あなたの中に、卑弥呼と和多流の力を感じます。それに、力を失う前のかぐやや千古やまきみの力を」
「じゃあ、アマテラスやスサノオやツクヨミは……」
「ナユタの中にいるよ。たぶん戯使や戯使遣いってのはさ、式神や陰陽師とか、召喚魔法とは違うんだよ」
もうひとりの女王・白璧リサが言った。
確か棗が言っていた。
彼は戯使を使役しているのではない、むしろ使役されている、と。
彼の身体の大半は機械仕掛けで、戯使たちの武器庫だった。
その武器は彼の身体が爆散した際にはすでに戯使たちの手にあった。
「アカシックレコードが奪ったのは、あくまでテラの魔法や陰陽道による召喚魔法……?」
「おそらくは。
もしかしたら精霊たちもまたアカシックレコードに奪われるかもしれません。
ですが、戯使遣いや戯使は、リバーステラの存在です」
卑弥呼や和多流、月の審神者の三姉妹はテラに生まれ、アマテラスやスサノオ、ツクヨミと同義の存在であり、力を持っていた。
棗は、リバーステラだけでは邪馬台国の真実の歴史にたどりつけず、テラに渡ることで真実にたどり着いた。
そして、彼女たちは戯使になることによって、テラの存在ではなくリバーステラの存在となった。
そういうことだろうか。
ナユタは精神を集中させた。
偽史倭人伝や自分の中に、戯使たちの、棗の、そして、神の力を感じた。
「卑弥呼さん、和多流さん、かぐやちゃん、千古、まきみちゃん、力を貸してくれる?」
その瞬間、ナユタの身体を眩しい光が包んだ。
「これは……?」
レンジの魔装具や、サクラが再現してみせた魔人の血を使って秋月リサが作り出したという強化外骨格に似て非なるものをナユタは纏っていた。
「リバーステラの日本には、三種の神器と呼ばれる、3つの匣が存在したのでしょう?」
その3つの匣は17年前にすべて失われていた。
「それらはテラの、ジパングの三種の神器。
卑弥呼の力を受け継ぐ女王の血脈、返璧と白璧の力そのもの、返璧之白之勾玉(たまがえしのしろのまがたま)。
レンジの魔装具のように、貴方の胸に常にあり、その鎧を形作るもの」
「そして、和多流の力を受け継ぐ防人の血脈、璧隣と連璧の力そのもの、璧隣之連剣(かべどなりのつららぎ)」
「それに、月の審神者と共に月に封印された3つ目の神器……
比良坂鏡(ひらさかのかがみ)」
「世界の理を変える無量大数の力と同様、不老不死の身体を持つ者だけが扱うことが許される、命を力に変える神器です」
「無量大数の力を一度手にしながらも、自ら手放す意思の強さを持つ者が、卑弥呼や和多流、月の審神者の力を、同時に持ったときに与えられるもの」
『あなたは、今、真王となり、神人となった』
ジパングのふたりの女王と月の審神者の三姉妹は、ナユタにそう告げた。
「イルルさん、ピノアちゃんのところにはぼくひとりでいくよ。
サタナハマアカといっしょに、サクラちゃんとステラさんや母さんや千古たちを頼むね」
ナユタは、城のバルコニーから、瞬間移動魔法ではなく、高く遠く飛び上がった。
王だとか、神だとかはよくわからない。
だけど、どんな存在が相手だろうと、これ以上、誰も傷つけさせない。
ナユタの心にあるのはそれだけだった。
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